■当カテゴリの記事について

 このカテゴリでは、韓国語版『原理講論』の直訳文を掲載していますが、これは『原理講論』で韓国語を学ぶための資料として訳されたものです。(文責は当ブログ管理人)

 現行の日本語版『原理講論』の訳文を否定するものではなく、その意図もありません。現行の訳文は、当時、翻訳を担当された方々の精誠の賜物であり、神霊によって導かれた最高基準の訳文です。

 ただ、『原理講論』で韓国語学習をする場合、直訳文の方が学習しやすいという側面があことも事実です。そのためこのカテゴリの記事は、『原理講論』で韓国語を学びたい、あるいはすでに学んでいる方の参考資料として活用してもらうことを目的として掲載しています。

■記事構成について

 原文を文章ごとに分け、それぞれの文章を【韓国語原文】、【原文の直訳】、【現行の訳文】の3つに分けて記載しています。

 【現行の訳文】が直訳されていて変更箇所がない場合、【原文の直訳】を省略し、【原文の直訳】と【現行の訳文】が統合されて一つの文章になっています。

■み言の引用について

 『原理講論』の引用文は、2014年5月30日、光言社発行の第五版第一刷から引用したものです。また、聖句の引用は、日本聖書協会発行の『口語訳聖書』からの引用です。

 『口語訳聖書』は原語(旧約聖書はヘブライ語、新約聖書はギリシャ語)から翻訳し、欧米の各言語(特に英語)を参考として訳されているため、『口語訳聖書』からの引用箇所は、韓国語の聖句の直訳になっていないことに留意してください。

■韓国語辞書について

 翻訳するさいに基準としている韓国語辞書は、小学館の『韓日辞典』(旧『朝鮮語辞典』)です。『韓日辞典』にない場合は、こちらのNAVER「국어사전(国語辞典)」を使います。

https://ko.dict.naver.com/#/main

 

■本文-キリスト論

1
【韓国語原文】
제 7장 기독론
【原文の直訳】
第七章 キリスト論
【現行の訳文】

序文

2
【韓国語原文】
구원을 바라보고 나아가는 타락인간들에게는 해결해야 할 문제들이 많이 있다.
【原文の直訳】
救いを望んで進んでいく堕落人間には解決すべき諸問題が多くある。
【現行の訳文】
救いを望んでいる堕落人間においては解決すべき問題が多い。

3
【韓国語原文】
그중에도 중요한 것은 하나님을 중심한 예수와 성신(聖神)과의 관계, 예수와 성신과 타락인간과의 관계, 중생(重生)과 삼위일체(三位一體) 등 기독론(基督論)에 관한 제 문제(諸問題)이다.
【原文の直訳】
その中でも重要なものは、神を中心とするイエスと聖神との関係、イエスと聖神と堕落人間との関係、重生と三位一体など、キリスト論に関する諸問題である。
【現行の訳文】
その中でも重要なものは、神を中心とするイエスと聖霊との関係、イエスと聖霊と堕落人間との関係、重生と三位一体など、キリスト論に関する諸問題である。

4
【韓国語原文】
그러나 오늘에 이르기까지 아무도 이 문제에 관한 명확한 해답을 얻지 못하였던 것이다.
【原文の直訳】
しかし、今日に至るまで、だれもこの問題に関する明確な解答を得ることができなかったのである。
【現行の訳文】
しかし、今日に至るまで、だれもこの問題に関する明確な解答を得ることができなかった。

5
【韓国語原文】
그리하여 이러한 문제에 대한 미해결로 말미암아 기독교의 교리와 신앙생활에 적지 않은 혼란을 일으켜 왔다.
【原文の直訳】
そうして、このような問題に対する未解決によって、キリスト教の教理と信仰生活に、少なからず混乱を引き起こしてきた。
【現行の訳文】
このような問題が未解決であるということによって、これまでキリスト教の教理と信仰生活に、少なからず混乱を引き起こしてきたのである。

6
【韓国語原文】
그런데 이 문제를 해결하기 위하여는 창조본연(創造本然)의 인간의 가치가 어떠한가를 알아야 하므로, 이에 관하여 먼저 논한 다음에 위의 제 문제를 다루기로 하자.
【原文の直訳】
ところで、この問題を解決するためには、創造本然の人間の価値が、いかなるものであるかを知らなければならないので、これに関して先に論じたのちに、上記の諸問題を扱うことにしよう。
【現行の訳文】
ところで、この問題を解決するためには、創造本然の人間の価値が、いかなるものであるかを知らなければならないので、この問題について先に論じたのち、上記の諸問題を扱うことにしよう。

第一節 創造目的を完成した人間の価値

7
【韓国語原文】
제 1 절 창조목적을 완성한 인간의 가치
【原文の直訳】
第一節 創造目的を完成した人間の価値
【現行の訳文】

8
【韓国語原文】
창조목적(創造目的)을 완성한 인간, 즉 완성한 아담의 가치를 우리는 다음과 같은 관점에서 논하여 보기로 하자.
【原文の直訳】
創造目的を完成した人間、すなわち、完成したアダムの価値を、我々は次のような観点から論じてみることにしよう。
【現行の訳文】
創造目的を完成した人間、すなわち、完成したアダムの価値を、我々は次のような観点から論じてみよう。

9
【韓国語原文】
첫째, 하나님과 완성한 인간과의 이성성상적(二性性相的)인 관계로서 논하여 보자.
【原文の直訳】
第一に、神と完成した人間との二性性相的な関係から論じてみよう。
【現行の訳文】
第一に、神と完成した人間との二性性相的な関係から述べてみることにしよう。

10
【韓国語原文】
창조원리(創造原理)에 의하면 인간은 하나님의 이성성상을 닮아서 마음과 몸으로 창조되었다.
【原文の直訳】
創造原理によれば、人間は神の二性性相に似て心と体に創造された。
【現行の訳文】
創造原理によれば、人間は神の二性性相に似て心と体とに創造されている。

11
【韓国語原文】
그리고 하나님과 완성한 인간 사이에도 이성성상적인 관계가 있으므로, 이 관계는 인간의 마음과 몸과의 관계로 비유할 수 있는 것이다.
【原文の直訳】
そして、神と完成した人間の間にも、二性性相的な関係があるので、この関係は、人間の心と体との関係に例えることができるのである。
【現行の訳文】
そして、神と完成した人間との間にも、二性性相的な関係があるので、この関係は、人間の心と体との関係に例えることができる。

12
【韓国語原文】
무형(無形)의 마음을 닮게 하여 그의 실체대상(實體對象)으로 창조된 것이 몸인 것과 같이, 무형의 하나님을 닮게 하여 그의 실체대상으로 창조된 것이 인간이다.
【原文の直訳】
無形の心に似るようにし、その実体対象として創造されたのが体であるように、無形の神に似るようにし、その実体対象として創造されたのが人間である。
【現行の訳文】
無形の心に似るように、その実体対象として創造されたのが体であるように、無形の神に似るように、その実体対象として創造されたのが人間である。

13
【韓国語原文】
그러므로 완성한 인간에 있어서의 마음과 몸이 하나님을 중심하고 하나가 될 때 서로 분리될 수 없는 것과 같이, 하나님과 완성한 인간이 사위기대(四位基臺)를 이루어서 일체가 되면 인간은 하나님의 심정(心情)을 완전히 체휼하는 생활을 하게 되므로 그 관계는 분리하려야 분리할 수 없는 것이다.
【原文の直訳】
それゆえ、完成した人間においての心と体が、神を中心として一つになるとき、お互いに分離できないように、神と完成した人間が四位基台をつくって一体となれば、人間は神の心情を完全に体恤する生活をするようになるので、その関係は分離しようとしても分離することができないのである。
【現行の訳文】
そこで、完成した人間において、心と体とが神を中心として一つになればお互いに分離することができないように、神と完成した人間とが四位基台をつくって一体となれば、人間は神の心情を完全に体恤できる生活をするようになるので、この関係は断ちきろうとしても断ちきることができないのである。

14
【韓国語原文】
이와 같이 창조목적(創造目的)을 완성한 인간은 하나님이 항상 거하실 수 있는 성전(聖殿)이 되어(고전 3 : 16) 신성(神性)을 가지게 된다(전편 제1장 제3절 Ⅱ).
【原文の直訳】
このように、創造目的を完成した人間は、神が常にお住みになることができる聖殿となり(コリントⅠ三・16)、神性をもつようになる(前編第一章第三節(二))。
【現行の訳文】
このように、創造目的を完成した人間は、神が常に宿ることができる宮となり(コリントⅠ三・16)、神性をもつようになる(前編第一章第三節(二))。

15
【韓国語原文】
이렇게 되면 예수님이 말씀하신 대로, 인간은 하늘 아버지의 온전함과 같이 온전한 인간이 되는 것이다(마 5 : 48).
【原文の直訳】
このようになれば、イエス様が言われたとおり、人間は天の父が完全であるように、完全な人間となるのである(マタイ五・48)。
【現行の訳文】
このようになれば、イエスが言われたとおり、人間は天の父が完全であられるように、完全な人間となるのである(マタイ五・48)。

16
【韓国語原文】
그러므로 창조목적을 완성한 인간은 어디까지나 하나님적인 가치를 가지게 된다.
【原文の直訳】
ゆえに、創造目的を完成した人間は、どこまでも神的な価値をもつようになる。
【現行の訳文】
ゆえに、創造目的を完成した人間は、どこまでも、神のような価値をもつようになる。

17
【韓国語原文】
둘째, 인간 창조의 목적을 중심하고 그 가치를 논하여 보자.
【原文の直訳】
第二に、人間創造の目的を中心として、その価値を論じてみよう。
【現行の訳文】
第二に、人間創造の目的を中心として、その価値を論じてみることにしよう。

18
【韓国語原文】
하나님이 인간을 창조하신 목적은 인간을 통하여 기쁨을 누리시고자 하는 데 있었다.
【原文の直訳】
神が人間を創造された目的は、人間を通して、喜びを享受しようとされるところにあった。
【現行の訳文】
神が人間を創造された目的は、人間を通して、喜びを得るためであった。

19
【韓国語原文】
그런데 인간은 누구나 딴 사람이 가질 수 없는 특성을 각각 지니고 있기 때문에, 그 수가 아무리 많이 번식된다 하더라도 개성이 똑같은 사람은 하나도 없게 마련이다.
【原文の直訳】
ところで、人間はだれでも、他の人がもち得ない特性を各々もっているので、その数がいくら多く繁殖したとしても、個性が同じ人は一人もいないようになっている。
【現行の訳文】
ところで、人間はだれでも、他の人がもっていない特性を各々もっているので、その数がいくら多く増えたとしても、個性が全く同じ人は一人もいない。

