■当カテゴリの記事について

 このカテゴリでは、韓国語版『原理講論』の直訳文を掲載していますが、これは『原理講論』で韓国語を学ぶための資料として訳されたものです。(文責は当ブログ管理人)

 現行の日本語版『原理講論』の訳文を否定するものではなく、その意図もありません。現行の訳文は、当時、翻訳を担当された方々の精誠の賜物であり、神霊によって導かれた最高基準の訳文です。

 ただ、『原理講論』で韓国語学習をする場合、直訳文の方が学習しやすいという側面があことも事実です。そのためこのカテゴリの記事は、『原理講論』で韓国語を学びたい、あるいはすでに学んでいる方の参考資料として活用してもらうことを目的として掲載しています。

■記事構成について

 原文を文章ごとに分け、それぞれの文章を【韓国語原文】、【原文の直訳】、【現行の訳文】の3つに分けて記載しています。

 【現行の訳文】が直訳されていて変更箇所がない場合、【原文の直訳】を省略し、【原文の直訳】と【現行の訳文】が統合されて一つの文章になっています。

 

■み言の引用について

 『原理講論』の引用文は、2014年5月30日、光言社発行の第五版第一刷から引用したものです。また、聖句の引用は、日本聖書協会発行の『口語訳聖書』からの引用です。

 『口語訳聖書』は原語(旧約聖書はヘブライ語、新約聖書はギリシャ語)から翻訳し、欧米の各言語(特に英語)を参考として訳されているため、『口語訳聖書』からの引用箇所は、韓国語の聖句の直訳になっていないことに留意してください。

■韓国語辞書について

 翻訳するさいに基準としている韓国語の辞書は、小学館の『韓日辞典』(旧『朝鮮語辞典』)です。『韓日辞典』にない場合は、こちらのNAVER「국어사전(国語辞典)」を使います。

https://ko.dict.naver.com/#/main

 

■本文‐創造原理 第一節 神の二性性相と被造世界

1
【韓国語原文】
제1장 창조원리
【原文の直訳】
第一章 創造原理
【現行の訳文】

2
【韓国語原文】
인간은 오랜 역사의 기간을 두고 인생과 우주에 관한 근본문제를 해결하기 위하여 고민하여 왔다.
【原文の直訳】
人間は長い歴史の期間にわたって、人生と宇宙に関する根本問題を解決するために苦悶してきた。
【現行の訳文】

3
【韓国語原文】
그러나 아직까지 아무도 이 문제에 대하여 석연(釋然)한 대답을 해 준 사람이 없었으니, 그것은 본래 인간이나 우주가 어떻게 창조되었는가 하는 구체적인 구극(究極)의 원리를 알지 못하였기 때문이다.
【原文の直訳】
しかし、今まで誰もこの問題に対して、釈然とした答えを与えてくれた人がいなかったのであるが、それは本来、人間や宇宙がいかに創造されたかという具体的な究極の原理を知らなかったからである。
【現行の訳文】
けれども、今日に至るまで、この問題に対して納得のいく解答を我々に与えてくれた人はまだ一人もいない。それは本来、人間や宇宙がいかに創造されたかという究極の原理を知らなかったからである。

4
【韓国語原文】
나아가 우리에게는 보다 더 근본된 선결문제(先決問題)가 남아 있다.
【原文の直訳】
さらに、我々にはもっと根本となる先決問題が残っている。
【現行の訳文】
さらに、我々にはもっと根本的な先決問題が残っている。

5
【韓国語原文】
그것은 결과적인 존재에 관한 것이 아니라, 원인적인 존재에 관한 문제인 것이다.
【原文の直訳】
それは、結果的な存在に関することではなく、原因的な存在に関する問題である。
【現行の訳文】

6
【韓国語原文】
그러므로 인생과 우주에 관한 문제는 결국 그것을 창조하신 하나님이 어떠한 분으로 계시는가 하는 것을 모르고서는 풀리지 않는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、人生と宇宙に関する問題は、結局それを創造された神が、いかなるお方としていらっしゃるのか、ということを知らなければ解けないのである。
【現行の訳文】
ゆえに、人生と宇宙に関する問題は、結局それを創造し給うた神が、いかなるお方かということを知らない限り解くことができないのである。

7
【韓国語原文】
창조원리(創造原理)는 이러한 근본적인 문제들을 광범하게 다루고 있다.
【原文の直訳】
創造原理はこのような根本的な諸問題を、広範囲にわたって扱っている。
【現行の訳文】
創造原理はこのような根本的な問題を、広範囲にわたって扱っている。

8
【韓国語原文】
제 1 절 하나님의 이성성상과 피조세계
【原文の直訳】
第一節 神の二性性相と被造世界
【現行の訳文】

(一)神の二性性相

9
【韓国語原文】
Ⅰ. 하나님의 이성성상
【原文の直訳】
(一)神の二性性相
【現行の訳文】

10
【韓国語原文】
무형으로 계시는 하나님의 신성(神性)을 우리는 어떻게 알 수 있을 것인가?
【原文の直訳】
無形にいます神の神性を、我々はいかにして知ることができるだろうか。
【現行の訳文】

11
【韓国語原文】
그것은 피조세계(被造世界)를 관찰함으로써 알 수 있다.
【原文の直訳】
それは、被造世界を観察することによって、知ることができる。
【現行の訳文】

12
【韓国語原文】
그러므로 바울은 창세로부터 그의 보이지 아니하는 것들 곧 그의 영원하신 능력과 신성이 그 만드신 만물에 분명히 보여 알게 되나니 그러므로 저희가 핑계치 못할지니라(롬 1 : 20)고 기록하였다.
【原文の直訳】
それゆえ、パウロは、「神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造このかた、被造物において知られていて、明らかに認められるからである。したがって、彼らには弁解の余地がない」(ロマ一・20)と記録している。
【現行の訳文】
そこで、パウロは、「神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造このかた、被造物において知られていて、明らかに認められるからである。したがって、彼らには弁解の余地がない」(ロマ一・20)と記録している。

13
【韓国語原文】
마치 모든 작품은 그 작자의 보이지 않는 성품의 실체적인 전개인 것 같이, 피조세계의 삼라만상(森羅萬象)은 그것을 창조하신 하나님이 그의 보이지 않는 신성을 그의 실체대상으로 전개해 놓으신 것이다.
【原文の直訳】
あたかもすべての作品は、その作者の見えない性稟の実体的な展開であるように、被造世界の森羅万象は、それを創造された神が、その見えない神性を実体対象として展開しておかれたものなのである。
【現行の訳文】
あたかもすべての作品は、その作者の見えない性稟の実体的展開であるように、被造世界の森羅万象は、それを創造し給うた神の見えない神性の、その実体対象として展開されたものなのである。

