■記事の構成について

 原文を文章ごとに分け、それぞれの文章を【韓国語原文】、【原文の直訳】、【現行の訳文】の3つに分けて記載しています。

 【現行の訳文】が直訳されていて変更箇所がない場合、【原文の直訳】を省略し、【原文の直訳】と【現行の訳文】が統合されて一つの文章になっています。

■み言の引用について

 『原理講論』の引用文は、2014年5月30日、光言社発行の第五版第一刷から引用したものです。また、聖句の引用は、日本聖書協会発行の『口語訳聖書』からの引用です。

 『口語訳聖書』は原語(旧約聖書はヘブライ語、新約聖書はギリシャ語)から翻訳し、欧米の各言語(特に英語)を参考として訳されているため、『口語訳聖書』からの引用箇所は、韓国語の聖句の直訳になっていないことに留意してください。

■韓国語の辞書について

 翻訳するさいに基準としている韓国語の辞書は、小学館の『韓日辞典』(旧『朝鮮語辞典』)です。『韓日辞典』にない場合は、こちらのNAVER「국어사전(国語辞典)」を使います。

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■本文‐創造原理 第六節 人間を中心とする無形実体世界と有形実体世界

414
【韓国語原文】
제 6 절 인간을 중심한 무형실체세계와 유형실체세계
【原文の直訳】
第六節 人間を中心とする無形実体世界と有形実体世界
【現行の訳文】

㈠無形実体世界と有形実体世界

415
【韓国語原文】
Ⅰ.무형실체세계와 유형실체세계
【原文の直訳】
㈠無形実体世界と有形実体世界
【現行の訳文】

416
【韓国語原文】
피조세계(被造世界)는 하나님의 이성성상(二性性相)을 닮은 인간을 본으로 하여 창조되었기 때문에, 모든 존재는 마음과 몸으로 된 인간의 기본형을 닮지 않은 것이 하나도 없다(본장 제1절 Ⅱ 참조).
【原文の直訳】
被造世界は、神の二性性相に似た人間を標本として創造されたので、あらゆる存在は、心と体からなる人間の基本形に似ないものは一つもない(本章第一節㈡参照)。
【現行の訳文】

417
【韓国語原文】
그러므로 피조세계에는 인간의 몸과 같은 유형실체세계(有形實體世界)만 있는 것이 아니고, 그의 주체로서의 인간의 마음과 같은 무형실체세계(無形實體世界)가 또 있다.
【原文の直訳】
したがって、被造世界には、人間の体のような有形実体世界ばかりがあるのではなく、その主体たる人間の心のような無形実体世界が他にもある。
【現行の訳文】
したがって、被造世界には、人間の体のような有形実体世界ばかりでなく、その主体たる人間の心のような無形実体世界もまたあるのである。

418
【韓国語原文】
이것을 무형실체세계라고 하는 것은, 우리의 생리적인 오관(五官)으로는 그것을 감각할 수 없고 영적 오관으로만 감각할 수 있기 때문이다.
【原文の直訳】
これを無形実体世界というのは、我々の生理的な五官では、それを感覚することができず、霊的五官だけでしか感覚することができないからである。
【現行の訳文】

419
【韓国語原文】
영적 체험에 의하면, 이 무형세계는 영적인 오관에 의하여 유형세계와 꼭 같이 실감할 수 있는 실재세계인 바, 이 유형 무형의 두 실체세계를 합친 것을 우리는 천주(天宙)라고 부른다.
【原文の直訳】
霊的体験によれば、この無形世界は、霊的な五官により、有形世界と全く同じく感覚できる実在世界なので、この有形、無形の二つの実体世界を総合したものを、我々は天宙と呼ぶ。
【現行の訳文】