20
【韓国語原文】
따라서 하나님에게 내재(內在)하고 있는 어떤 개성체(個性體)의 주체적인 이성성상(二性性相)에 대한 자극적인 기쁨을 상대적으로 일으켜 드릴 수 있는 실체대상은, 그 이성성상의 실체로서 전개된 그 한 개성체밖에는 없는 것이다(전편 제1장 제3절Ⅱ).
【原文の直訳】
したがって、神に内在しているある個性体の主体的な二性性相に対する刺激的な喜びを、相対的に起こしてさしあげることのできる実体対象は、その二性性相の実体として展開されたその一個性体しかないのである(前編第一章第三節(二))。
【現行の訳文】
したがって、神に内在しているある個性体の主体的な二性性相に対する刺激的な喜びを、相対的に起こすことができる実体対象は、その二性性相の実体として展開されたその一個性体しかないのである(前編第一章第三節(二))。

21
【韓国語原文】
그러므로 창조목적을 완성한 인간은 누구를 막론하고 이 우주간(宇宙間)에 있어서 유일무이(唯一無二)한 존재인 것이다.
【原文の直訳】
ゆえに、創造目的を完成した人間はだれ彼を問わず、この宇宙間において唯一無二の存在なのである。
【現行の訳文】
ゆえに、創造目的を完成した人間はだれでもこの宇宙間において、唯一無二の存在である。

22
【韓国語原文】
석가가 ‘천상천하유아독존(天上天下唯我獨尊)’이라고 한 것은 이러한 원리로 보아서 타당한 것이다.
【原文の直訳】
釈迦が「天上天下唯我独尊」と言ったのは、このような原理から見て妥当なものである。
【現行の訳文】
釈迦が「天上天下唯我独尊」と言われたのは、このような原理から見て妥当である。

23
【韓国語原文】
셋째, 인간과 피조세계(被造世界)와의 관계로 본 그 가치를 살펴보자.
【原文の直訳】
第三に、人間と被造世界との関係から見たその価値を調べてみよう。
【現行の訳文】
第三に、人間と被造世界との関係から見たその価値について調べてみることにしよう。

24
【韓国語原文】
우리는 창조원리에 의한 인간과 피조세계와의 관계를 앎으로써 완성한 인간의 가치가 어떠한 것인가 하는 것을 알 수 있게 된다.
【原文の直訳】
我々は、創造原理によって人間と被造世界との関係を知ることにより、完成した人間の価値がいかなるものであるかということを知ることができるようになる。
【現行の訳文】
我々は、創造原理によって人間と被造世界との関係を知ることにより、完成した人間の価値がいかなるものであるかを知ることができる。

25
【韓国語原文】
인간은 영인체(靈人體)로는 무형세계(無形世界)를, 육신(肉身)으로는 유형세계(有形世界)를 각각 주관하도록 창조되어 있다.
【原文の直訳】
人間は霊人体では無形世界を、肉身では有形世界を、各々主管するように創造されている。
【現行の訳文】

26
【韓国語原文】
그러므로 창조목적을 완성한 인간은 전피조세계의 주관자가 되는 것이다(창 1 : 28).
【原文の直訳】
それゆえに、創造目的を完成した人間は、全被造世界の主管者となるのである(創一・28)。
【現行の訳文】

27
【韓国語原文】
이와 같이 인간에게는 육신과 영인체가 있어서 유형 무형의 두 세계를 주관할 수 있도록 되어 있기 때문에, 이 두 세계는 인간을 매개체로 하여 서로 수수작용(授受作用)을 함으로써 비로소 하나님의 실체대상의 세계를 이루게 되는 것이다.
【原文の直訳】
このように、人間には肉身と霊人体があって、有形、無形の二つの世界を主管できるようになっているので、この二つの世界は、人間を媒介体として、お互いに授受作用をすることにより、初めて、神の実体対象の世界をつくるようになるのである。
【現行の訳文】
このように、人間には肉身と霊人体とがあって、有形、無形二つの世界を主管できるようになっているので、この二つの世界は、人間を媒介体として、お互いに授受作用をすることにより、初めて、神の実体対象としての世界をつくるのである。

28
【韓国語原文】
우리는 창조원리(創造原理)에 의하여, 인간의 이성성상(二性性相)을 실체로 전개한 것이 피조세계라는 사실을 알고 있다.
【原文の直訳】
我々は、創造原理によって、人間の二性性相を実体で展開したのが被造世界である、という事実を知っている。
【現行の訳文】

29
【韓国語原文】
따라서 인간의 영인체는 무형세계를 총합한 실체상(實體相)이요, 그 육신은 유형세계를 총합한 실체상이 된다.
【原文の直訳】
したがって、人間の霊人体は無形世界を総合した実体相であり、その肉身は有形世界を総合した実体相となる。
【現行の訳文】
したがって、人間の霊人体は無形世界を総合した実体相であり、その肉身は有形世界を総合した実体相である。

30
【韓国語原文】
그러므로 창조목적을 완성한 인간은 천주(天宙)를 총합한 실체상이 되는 것이다.
【原文の直訳】
ゆえに、創造目的を完成した人間は、天宙を総合した実体相となるのである。
【現行の訳文】

31
【韓国語原文】
인간을 소우주(小宇宙)라고 하는 이유는 실로 여기에 있다.
【原文の直訳】
人間を小宇宙と言う理由は実にここにある。
【現行の訳文】
人間を小宇宙であるという理由はここにある。

32
【韓国語原文】
그러므로 인간은 천주적인 가치를 가지고 있는 것이다.
【原文の直訳】
したがって人間は、天宙的な価値をもっているのである。
【現行の訳文】

※この一文は韓国語版にはあるが日本語版では欠如している。

33
【韓国語原文】
마태복음 16장 26절에 예수님이 사람이 만일 온 천하를 얻고도 제 목숨을 잃으면 무엇이 유익하리요라고 말씀하신 것도, 위에서 말한 바와 같이 인간은 천주적인 가치를 가지고 있기 때문이다.
【原文の直訳】
マタイ福音書一六章26節に、イエス様が、「たとい人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか」と言われたのも、上記で述べたように、人間は天宙的な価値をもっているからである。
【現行の訳文】
マタイ福音書一六章26節に、イエスが、「たとい人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか」と言われたのも、上記で述べたように、人間は天宙的な価値をもっているからである。

34
【韓国語原文】
가령 여기에 하나의 완전한 기계가 있다고 하자.
【原文の直訳】
例えば、ここに一つの完全な機械があるとしよう。
【現行の訳文】

35
【韓国語原文】
그리고 이 기계의 모든 부속품들이 이 세상에 단 하나씩밖에 없는 것이어서 더 이상 구할 수도 없고 만들 수도 없다고 하면, 그 하나하나의 부속품은 아무리 보잘것없이 작은 것이라도 전체의 가치를 가지고 있는 셈이 되는 것이다.
【原文の直訳】
そして、この機械のすべての付属品が、この世界にただ一つずつしかなくて、それ以上求めることも、つくることもできないとすれば、その一つ一つの付属品は、いくら取るに足らない小さなものでも、全体の価値をもっていることになるのである。
【現行の訳文】
そして、この機械のすべての付属品が、この世界にただ一つずつしかなくて、それ以上求めることも、つくることもできないとすれば、その一つ一つの付属品は、いくらつまらない微々たるものであっても、全体に匹敵する価値をもっていることになる。

36
【韓国語原文】
이와 마찬가지로 완성한 인간의 개체는 유일무이(唯一無二)한 존재이기 때문에, 그가 아무리 미미(微微)한 것 같다 하더라도 실상 전천주적(全天宙的)인 가치와 대등하다고도 볼 수 있다.
【原文の直訳】
これと同様に完成した人間の個体は、唯一無二の存在なので、彼がいくら微々たるもののようだとしても、実際は、全天宙的な価値と同等であるとも見ることができる。
【現行の訳文】
これと同様に完成した人間の個体は、唯一無二の存在なので、彼がいくら微々たる存在であっても、実に、全天宙的な価値と同等であると見ることができるのである。

第二節 創造目的を完成した人間とイエス

37
【韓国語原文】
제 2 절 창조목적을 완성한 인간과 예수님
【原文の直訳】
第二節 創造目的を完成した人間とイエス様
【現行の訳文】
第二節 創造目的を完成した人間とイエス

(一)生命の木復帰から見た完成したアダムとイエス

38
【韓国語原文】
Ⅰ.생명나무 복귀로 본 완성한 아담과 예수님
【原文の直訳】
(一)命の木復帰から見た完成したアダムとイエス様
【現行の訳文】
(一)生命の木復帰から見た完成したアダムとイエス

39
【韓国語原文】
인류역사는 에덴동산에서 잃어버렸던 생명나무(창 3 : 24)를 역사의 종말의 세계에서 복귀하여(계 22 : 14) 지상천국(地上天國)을 이루려는 복귀섭리(復歸攝理)의 역사인 것이다.
【原文の直訳】
人類歴史は、エデンの園で失ってしまった生の木(創三・24)を、歴史の終末の世界で復帰して(黙二二・14)、地上天国をつくろうとする復帰摂理の歴史なのである。
【現行の訳文】
人類歴史は、エデンの園で失った生命の木を(創三・24)、歴史の終末の世界で復帰して(黙二二・14)、地上天国をつくろうとする復帰摂理の歴史である。

40
【韓国語原文】
우리는 에덴동산의 생명나무(창 2 : 9)와 종말의 세계에서 복귀되어질 생명나무(계 22 : 14)가 어떠한 관계를 가지고 있는가 하는 것을 앎으로써, 완성한 아담과 예수님과의 관계를 알 수 있게 되는 것이다.
【原文の直訳】
我々は、エデンの園の命の木(創二・9)と、終末の世界で復帰される命の木(黙二二・14)が、いかなる関係をもっているかということを知ることによって、完成したアダムとイエス様との関係を知ることができるようになるのである。
【現行の訳文】
我々は、エデンの園の生命の木と(創二・9)、終末の世界で復帰される生命の木とが(黙二二・14)、いかなる関係をもっているかを知ることによって、完成したアダムとイエスとの関係を知ることができるのである。

41
【韓国語原文】
타락론(墮落論)에서 이미 상론(詳論)한 바이지만, 아담이 창조이상(創造理想)을 완성한 남성이 되었더라면 그가 바로 창세기 2장 9절의 생명나무가 되어, 그의 후손도 모두 생명나무가 되었을 것이었다.
【原文の直訳】
堕落論で既に詳論したところだが、アダムが創造理想を完成した男性になったとしたならば、彼が正に創世記二章9節の命の木になり、彼の子孫もみな命の木になったはずであった。
【現行の訳文】
堕落論で、既に詳しく述べたが、アダムが創造理想を完成した男性になったとしたならば、彼は正に、創世記二章9節の生命の木になり、彼の子孫もみな生命の木になったはずである。

42
【韓国語原文】
그러나 아담이 타락하여 이 ‘뜻’이 이루어지지 않았기 때문에(창 3 : 24), 타락인간의 소망은 바로 이 생명나무로 복귀되는 데 있었다(잠 13 : 12, 계 22 : 14).
【原文の直訳】
しかし、アダムが堕落して、このみ旨が完成されなかったので(創三・24)、堕落人間の希望は、正にこの命の木に復帰されるところにあった(箴一三・12、黙二二・14)。
【現行の訳文】
しかし、アダムが堕落して、このみ旨が完成されなかったので(創三・24)、堕落人間の希望は、この生命の木に復帰されることにかけられた(箴一三・12、黙二二・14)。