14
【韓国語原文】
그러므로 작품을 보아 그 작자의 성품을 알 수 있는 것 같이, 이 피조만물(被造萬物)을 보아서 하나님의 신성을 알수 있는 것이다.
【原文の直訳】
それゆえ、作品を見てその作者の性稟を知ることができるように、この被造万物を見て神の神性を知ることができるのである。
【現行の訳文】
それゆえ、作品を見てその作者の性稟を知ることができるように、この被造万物を見ることによって神の神性を知ることができるのである。

15
【韓国語原文】
이제 우리는 하나님의 신성(神性)을 알기 위하여, 피조세계(被造世界)에 보편적으로 간직되어 있는 공통사실을 찾아 보기로 하자.
【原文の直訳】
今我々は、神の神性を知るために、被造世界に普遍的に保持されている共通事実を探ってみることにしよう。
【現行の訳文】
今我々は、神の神性を知るために、被造世界に普遍的に潜んでいる共通の事実を探ってみることにしよう。

16
【韓国語原文】
존재하는 것은 무엇이든지 그 자체 내에서 뿐만 아니라, 다른 존재들과의 사이에서 양성(陽性)과 음성(陰性)의 이성성상(二性性相)이 상대적 관계를 맺음으로써 비로소 존재하게 된다.
【原文の直訳】
存在するものは、何であっても、それ自体の内においてばかりでなく、他の存在との間で、陽性と陰性の二性性相が相対的関係を結ぶことによって、初めて存在するようになるのである。
【現行の訳文】
存在しているものは、いかなるものであっても、それ自体の内においてばかりでなく、他の存在との間にも、陽性と陰性の二性性相の相対的関係を結ぶことによって、初めて存在するようになるのである。

17
【韓国語原文】
이에 대한 실례를 들어 보면, 모든 물질의 궁극적인 구성요소인 소립자(素粒子)들은 모두 양성 음성 또는 양성과 음성의 중화에 의한 중성(中性) 등을 띠고 있는데, 이것들이 이성성상의 상대적 관계를 맺음으로써 원자(原子)를 형성한다.
【原文の直訳】
これについて実例を挙げてみれば、すべての物質の究極的な構成要素である素粒子は、すべて陽性、陰性、または、陽性と陰性の中和による中性などを帯びているが、これらが二性性相の相対的関係を結ぶことによって、原子を形成するのである。
【現行の訳文】
これについて実例を挙げてみれば、今日、すべての物質の究極的構成要素といわれている素粒子は、みな、陽性、陰性、または陽性と陰性の中和による中性を帯びている。これらが二性性相の相対的関係を結ぶことによって、原子を形成するのである。

18
【韓国語原文】
그리고 이러한 원자들도 양성 또는 음성을 띠게 되는데, 이것들의 이성성상이 상대적 관계를 맺음으로써 물질의 분자(分子)를 형성하는 것이다.
【原文の直訳】
そして、このような原子も、陽性または陰性を帯びるようになるが、これらの二性性相が相対的関係を結ぶことによって、物質の分子を形成するのである。
【現行の訳文】
さらに、原子も、陽性または陰性を帯びるようになるが、これらの二性性相が相対的関係を結ぶことによって、物質の分子を形成するのである。

19
【韓国語原文】
이와 같이 형성된 물질들이 또한 서로 이성성상의 상대적 관계에 의하여 식물 또는 동물에 흡수됨으로써 그것들의 영양이 되는 것이다.
【原文の直訳】
このように形成された物質が、また、互いに二性性相の相対的関係によって植物または動物に吸収されることによって、それらの栄養となるのである。
【現行の訳文】
このように形成された物質は、また、互いに二性性相の相対的関係によって植物または動物に吸収されて、それらの栄養となるのである。

20
【韓国語原文】
그리고 모든 식물은 각각 수술과 암술에 의하여 존속하고, 또 모든 동물은 각각 수컷과 암컷에 의하여 번식 생존한다.
【原文の直訳】
そして、すべての植物は各々雄しべと雌しべによって存続し、また、すべての動物は各々雄と雌によって繁殖、生存するのである。
【現行の訳文】
さらに、すべての植物は各々雄しべと雌しべとによって存続するし、また、すべての動物は各々雄と雌とによって繁殖、生存するのである。

21
【韓国語原文】
인간을 보더라도 하나님이 남성인 아담을 창조하시고는 독처(獨處)하는 것이 좋지 못하다고 하시면서(창 2 : 18) 그의 대상으로 여성인 해와를 창조하신 후에야 선하다고 하셨다(창 1 : 31).
【原文の直訳】
人間を見ても、神が男性のアダムを創造されてのち、「人がひとりでいるのは良くない」と言われ(創二・18)、その対象として女性のエバを創造されたのちに、「はなはだ良かった」と言われたのである(創一・31)。
【現行の訳文】
人間についての例を見ても、神は男性のアダムを創造されてのち、「人がひとりでいるのは良くない」(創二・18)と言われ、その対象として女性のエバを創造なさったあと、初めて「はなはだ良(善)かった」(創一・31)と言われたのである。

22
【韓国語原文】
그리고 전리(電離)된 양이온이나 음이온도 또한 각각 양자(陽子)와 전자(電子)의 결합으로 형성되어 있는 것과 같이, 수술이나 암술 또는 수컷이나 암컷들도 역시 각각 그 자체 내에서 양성(陽性)과 음성(陰性)의 이성성상(二性性相)이 상대적 관계를 맺음으로써 비로소 존재하는 것이다.
【原文の直訳】
そして、電離された陽イオンや陰イオンもまた、各々陽子と電子の結合によって形成されているように、雄しべや雌しべ、または、雄や雌も、やはり各々それ自体内で陽性と陰性の二性性相が相対的関係を結ぶことによって、初めて存在するのである。
【現行の訳文】
さらに、あたかも、電離した陽イオンや陰イオンが、各々陽子と電子との結合によって形成されているように、雄しべや雌しべ、あるいは雄や雌もまた、各々それ自体の内部で、陽性と陰性の二性性相の相対的関係を結ぶことによって、初めて存在することができるのである。