420
【韓国語原文】
마음과의 관계가 없이는 몸의 행동이 있을 수 없는 것같이 하나님과의 관계가 없이는 창조본연(創造本然)의 인간의 행동이 있을 수 없으며, 따라서 무형세계와의 관계가 없이는 유형세계가 창조본연의 가치를 드러낼 수 없는 것이다. 그러므로 마음을 알지 못하고는 그 사람의 인격을 알 수 없듯이 하나님을 알지 못하고는 인생의 근본 의의를 알 수 없으며, 무형세계가 어떻게 되어 있는가 하는 것을 모르고는 유형세계가 어떻게 되었는가 하는 것을 완전히 알 수 없는 것이다.
【原文の直訳】
心との関係がなくては、体の行動があり得ないように、神との関係がなくては創造本然の人間の行動があり得ず、したがって、無形世界との関係がなくては、有形世界が創造本然の価値を表すことはできないのである。ゆえに、心を知らずには、その人の人格が分からないように、神を知らなくては、人生の根本意義を知ることはできず、無形世界がどのようになっているかということを知らなくては、有形世界がどのようになっているかということを完全に知ることはできないのである。
【現行の訳文】
心との関係がなくては、体の行動があり得ないように、神との関係がなくては創造本然の人間の行動もあり得ない。したがって、無形世界との関係がなくては、有形世界が創造本然の価値を表すことはできないのである。ゆえに、心を知らずには、その人格が分からないように、神を知らなくては、人生の根本意義を知ることはできない。また、無形世界がいかなるものであるかを知らなくては、有形世界がいかなるものであるかを完全に知ることはできないのである。

421
【韓国語原文】
그러므로 무형세계는 주체(主體)의 세계요 유형세계는 대상(對象)의 세계로서, 후자는 전자의 그림자와 같은 것이다(히 8 : 5).
【原文の直訳】
それゆえに、無形世界は主体の世界であり、有形世界は対象の世界であって、後者は前者の影のようなものである(ヘブル八・5)。
【現行の訳文】

422
【韓国語原文】
유형세계에서 생활하던 인간이 육신(肉身)을 벗으면 그 영인체(靈人體)는 바로 무형세계에 가서 영주(永住)하게 된다.
【原文の直訳】
有形世界で生活していた人間が肉身を脱げば、その霊人体は直ちに、無形世界に行って永住するようになる。
【現行の訳文】
有形世界で生活した人間が肉身を脱げば、その霊人体は直ちに、無形世界に行って永住するようになる。

㈡被造世界における人間の位置

423
【韓国語原文】
Ⅱ.피조세계에 있어서의 인간의 위치
【原文の直訳】
㈡被造世界における人間の位置
【現行の訳文】

424
【韓国語原文】
첫째로, 하나님은 인간을 피조세계(被造世界)의 주관자로 창조하셨다(창 1 : 28).
【原文の直訳】
第一に、神は人間を被造世界の主管者として創造された(創一・28)。
【現行の訳文】

425
【韓国語原文】
피조세계는 하나님에 대한 내적인 감성을 갖추지 못하고 있다.
【原文の直訳】
被造世界は、神に対する内的な感性を備えることができていない。
【現行の訳文】
ところで被造世界は、神に対する内的な感性を備えていない。

426
【韓国語原文】
그러므로 하나님은 이 세계를 직접 주관하지 않으시고, 이 세계에 대한 감성을 갖춘 인간을 창조하시어 그로 하여금 피조세계를 직접 주관하도록 하신 것이다. 따라서 인간을 창조하심에 있어서 유형세계(有形世界)를 느껴 그것을 주관하도록 하시기 위하여 그것과 같은 요소인 물과 흙과 공기로써 육신을 창조하시고, 무형세계(無形世界)를 느껴 그것을 주관하도록 하시기 위하여 그것과 같은 영적인 요소로써 영인체를 창조하시었다.
【原文の直訳】
それで、神はこの世界を直接主管なさらずに、この世界に対する感性を備えた人間を創造され、彼をして被造世界を直接主管するようになされたのである。したがって、人間を創造されるに当たって、有形世界を感じ、それを主管するようになさるために、それと同じ要素である水と土と空気で肉身を創造され、無形世界を感じ、それを主管するようになさるために、それと同じ霊的な要素で、霊人体を創造された。
【現行の訳文】
その結果、神はこの世界を直接主管なさらずに、この世界に対する感性を備えた人間を創造され、彼をして被造世界を直接主管するようになされたのである。したがって、人間を創造されるに当たって、有形世界を感じ、それを主管するようになさるために、それと同じ要素である水と土と空気で肉身を創造された。無形世界を感じ、それを主管するようになさるために、それと同じ霊的要素で、霊人体を創造された。

427
【韓国語原文】
변화산상(變化山上)에서의 예수님 앞에 이미 1600여년 전에 죽었던 모세와 900여년 전에 죽었던 엘리야가 나타났었는데(마 17 : 3), 이것들은 모두 그들의 영인체들이었다.
【原文の直訳】
変貌山上でのイエス様の前に、既に一六〇〇余年前に死んだモーセと、九〇〇余年前に死んだエリヤが顕現したのであるが(マタイ一七・3)、これらはみな、彼らの霊人体であった。
【現行の訳文】
変貌山上でのイエスの前に、既に一六〇〇余年前に亡くなったモーセと、九〇〇余年前に亡くなったエリヤが顕現したとあるが(マタイ一七・3)、これらはみな、彼らの霊人体であった。