43
【韓国語原文】
그런데 타락된 인간은 그 자신의 힘으로써는 도저히 생명나무로 복귀할 수 없기 때문에, 여기에 반드시 창조이상을 완성한 한 남성이 생명나무로 오셔 가지고 만민으로 하여금 그에게 접붙임을 받도록 해야만 되는 것이다.
【原文の直訳】
しかし、堕落した人間は、彼自身の力では、到底、命の木に復帰することができないので、ここに必ず、創造理想を完成した一人の男性が命の木として来られて、万民をして彼に接ぎ木されるようにしなければならないのである。
【現行の訳文】
しかし、堕落した人間は、彼自身の力では、到底、生命の木に復帰することができないので、ここに必ず、創造理想を完成した一人の男性が、生命の木として来られて、万民が彼に接ぎ木されなければならなくなっている。

44
【韓国語原文】
이러한 남성으로 오실 분이 바로 요한계시록 22장 14절에 생명나무로 표상(表象)되어 있는 예수님이시다.
【原文の直訳】
このような男性として来られる方が、すなわちヨハネの黙示録二二章14節に、命の木として表象されているイエス様であられる。
【現行の訳文】
このような男性として来られる方が、すなわち黙示録二二章14節に、生命の木として表象されているイエスなのである。

45
【韓国語原文】
그러므로 에덴동산의 생명나무로 상징되어 있는 완성한 아담이나 요한계시록 22장 14절에 생명나무로 비유된 예수님은, 창조이상(創造理想)을 완성한 남성이라는 견지에서는 서로 다를 것이 없다는 것을 우리는 알 수 있다.
【原文の直訳】
ゆえに、エデンの園の命の木として象徴されている完成されたアダムや、ヨハネの黙示録二二章14節に命の木として例えられたイエス様は、創造理想を完成した男性という見地からは互いに異なることがないということを、我々は知ることができる。
【現行の訳文】
ゆえに、エデンの園の生命の木として象徴されている、完成されたアダムと、黙示録二二章14節に、生命の木として例えられているイエスとは、いずれも創造理想を完成した男性であるということからして、その点から見れば互いに何ら異なることがないということを、我々は知ることができる。

46
【韓国語原文】
따라서 창조본연(創造本然)의 가치에 있어서도 그 사이에 아무런 차이가 있을 수 없는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、創造本然の価値においても、その間に何も差異はあり得ないのである。
【現行の訳文】
したがって、創造本然の価値においても、その間に、何らの差異もあるはずがないのである。

(二)創造目的の完成から見た人間とイエス

47
【韓国語原文】
Ⅱ.창조목적의 완성으로 본 인간과 예수님
【原文の直訳】
(二)創造目的の完成から見た人間とイエス様
【現行の訳文】
(二)創造目的の完成から見た人間とイエス

48
【韓国語原文】
우리는 이미 본장 제1절에서 완성한 인간의 가치가 어떠한 것인가 하는 것을 설명하였다.
【原文の直訳】
我々は、既に本章第一節で、完成した人間の価値がどんなものであるかということを説明した。
【現行の訳文】
我々は、既に本章第一節で、完成した人間の価値がどんなものであるかを説明した。

49
【韓国語原文】
그러면 우리는 여기에서 완성한 인간과 예수님과는 어떠한 차이가 있는가 하는 점을 고찰해 보기로 하자.
【原文の直訳】
それでは、我々は、ここにおいて完成した人間とイエス様とは、いかなる差異があるかという点を考察してみることにしよう。
【現行の訳文】
そこで、我々は、ここにおいて、完成した人間とイエスとは、いかなる差異があるかという点を考察してみることにしよう。

50
【韓国語原文】
우리가 상술(上述)한 바에 의하여 아는 바와 같이, 완성한 인간은 창조목적(創造目的)을 두고 보면 하나님의 온전하심과 같이 온전하여서(마 5 : 48) 하나님과 같은 신성(神性)을 가진 가치적인 존재인 것이다.
【原文の直訳】
我々が上述したところによって分かるように、完成した人間は、創造目的から見れば、神が完全であられるように完全になって(マタイ五・48)、神のような神性をもった価値的な存在なのである。
【現行の訳文】
これまで述べたことによって分かるように、完成した人間は、創造目的から見れば、神が完全であられるように完全になって(マタイ五・48)、神のような神性をもった価値的な存在である。

51
【韓国語原文】
그리고 하나님이 영원하신 분이기 때문에, 그의 실체대상(實體對象)으로 지음받은 인간도 역시 완성되면 영원한 존재가 아닐 수 없다.
【原文の直訳】
そして、神が永遠でいらっしゃる方なので、その実体対象としてつくられた人間も、やはり完成すれば、永遠な存在でないはずがない。
【現行の訳文】
神が永遠なるお方であるので、その実体対象として創造された人間も、やはり、完成すれば、永遠なるものとして存在せざるを得ない。

52
【韓国語原文】
그 위에 완성한 인간은 유일무이(唯一無二)한 존재이며 전피조세계(全被造世界)의 주인이기 때문에, 그가 없이는 천주(天宙)의 존재가치도 온전해질 수 없는 것이다.
【原文の直訳】
その上に、完成した人間は、唯一無二の存在であり、全被造世界の主人であるがゆえに、彼なしには、天宙の存在価値も、完全になることはできないのである。
【現行の訳文】
その上、完成した人間は、唯一無二の存在であり、全被造世界の主人であるがゆえに、彼なしには、天宙の存在価値も、完全になることはできないのである。

53
【韓国語原文】
따라서 인간은 천주적인 가치의 존재인 것이다.
【原文の直訳】
したがって、人間は、天宙的な価値の存在なのである。
【現行の訳文】
したがって、人間は、天宙的な価値の存在である。

54
【韓国語原文】
예수님은 바로 이러한 가치를 가지고 계신 분이시다.
【原文の直訳】
イエス様は、正に、このような価値をもっていらっしゃった方であられる。
【現行の訳文】
イエスは、正に、このような価値をもっておられる方である。

55
【韓国語原文】
예수님이 지니신 가치가 아무리 크다 할지라도, 위에서 열거한 바와 같은 창조이상을 완성한 남성이 지니는 가치 이상의 것을 가질 수는 없는 것이다.
【原文の直訳】
イエス様がもっておられた価値がいくら大きいとしても、既に列挙したように、創造理想を完成した男性がもつ価値以上のものをもつことはできないのである。
【現行の訳文】
しかし、イエスがもっておられる価値がいくら大きいといっても、既に列挙したように、創造理想を完成した男性がもっている価値以上のものをもつことはできない。

56
【韓国語原文】
그러므로 예수님은 어디까지나 창조목적을 완성한 인간으로 오신 분이심을 우리는 부인할 수 없다.
【原文の直訳】
それゆえイエス様は、あくまでも創造目的を完成した人間として来られた方であることを、我々は否定できない。
【現行の訳文】
このようにイエスは、あくまでも創造目的を完成した人間として来られた方であることを、我々は否定できないのである。

57
【韓国語原文】
원리(原理)는 이제까지 많은 신도들이 믿어 온 바, 예수님을 하나님이라고 믿는 신앙에 대하여 이의(異議)를 갖지 않는다.
【原文の直訳】
原理は、これまで多くの信徒たちが信じてきた、イエス様を神であると信じる信仰に対して異議をもたない。
【現行の訳文】
原理は、これまで多くの信徒たちが信じてきたように、イエスを神であると信じる信仰に対しては異議がない。

58
【韓国語原文】
왜 그러냐 하면 완성한 인간은 하나님과 일체임이 사실이기 때문이다.
【原文の直訳】
なぜそうなのかというと、完成した人間が神と一体であることは事実だからである。
【現行の訳文】
なぜなら、完成した人間が神と一体であるということは事実だからである。

59
【韓国語原文】
또 원리가 예수님을 말하여 그는 창조목적을 완성한 하나의 인간이라고 주장한다고 해서 그의 가치를 추호도 격하(格下)하는 것은 아니다.
【原文の直訳】
また原理が、イエス様を論じ、彼は創造目的を完成した一人の人間であると主張したとしても、彼の価値を少しも格下げするものではない。
【現行の訳文】
また原理が、イエスに対して、彼は創造目的を完成した一人の人間であると主張したとしても、彼の価値を決して少しも下げるものではない。

60
【韓国語原文】
다만 창조원리(創造原理)는 완성된 창조본연의 인간의 가치를 예수님의 가치와 동등한 입장으로 끌어올리는 것뿐이다.
【原文の直訳】
ただ、創造原理は、完成された創造本然の人間の価値を、イエス様の価値と同等の立場に引きあげるだけである。
【現行の訳文】
ただ、創造原理は、完成された創造本然の人間の価値を、イエスの価値と同等の立場に引きあげるだけである。

61
【韓国語原文】
우리는 위에서 예수님은 어디까지나 창조목적(創造目的)을 완성한 인간이라는 것을 논술하였다.
【原文の直訳】
我々は既に、イエス様はどこまでも、創造目的を完成した人間であることを論述した。
【現行の訳文】
我々は、既に、イエスはどこまでも、創造目的を完成した一人の人間であることを論じた。

62
【韓国語原文】
그러면 이제 이것을 입증할 수 있는 성서적 근거를 찾아보기로 하자.
【原文の直訳】
それでは、これからこれを立証できる聖書的根拠を探してみることにしよう。
【現行の訳文】
そこで、これを立証できる聖書的根拠を探してみることにしよう。

63
【韓国語原文】
디모데전서 2장 5절에는 하나님은 한 분이시요 또 하나님과 사람 사이에 중보도 한 분이시니 곧 사람이신 그리스도 예수라고 기록되어 있고, 또 로마서 5장 19절에는 한 사람(아담)의 순종치 아니함으로 많은 사람이 죄인 된 것같이 한 사람(예수님)의 순종하심으로 많은 사람이 의인이 되리라고 기록되어 있으며, 또 고린도전서 15장 21절에는 사망이 사람(아담)으로 말미암았으니 죽은 자의 부활도 사람(예수님)으로 말미암는도다라고 표명되어 있는 것이다.
【原文の直訳】
テモテⅠ二章5節には、「神は唯一であり、神と人との間の仲保者もただひとりであって、それは人なるキリスト・イエスである」と記録されてあり、また、ロマ書五章19節には、「ひとりの人(アダム)の不従順によって、多くの人が罪人とされたと同じように、ひとり(イエス)の従順によって、多くの人が義人とされるのである」と記録されており、また、コリントⅠ一五章21節には、「死がひとりの人(アダム)によってきたのだから、死人の復活もまた、ひとりの人(イエス)によってこなければならない」と表明されている。
【現行の訳文】
テモテⅠ二章5節に、「神は唯一であり、神と人との間の仲保者もただひとりであって、それは人なるキリスト・イエスである」と記録されてあり、また、ロマ書五章19節には、「ひとりの人(アダム)の不従順によって、多くの人が罪人とされたと同じように、ひとり(イエス)の従順によって、多くの人が義人とされるのである」と記録されている。また、コリントⅠ一五章21節には、「死がひとりの人(アダム)によってきたのだから、死人の復活もまた、ひとりの人(イエス)によってこなければならない」と表明されている。