23
【韓国語原文】
따라서 인간에 있어서도 남성에는 여성성상(女性性相)이, 여성에는 남성성상(男性性相) 이 각각 잠재해 있는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、人間においても、男性には女性性相が、女性には男性性相が各々潜在しているのである。
【現行の訳文】

24
【韓国語原文】
그뿐 아니라 삼라만상의 존재 양상이 표리(表裏), 내외(內外), 전후(前後), 좌우(左右), 상하(上下), 고저(高低), 강약(强弱), 억양(抑揚), 장단(長短), 광협(廣狹), 동서(東西), 남북(南北) 등과 같이 모두 상대적으로 되어 있는 것도 모든 피조물이 이성성상의 상대적 관계에 의하여 서로 존재하도록 창조되어 있기 때문이다.
【原文の直訳】
それだけでなく、森羅万象の存在様相が、表裏、内外、前後、左右、上下、高低、強弱、抑揚、長短、広狭、東西、南北などのように、すべて相対的になっているのも、すべての被造物が二性性相の相対的関係によって、互いに存在するように創造されているからである。
【現行の訳文】
そればかりでなく、森羅万象の存在様相が、表裏、内外、前後、左右、高低、強弱、抑揚、長短、広狭、東西、南北などのように、すべて相対的であるのも、あらゆる被造物が二性性相の相対的関係によって、互いに存在できるように創造されているからである。

25
【韓国語原文】
우리는 위에서 모든 존재가 양성과 음성의 이성성상으로 인한 상대적 관계에 의하여 존재하고 있다는 사실을 밝혔다.
【原文の直訳】
我々は、以上のように、すべての存在が陽性と陰性の二性性相による相対的関係によって存在しているという事実を明らかにした。
【現行の訳文】
以上の記述によって、我々はすべての存在が、陽性と陰性との二性性相による相対的関係によって存在を保ち得ているという事実を明らかにした。

26
【韓国語原文】
나아가 우리는 모든 존재를 형성하고 있는, 보다 근본된 또 하나의 이성성상의 상대적인 관계를 알아야 하겠다.
【原文の直訳】
さらに、我々はすべての存在を形成しているもっと根本的な、もう一つの二性性相の相対的な関係を知らなければならない。
【現行の訳文】
さらに、我々はすべての存在を形成しているもっと根本的な、いま一つの二性性相の相対的関係を知らなければならない。

27
【韓国語原文】
존재하는 것은 무엇이든지 그 외형(外形)과 내성(內性)을 갖추고 있다.
【原文の直訳】
存在するものは何であっても、その外形と内性を備えている。
【現行の訳文】
存在するものはすべて、その外形と内性とを備えている。

28
【韓国語原文】
그리고 그 보이는 외형은 보이지 않는 그 내성을 닮아 난 것이다.
【原文の直訳】
そして、その見える外形は、見えないその内性に似て現れたものである。
【現行の訳文】
そして、その見えるところの外形は、見ることのできない内性が、そのごとくに現れたものである。

29
【韓国語原文】
따라서 그 내성이 눈에는 보이지는 않으나 반드시 그 어떠한 꼴을 가지고 있기 때문에 그것을 닮아 난 그 외형이 눈에 보이는 그 어떠한 꼴로써 나타나는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、その内性は目には見えないが、必ずあるかたちをもっているから、それに似て現れたその外形は、目に見えるそのあるかたちで現れるのである。
【現行の訳文】
したがって、内性は目に見ることはできないが、必ずある種のかたちをもっているから、それに似て、外形も目に見える何らかのかたちとして現れているのである。

30
【韓国語原文】
이에 전자을 성상(性相)이라 하고 후자를 형상(形狀)이라고 한다.
【原文の直訳】
よって、前者を性相といい、後者を形状という。
【現行の訳文】
そこで、前者を性相といい、後者を形状と名づける。

31
【韓国語原文】
그런데 성상과 형상은 동일한 존재의 상대적인 양면의 꼴을 말하는 것이어서, 형상은 제2의 성상이라고도 할 수 있는 것이기 때문에 이것을 통틀어서 이성성상이라고 한다.
【原文の直訳】
ところで、性相と形状は、同一の存在の相対的な両面のかたちを意味するものであり、形状は第二の性相であるともいえるので、これをあわせて二性性相という。
【現行の訳文】
ところで、性相と形状とは、同一なる存在の相対的な両面のかたちを言い表しており、形状は第二の性相であるともいえるので、これらを総合して、二性性相と称するのである。

32
【韓国語原文】
이에 대한 예로서 인간을 들어 보기로 하자.
【原文の直訳】
これに対する例として、人間を挙げてみることにしよう。
【現行の訳文】
これに対する例として、人間について調べてみることにしよう。

33
【韓国語原文】
인간은 몸이란 외형과 마음이란 내성으로 되어 있다.
【原文の直訳】
人間は体という外形と心という内性からできている。
【現行の訳文】
人間は体という外形と心という内性とからできている。

34
【韓国語原文】
그리고 나타나 보이는 몸은 보이지 않는 그 마음을 닮아 난 것이다.
【原文の直訳】
そして、現れて見える体は見えないその心に似て現れたものである。
【現行の訳文】
そして、見える体は見えないその心に似ているのである。

35
【韓国語原文】
따라서 마음이 어떠한 꼴을 가지고 있기 때문에 그 마음을 닮아 난 몸도 어떠한 꼴을 가지게 되는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、心があるかたちをもっているので、その心に似て現れた体も、あるかたちをもつようになるのである。
【現行の訳文】
すなわち、心があるかたちをもっているので、その心に似ている体も、あるかたちをもつようになるのである。

36
【韓国語原文】
관상(觀相)이나 수상(手相) 등 외모로써 보이지 않는 그의 마음과 운명을 판단할 수 있는 근거는 여기에 있다.
【原文の直訳】
観相や手相など、容姿で見えないその人の心と運命を判断できる根拠はここにある。
【現行の訳文】
観相や手相など、外貌から、見えないその心や運命を判断することができるという根拠もここにある。

37
【韓国語原文】
이에 마음을 성상(性相)이라 하고 몸을 형상(形狀)이라고 한다.
【原文の直訳】
ゆえに、心を性相といい、体を形状という。
【現行の訳文】
それゆえ、心を性相といい、体を形状と称するのである。

