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「堕落論」の記事一覧
人間はだれでも悪を離れ、善に従おうとする本心の指向性をもっています。
しかし、すべての人間は自分も知らずにある悪の勢力に追われ、本心が願う善を離れ、願わない悪を行うようになります。
このような悪の勢力の中で、人類の罪悪史は連綿と続いてきました。キリスト教ではこの悪の勢力の主体をサタンと言います。
人間がこのサタンの勢力を清算できないのは、サタンが何であり、またそれがどうしてサタンとなったかという、その正体を知ることができずにいるからです。
それゆえに、人間がこの悪を抜本塞源(ばっぽんそくげん:物事の根本の原因を除いて弊害をふさぐこと)することによって、人類の罪悪史を清算し、善の歴史を成し遂げるためには、まずサタンがサタンとなった動機と経路と、その結果を明らかに知らなければなりません。
このような問題を解明するために、私たちは堕落論を知らなければなりません。
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神様の心情の観点から見た原罪【前編】
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【今回深掘りする原理のみ言】 人間は成長期間のどの段階で堕落したのだろうか。それは長成期の完成級で堕落したのであった。これは、人間始祖の堕落の前後の諸般の事情と、復帰摂理歴史の経緯が実証するもので、本書の前編と後編を研究 […]
人間の堕落が長成期完成級で起きたといえる理由①
【今回深掘りする原理のみ言】 人間は成長期間のどの段階で堕落したのだろうか。それは長成期の完成級で堕落したのであった。これは、人間始祖の堕落の前後の諸般の事情と、復帰摂理歴史の経緯が実証するもので、本書の前編と後編を研究 […]
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【今回深掘りする原理のみ言】 天使が神に反逆して、エバと血縁関係を結んだとき、偶発的に生じたすべての性稟を、エバはそのまま継承したのであり、こうして天使長の立場におかれるようになったエバと、再び血縁関係を結んだアダムも、 […]
アダムとエバの堕落④堕落の責任は人間と天使のどちらにあるのか
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