64
【韓国語原文】
그리고 사도행전 17장 31절에는 이는 정하신 사람으로 하여금 천하를 공의로 심판할 날을 작정하시고라고 하였고, 누가복음 17장 26절에는 노아의 때에 된 것과 같이 인자의 때에도 그러하리라고 말씀하셨다.
【原文の直訳】
そして、使徒行伝一七章31節には、「神は、義をもってこの世界をさばくためその日を定め、お選びになったかたによってそれをなし遂げようとされている」と言い、ルカ福音書一七章26節には、「ノアの時にあったように、人の子の時にも同様なことが起るであろう」と言われた。
【現行の訳文】
使徒行伝一七章31節には、「神は、義をもってこの世界をさばくためその日を定め、お選びになったかたによってそれをなし遂げようとされている」と言い、ルカ福音書一七章26節には、「ノアの時にあったように、人の子の時にも同様なことが起るであろう」と言われた。

65
【韓国語原文】
이와 같이 성서는 어디까지나 예수님은 인간이시라는 것을 명시하고 있다.
【原文の直訳】
このように聖書は、どこまでも、イエス様は人間でいらっしゃることを明示している。
【現行の訳文】
このように聖書は、どこまでも、イエスが人間であることを明らかに示している。

66
【韓国語原文】
더욱이 그는 인류를 중생(重生)하여 주실 참부모로 오시는 분이기 때문에 사람으로 오시지 않으면 아니 되는 것이다.
【原文の直訳】
さらに、彼は人類を重生してくださる真の父母として来られる方であるから、人として来られなければならないのである。
【現行の訳文】
特にイエスは人類を新たに生み直してくださる真の父母として来られる方であるから、その点から見ても、人間として降臨なさらなければならないのである。

(三)イエスは神御自身であられるのだろうか

67
【韓国語原文】
Ⅲ.예수님은 하나님 자신이신가
【原文の直訳】
(三)イエス様は神自身であられるか
【現行の訳文】
(三)イエスは神御自身であられるのだろうか

68
【韓国語原文】
빌립이 예수님에게 하나님을 보여 달라고 하였을 때, 예수님은 빌립에게 나를 본 자는 아버지를 보았거늘 어찌하여 아버지를 보이라 하느냐 나는 아버지 안에 있고 아버지는 내 안에 계신 것을 네가 믿지 아니하느냐(요 14 : 9∼10)라고 대답하셨다.
【原文の直訳】
ピリポがイエス様に、神を見せてくださいと言ったとき、イエス様はピリポに、「わたしを見た者は、父を見たのである。どうして、わたしたちに父を示してほしいと、言うのか。わたしが父におり、父がわたしにおられることをあなたは信じないのか」(ヨハネ一四・9、10)と答えられた。
【現行の訳文】
ピリポがイエスに、神を見せてくださいと言ったとき、イエスはピリポに、「わたしを見た者は、父を見たのである。どうして、わたしたちに父を示してほしいと、言うのか。わたしが父におり、父がわたしにおられることをあなたは信じないのか」(ヨハネ一四・9、10)と答えられた。

69
【韓国語原文】
또 성경의 다른 곳에 세상은 그(예수님)로 말미암아 지은 바 되었으되 세상이 그를 알지 못하였고(요 1 : 10)라고 한 말씀도 있고, 또 아브라함이 나기 전부터 내(예수님)가 있느니라(요 8 : 58)고도 기록되어 있다.
【原文の直訳】
また、聖書の他のところに、「世は彼(イエス様)によってできたのであるが、世は彼を知らずにいた」(ヨハネ一・10)と言われたみ言もあり、また、「アブラハムの生れる前からわたし(イエス様)は、いるのである」(ヨハネ八・58)と記録されている。
【現行の訳文】
また、聖書の他のところには、「世は彼(イエス)によってできたのであるが、世は彼を知らずにいた」(ヨハネ一・10)と言われたみ言があり、「アブラハムの生れる前からわたし(イエス)は、いるのである」(ヨハネ八・58)と記録されている。

70
【韓国語原文】
이러한 성구 등을 근거로 하여서 이제까지의 많은 신앙인들은 예수님을 창조주(創造主) 하나님으로 알고 있었던 것이다.
【原文の直訳】
このような聖句などを根拠として、今までの多くの信仰者たちは、イエス様を創造主、神と思っていたのである。
【現行の訳文】
このような聖句を根拠として、今までの多くの信仰者たちは、イエスを創造主、神であると信じてきた。

71
【韓国語原文】
위에서 논증한 바와 같이, 예수님은 창조목적(創造目的)을 완성한 인간으로서 하나님과 일체이시기 때문에 그의 신성(神性)으로 보아 그를 하나님이라고 할 수도 있다.
【原文の直訳】
前に論証したように、イエス様は創造目的を完成した人間として、神と一体であられるので、彼の神性から見て彼を神と言うこともできる。
【現行の訳文】
前に論証したように、イエスは創造目的を完成した人間として、神と一体であられるので、彼の神性から見て彼を神ともいえる。

72
【韓国語原文】
그러나 그는 어디까지나 하나님 자신이 될 수는 없는 것이다.
【原文の直訳】
しかし、彼はあくまでも神自身となることはできないのである。
【現行の訳文】
しかし、彼はあくまでも神御自身となることはできないのである。

73
【韓国語原文】
하나님과 예수님과의 관계는 마음과 몸과의 관계로 비유하여 생각할 수 있다.
【原文の直訳】
神とイエス様との関係は、心と体の関係に例えて考えることができる。
【現行の訳文】
神とイエスとの関係は、心と体との関係に例えて考えられる。

74
【韓国語原文】
몸은 마음을 닮아 난 실체대상(實體對象)으로서 마음과 일체를 이루고 있기 때문에 제2의 마음이라고는 할 수 있을망정, 몸이 마음 그 자체는 아닌 것이다.
【原文の直訳】
体は心に似て生まれた実体対象として、心と一体をなしているので、第二の心であるとはいえるとしても、体は心それ自体ではないのである。
【現行の訳文】
体は心に似た実体対象として、心と一体をなしているので、第二の心といえるが、体は心それ自体ではない。

75
【韓国語原文】
이와 마찬가지로 예수님도 하나님과 일체를 이루고 있기 때문에 제2의 하나님이라고 할 수는 있으나 하나님 자신이 될 수는 없는 것이다.
【原文の直訳】
これと同じように、イエス様も神と一体をなしているので、第二の神であるということはできるが、神自身になることはできないのである。
【現行の訳文】
これと同じく、イエスも神と一体をなしているので、第二の神とはいえるが、神御自身になることはできない。

76
【韓国語原文】
그 때문에 요한복음 14장 9절 내지 10절의 말씀대로 그를 본 것은 곧 하나님을 본 것이 되는 것도 사실이지만, 이 말씀은 예수님이 곧 하나님이시라는 뜻에서 하신 것은 아니다.
【原文の直訳】
そのため、ヨハネ福音書一四章9節から10節のみ言どおり、彼を見たのは、すなわち、神を見たことになるのも事実であるが、このみ言は、イエス様が正に、神であられるという意味で言われたのではない。
【現行の訳文】
そういうわけで、ヨハネ福音書一四章9節から10節のみ言どおり、彼を見たのは、すなわち、神を見たことになるのも事実であるが、このみ言は、イエスが正に、神そのものであるという意味で言われたのではない。

77
【韓国語原文】
요한복음 1장 14절에는 예수님을 말하여 말씀이 육신을 이루신 분이라고 하였다.
【原文の直訳】
ヨハネ福音書一章14節には、イエス様について述べ、み言が肉身となられた方であるとした。
【現行の訳文】
ヨハネ福音書一章14節には、イエスはみ言が肉身となった方であると記されている。

78
【韓国語原文】
이것은 예수님이 말씀의 실체로서 도성인신(道成人身)하신 분이라고 하는 것을 의미하는 것이다.
【原文の直訳】
これは、イエス様がみ言の実体として「道成人身」(み言の実体として完成すること)された方だということを意味するのである。
【現行の訳文】
これは、イエスがみ言の実体として完成された方、すなわち道成人身者であることを意味するのである。

79
【韓国語原文】
그런데 요한복음 1장 3절을 보면 만물세계는 말씀으로 창조되었다고 기록되어 있고, 나아가 요한복음 1장 10절에는 이 세상이 예수님으로 말미암아 창조된 것으로 기록되어 있기 때문에, 결국 예수님을 창조주(創造主)라고도 볼 수 있게 되어 있는 것이다.
【原文の直訳】
ところが、ヨハネ福音書一章3節を見れば、万物世界はみ言によって創造されたと記録されており、ヨハネ福音書一章10節には、この世界がイエス様によって創造されたものと記録されているので、結局、イエス様を創造主であるとも見ることができるようになっているのである。
【現行の訳文】
ところが、ヨハネ福音書一章3節を見れば、万物世界はみ言によって創造されたと記録されており、ヨハネ福音書一章10節には、この世界がイエスによって創造されたと記録されているので、結局、イエスを創造主であると見るようになった。

80
【韓国語原文】
그런데 창조원리에 의하면, 피조세계(被造世界)는 개성을 완성한 인간의 성상(性相)과 형상(形狀)을 실체로 전개한 것이기 때문에, 창조목적을 완성한 인간은 피조세계를 총합한 실체상(實體相)이요, 또한 그의 화동(和動)의 중심이라고 하였다.
【原文の直訳】
しかし、創造原理によれば、被造世界は個性を完成した人間の性相と形状を実体に展開したものであるがゆえに、創造目的を完成した人間は、被造世界を総合した実体相であり、また、その和動の中心であるとした。
【現行の訳文】
しかし、創造原理によれば、被造世界は個性を完成した人間の性相と形状を実体に展開したものであるがゆえに、創造目的を完成した人間は、被造世界を総合した実体相であり、また、その和動の中心でもある。

81
【韓国語原文】
그러므로 이러한 의미에서 이 세상은 완성한 인간으로 말미암아 창조되었다고도 할 수 있는 것이다.
【原文の直訳】
ゆえに、このような意味から、この世は完成した人間によって創造されたともいえるのである。
【現行の訳文】

82
【韓国語原文】
또 하나님은 인간이 그 자신의 책임분담(責任分擔)을 다하여 완성되면 그 인간에게 하나님의 창조성을 부여하시어 그로 하여금 만물세계에 대한 창조주의 입장에 설 수 있도록 해 주시고자 하셨던 것이었다.
【原文の直訳】
また、神は人間がそれ自身の責任分担を全うし完成すれば、その人間に神の創造性を与え、彼をして万物世界に対する創造主の立場に立つことができるようにしてあげようとされたのであった。
【現行の訳文】
また、神は人間がそれ自体の責任分担を全うし完成すれば、その人間に神の創造性を与え、彼をして万物世界に対する創造主の立場に立たせようとなさるのである。