38
【韓国語原文】
여기에서 마음과 몸은 동일한 인간의 상대적인 양면의 꼴을 말하는 것이어서, 몸은 제2의 마음이라고도 할 수 있는 것이기 때문에, 이것들을 통틀어서 이성성상(二性性相)이라고 한다.
【原文の直訳】
ここで、心と体は、同一の人間の相対的な両面のありさまを意味するので、体は第二の心とも言うことができるものであるがゆえに、これらを合わせて二性性相という。
【現行の訳文】
ここで、心と体とは、同一なる人間の相対的両面のかたちをいうのであって、体は第二の心であるということもできるので、これらを総合して二性性相であるという。

39
【韓国語原文】
이로써 우리는 모든 존재가 성상과 형상에 의한 이성성상의 상대적 관계에 의하여 존재하고 있다는 사실을 알게 되었다.
【原文の直訳】
これによって、我々は、あらゆる存在が性相と形状による二性性相の相対的関係によって存在しているという事実を、知るようになった。
【現行の訳文】
これによって、あらゆる存在が性相と形状による二性性相の相対的関係によって存在しているという事実を、我々は知るようになった。

40
【韓国語原文】
그러면 성상과 형상은 서로 어떠한 관계를 가지고 있는 것인가?
【原文の直訳】
それでは、性相と形状は、お互いにいかなる関係をもっているのだろうか。
【現行の訳文】
それでは、性相と形状とは、お互いにいかなる関係をもっているのであろうか。

41
【韓国語原文】
무형(無形)의 내적인 성상이 원인이 되어 그것이 주체적인 입장에 있기 때문에, 그의 형상은 유형(有形)의 외적인 결과가 되어 그의 대상의 입장에 서게 되는 것이다.
【原文の直訳】
無形の内的な性相が原因となって、それが主体的な立場にあるので、その形状は有形の外的な結果となり、その対象の立場に立つようになる。
【現行の訳文】

42
【韓国語原文】
따라서 이 양자는 서로 내적인 것과 외적인 것, 원인적인 것과 결과적인 것, 주체적인 것과 대상적인 것, 종적인 것과 횡적인 것의 상대적인 관계를 가지게 되는 것이다.
【原文の直訳】
したがってこの両者はお互いに、内的なものと外的なもの、原因的なものと結果的なもの、主体的なものと対象的なもの、縦的なものと横的なものの相対的な関係をもつようになるのである。
【現行の訳文】
したがってこの両者はお互いに、内的なものと外的なもの、原因的なものと結果的なもの、主体的なものと対象的なもの、縦的なものと横的なものとの相対的関係をもつようになるのである。

43
【韓国語原文】
이에 대한 예로서 다시 인간을 들어 보자.
【原文の直訳】
これに対する例として、再び人間を取りあげてみよう。
【現行の訳文】
これに対する例として、再び人間を取りあげてみることにしよう。

44
【韓国語原文】
마음과 몸은 각각 성상과 형상에 해당하는 것으로서, 몸은 마음을 닮았을 뿐만 아니라 마음이 명령하는대로 동(動)하고 정(靜)하기 때문에, 인간은 그 목적을 지향하여 생(生)을 유지한다.
【原文の直訳】
心と体は、各々性相と形状に該当するもので、体は心に似ただけでなく、心が命令するとおりに動じ静ずるので、人間はその目的を指向し、生を維持する。
【現行の訳文】
心と体は、各々性相と形状に該当するもので、体は心に似ているというだけではなく、心の命ずるがままに動じ静ずる。それによって、人間はその目的を指向しつつ生を維持するのである。

45
【韓国語原文】
따라서 마음과 몸은 내(內) 외(外), 원인(原因)과 결과(結果), 주체(主體)와 대상(對象), 종(縱)과 횡(橫) 등의 상대적인 관계를 가지고 있는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、心と体は、内外、原因と結果、主体と対象、縦と横などの相対的関係をもっているのである。
【現行の訳文】
したがって、心と体とは、内外、原因と結果、主体と対象、縦と横などの相対的関係をもっているということができるのである。

46
【韓国語原文】
이와 같이 어떠한 피조물(被造物)에도 그 차원은 서로 다르나, 무형의 성상 즉 인간에 있어서의 마음과 같은 무형의 내적인 성상이 있어서 그것이 원인 또는 주체가 되어 인간에 있어서의 몸과 같은 그의 형상적인 부분을 움직여서, 그 개성체(個性體)로 하여금 어떠한 목적을 가진 피조물로서 존재하게 하는 것이다.
【原文の直訳】
このように、いかなる被造物にも、その次元は互いに異なるが、無形の性相、すなわち人間における心のような無形の内的な性相があり、それが原因または主体となり、人間における体のようなその形状的な部分を動かすことによって、その個性体をして、ある目的をもった被造物として存在させるようにするのである。
【現行の訳文】
このように、いかなる被造物にも、その次元こそ互いに異なるが、いずれも無形の性相、すなわち、人間における心のように、無形の内的な性相があって、それが原因または主体となり、人間における体のようなその形状的部分を動かし、それによってその個性体を、ある目的をもつ被造物として存在せしめるようになるのである。

47
【韓国語原文】
그러므로 동물에게도 인간의 마음과 같은 것이 있어서 이것이 어떠한 목적을 지향하는 주체적인 원인이 되어 있기 때문에, 그 육체는 그 개체의 목적을 위한 생(生)을 영위하게 된다.
【原文の直訳】
それゆえ、動物にも、人間の心のようなものがあり、これがある目的を指向する主体的な原因となっているので、その肉体は、その個体の目的のための生を営むようになる。
【現行の訳文】
それゆえ、動物にも、人間の心のようなものがあり、これがある目的を指向する主体的な原因となっているので、その肉体は、その個体の目的のために生を営むようになるのである。

48
【韓国語原文】
식물에도 역시 그러한 성상적인 부분이 있어서, 그것이 인간에 있어서의 마음과 같은 작용을 하기 때문에 그 개체는 유기적인 기능을 유지하게 되어 있다.
【原文の直訳】
植物にもやはりそのような性相的な部分があって、それが、人間における心のような作用をするので、その個体は有機的な機能を維持するようになっている。
【現行の訳文】
植物にもやはりこのような性相的な部分があって、それが、人間における心のような作用をするので、その個体は有機的な機能を維持するようになるのである。