428
【韓国語原文】
이와 같이 유형세계를 주관할 수 있는 육신과 무형세계를 주관할 수 있는 영인체로 구성된 인간은 유형세계와 무형세계를 모두 주관할 수 있는 것이다.
【原文の直訳】
このように、有形世界を主管できる肉身と、無形世界を主管できる霊人体で構成された人間は、有形世界と無形世界をみな主管することができるのである。
【現行の訳文】
このように、有形世界を主管できる肉身と、無形世界を主管できる霊人体とから構成された人間は、有形世界と無形世界をみな主管することができるのである。

429
【韓国語原文】
둘째로, 하나님은 인간을 피조세계의 매개체요 또한 화동의 중심체로 창조하셨다.
【原文の直訳】
第二に、神は人間を被造世界の媒介体であり、なおかつ和動の中心体として創造された。
【現行の訳文】
第二に、神は人間を被造世界の媒介体として、また和動の中心体として創造された。

430
【韓国語原文】
인간의 육신과 영인체가 수수작용에 의하여 합성일체화함으로써 하나님의 실체대상이 될 때, 유형 무형 두 세계도 또한 그 인간을 중심하고 수수작용을 일으키어 합성일체화함으로써 하나님의 대상세계가 된다.
【原文の直訳】
人間の肉身と霊人体が授受作用により合性一体化することによって、神の実体対象となるとき、有形、無形の二つの世界も、同じくその人間を中心として授受作用を起こし、合性一体化することによって、神の対象世界となる。
【現行の訳文】
人間の肉身と霊人体が授受作用により合性一体化して、神の実体対象となるとき、有形、無形の二つの世界もまた、その人間を中心として授受作用を起こし合性一体化して、神の対象世界となる。

431
【韓国語原文】
그리하여 인간은 두 세계의 매개체요 또한 화동의 중심체가 된다.
【原文の直訳】
そうして、人間は二つの世界の媒介体であり、なおかつ和動の中心体となる。
【現行の訳文】
そうすることによって、人間は二つの世界の媒介体となり、あるいは和動の中心体となる。

432
【韓国語原文】
그러므로 인간은 마치 두 음차(音叉)를 공명시키는 데 있어서의 공기와 같은 것이다.
【原文の直訳】
したがって、人間は、ちょうど二つの音叉を共鳴させるときの空気のようなものである。
【現行の訳文】
人間は、ちょうど二つの音叉を共鳴させるときの空気のようなものである。

433
【韓国語原文】
인간은 또 이와 같이 무형세계(영계)와 통할 수 있도록 창조되었기 때문에 마치 라디오나 텔레비전과도 같아서 영계의 사실을 그대로 반영하게 되어 있다.
【原文の直訳】
人間はまた、このように無形世界(霊界)と通ずることができるように創造されたので、あたかも、ラジオやテレビと同じで、霊界の事実をそのまま反映するようになっている。
【現行の訳文】
人間はこのように、無形世界(霊界)と通ずるように創造されたので、あたかも、ラジオやテレビのように、霊界の事実をそのまま反映するようになっている。

434
【韓国語原文】
셋째로, 하나님은 인간을 천주(天宙)를 총합한 실체상으로 창조하셨다.
【原文の直訳】
第三に、神は人間を、天宙を総合した実体相として創造された。
【現行の訳文】

435
【韓国語原文】
하나님은 나중에 창조하실 인간의 성상(性相)과 형상(形狀)을 실체적으로 전개하시어 먼저 피조세계를 창조하셨었다.
【原文の直訳】
神はのちに創造なさる人間の性相と形状を実体的に展開して、先に被造世界を創造されたのである。
【現行の訳文】
神はのちに創造なさる人間の性相と形状の実体的な展開として、先に被造世界を創造されたのである。

436
【韓国語原文】
따라서 영인체(靈人體)의 성상과 형상의 실체적인 전개로서 무형세계(無形世界)를 창조하셨기 때문에 영인체는 무형세계를 총합한 실체상이요, 한편 또 육신(肉身)의 성상과 형상의 실체적인 전개로서 유형세계(有形世界)를 창조하셨기 때문에 육신은 유형세계를 총합한 실체상이 되는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、霊人体の性相と形状の実体的な展開として、無形世界を創造されたので、霊人体は無形世界を総合した実体相であり、また一方で、肉身の性相と形状の実体的な展開として有形世界を創造されたので、肉身は有形世界を総合した実体相となるのである。
【現行の訳文】
したがって、霊人体の性相と形状の実体的な展開として、無形世界を創造されたので、霊人体は無形世界を総合した実体相である。また肉身の性相と形状の実体的な展開として有形世界を創造されたので、肉身は有形世界を総合した実体相となるのである。