83
【韓国語原文】
이러한 각도에서 볼 때, 요한복음 1장 10절의 기록은 어디까지나 예수님은 창조목적을 완성한 인간이라는 사실을 밝힌 것뿐이요, 그가 곧 창조주 자신임을 의미한 것은 아니라는 사실을 우리는 알 수 있는 것이다.
【原文の直訳】
このような角度から見るとき、ヨハネ福音書一章10節の記録は、あくまでも、イエス様は、創造目的を完成した人間であるという事実を明らかにしただけであり、彼が、すなわち、創造主御自身であることを意味するものではないという事実を、我々は知ることができるのである。
【現行の訳文】
このような角度から見るとき、ヨハネ福音書一章10節の記録は、あくまでも、イエスは、創造目的を完成した人間であるという事実を明らかにしただけで、彼が、すなわち、創造主御自身であるということを意味するものではないという事実を、我々は知ることができるのである。

84
【韓国語原文】
예수님은 혈통적으로 보면 아브라함의 후손이지만, 그는 전인류를 중생(重生)하여 주실 인간 조상으로 오셨기 때문에 복귀섭리(復歸攝理)의 입장에서 본다면 아브라함의 선조가 된다.
【原文の直訳】
イエス様は血統的に見れば、アブラハムの子孫であるが、彼は全人類を重生してくださる人間祖先として来られたので、復帰摂理の立場から見れば、アブラハムの祖先になる。
【現行の訳文】
イエスは血統的に見れば、アブラハムの子孫であるが、彼は全人類を重生させる人間祖先として来られたので、復帰摂理の立場から見れば、アブラハムの祖先になる。

85
【韓国語原文】
그렇기 때문에 요한복음 8장 58절에 예수님은 아브라함이 나기 전부터 계셨다고 기록되어 있는 것이다.
【原文の直訳】
ゆえに、ヨハネ福音書八章58節に、イエス様はアブラハムが生まれる前からいらっしゃったと記録されているのである。
【現行の訳文】
ゆえに、ヨハネ福音書八章58節に、イエスはアブラハムが生まれる前から私はいたと言われた。

86
【韓国語原文】
따라서 이 말씀도 예수님이 하나님 자신이라는 의미에서 기록된 것이 아니라는 사실을 우리는 깨달아야 할 것이다.
【原文の直訳】
したがって、このみ言も、イエス様が神自身であるという意味から記録されたものではないという事実を我々は悟らなければならないのである。
【現行の訳文】
したがって、このみ言も、イエスが神御自身であるという意味から言われたのではないということを悟らなければならない。

87
【韓国語原文】
예수님은 지상에 있어서도 원죄(原罪)가 없다는 점을 제외한다면 그는 우리와 조금도 다름이 없는 인간이었고, 또 부활 후 영계에 있어서도 제자들과 다름없이 영인체로서 계신다.
【原文の直訳】
イエス様は、地上においても、原罪がないという点を除外すれば、彼は我々と少しも違いのない人間だったのであり、また、復活後、霊界においても、弟子たちと同様に霊人体としておられる。
【現行の訳文】
イエスは、地上においても、原罪がないという点を除けば、我々と少しも異なるところのない人間であられるし、また、復活後、霊界においても、弟子たちと異なるところのない霊人体としておられるのである。

88
【韓国語原文】
다만 제자들은 생명체급(生命體級)의 영인으로서 빛의 반사체(反射體)로 있는 데 비하여, 예수님은 생령체급(生靈體級)의 영인으로서 찬란한 빛을 발하는 발광체(發光體)로 계시는 것이 다른 점이라 하겠다.
【原文の直訳】
ただ、弟子たちは生命体級の霊人として、光の反射体として存在するのに比べて、イエス様は、生霊体級の霊人として、燦爛たる光を発する発光体として存在されるということが異なる点であると言えよう。
【現行の訳文】
ただ、弟子たちは生命体級の霊人で、受けた光を反射するだけの存在であるのに比べて、イエスは、生霊体級の霊人として、燦爛たる光を発する発光体であるという点が違うだけである。

89
【韓国語原文】
한편 또 예수님은 부활 후에도 영계에서 지상에 계실 때와 마찬가지로 하나님에게 기도를 하고 계신다(롬 8 : 34).
【原文の直訳】
一方、またイエス様は、復活後にも霊界で、地上におられるときと同様に、神に祈祷しておられる(ロマ八・34)。
【現行の訳文】
また、イエスは、復活後にも霊界で、地上におられたときと同様、神に祈祷しておられる(ロマ八・34)。

90
【韓国語原文】
만일 예수님이 하나님 자신이라면 자신에게 어떻게 기도할 수 있겠는가? 이 문제에 있어서는 예수님도 하나님을 아버지라 부르시어 스스로 하나님이 아니심을 밝히고 있는 것이다(마 27 : 46, 요 17 : 1).
【原文の直訳】
もし、イエス様が神自身であるならば、自身にどうして祈祷することができるであろうか。この問題については、イエス様も、神を父と呼び、自ら神でないことを明らかにしておられるのである(マタイ二七・46、ヨハネ一七・1)。
【現行の訳文】
もし、イエスが神御自身であられるならば、その御自身に対して、どうして祈祷することができるであろうか。この問題については、イエスも、神を父と呼び、自ら神でないことを明らかにしておられる(マタイ二七・46、ヨハネ一七・1)。

91
【韓国語原文】
만일 예수님이 하나님 자신이라면, 어떻게 하나님이 사탄의 시험을 받고 또 사탄에 몰려 십자가에 달리는 등의 일이 있을 수 있을 것인가? 그리고 또 예수님이 십자가상(十字架上)에서 나의 하나님 나의 하나님 어찌하여 나를 버리셨나이까(마 27 : 46)라고 하신 말씀을 보더라도 예수님이 하나님 자신이 아님은 분명한 것이다.
【原文の直訳】
もしも、イエス様が神自身であるならば、どうして、神がサタンの試練を受け、また、サタンから追われて十字架にかかるなどのことがあり得るだろうか。そしてまた、イエス様が十字架上で、「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」(マタイ二七・46)と言われたみ言を見ても、イエス様が神自身でないことは明らかである。
【現行の訳文】
もしも、イエスが神御自身であるならば、どうして、神がサタンの試練を受け、また、サタンから追われて十字架につけられるなどということがあり得るだろうか。また、イエスが十字架上で、「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」(マタイ二七・46)と言われたみ言を見ても、イエスが、神御自身でないことは明らかである。

第三節 堕落人間とイエス

92
【韓国語原文】
제 3 절 타락인간과 예수님
【原文の直訳】
第三節 堕落人間とイエス様
【現行の訳文】
第三節 堕落人間とイエス

93
【韓国語原文】
타락한 인간은 창조목적(創造目的)을 완성한 인간으로서의 가치를 갖추지 못하였으므로, 자기보다 저급하게 창조된 천사(天使)를 우러러볼 정도로 천한 자리에 떨어져 버렸다.
【原文の直訳】
堕落した人間は、創造目的を完成した人間としての価値を備えることができなかったので、自分より低級に創造された天使を仰ぎ見る程度の卑しい立場に落ちてしまった。
【現行の訳文】
堕落した人間は、創造目的を完成した人間としての価値を備えていないので、自分より低級に創造された天使を仰ぎ見る程度の卑しい立場に落ちてしまった。

94
【韓国語原文】
그러나 예수님은 창조목적을 완성한 인간으로서의 가치를 모두 갖추고 계셨기 때문에 천사를 비롯한 모든 피조세계(被造世界)를 주관할 수 있는 자격을 가지고 계셨던 것이다(고전 15 : 27).
【原文の直訳】
しかし、イエス様は創造目的を完成した人間としての価値をみな備えておられたので、天使をはじめ、すべての被造世界を主管できる資格をもっておられたのである(コリントⅠ一五・27)。
【現行の訳文】
しかし、イエスは創造目的を完成した人間としての価値をみな備えておられるので、天使をはじめ、すべての被造世界を主管する資格をもっておられたのである(コリントⅠ一五・27)。

95
【韓国語原文】
한편 타락인간에게는 원죄가 있으므로 사탄이 침범할 수 있는 조건이 그대로 남아 있다.
【原文の直訳】
一方、堕落人間には原罪があるので、サタンが侵入できる条件がそのまま残っている。
【現行の訳文】
また、堕落人間には原罪があるので、サタンの侵入できる条件がそのまま残っている。

96
【韓国語原文】
그러나 예수님에게는 원죄가 없기 때문에 사탄이 침범할 수 있는 아무런 조건도 없는 것이다.
【原文の直訳】
しかし、イエス様には原罪がないので、サタンが侵入できる何らの条件もないのである。
【現行の訳文】
しかし、イエスには原罪がないので、サタンが侵入できる何らの条件もないのである。

97
【韓国語原文】
그리고 타락인간은 하나님의 뜻과 그의 심정(心情)을 알 수 없다.
【原文の直訳】
そして、堕落人間は、神のみ旨とその心情を知ることができない。
【現行の訳文】
また、堕落人間は、神のみ旨とその心情を知ることができない。

98
【韓国語原文】
혹시 그것을 안다 하더라도 그것은 극히 부분적인 것에 지나지 않는다.
【原文の直訳】
仮にそれを知ったとしても、それはごく部分的なものにすぎない。
【現行の訳文】
たとえ知ったとしても、それはごく部分的なものにすぎない。

99
【韓国語原文】
그러나 예수님은 이것을 완전히 아시고 또 그 심정을 체휼하는 입장에서 생활하고 계시는 것이다.
【原文の直訳】
しかしイエス様は、これを完全に知っておられ、また、その心情を体恤する立場において生活しておられるのである。
【現行の訳文】
しかしイエスは、神のみ旨を完全に知っておられるとともに、その心情をも完全に体恤した立場において生活しておられるのである。

100
【韓国語原文】
따라서 인간은 타락된 상태에 머물러 있는 한 아무 가치도 없는 존재이지만, 참부모 되시는 예수님으로 말미암아 중생(重生)하여 원죄를 벗고 선의 자녀가 되면, 예수님과 같이 창조목적을 완성한 인간으로 복귀되는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、人間は堕落した状態にとどまっている限り、何らの価値もない存在であるが、真の父母であられるイエス様によって重生し、原罪を脱いで善の子女になれば、イエス様のように創造目的を完成した人間に復帰されるのである。
【現行の訳文】
したがって、人間は堕落した状態にとどまっている限り、何らの価値もない存在であるが、真の父母としてのイエスによって重生され、原罪を脱いで善の子女になれば、イエスのように創造目的を完成した人間に復帰されるのである。

101
【韓国語原文】
그것은 마치 우리 인간 사회의 부자간(父子間)에 있어서 아버지와 아들로서의 서차(序次)가 있을 뿐 그 본연의 가치에는 추호의 차이도 있을 수 없는 것과 마찬가지이다.
【原文の直訳】
それはちょうど、我々人間社会の父子の間において、父と子としての順序があるだけで、その本然の価値にはわずかの差異もありえないのと同じである。
【現行の訳文】
それはちょうど、我々人間社会の父子の間において、父と子としての順位があるだけで、その本然の価値には少しの差異もないのと同じである。