49
【韓国語原文】
그뿐 아니라 인간이 서로 결합하게 되는 것은 그들 속에 각기 마음이 있기 때문인 것과 같이, 양이온과 음이온이 결합하여서 어떠한 물질을 형성하는 것도 이 두 이온들 속에 각각 그 분자(分子) 형성의 목적을 지향하는 어떠한 성상적인 부분이 있기 때문이다.
【原文の直訳】
それだけでなく、人間が互いに結合するようになるのは、それらの中に各々心があるからであるのと同様に、陽イオンと陰イオンが結合してある物質を形成するのも、この二つのイオンの中に、各々その分子形成の目的を指向するある性相的な部分があるからである。
【現行の訳文】
そればかりでなく、人間が互いに結合するようになるのはそれらの中に各々結合しようとする心があるからであるのと同様、陽イオンと陰イオンとが結合してある物質を形成するのも、この二つのイオンの中に、各々その分子形成の目的を指向するある性相的な部分があるからである。

50
【韓国語原文】
그리고 양자(陽子)를 중심하고 전자(電子)가 회전하여 원자(原子)를 형성하는 것도 역시 그것들 속에 각각 그 원자 형성의 목적을 지향하는 성상적인 부분이 있기 때문이다.
【原文の直訳】
そして、陽子を中心として電子が回転して原子を形成するのも、やはりそれらの中に、各々その原子形成の目的を指向する性相的な部分があるからである。
【現行の訳文】
陽子を中心として電子が回転して原子を形成するのも、これまた、これらのものの中に、各々その原子形成の目的を指向する性相的な部分があるからである。

51
【韓国語原文】
한편 오늘의 과학에 의하면, 원자를 구성하고 있는 소립자(素粒子)는 모두 에너지로 되어 있다고 한다.
【原文の直訳】
一方、今日の科学によると、原子を構成している素粒子は、すべてエネルギーからなっているという。
【現行の訳文】
また、今日の科学によると、原子を構成している素粒子は、すべてエネルギーから成り立っているという。

52
【韓国語原文】
그렇다면 그 에너지가 소립자를 형성하기 위하여는 반드시 그 에너지에도 그로 하여금 소립자 형성의 목적을 지향하게 하는 성상적인 부분이 없어서는 안 된다.
【原文の直訳】
そうだとすれば、そのエネルギーが素粒子を形成するためには、必ずそのエネルギーにも、それをして素粒子形成の目的を指向させる性相的な部分がなければならない。
【現行の訳文】
それゆえ、そのエネルギーが素粒子を形成するためには、必ずそのエネルギー自体の中にも、素粒子形成の目的を指向する性相的な部分がなければならないということになる。

53
【韓国語原文】
한 걸음 더 나아가 우리는 이와 같이 성상(性相)과 형상(形狀)을 갖추고 있는 그 에너지를 존재케 함으로써 모든 존재계의 궁극적인 원인이 되는 한 존재를 추구하지 않을 수 없게 되는 것이다.
【原文の直訳】
更に一歩進んで、我々は、このように性相と形状を備えているそのエネルギーを存在させることによって、あらゆる存在界の究極的な原因となるある存在を追求せざるを得なくなるのである。
【現行の訳文】
更に一歩進んで、このように性相と形状とを備えているそのエネルギーを存在せしめることによって、あらゆる存在界の究極的な原因となるところのある存在を我々は追求せざるを得なくなるのである。

54
【韓国語原文】
이 존재는 바로 모든 존재의 제1원인으로서, 그 모든 것들의 주체적인 성상과 형상을 갖추고 있지 않으면 안 된다.
【原文の直訳】
この存在は、正に、あらゆる存在の第一原因として、そのあらゆるものの主体的な性相と形状を備えていなければならない。
【現行の訳文】
この存在は、まさしく、あらゆる存在の第一原因として、これらすべてのものの主体となる性相と形状とを備えていなければならない。

55
【韓国語原文】
존재계의 이러한 제1원인을 우리는 하나님이라고 부르며, 그 주체적인 성상과 형상을 하나님의 본성상(本性相)과 본형상(本形狀)이라고 한다.
【原文の直訳】
存在界のこのような第一原因を我々は神と呼び、その主体的な性相と形状を神の本性相と本形状というのである。
【現行の訳文】
存在界のこのような第一原因を我々は神と呼び、この主体的な性相と形状のことを、神の本性相と本形状というのである。

56
【韓国語原文】
우리는 이제 바울이 논증한 바와 같이, 모든 피조물들에게 공통적으로 간직되어 있는 사실들을 추궁(追窮)함으로써 마침내 하나님은 본성상(本性相)과 본형상(本形狀)의 이성성상의 중화적 주체(中和的 主體)로서 모든 존재계의 제1원인으로 계시다는 것을 알게 되었다.
【原文の直訳】
我々は、今、パウロが論証したように、あらゆる被造物に共通に保たれている諸事実を追究することによって、ついに神は本性相と本形状の二性性相の中和的主体として、すべての存在界の第一原因としていらっしゃることを知るようになった。
【現行の訳文】
我々は、今、パウロが論証したように、あらゆる被造物に共通に見られる事実を追求することによって、神は本性相と本形状の二性性相の中和的主体として、すべての存在界の第一原因であられることが理解できるようになった。

57
【韓国語原文】
우리는 이미 위에서, 존재하는 것은 무엇이든지 양성(陽性)과 음성(陰性)의 이성성상(二性性相) 의 상대적 관계에 의하여 존재한다는 사실을 밝혔다.
【原文の直訳】
我々は既に、存在するものは何であっても、陽性と陰性の二性性相の相対的関係によって存在するという事実を明らかにした。
【現行の訳文】
既に述べたように、存在するものはいかなるものでも、陽性と陰性の二性性相の相対的関係によって存在するという事実が明らかにされた。

58
【韓国語原文】
그러므로 삼라만상의 제1원인 되신 존재인 하나님도 역시 양성과 음성의 이성성상의 상대적 관계에 의하여 존재해야 된다는 것은 당연한 결론이 아닐 수 없는 것이다.
【原文の直訳】
それゆえに、森羅万象の第一原因であられる存在の神も、また、陽性と陰性の二性性相の相対的関係によって存在しなければならないということは、当然の結論に違いないのである。
【現行の訳文】
それゆえに、森羅万象の第一原因としていまし給う神も、また、陽性と陰性の二性性相の相対的関係によって存在せざるを得ないということは、当然の結論だといわなければならない。