437
【韓国語原文】
따라서 인간은 천주를 총합한 실체상이 되는 것이니, 흔히 인간을 소우주(小宇宙)라고 하는 이유는 여기에 있는 것이다.
【原文の直訳】
ゆえに、人間は天宙を総合した実体相となるので、しばしば人間を小宇宙という理由は、ここにあるのである。
【現行の訳文】

438
【韓国語原文】
그런데 인간이 타락되어 피조세계는 자기를 주관해 줄 수 있는 주인을 잃어버렸으므로, 로마서 8장 19절에 피조물은 하나님의 아들들(복귀된 창조본연의 인간)이 나타나기를 고대한다고 하였다.
【原文の直訳】
ところが、人間が堕落し、被造世界は自己を主管してくれる主人を失ってしまったので、ロマ書八章19節に、被造物は神の子たち(復帰された創造本然の人間)が出現することを待ち望んでいると述べられている。
【現行の訳文】
ところが、人間が堕落し、被造世界が自己を主管してくれる主人を失ったので、ロマ書八章19節に、被造物は神の子たち(復帰された創造本然の人間)の出現を待ち望んでいると述べられている。

439
【韓国語原文】
그뿐만 아니라 화동의 중심체인 인간이 타락되어 유형 무형 두 세계의 수수작용(授受作用)이 끊어짐으로써 그것들이 일체를 이루지 못하고 분리되었기 때문에, 로마서 8장 22절에는 피조물(被造物)이 탄식하고 있음을 밝히고 있는 것이다.
【原文の直訳】
それだけでなく、和動の中心体である人間が堕落して、有形、無形二つの世界の授受作用が切れることによって、それらが一体となることができずに分離されたから、ロマ書八章22節には、被造物が嘆息していることを明らかにしている。
【現行の訳文】
それだけでなく、和動の中心体である人間が堕落して、有形、無形二つの世界の授受作用が切れたので、それらが一体となることができずに分離されたから、ロマ書八章22節には、被造物が嘆息している事実を明らかにしている。

440
【韓国語原文】
예수님은 영인체와 육신을 가진 완성한 아담으로 오셨던 분이었다.
【原文の直訳】
イエス様は霊人体と肉身をもつ完成したアダムとして来られた方であった。
【現行の訳文】
イエスは霊人体と肉身をもつ完全なアダムとして降臨された方である。

441
【韓国語原文】
따라서 그는 천주를 총합한 실체상이었던 것이다.
【原文の直訳】
したがって、彼は天宙を総合した実体相であったのである。
【現行の訳文】

442
【韓国語原文】
그러므로 만물을 그리스도의 발 아래 두셨다고 말씀하셨다(고전 15 : 27).
【原文の直訳】
それゆえに、万物をキリストの足もとに従わせたと言われた(コリントⅠ一五・27)。
【現行の訳文】

443
【韓国語原文】
예수님은 타락인간이 그를 믿어 그와 일체가 됨으로써 그와 같이 완성한 인간이 되게 하시기 위하여 오셨기 때문에 구주(救主)이신 것이다.
【原文の直訳】
イエス様は堕落人間が彼を信じ、彼と一体となることによって、彼と共に完成した人間とならしめるために来られたので、救い主であられるのである。
【現行の訳文】
イエスは堕落人間が彼を信じ、彼と一体となって、彼と共に完成した人間とならしめるために降臨されたので、救い主であられるのである。

㈢肉身と霊人体との相対的関係

444
【韓国語原文】
Ⅲ.육신과 영인체와의 상대적 관계
【原文の直訳】
㈢肉身と霊人体との相対的関係
【現行の訳文】

⑴肉身の構成とその機能

445
【韓国語原文】
1.육신의 구성과 그의 기능
【原文の直訳】
⑴肉身の構成とその機能
【現行の訳文】

446
【韓国語原文】
육신(肉身)은 육심(주체)과 육체(대상)의 이성성상으로 되어 있다.
【原文の直訳】
肉身は肉心(主体)と肉体(対象)の二性性相からなっている。
【現行の訳文】