102
【韓国語原文】
그러므로 그리스도는 교회의 머리가 되고(엡 1 : 22), 우리는 그의 몸이 되며 지체(肢體)가 된다(고전 12 : 27).
【原文の直訳】
ゆえに、キリストは教会のかしらとなり(エペソ一・22)、我々は彼の体となり、また肢体となる(コリントⅠ一二・27)。
【現行の訳文】

103
【韓国語原文】
따라서 예수님은 본성전(本聖殿)이요 우리는 분성전(分聖殿)이 되는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、イエス様は本神殿であり、我々は彼の分神殿となるのである。
【現行の訳文】
したがって、イエスは本神殿であり、我々は彼の分神殿となるのである。

104
【韓国語原文】
그리고 예수님은 포도나무요 우리는 그의 가지이며(요 15 : 5), 한편 돌감람나무인 우리는 참감람나무 되시는 예수님에게 접붙임으로써 참감람나무가 될 수 있는 것이다(롬 11 : 17).
【原文の直訳】
そして、イエス様はぶどうの木であり、我々は彼の枝であり(ヨハネ一五・5)、一方、野のオリーブである我々は、真のオリーブであられるイエス様によって接ぎ木されることによって、真のオリーブとなることができるのである(ロマ一一・17)。
【現行の訳文】
そして、イエスはぶどうの木であり、我々は彼の枝である(ヨハネ一五・5)。また、野のオリーブである我々は、もとのオリーブなるイエスに接がれることによって、オリーブとなることができるのである(ロマ一一・17)。

105
【韓国語原文】
그러므로 예수님은 우리를 친구라 하셨고(요 15 : 14), 또 그(예수님)가 나타나시면 우리도 그와 같을 줄을 안다(요일 3 : 2)고 한 성구도 있다.
【原文の直訳】
ゆえに、イエス様は私たちを「友」と言われ(ヨハネ一五・14)、また、彼(イエス様)がお見えになれば、わたしたちも彼と同じであることを知る(ヨハネⅠ三・2)という聖句もある。
【現行の訳文】
ゆえに、イエスは私たちを友達と呼ばれ(ヨハネ一五・14)、また、彼(イエス)が現れるとき、私たちも彼に似るものとなることを知っている(ヨハネⅠ三・2)という聖句もある。

106
【韓国語原文】
그리고 성경은 오직 예수님은 처음 익은 열매요 우리는 다음 익은 열매라고 밝히고 있는 것이다(고전 15 : 23).
【原文の直訳】
そして、聖書は、復活するのは「最初はキリスト、次に、主の来臨に際してキリストに属する者たち」であると明らかにしているのである(コリントⅠ一五・23)。
【現行の訳文】
そして、聖書は、復活するのは「最初はキリスト、次に、主の来臨に際してキリストに属する者たち」であることをも明らかにしている(コリントⅠ一五・23)のである。

第四節 重生論と三位一体論

107
【韓国語原文】
제 4 절 중생론과 삼위일체론
【原文の直訳】
第四節 重生論と三位一体論
【現行の訳文】

108
【韓国語原文】
삼위일체론(三位一體論)은 오늘에 이르기까지 신학계에서 가장 해결하기 어려운 문제 중의 하나로 논란되어 왔다.
【原文の直訳】
三位一体論は、今日に至るまで、神学界で一番解決し難い問題の中の一つとして論難されてきた。
【現行の訳文】
三位一体論は、今日に至るまで、神学界で一番解決し難い問題の中の一つとして論じられてきた。

109
【韓国語原文】
그리고 누구나 다 알고 있는 것 같으면서도 실상 그 근본적인 뜻을 모르는 채 그대로 지내 왔던 문제 중의 하나가 역시 본항에서 다루려는 중생론(重生論)인 것이다.
【原文の直訳】
そして、だれもがみな分かっているようでありながらも、実際、その根本的な意味を知らないまま、そのまま過ぎてきた問題の中の一つが、やはり本項で扱おうとする重生論なのである。
【現行の訳文】
そして、だれもがよく分かっているようで、実際には、その根本的な意味を知らないままに過ぎてきた問題の中の一つが、すなわち本項で扱う重生論である。

(一)重生論

110
【韓国語原文】
Ⅰ.중 생 론
【原文の直訳】
(一)重生論
【現行の訳文】

(1)重生の使命から見たイエスと聖霊

111
【韓国語原文】
1.중생의 사명으로 본 예수님과 성신
【原文の直訳】
(1)重生の使命から見たイエス様と聖神
【現行の訳文】
(1)重生の使命から見たイエスと聖霊

112
【韓国語原文】
예수님은 자기를 찾아온 유대관원 니고데모에게 중생(重生)하지 아니하면 하나님 나라를 볼 수 없다고 말씀하셨다(요 3 : 3).
【原文の直訳】
イエス様は、自分を訪ねてきたユダヤ官員ニコデモに、重生しなければ、神の国を見ることはできないと言われた(ヨハネ三・3)。
【現行の訳文】
イエスは、自分を訪ねてきたユダヤ人の官吏ニコデモに、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできないと言われた(ヨハネ三・3)。

113
【韓国語原文】
중생이라는 말은 두 번 태어난다는 뜻이다.
【原文の直訳】
重生という言葉は二度生まれるという意味である。
【現行の訳文】
重生とは二度生まれるという意味である。

114
【韓国語原文】
그러면 인간은 왜 중생해야 되는 것인가? 우리는 여기에서 타락인간(墮落人間)이 중생하지 않으면 안 되는 이유를 알아보기로 하자.
【原文の直訳】
では、人間はなぜ重生しなければならないのか。我々はここで、堕落人間が重生しなければならない理由を調べてみることにしよう。
【現行の訳文】
では、人間はなぜ新たに生まれなければならないのであろうか。我々はここで、堕落人間が重生しなければならない理由について調べてみることにしよう。

115
【韓国語原文】
아담과 해와가 창조이상(創造理想)을 완성하여 인류의 참부모가 되었더라면, 그로부터 태어난 자녀들은 원죄가 없는 선의 자녀가 되어 지상천국(地上天國)을 이루었을 것이었다.
【原文の直訳】
アダムとエバが創造理想を完成して、人類の真の父母となっていたならば、それから生まれた子女たちは原罪がない善の子女となり、地上天国をつくり上げていたはずであった。
【現行の訳文】
アダムとエバが創造理想を完成して、人類の真の父母となったならば、彼らから生まれた子女たちは原罪がない善の子女となり、地上天国をつくったであろう。

116
【韓国語原文】
그러나 그들은 타락하여 인류의 악의 부모가 되었기 때문에 악한 자녀들을 번식하여 지상지옥(地上地獄)을 이룬 것이다.
【原文の直訳】
しかし、彼らは堕落して人類の悪の父母となったので、悪の子女たちを繁殖して、地上地獄をつくったのである。
【現行の訳文】
しかし、彼らは堕落して人類の悪の父母となったので、悪の子女を生み殖やして、地上地獄をつくることになったのである。

117
【韓国語原文】
따라서 예수님이 니고데모에게 하신 말씀대로, 타락한 인간들은 원죄가 없는 자녀로서 두 번 태어나지 않고서는 하나님 나라를 볼 수 없게 된 것이다.
【原文の直訳】
したがって、イエス様が、ニコデモに言われたみ言どおり、堕落した人間たちは原罪がない子女として二度生まれなければ、神の国を見ることができなくなったのである。
【現行の訳文】
したがって、イエスが、ニコデモに言われたみ言どおり、堕落した人間は原罪がない子女として新たに生まれ直さなければ、神の国を見ることができないのである。

118
【韓国語原文】
우리를 낳아 주는 것은 부모가 아니면 아니 된다.
【原文の直訳】
我々を生んでくださるのは、父母でなければならない。
【現行の訳文】

119
【韓国語原文】
그러면 타락한 우리들을 원죄(原罪)가 없는 자녀로 다시 낳아서 하나님의 나라로 들어가게 해 줄 수 있는 선의 부모는 누구일 것인가?
【原文の直訳】
それでは、堕落した我々を原罪がない子女として再び生んで、神の国に入らせてくださることのできる善の父母はどなたなのか。
【現行の訳文】
それでは、堕落した我々を原罪がない子女として生んで、神の国に入らせてくださる善の父母は、いったいどなたなのであろうか。

120
【韓国語原文】
원죄 있는 악의 부모가 원죄 없는 선의 자녀를 낳을 수는 없는 것이다.
【原文の直訳】
原罪のある悪の父母が、原罪のない善の子女を生むことはできないのである。
【現行の訳文】
原罪のある悪の父母が、原罪のない善の子女を生むことはできない。

121
【韓国語原文】
따라서 이 선의 부모가 타락인간들 가운데에 있을 리는 만무한 일이다.
【原文の直訳】
したがって、この善の父母が、堕落人間たちの中にいるはずは決してないことである。
【現行の訳文】
したがって、この善の父母が、堕落人間たちの中にいるはずはない。

122
【韓国語原文】
그러므로 그러한 부모는 하늘로부터 강림(降臨)하셔야 하는데, 그렇게 오셨던 분이 바로 예수님이셨다.
【原文の直訳】
それゆえに、そのような父母は、天から降臨されなければならないが、そのように来られた方が正にイエス様であられた。
【現行の訳文】
それゆえに、善の父母は、天から降臨されなければならないのであるが、そのために来られた方こそがイエスであった。

123
【韓国語原文】
따라서 그는 타락한 자녀들을 원죄가 없는 선의 자녀로 다시 낳아 지상천국을 이룩하시기 위하여 참아버지로 오셨던 분이시다.
【原文の直訳】
したがって、彼は堕落した子女たちを、原罪のない善の子女として再び生み、地上天国をつくるために真の父として来られた方であられる。
【現行の訳文】
彼は堕落した子女を、原罪のない善の子女として新しく生み直し、地上天国をつくるその目的のために真の父として来られた方であった。

124
【韓国語原文】
그러므로 베드로전서 1장 3절에 예수 그리스도의 죽은 자 가운데서 부활하심으로 말미암아 우리를 거듭나게(중생) 하사 산 소망이 있게 하시며라는 말씀이 있다.
【原文の直訳】
ゆえに、ペテロⅠ一章3節に、「イエス・キリストを死人の中からよみがえらせ、それにより、わたしたちを新たに生れさせて生ける望みをいだかせ」というみ言がある。
【現行の訳文】