59
【韓国語原文】
창세기 1장 27절에 하나님이 자기 형상 곧 하나님의 형상대로 사람을 창조하시되 남자와 여자를 창조하시고 라고 기록되어 있는 말씀으로 보아서도 하나님은 양성과 음성의 이성성상의 중화적 주체로도 계시다는 것을 바로 알 수 있는 것이다.
【原文の直訳】
創世記一章27節に「神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された」と記録されているみ言から見ても、神は陽性と陰性の二性性相の中和的主体としてもいらっしゃることが、すぐに分かるのである。
【現行の訳文】
創世記一章27節に「神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された」と記録されているみ言を見ても、神は陽性と陰性の二性性相の中和的主体としてもいまし給うということが、明らかに分かるのである。

60
【韓国語原文】
그러면 성상(性相)과 형상(形狀)의 이성성상과 양성(陽性)과 음성(陰性)의 이성성상은 서로 어떠한 관계를 가지고 있는가?
【原文の直訳】
それでは、性相と形状の二性性相と、陽性と陰性の二性性相は、互いにいかなる関係をもっているのだろうか。
【現行の訳文】
それでは、性相と形状の二性性相と、陽性と陰性の二性性相とは、互いにいかなる関係をもっているのだろうか。

61
【韓国語原文】
본래 하나님의 본성상과 본형상은 각각 본양성과 본음성의 상대적 관계를 가지고 있기 때문에, 하나님의 본양성과 본음성은 각각 본성상과 본형상의 속성(屬性)인 것이다.
【原文の直訳】
本来、神の本性相と本形状は、各々本陽性と本陰性の相対的関係をもっているため、神の本陽性と本陰性は、各々本性相と本形状の属性である。
【現行の訳文】
本来、神の本性相と本形状は、各々本陽性と本陰性の相対的関係をもって現象化するので、神の本陽性と本陰性は、各々本性相と本形状の属性である。

62
【韓国語原文】
그러므로 양성과 음성은 각각 성상과 형상과의 관계와 동일한 관계를 가지고 있다.
【原文の直訳】
それゆえ、陽性と陰性は、各々性相と形状の関係と同一の関係をもっている。
【現行の訳文】
それゆえ、陽性と陰性とは、各々性相と形状との関係と同一なる関係をもっている。

63
【韓国語原文】
따라서 양성과 음성은 내 외, 원인과 결과, 주체와 대상 또는 종과 횡 등의 상대적 관계를 가지고 있는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、陽性と陰性は、内外、原因と結果、主体と対象、または縦と横などの相対的関係をもっているのである。
【現行の訳文】
したがって、陽性と陰性とは、内外、原因と結果、主体と対象、または縦と横との相対的関係をもっている。

64
【韓国語原文】
하나님이 남성인 아담의 갈빗대를 취하여 그의 대상으로서 여성인 해와를 창조하셨다고 기록되어 있는 이유는 바로 여기에 있는 것이다(창 2 : 22).
【原文の直訳】
神が男性であるアダムの肋骨を取り、彼の対象として、女性であるエバを創造されたと記録されている理由は、正にここにあるのである(創二・22)。
【現行の訳文】
神が男性であるアダムの肋骨を取って、その対象としての女性であるエバを創造されたと記録してある理由もここにあるのである(創二・22)。

65
【韓国語原文】
우리는 여기에서 하나님에 있어서의 양성과 음성은 각각 남성과 여성이라고 칭한다.
【原文の直訳】
我々はここにおいて、神における陽性と陰性は、各々男性と女性と称するのである。
【現行の訳文】
我々はここにおいて、神における陽性と陰性とを、各々男性と女性と称するのである。

66
【韓国語原文】
하나님을 중심하고 완성된 피조세계(被造世界)는 마치 마음을 중심하고 완성한 인간 하나와 같아서, 하나님의 창조목적(創造目的)대로만 동하고 정하는 하나의 완전한 유기체(有機體)인 것이다.
【原文の直訳】
神を中心として完成された被造世界は、ちょうど、心を中心として完成した一人の人間と同じであり、神の創造目的のままに、動じ静ずる、一つの完全な有機体である。
【現行の訳文】
神を中心として完成された被造世界は、ちょうど、心を中心として完成した人間の一個体のように、神の創造目的のままに、動じ静ずる、一つの完全な有機体である。

67
【韓国語原文】
따라서 이 유기체도 성상과 형상을 갖추어야 할 것이니 그의 성상적인 존재가 하나님이시요, 그 형상적인 존재가 피조세계인 것이다.
【原文の直訳】
したがって、この有機体も性相と形状を備えなければならないわけで、その性相的な存在が神であられ、その形状的な存在が被造世界なのである。
【現行の訳文】
したがって、この有機体も性相と形状とを備えなければならないわけで、その性相的な存在が神であり、その形状的存在が被造世界なのである。

68
【韓国語原文】
하나님이 피조세계의 중심인 인간을 하나님의 형상이라고(창 1 : 27) 하신 이유는 바로 여기에 있다.
【原文の直訳】
神が、被造世界の中心である人間を、神の形状であると(創一・27)言われた理由は、正にここにある。
【現行の訳文】
神が、被造世界の中心である人間を、神の形状である(創一・27)と言われた理由もここにある。

69
【韓国語原文】
따라서 피조세계가 창조되기 전에 있어서의 하나님은 성상적인 남성격 주체로만 계셨기 때문에, 형상적인 여성격 대상으로 피조세계를 창조하셔야만 했던 것이다.
【原文の直訳】
したがって、被造世界が創造される前における神は性相的な男性格主体としてのみおられたので、形状的な女性格対象として、被造世界を創造されなければならなかったのである。
【現行の訳文】
したがって、被造世界が創造される前には、神は性相的な男性格主体としてのみおられたので、形状的な女性格対象として、被造世界を創造せざるを得なかったのである。

70
【韓国語原文】
고린도전서 11장 7절에 남자는 하나님의 형상과 영광이니라고 기록되어 있는 성구는 바로 이러한 원리를 입증하고 있는 것이다.
【原文の直訳】
コリントⅠ一一章7節に、「男は、神のかたちであり栄光である」と記録されている聖句は、正にこのような原理を立証しているのである。
【現行の訳文】
コリントⅠ一一章7節に、「男は、神のかたちであり栄光である」と記録されている聖句は、正にこのような原理を立証しているのである。

71
【韓国語原文】
이와 같이 하나님은 성상적인 남성격 주체(男性格 主體)이시기 때문에 우리는 그를 아버지라 불러 그 격위(格位)를 표시하는 것이다.
【原文の直訳】
このように、神は性相的な男性格主体であられるので、我々は神を父と呼んで、その格位を表示するのである。
【現行の訳文】
このように、神は性相的な男性格主体であられるので、我々は神を父と呼んで、その格位を表示するのである。