447
【韓国語原文】
육심(肉心)은 육체(肉體)로 하여금 그 생존과 번식과 보호 등을 위한 생리적인 기능을 유지할 수 있도록 이끌어 주는 작용부분을 말한다.
【原文の直訳】
肉心は肉体をしてその生存と繁殖と保護などのための生理的な機能を維持できるように導いてくれる作用部分をいうのである。
【現行の訳文】
肉心とは肉体をして生存と繁殖と保護などのための生理的な機能を維持できるように導いてくれる作用部分をいうのである。

448
【韓国語原文】
그러므로 동물에 있어서의 본능성은 바로 그들의 육심에 해당하는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、動物における本能性は、正にそれらの肉心に該当するものである。
【現行の訳文】
動物における本能性は、正にそれらの肉心に該当するものである。

449
【韓国語原文】
육신이 원만히 성장하려면 양성의 영양소인 무형의 공기와 광선을 흡수하고 음성의 영양소인 유형의 물질을 만물로부터 섭취하여, 이것들이 혈액을 중심하고 완전한 수수작용을 해야 한다.
【原文の直訳】
肉身が円満に成長しようとすれば、陽性の栄養素である無形の空気と光を吸収して、陰性の栄養素である有形の物質を万物から摂取して、これらが血液を中心として完全な授受作用をしなければならない。
【現行の訳文】
肉身が円満に成長するためには、陽性の栄養素である無形の空気と光を吸収して、陰性の栄養素である有形の物質を万物から摂取して、これらが血液を中心として完全な授受作用をしなければならない。

450
【韓国語原文】
육신의 선행(善行)과 악행(惡行)에 따라서 영인체(靈人體)도 선화(善化) 혹은 악화(惡化)한다.
【原文の直訳】
肉身の善行と悪行に従って、霊人体も善化あるいは悪化する。
【現行の訳文】

451
【韓国語原文】
이것은 육신으로부터 영인체에게 어떠한 요소를 돌려주기 때문이다.
【原文の直訳】
これは、肉身から霊人体にある要素を返すからである。
【現行の訳文】
これは、肉身から霊人体にある要素を与えるからである。

452
【韓国語原文】
이렇듯 육신으로부터 영인체에 주어지는 요소를 우리는 생력요소(生力要素)라고 한다.
【原文の直訳】
このように、肉身から霊人体に与えられる要素を、我々は生力要素という。
【現行の訳文】

453
【韓国語原文】
우리는 평소의 생활에 있어서 육신이 선한 행동을 할 때는 마음이 기쁘고 악한 행동을 할 때는 마음이 언짢은 것을 경험하거니와, 이것은 그 육신의 행동의 선악(善惡)에 따라 그에 적응하여 생기는 생력요소가 그대로 영인체에 돌아가는 증좌(證左)이다.
【原文の直訳】
我々は平素の生活において、肉身が善の行動をするときは、心がうれしく、悪の行動をするときは、心がすっきりしないことを経験するが、これは、その肉身の行動の善悪によって、それに適応してできる生力要素が、そのまま霊人体に回っていく証拠である。
【現行の訳文】
我々は平素の生活において、肉身が善の行動をしたときには、心がうれしく、悪の行動をしたときには、心が不愉快さを経験するが、これは、その肉身の行動の善悪に従って、それに適応してできる生力要素が、そのまま霊人体へと回っていく証拠である。

⑵霊人体の構成とその機能

454
【韓国語原文】
2.영인체의 구성과 그의 기능
【原文の直訳】
⑵霊人体の構成とその機能
【現行の訳文】

455
【韓国語原文】
영인체(靈人體)는 인간의 육신의 주체로 창조된 것으로서 영감(靈感)으로만 감득되며, 하나님과 직접 통할 수 있고, 또 천사나 무형세계를 주관할 수 있는 무형실체(無形實體)로서의 실존체인 것이다.
【原文の直訳】
霊人体は人間の肉身の主体として創造されたもので、霊感だけで感得され、神と直接通ずることができ、また天使や無形世界を主管できる無形実体としての実存体である。
【現行の訳文】
霊人体は人間の肉身の主体として創造されたもので、霊感だけで感得され、神と直接通ずることができ、天使や無形世界を主管できる無形実体としての実存体である。