125
【韓国語原文】
예수님은 아담으로써 못 이루셨던 참아버지로 오셨기 때문에 성경은 그를 후아담이라 하였고(고전 15 : 45), 영존(永存)하신 아버지라 하였으며(사 9 : 6), 또 하나님은 선지자(先知者) 엘리야를 다시 보내시어 그로 하여금 타락한 인간들의 마음을 부모로 오시는 예수님 앞으로 돌이키게 함으로써 그들로 자녀가 되게 하시겠다고도 말씀하셨다(말 4 : 6).
【原文の直訳】
イエス様は、アダムによって成し遂げられなかった真の父として来られたので、聖書は、彼を後のアダムといい(コリントⅠ一五・45)、永遠であられる父といったのであり(イザヤ九・6)、また、神は、預言者エリヤを再び送られ、彼をして堕落した人間たちの心を、父母として来られるイエス様の前へ向けさせることによって、彼らを子女となさしめると言われた(マラキ四・6)。
【現行の訳文】
イエスは、アダムによって成し遂げられなかった真の父としての使命を全うするために来られたので、聖書では、彼を後のアダムといい(コリントⅠ一五・45)、永遠の父といったのである(イザヤ九・6)。また、神は、預言者エリヤを再び送り、彼の力で堕落した人間の心を、父母として降臨されるイエスの方へ向けさせることによって、彼らをその子女となさしめると言われた(マラキ四・6)。

126
【韓国語原文】
그리고 예수님은 다시 오실 때에도 아버지의 영광으로 오시리라(마 16 : 27)고 하셨다.
【原文の直訳】
そして、イエス様が再び来られるときにも、父の栄光により来られる(マタイ一六・27)と言われた。
【現行の訳文】
そして、イエスが再臨されるときも、父の栄光のうちに来られる(マタイ一六・27)と言われたのである。

127
【韓国語原文】
그런데 아버지 혼자서 어떻게 자녀를 낳을 수 있겠는가? 그러므로 타락한 자녀들을 선의 자녀로 다시 낳아 주시기 위하여는 참아버지와 함께 참어머니도 계셔야 하는 것이다.
【原文の直訳】
ところで、父は一人でどうして子女を生むことができるだろうか。ゆえに、堕落した子女たちを、善の子女として、再び生んでくださるためには、真の父と共に、真の母もおられなければならないのである。
【現行の訳文】
ところで、父は一人でどうして子女を生むことができるだろうか。堕落した子女を、善の子女として、新たに生み直してくださるためには、真の父と共に、真の母がいなければならない。

128
【韓国語原文】
죄악(罪惡)의 자녀들을 다시 낳아 주시기 위하여 그 참어머니로 오신 분이 바로 성신(聖神)이시다.
【原文の直訳】
罪悪の子女たちを再び生んでくださるために、その真の母として来られた方が、まさしく聖霊であられる。
【現行の訳文】
罪悪の子女たちを新たに生んでくださるために、真の母として来られた方が、まさしく聖霊である。

129
【韓国語原文】
그러기에 예수님은 니고데모에게 성신으로 거듭나지 아니하면 하나님 나라에 들어갈 수 없다(요 3 : 5)고 말씀하셨던 것이다.
【原文の直訳】
ゆえに、イエス様はニコデモに、聖神によって生まれ変わらなければ、神の国に入ることができない(ヨハネ三・5)と言われたのである。
【現行の訳文】
ゆえに、イエスはニコデモに、聖霊によって新たに生まれなければ、神の国に入ることができない(ヨハネ三・5)と言われたのである。

130
【韓国語原文】
이와 같이 성신은 참어머니로서 후해와로 오신 분이시기 때문에, 그를 여성신(女性神)으로 계시받는 사람이 많다.
【原文の直訳】
このように、聖神は真の母として、後のエバとして来られた方であられるので、それを女性神と啓示される人が多い。
【現行の訳文】
このように、聖霊は真の母として、また後のエバとして来られた方であるので、聖霊を女性神であると啓示を受ける人が多い。

131
【韓国語原文】
그리고 성신이 여성신이시기 때문에 성신을 받지 않고서는 예수님 앞에 신부로 설 수 없는 것이다.
【原文の直訳】
そして、聖神は女性神であられるので、聖神を受けなくては、イエス様の前に新婦として立つことができないのである。
【現行の訳文】
すなわち聖霊は女性神であられるので、聖霊を受けなくては、イエスの前に新婦として立つことができない。

132
【韓国語原文】
이와 같이 성신은 여성신이시기 때문에 위로와 감동의 역사(役事)를 하시는 것이며(고전 12 : 3), 또 해와가 지은 죄를 탕감복귀(蕩減復歸)하시기 위하여 죄를 씻는 역사를 하시지 않으면 아니되는 것이다.
【原文の直訳】
このように聖神は女性神であられるので、慰労と感動の役事をなさるのであり(コリントⅠ一二・3)、また、エバが犯した罪を蕩減復帰されるため、罪をぬぐう役事をされなければならないのである。
【現行の訳文】
また、聖霊は慰労と感動の働きをなさるのであり(コリントⅠ一二・3)、エバが犯した罪を蕩減復帰されるので、罪の悔い改めの業をしなければならないのである。

133
【韓国語原文】
그리고 예수님은 남성이시므로 하늘(양)에서, 성신은 여성이시므로 땅(음)에서 역사하시는 것이다.
【原文の直訳】
そして、イエス様は男性であられるので、天(陽)において、聖神は女性であられるので、地(陰)において、役事されるのである。
【現行の訳文】
さらに、イエスは男性であられるので、天(陽)において、また、聖霊は女性であられるので、地(陰)において、業(役事)をなさるのである。

(2)ロゴスの二性性相から見たイエスと聖霊

134
【韓国語原文】
2.로고스의 이성성상으로 본 예수님과 성신
【原文の直訳】
(2)ロゴスの二性性相から見たイエス様と聖神
【現行の訳文】
(2)ロゴスの二性性相から見たイエスと聖霊

135
【韓国語原文】
로고스라는 낱말은 헬라어로서 ‘말씀’ 혹은 ‘이법(理法)’이란 뜻을 가지고 있다.
【原文の直訳】
ロゴスという単語はギリシャ語で、み言、あるいは理法という意味をもっている。
【現行の訳文】
ロゴスという言葉はギリシャ語で、み言、あるいは理法という意味をもっている。

136
【韓国語原文】
요한복음 1장 1절 이하를 보면, 로고스는 하나님의 대상(對象)으로서 하나님과 수수적(授受的)인 관계의 위치를 취하고 있다고 기록되어 있다.
【原文の直訳】
ヨハネ福音書一章1節以下を見ると、ロゴスは神の対象として、神と授受的な関係の位置をとっていると記録されている。
【現行の訳文】
ヨハネ福音書一章1節以下を見ると、ロゴスは神の対象で、神と授受をなすような関係の位置をとっているという意味のことが書かれている。

137
【韓国語原文】
그런데 로고스의 주체(主體)이신 하나님이 이성성상(二性性相)으로 계시므로, 그의 대상인 로고스도 역시 이성성상이 아닐 수 없는 것이다.
【原文の直訳】
ところで、ロゴスの主体であられる神が、二性性相としておられるので、その対象であるロゴスも、やはり二性性相と言わざるを得ないのである。
【現行の訳文】
ところで、ロゴスの主体である神が、二性性相としておられるので、その対象であるロゴスも、やはり二性性相とならざるを得ない。

138
【韓国語原文】
만일 로고스가 이성성상으로 되어 있지 않다면, 로고스로 창조된 피조물(요 1 : 3)이 또한 이성성상으로 되어 있을 수가 없다.
【原文の直訳】
もし、ロゴスが二性性相になっていないならば、ロゴスで創造された被造物(ヨハネ一・3)が、同じく二性性相になっているはずがない。
【現行の訳文】
もし、ロゴスが二性性相になっていないならば、ロゴスで創造された被造物(ヨハネ一・3)も、二性性相になっているはずがない。

139
【韓国語原文】
이러한 로고스의 이성성상이 하나님의 형상적인 실체대상(實體對象)으로 분립된 것이 아담과 해와였던 것이다(전편 제1장 제1절 Ⅰ).
【原文の直訳】
このようなロゴスの二性性相が、神の形象的な実体対象として分立されたのが、アダムとエバだったのである(前編第一章第一節(一))。
【現行の訳文】
このようなロゴスの二性性相が、神の形象的な実体対象として分立されたのが、アダムとエバであった(前編第一章第一節(一))。

140
【韓国語原文】
아담이 창조이상(創造理想)을 완성한 남성 즉 ‘생명나무’가 되고, 해와가 창조이상을 완성한 여성 즉 ‘선악(善惡)을 알게 하는 나무’가 되어 인류의 참부모가 되었더라면, 그때에 하나님의 3대 축복(三大祝福)이 완성되어 지상천국(地上天國)이 이루어졌을 것이었다.
【原文の直訳】
アダムが創造理想を完成した男性、すなわち命の木となり、エバが創造理想を完成した女性、すなわち善悪を知る木となって、人類の真の父母となっていたならば、そのときに、神の三大祝福が完成され、地上天国は成就されたはずであった。
【現行の訳文】
アダムが創造理想を完成した男性、すなわち生命の木となり、エバが創造理想を完成した女性、すなわち善悪を知る木となって、人類の真の父母となったならば、そのときに、神の三大祝福が完成され、地上天国は成就されたはずであった。

141
【韓国語原文】
그러나 그들이 타락되었기 때문에 반대로 지상지옥(地上地獄)이 되고 말았다.
【原文の直訳】
しかし、彼らが堕落したので、反対に、地上地獄になってしまった。
【現行の訳文】

142
【韓国語原文】
그렇기 때문에 타락인간들을 다시 낳아 주시기 위하여 예수님은 후아담(고전 15 : 45)으로서 ‘생명나무’의 사명을 가지고(계 22 : 14) 인류의 참아버지로 오셨던 것이다.
【原文の直訳】
それゆえ、堕落人間を再び生んでくださるために、イエス様は、後のアダム(コリントⅠ一五・45)として、命の木の使命をもって(黙二二・14)人類の真の父として来られたのである。
【現行の訳文】
それゆえ、堕落人間を再び生み直してくださるために、イエスは、後のアダム(コリントⅠ一五・45)として、生命の木の使命をもって(黙二二・14)人類の真の父として来られたのである。

143
【韓国語原文】
그렇다면 또한 여기에 후해와로서 ‘선악을 알게 하는 나무’의 사명을 가진 인류의 참어머니가(계 22 : 17) 마땅히 계셔야 할 것이 아니겠는가.
【原文の直訳】
そうだとすれば、同様に後のエバとして、善悪を知る木の使命をもった人類の真の母が(黙二二・17)、当然いなければならないのではないだろうか。
【現行の訳文】
このように考えてくると、ここに後のエバとして、善悪を知る木の使命をもった人類の真の母が(黙二二・17)、当然いなければならないということになる。

144
【韓国語原文】
이와 같이 타락인간을 다시 낳아 주실 참어머니로 오신 분이 성신(聖神)인 것이다.
【原文の直訳】
このように、堕落人間を、再び生んでくださる真の母として来られた方が聖神なのである。
【現行の訳文】
これがすなわち、堕落した人間を、再び生んでくださる真の母として来られる聖霊なのである。

(3)イエスと聖霊による霊的重生

145
【韓国語原文】
3.예수님과 성신에 의한 영적 중생
【原文の直訳】
(3)イエス様と聖神による霊的重生
【現行の訳文】
(3)イエスと聖霊による霊的重生