72
【韓国語原文】
상술(上述)한 내용을 요약하여 볼 때, 하나님은 본성상(本性相)과 본형상(本形狀)의 이성성상의 중화적 주체(中和的 主體)인 동시에, 본성상적 남성(男性)과 본형상적 여성(女性)의 이성성상의 중화적 주체로 계시며, 피조세계에 대하여는 성상적인 남성격 주체로 계시다는 사실을 알 수 있다.
【原文の直訳】
上述した内容を要約してみるとき、神は本性相と本形状の二性性相の中和的主体であると同時に、本性相的男性と本形状的女性の二性性相の中和的主体としておられ、被造世界に対しては、性相的な男性格主体としていまし給うという事実を知ることができる。
【現行の訳文】
上述した内容を要約すれば、神は本性相と本形状の二性性相の中和的主体であると同時に、本性相的男性と本形状的女性との二性性相の中和的主体としておられ、被造世界に対しては、性相的な男性格主体としていまし給うという事実を知ることができる。

(二)神と被造世界との関係

73
【韓国語原文】
Ⅱ.하나님과 피조세계와의 관계
【原文の直訳】
(二)神と被造世界との関係
【現行の訳文】

74
【韓国語原文】
위에서 논술한 바에 의하여, 피조물은 모두 무형의 주체로 계시는 하나님의 이성성상을 닮아 실체로 분립된 하나님의 실체대상이라는 것을 알았다. 이러한 실체대상을 우리는 개성진리체(個性眞理體)라고 한다.
【原文の直訳】
以上の論述によって、被造物はすべて、無形の主体としていまし給う神の二性性相に似て、実体として分立された神の実体対象であることが分かった。このような実体対象を、我々は個性真理体という。
【現行の訳文】
以上の論述によって、被造物はすべて、無形の主体としていまし給う神の二性性相に似た実体に分立された、神の実体対象であることが分かった。このような実体対象を、我々は個性真理体と称する。

75
【韓国語原文】
인간은 하나님의 형상적인 실체대상이기 때문에 형상적 개성진리체라 하고, 인간 이외의 피조물들은 상징적인 실체대상이기 때문에 그것들은 상징적 개성진리체라고 한다.
【原文の直訳】
人間は神の形象的な実体対象であるので、形象的個性真理体といい、人間以外の被造物は、象徴的な実体対象であるために、それらを象徴的個性真理体という。
【現行の訳文】

76
【韓国語原文】
개성진리체는 이와 같이 하나님의 이성성상을 닮아 실체로 분립된 것이기 때문에, 그것들은 하나님의 본성상적 남성을 닮은 양성(陽性)의 실체와 그의 본형상적 여성을 닮은 음성(陰性)의 실체로 분립된다.
【原文の直訳】
個性真理体は、このように神の二性性相に似た実体として分立されたものであるがゆえに、それらは、神の本性相的男性に似た陽性の実体と、その本形状的女性に似た陰性の実体とに分立される。
【現行の訳文】

77
【韓国語原文】
그뿐 아니라 이와 같이 분립된 개성진리체는 모두 하나님의 실체대상이기도 하기 때문에, 그것들은 각기 하나님의 본성상과 본형상을 닮아서 그 자체 내에 성상과 형상의 이성성상을 갖추게 되며, 그에 따라서 양성과 음성의 이성성상을 함께 갖추기도 하는 것이다.
【原文の直訳】
それだけでなく、このように分立された個性真理体は、すべて神の実体対象ともなるので、それらは各自、神の本性相と本形状に似て、それ自体の内に性相と形状の二性性相を備えるようになり、それにつれて、陽性と陰性の二性性相を、共に備えるようにもなるのである。
【現行の訳文】
さらに、このように分立された個性真理体は、すべて神の実体対象ともなるので、それらは各自、神の本性相と本形状に似て、それ自体の内に性相と形状の二性性相を備えるようになり、それにつれて、陽性と陰性の二性性相を、共に備えるようになる。

78
【韓国語原文】
여기에서 이성성상(二性性相)을 중심하고 본 하나님과 피조세계와의 관계를 요약하면, 피조세계는 무형의 주체로 계시는 하나님의 이성성상이, 창조원리에 의하여 상징적 또는 형상적인 실체로 분립된 개성진리체로 구성되어 있는 하나님의 실체대상이다.
【原文の直訳】
ここにおいて、二性性相を中心として見た神と被造世界との関係を要約すれば、被造世界は、無形の主体としていらっしゃる神の二性性相が、創造原理によって、象徴的または形象的な実体として分立された、個性真理体から構成されている神の実体対象である。
【現行の訳文】
ここにおいて、二性性相を中心として見た神と被造世界との関係を要約すれば、被造世界は、無形の主体としていまし給う神の二性性相が、創造原理によって、象徴的または形象的な実体として分立された、個性真理体から構成されている神の実体対象である。

79
【韓国語原文】
즉 만물은 하나님의 이성성상이 상징적인 실체로 분립된 실체대상이요, 인간은 그것이 형상적인 실체로 분립된 실체대상이다.
【原文の直訳】
すなわち、万物は神の二性性相が象徴的な実体として分立された実体対象であり、人間はそれが形象的な実体として分立された実体対象である。
【現行の訳文】

80
【韓国語原文】
그리고 하나님과 피조세계는 성상과 형상과의 관계와 같아서 내 외, 원인과 결과, 주체와 대상, 종과 횡 등 이성성상의 상대적인 관계를 가지고 있는 것이다.
【原文の直訳】
そして、神と被造世界は、性相と形状との関係と同じであり、内外、原因と結果、主体と対象、縦と横など、二性性相の相対的な関係をもっているのである。
【現行の訳文】
それゆえ、神と被造世界とは、性相と形状との関係と同じく、内外、原因と結果、主体と対象、縦と横など、二性性相の相対的な関係をもっているのである。

81
【韓国語原文】
이제 우리는 창조원리(創造原理)에 입각하여 동양철학(東洋哲學)의 중심인 역학(易學)의 근본을 알아보기로 하자.
【原文の直訳】
今、我々は創造原理に立脚して、東洋哲学の中心である易学の根本を調べてみることにしよう。
【現行の訳文】
今、我々は創造原理に立脚して、東洋哲学の中心である易学の根本について調べてみることにしよう。