456
【韓国語原文】
영인체는 그의 육신과 동일한 모습으로 되어 있으며, 육신을 벗은 후에는 무형세계(영계)에 가서 영원히 생존한다.
【原文の直訳】
霊人体はその肉身と同一の姿になっており、肉身を脱いだのちには無形世界(霊界)に行って永遠に生存する。
【現行の訳文】
霊人体はその肉身と同一の様相であり、肉身を脱いだのちには無形世界(霊界)に行って永遠に生存する。

457
【韓国語原文】
인간이 영존(永存)하기를 염원하는 것은 그 자체 내에 이와 같이 영존성을 지닌 영인체가 깃들어 있기 때문이다.
【原文の直訳】
人間が永存することを念願するのは、それ自体の内に、このような永存性をもつ霊人体が宿っているからである。
【現行の訳文】
人間が永存することを念願するのは、それ自体の内に、このような永存性をもつ霊人体があるからである。

458
【韓国語原文】
이 영인체는 생심(生心, 주체)과 영체(靈體, 대상)의 이성성상으로 되어 있다.
【原文の直訳】
この霊人体は生心(主体)と霊体(対象)の二性性相からなっている。
【現行の訳文】

459
【韓国語原文】
그리고 생심이라고 하는 것은 하나님이 임재하시는 영인체의 중심부분을 말하는 것이다.
【原文の直訳】
そして生心というのは、神が臨在される霊人体の中心部分をいうのである。
【現行の訳文】

460
【韓国語原文】
영인체는 하나님으로부터 오는 생소(生素, 양성)와 육신으로부터 오는 생력요소(生力要素, 음성)의 두 요소가 수수작용을 하는 가운데서 성장한다.
【原文の直訳】
霊人体は神からくる生素(陽性)と肉身からくる生力要素(陰性)の二つの要素が授受作用をする中で成長する。
【現行の訳文】

461
【韓国語原文】
그리고 영인체는 육신으로부터 생력요소를 받는 반면에 그가 육신에게 돌려보내는 요소도 있는 것이니, 우리는 이것을 생령요소(生靈要素)라고 한다.
【原文の直訳】
そして霊人体は肉身から生力要素を受ける反面、それが肉身に戻す要素もあり、我々はこれを、生霊要素という。
【現行の訳文】
また霊人体は肉身から生力要素を受ける反面、逆に肉身に与える要素もあり、我々はこれを、生霊要素という。

462
【韓国語原文】
인간이 신령(神靈)에 접함으로써 무한한 기쁨과 새로운 힘을 얻어서 고질(痼疾)이 물러가는 등 그 육신에 많은 변화를 일으키게 되는데, 이것은 그 육신이 영인체로부터 생령요소를 받기 때문이다.
【原文の直訳】
人間が神霊に接することによって、無限の喜びと新しい力を得て、持病が治っていくなど、その肉身に多くの変化を起こすようになるが、これは、その肉身が霊人体から生霊要素を受けるからである。
【現行の訳文】

463
【韓国語原文】
그리고 영인체는 육신을 터로 하여서만 성장한다.
【原文の直訳】
そして、霊人体は肉身を土台にしてのみ成長する。
【現行の訳文】
霊人体は肉身を土台にしてのみ成長する。

464
【韓国語原文】
그러므로 영인체와 육신과의 관계는 마치 열매와 나무와의 관계와 같다.
【原文の直訳】
それゆえに、霊人体と肉身との関係は、ちょうど実と木との関係と同じである。
【現行の訳文】

465
【韓国語原文】
생심(生心)의 요구대로 육심(肉心)이 호응하여 생심이 지향하는 목적을 따라 육신이 움직이게 되면 육신은 영인체로부터 생령요소를 받아 선화(善化)되고, 그에 따라 육신은 좋은 생력요소를 영인체에 다시 돌려줄 수 있게 되어, 영인체는 선(善)을 위한 정상적인 성장을 하게 되는 것이다.
【原文の直訳】
生心の要求のままに肉心が呼応し、生心が指向する目的に従って、肉身が動くようになれば、肉身は霊人体から生霊要素を受けて善化され、それによって、肉身は良い生力要素を霊人体に再び返すことができるようになり、霊人体は善のための正常的な成長をするようになるのである。
【現行の訳文】
生心の要求のままに肉心が呼応し、生心が指向する目的に従って、肉身が動くようになれば、肉身は霊人体から生霊要素を受けて善化され、それに従って、肉身は良い生力要素を霊人体に与えることができて、霊人体は善のための正常的な成長をするようになるのである。

466
【韓国語原文】
생심(生心)이 요구하는 것이 무엇인가 하는 것을 가르쳐 주는 것이 진리(眞理)이다.
【原文の直訳】
生心の要求するものが何であるかを教えてくれるのが真理である。
【現行の訳文】