146
【韓国語原文】
부모의 사랑이 없이는 새 생명이 태어날 수 없다.
【原文の直訳】
父母の愛がなくては、新たな命が生まれることはできない。
【現行の訳文】

147
【韓国語原文】
그러므로 우리가 고린도전서 12장 3절에 기록된 말씀과 같이, 성신의 감동에 의하여 예수님을 구주(救主)로 믿게 되면, 영적 참아버지이신 예수님과 영적 참어머니이신 성신과의 수수작용(授受作用)에 의하여 나타나는 영적 참부모의 사랑을 받게 된다.
【原文の直訳】
それゆえ、我々がコリントⅠ一二章3節に記録されているみ言のように、聖神の感動によって、イエス様を救い主として信じるようになれば、霊的な真の父であられるイエス様と、霊的な真の母であられる聖神との授受作用によって現れる霊的な真の父母の愛を受けるようになる。
【現行の訳文】
それゆえ、我々がコリントⅠ一二章3節に記録されているみ言のように、聖霊の感動によって、イエスを救い主として信じるようになれば、霊的な真の父であるイエスと、霊的な真の母である聖霊との授受作用によって生ずる霊的な真の父母の愛を受けるようになる。

148
【韓国語原文】
그러면 여기에서 그를 믿는 성도들은 그 사랑으로 말미암아 새 생명이 주입되어 새로운 영적 자아로 중생(重生)하게 되는 것이니, 이것을 영적 중생이라고 한다.
【原文の直訳】
そうすればここで、彼を信じる聖徒たちは、その愛によって新たな命が注入され、新しい霊的自我に重生するようになるのであるが、これを霊的重生という。
【現行の訳文】
そうすればここで、彼を信じる信徒たちは、その愛によって新たな命が注入され、新しい霊的自我に重生されるのである。これを霊的重生という。

149
【韓国語原文】
그런데 인간은 영육(靈肉) 아울러 타락되었기 때문에, 여기에서 더 나아가 육적 중생을 함으로써 원죄(原罪)를 청산하지 않으면 아니 된다.
【原文の直訳】
ところが、人間は霊肉共に堕落したので、ここからさらに肉的重生をすることによって、原罪を清算しなければならない。
【現行の訳文】
ところが、人間は霊肉共に堕落したので、なお、肉的重生を受けることによって、原罪を清算しなければならないのである。

150
【韓国語原文】
그러므로 예수님은 인간의 육적 중생에 의한 육적 구원을 위하여 필연적으로 재림(再臨)하시게 되는 것이다.
【原文の直訳】
それゆえイエス様は、人間の肉的重生による肉的救いのため、必然的に、再臨されるようになるのである。
【現行の訳文】
イエスは、人間の肉的重生による肉的救いのため、必然的に、再臨されるようになるのである。

(二)三位一体論

151
【韓国語原文】
Ⅱ.삼위일체론
【原文の直訳】
(二)三位一体論
【現行の訳文】

152
【韓国語原文】
창조원리에 의하면, 정분합작용(正分合作用)에 의하여 삼대상목적(三對象目的)을 이룬 사위기대(四位基臺)의 터전이 없이는 하나님의 창조목적은 이루어지지 않는 것으로 되어 있다.
【原文の直訳】
創造原理によれば、正分合作用により、三対象目的を完成した四位基台の基盤なくしては、神の創造目的は完成されないことになっている。
【現行の訳文】
創造原理によれば、正分合作用により、三対象目的を達成した四位基台の基盤なくしては、神の創造目的は完成されないことになっている。

153
【韓国語原文】
따라서 그 목적을 이루기 위하여는, 예수님과 성신도 하나님의 이성성상(二性性相)으로부터 실체로 분립된 대상으로 서 가지고 서로 수수작용을 하여 합성일체화(合性一體化)함으로써, 하나님을 중심한 사위기대를 이루지 않으면 안 된다.
【原文の直訳】
したがって、その目的を完成するためには、イエス様と聖神も、神の二性性相から実体として分立された対象として立って、お互いに授受作用をして合性一体化することにより、神を中心とする四位基台を完成しなければならない。
【現行の訳文】
したがって、その目的を達成するためには、イエスと聖霊も、神の二性性相から実体的に分立された対象として立って、お互いに授受作用をして合性一体化することにより、神を中心とする四位基台をつくらなければならない。

154
【韓国語原文】
이때에 예수님과 성신은 하나님을 중심하고 일체가 되는 것이니, 이것이 곧 삼위일체(三位一體)이다.
【原文の直訳】
このときに、イエス様と聖神は、神を中心として一体となるのであるが、これがすなわち三位一体である。
【現行の訳文】
このとき、イエスと聖霊は、神を中心として一体となるのであるが、これがすなわち三位一体なのである。

155
【韓国語原文】
원래 하나님이 아담과 해와를 창조하신 목적은, 그들을 인류의 참부모로 세워 합성일체화시켜 가지고 하나님을 중심한 사위기대를 이루어 삼위일체가 되게 하시려는 데 있었던 것이다.
【原文の直訳】
元来、神がアダムとエバを創造された目的は、彼らを人類の真の父母に立て、合性一体化させて、神を中心とした四位基台をつくり、三位一体となるようにしようとされるところにあった。
【現行の訳文】
元来、神がアダムとエバを創造された目的は、彼らを人類の真の父母に立て、合性一体化させて、神を中心とした四位基台をつくり、三位一体をなさしめるところにあった。

156
【韓国語原文】
만일 그들이 타락되지 않고 완성되어 하나님을 중심하고 참부모로서의 삼위일체를 이루어서 선의 자녀를 번식하였더라면, 그의 후손들도 역시 하나님을 중심한 선의 부부를 이루어 각각 삼위일체가 되었을 것이었다.
【原文の直訳】
もし、彼らが堕落しないで完成し、神を中心として、真の父母としての三位一体をつくり、善の子女を繁殖していたならば、彼らの子孫たちも、やはり、神を中心とする善の夫婦を成し、各々三位一体となっていたはずであった。
【現行の訳文】
もし、彼らが堕落しないで完成し、神を中心として、真の父母としての三位一体をつくり、善の子女を生み殖やしたならば、彼らの子孫も、やはり、神を中心とする善の夫婦となって、各々三位一体をなしたはずである。

157
【韓国語原文】
따라서 하나님의 3대 축복(三大祝福) 완성에 의한 지상천국은 그때에 이미 이루어졌을 것이었다.
【原文の直訳】
したがって、神の三大祝福完成による地上天国は、そのときに、既に完成されていたはずであった。
【現行の訳文】
したがって、神の三大祝福完成による地上天国は、そのとき、既に完成されたはずであった。

158
【韓国語原文】
그러나 아담과 해와가 타락하여 사탄을 중심하고 사위기대를 이루었기 때문에, 사탄을 중심한 삼위일체가 되어 버리고 말았다.
【原文の直訳】
しかし、アダムとエバが堕落して、サタンを中心として四位基台をつくったため、サタンを中心とする三位一体となってしまった。
【現行の訳文】
しかし、アダムとエバが堕落して、サタンを中心として四位基台を造成したので、サタンを中心とする三位一体となってしまった。

159
【韓国語原文】
그렇기 때문에 그의 후손들도 역시 사탄을 중심한 삼위일체를 형성하여 타락한 인간사회를 이루어 놓은 것이다.
【原文の直訳】
それゆえ、その子孫たちもやはり、サタンを中心として三位一体を形成して、堕落した人間社会をつくってしまったのである。
【現行の訳文】
ゆえに彼らの子孫もやはり、サタンを中心として三位一体を形成して、堕落した人間社会をつくってしまったのである。

160
【韓国語原文】
그러므로 하나님은 예수님과 성신(聖神)을 후아담과 후해와로 세워 인류의 참부모가 되게 하심으로써, 타락인간을 중생(重生)케 하여 가지고 그들도 역시 하나님을 중심한 삼위일체가 되게 하셔야만 한다.
【原文の直訳】
したがって、神はイエス様と聖神を、後のアダムと後のエバとして立て、人類の真の父母となるようにされることにより、堕落人間を重生させて、彼らもまた、神を中心とする三位一体となるようにしなければならない。
【現行の訳文】
それゆえ、神はイエスと聖霊を、後のアダムと後のエバとして立て、人類の真の父母として立たしめることにより、堕落人間を重生させて、彼らもまた、神を中心とする三位一体をなすようにしなければならないのである。

161
【韓国語原文】
그러나 예수님과 성신은 하나님을 중심한 영적인 삼위일체를 이룸으로써 영적 참부모의 사명만을 하시었다.
【原文の直訳】
しかし、イエス様と聖神は、神を中心とする霊的な三位一体をつくることによって、霊的真の父母の使命だけをされた。
【現行の訳文】
しかし、イエスと聖霊とは、神を中心とする霊的な三位一体をつくることによって、霊的真の父母の使命を果たしただけで終わった。

162
【韓国語原文】
따라서 예수님과 성신은 영적 중생의 사명만을 하고 계시기 때문에, 성도들도 역시 영적인 삼위일체로만 복귀되어 아직도 영적 자녀의 입장에 머물러 있는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、イエス様と聖神は霊的重生の使命だけをなさっているので、聖徒たちも、やはり、霊的な三位一体としてのみ復帰され、いまだ、霊的子女の立場にとどまっているのである。
【現行の訳文】
したがって、イエスと聖霊は霊的重生の使命だけをなさっているので、信徒たちも、やはり、霊的な三位一体としてのみ復帰され、いまだ、霊的子女の立場にとどまっているのである。

163
【韓国語原文】
그러므로 예수님은 스스로 하나님을 중심한 실체적인 삼위일체를 이루어서 영육(靈肉) 아우른 참부모가 되심으로써, 타락인간을 영육 아울러 중생케 하시어 그들로 하여금 원죄를 청산하고 하나님을 중심한 실체적인 삼위일체가 되게 하시기 위하여 재림하시게 되는 것이다.
【原文の直訳】
ゆえに、イエス様は自ら神を中心とする実体的な三位一体をつくり、霊肉共に真の父母となることによって、堕落人間を霊肉共に重生させ、彼らをして原罪を清算して、神を中心とする実体的な三位一体となるようにするために再臨されるようになるのである。
【現行の訳文】
ゆえに、イエスは自ら神を中心とする実体的な三位一体をつくり、霊肉共に真の父母となることによって、堕落人間を霊肉共に重生させ、彼らをして原罪を清算させて、神を中心とする実体的な三位一体をつくらせるために再臨されるのである。

164
【韓国語原文】
그리하여 타락인간이 하나님을 중심하고 창조본연의 사위기대를 조성하면, 그때에 비로소 하나님의 3대 축복(三大祝福)을 이룬 지상천국이 복귀되는 것이다.
【原文の直訳】
そうして、堕落人間が神を中心として創造本然の四位基台を造成すれば、そのときに初めて、神の三大祝福を完成した地上天国が復帰されるのである。
【現行の訳文】
このようにして、堕落人間が神を中心として創造本然の四位基台を造成すれば、そのとき初めて、神の三大祝福を完成した地上天国が復帰されるのである。

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