82
【韓国語原文】
역학에서는 우주의 근본은 태극(太極, 無極)이며, 그 태극에서 음양(陰陽)이, 음양에서 금(金) 목(木) 수(水) 화(火) 토(土)의 오행(五行)이, 그리고 오행에서 만물이 생성되었다고 주장한다. 그리고 음양을 ‘도(道)’라 이르고(一陰一陽之謂道), 그 ‘도’는 곧 ‘말씀’(道也者言也)이라고 하였다.
【原文の直訳】
易学では、宇宙の根本は太極(無極)であり、その太極から陰陽が、陰陽から金木水火土の五行が、そして五行から万物が生成されたと主張する。そして、陰陽を道といい(一陰一陽之謂道)、その道は、すなわちみ言(道也者言也)であるといった。
【現行の訳文】
易学では、宇宙の根本は太極(無極)であり、その太極から陰陽が、陰陽から木火土金水の五行が、五行から万物が生成されたと主張している。そして、陰陽を道と称し(一陰一陽之謂道)、その道は、すなわちみ言(道也者言也)であるといった。

83
【韓国語原文】
이 내용을 종합하면 태극에서 음양 곧 말씀이 나왔고, 이 말씀에서 만물이 생성되었다는 뜻이 된다.
【原文の直訳】
この内容を総合すれば、太極から陰陽、すなわちみ言が出てきたのであり、このみ言から万物が生成されたという意味となる。
【現行の訳文】
この内容を総合すれば、太極から陰陽、すなわちみ言が、このみ言から万物が生成されたという意味となる。

84
【韓国語原文】
따라서 태극은 모든 존재의 제1원인으로서 음양의 통일적 핵심이며 그 중화적 주체임을 의미한다.
【原文の直訳】
したがって、太極は、すべての存在の第一原因として、陰陽の統一的核心であり、その中和的主体であることを意味する。
【現行の訳文】
したがって、太極は、すべての存在の第一原因として、陰陽の統一的核心であり、その中和的主体であることを意味するのである。

85
【韓国語原文】
그런데 이것을 요한복음 1장1절 내지 3절에 기록된 바 말씀은 곧 하나님이시고 이 말씀으로 만물이 창조되었다고 한 그 내용과 대조해 보면, 음양의 중화적인 주체인 그 태극(太極)은 이성성상의 중화적 주체이신 하나님을 표시한 말이라는 사실을 알 수 있다.
【原文の直訳】
そこで、これをヨハネ福音書一章1節から3節に記録されているように、み言はすなわち神であり、このみ言から万物が創造されたというその内容と対照してみれば、陰陽の中和的な主体であるその太極は、二性性相の中和的主体でいらっしゃる神を表示した言葉であるという事実を、知ることができるのである。
【現行の訳文】
このようにして、ヨハネ福音書一章1節から3節に記録されているように、み言はすなわち神であり、このみ言から万物が創造されたというその内容と、これとを対照してみれば、陰陽の中和的な主体であるその太極は、二性性相の中和的主体である神を表示したものであるということを、知ることができるのである。

86
【韓国語原文】
창조원리(創造原理)로 보더라도 ‘말씀’이 이성성상으로 되어 있기 때문에 그 말씀으로 창조된 피조물도 이성성상으로 되어 있는 것이다.
【原文の直訳】
創造原理から見ても、「み言」が二性性相になっているがゆえに、そのみ言で創造された被造物も二性性相になっているのである。
【現行の訳文】
創造原理を見ても、み言が二性性相から成り立っているがゆえに、そのみ言から創造された被造物も二性性相からなるものでなければならない。

87
【韓国語原文】
따라서 음양이 곧 `말씀’이라고 한 역학(易學)의 주장은 타당한 것이다.
【原文の直訳】
したがって、陰陽が、すなわち「み言」であるといった易学の主張は妥当なことである。
【現行の訳文】
したがって、陰陽が、すなわち「み言」であるという易学の主張は妥当である。

88
【韓国語原文】
그러나 역학은 다만 음양을 중심하고 존재계를 관찰함으로써 그것들이 모두 성상과 형상을 갖추고 있다는 사실을 몰랐었기 때문에, 태극이 음양의 중화적 주체인 것만을 밝혔을 뿐 그것이 본래 본성상(本性相)과 본형상(本形狀)에 의한 이성성상의 중화적 주체라는 것을 밝히지 못하였다.
【原文の直訳】
しかし、易学は単に陰陽を中心として存在界を観察することによって、それらが、すべて性相と形状を備えているという事実を知らなかったので、太極が陰陽の中和的主体であることだけを明らかにすぎず、それが本来、本性相と本形状による二性性相の中和的主体であることを、明らかにすることはできなかった。
【現行の訳文】
しかしながら、易学は単に陰陽を中心として存在界を観察することによって、それらが、すべて性相と形状とを備えているという事実を知らなかったので、太極が陰陽の中和的主体であることだけを明らかにするにとどまり、それが本来、本性相と本形状とによる二性性相の中和的主体であることを、明白にすることはできなかった。

89
【韓国語原文】
따라서 그 태극이 인격적인 신(神)이시라는 사실에 관해서는 알지 못하였던 것이다.
【原文の直訳】
したがって、その太極が人格的な神であられるという事実に関しては知ることができなかったのである。
【現行の訳文】
したがって、その太極が人格的な神であるという事実に関しては知ることができなかったのである。

90
【韓国語原文】
이제 우리는 여기에서 역학에 의한 동양철학의 근본도 결국 창조원리에 의하여서만 해명된다는 사실을 알게 되었다.
【原文の直訳】
今我々は、ここにおいて、易学による東洋哲学の根本も、結局、創造原理によってのみ解明されるという事実を知るようになった。
【現行の訳文】
今我々は、易学による東洋哲学の根本も、結局、創造原理によってのみ解明せられるという事実が分かった。

91
【韓国語原文】
그리고 근래에 한의학이 점차 그 권위를 더해 가게 되는 것도, 그것이 음양을 중심으로 한 창조원리적 근거에 입각하고 있기 때문임을 알 수 있는 것이다.
【原文の直訳】
そして、近来、漢医学が漸次その権威を増していくようになるのも、それが陰陽を中心とする創造原理的根拠に立脚しているからであることを知ることができるのである。
【現行の訳文】
そうして、近来、漢医学が漸次その権威を増していくようになったのも、それが陰陽を中心とする創造原理的根拠に立脚しているからだということを知ることができるのである。

 

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