467
【韓国語原文】
그러므로 인간이 진리로써 생심이 요구하는 것을 깨달아 그대로 실천함으로써 인간 책임분담(人間責任分擔)을 완수해야만 생령요소(生靈要素)와 생력요소(生力要素)가 서로 선(善)의 목적을 위한 수수작용(授受作用)을 하게 된다.
【原文の直訳】
それゆえに、人間が真理で生心が要求するものを悟り、そのとおりに実践することによって、人間の責任分担を完遂して、初めて生霊要素と生力要素がお互いに善の目的のための授受作用をするようになる。
【現行の訳文】
それゆえに、人間が真理で生心が要求するものを悟り、そのとおりに実践することによって、人間の責任分担を完遂すれば、初めて生霊要素と生力要素とがお互いに善の目的のための授受作用をするようになる。

468
【韓国語原文】
그런데 생령요소와 생력요소는 각각 성상적인 것과 형상적인 것의 관계를 가지고 있다.
【原文の直訳】
ところで、生霊要素と生力要素は各々性相的なものと形状的なものの関係をもっている。
【現行の訳文】
ところで、生霊要素と生力要素とは各々性相的なものと形状的なものとの関係をもっている。

469
【韓国語原文】
그러므로 악인(惡人)에 있어서도 그의 본심이 선을 지향하고 있는 것은 그 생령요소가 항상 작용하고 있기 때문이다.
【原文の直訳】
ゆえに、悪人においても、その本心が善を指向しているのは、その生霊要素が常に作用しているからである。
【現行の訳文】

470
【韓国語原文】
그러나 인간이 선한 행동을 하지 않는 한 그 요소도 육신의 선화(善化)를 위한 것으로 돌아갈 수 없으며, 따라서 생력요소와의 사이에 있어 올바른 수수작용을 할 수도 없게 되는 것이다.
【原文の直訳】
けれども、人間が善なる生活をしない限り、その要素も肉身の善化のためのものとして回っていくことができず、したがって生力要素との間において正しい授受作用をすることもできなくなるのである。
【現行の訳文】
けれども、人間が善なる生活をしない限り、その要素も肉身の善化のための役割をすることができないので、生力要素との間に正しい授受作用をすることもできなくなるのである。

471
【韓国語原文】
이와 같이 영인체(靈人體)는 어디까지나 지상의 육신생활에서만 완성할 수 있다.
【原文の直訳】
このように、霊人体はどこまでも、地上の肉身生活においてのみ完成できるのである。
【現行の訳文】

472
【韓国語原文】
영인체는 육신을 터로 하여 생심을 중심하고 창조원리에 의한 질서적 3기간을 거쳐서 성장하여 완성하게 되는데, 소생기의 영인체를 영형체(靈形體)라 하고, 장성기의 영인체를 생명체(生命體)라 하며, 완성기의 영인체를 생령체(生靈體)라고 한다.
【原文の直訳】
霊人体は肉身を土台として、生心を中心に、創造原理による秩序的三期間を経て成長し、完成するようになるが、蘇生期の霊人体を霊形体といい、長成期の霊人体を生命体といい、完成期の霊人体を生霊体という。
【現行の訳文】
霊人体は肉身を土台として、生心を中心として、創造原理による秩序的三期間を通じて成長し、完成するようになっているが、蘇生期の霊人体を霊形体といい、長成期の霊人体を生命体、完成期の霊人体を生霊体という。

473
【韓国語原文】
하나님을 중심하고 영인체와 육신이 완전한 수수작용을 하여 합성일체화함으로써 사위기대를 완성하면 그 영인체는 생령체가 되는데, 이러한 영인체는 무형세계의 모든 사실들을 그대로 느낄 수 있게 된다.
【原文の直訳】
神を中心として、霊人体と肉身が完全な授受作用をして合性一体化することにより、四位基台を完成すれば、その霊人体は生霊体になるが、このような霊人体は無形世界のすべての事実をそのまま感ずることができるようになる。
【現行の訳文】
神を中心として、霊人体と肉身が完全な授受作用をして合性一体化することにより、四位基台を完成すれば、その霊人体は生霊体になるが、このような霊人体は無形世界のすべての事実をそのまま感ずることができる。

474
【韓国語原文】
이처럼 영인체에 느껴지는 모든 영적인 사실들은 그대로 육신에 공명되어 생리적 현상으로 나타나기 때문에, 인간은 모든 영적인 사실들을 육신의 오관(五官)으로 느껴서 알게 된다.
【原文の直訳】
このように、霊人体に感じられるすべての霊的な事実は、そのまま肉身に共鳴され、生理的現象として現れるので、人間はすべての霊的な事実を肉身の五官で感じて分かるようになる。
【現行の訳文】

475
【韓国語原文】
생령체를 이룬 인간들이 지상천국(地上天國)을 이루고 살다가 육신을 벗고 영인으로서 가서 사는 곳이 천상천국(天上天國)이다.
【原文の直訳】
生霊体を完成した人間が地上天国を成し遂げて暮らし、肉身を脱いで霊人として行って生活する所が、天上天国である。
【現行の訳文】
生霊体を完成した人間が地上天国を実現して生活したのち、肉身を脱いで霊人として行って生活する所が、すなわち天上天国である。

476
【韓国語原文】
그러므로 지상천국이 먼저 이루어진 후에야 천상천국이 이루어지게 되어 있다.
【原文の直訳】
それゆえに、地上天国が先に成し遂げられたのち、初めて天上天国も成し遂げられるようになっているのである。
【現行の訳文】
それゆえに、地上天国が先に実現したのち、初めて天上天国も実現できるのである。

477
【韓国語原文】
영인체의 모든 감성도 육신생활 중 육신과의 상대적인 관계에 의하여 육성되는 것이므로, 인간은 지상에서 완성되어 하나님의 사랑을 완전히 체휼해야만 그 영인체도 육신을 벗은 후에 하나님의 사랑을 완전히 체휼할 수 있게 된다.
【原文の直訳】
霊人体のすべての感性も肉身生活のなか、肉身との相対的な関係によって育成されるので、人間は地上で完成され、神の愛を完全に体恤して初めて、その霊人体も肉身を脱いだのちに神の愛を完全に体恤することができるようになるのである。
【現行の訳文】
霊人体のすべての感性も肉身生活の中で、肉身との相対的な関係によって育成されるので、人間は地上で完成され、神の愛を完全に体恤して初めて、肉身を脱いだのちのその霊人体も神の愛を完全に体恤することができるようになるのである。

478
【韓国語原文】
이와 같이 영인체의 모든 소성(素性)은 육신을 쓰고 있는 동안에 형성되기 때문에 타락인간(墮落人間)에 있어서의 영인체의 악화(惡化)는 육신생활의 범죄행위에 유인(由因)하는 것이며, 마찬가지로 그 영인체의 선화(善化)도 또한 육신생활의 속죄(贖罪)로 인하여서만 이루어진다.
【原文の直訳】
このように、霊人体のすべての素性は肉身をまとっている間に形成されるので、堕落人間においての霊人体の悪化は肉身生活の犯罪行為に由来するもので、同じく、その霊人体の善化もまた、肉身生活の贖罪によってのみなされる。
【現行の訳文】
このように、霊人体のすべての素性は肉身のある間に形成されるので、堕落人間においては、霊人体の悪化は肉身生活の犯罪行為に由来するもので、同じく、その霊人体の善化も、肉身生活の贖罪によってのみなされる。

479
【韓国語原文】
죄악인간을 구원하시기 위하여 예수님이 육신을 쓰고 지상에 오셔야 했던 이유는 여기에 있는 것이다.
【原文の直訳】
罪悪人間を救われるために、イエス様が肉身をまとって地上に来られなければならなかった理由はここにあるのである。
【現行の訳文】
罪悪人間を救うために、イエスが肉身をもって地上に降臨された理由はここにあるのである。

480
【韓国語原文】
그러므로 우리는 지상에서 선한 생활을 하지 않으면 안 되는 것이며, 따라서 구원섭리(救援攝理)의 제1차적인 목적이 지상에 이루어져야 하기 때문에, 예수님은 천국문의 열쇠를 지상의 베드로에게 주셨고(마 16 : 19), 땅에서 매고 푸는 대로 하늘에서도 매이고 풀린다고 말씀하셨던 것이다(마 18 : 18).
【原文の直訳】
それゆえに、我々は地上で善なる生活をしなければならず、したがって、救いの摂理の第一次的な目的が地上に成し遂げられなければならないので、イエス様は天国の門の鍵を地上のペテロに授けて(マタイ一六・19)、地上でつなぐことは天でもみなつながれ、地上で解くことは、天でもみな解かれるであろうと言われたのである(マタイ一八・18)。
【現行の訳文】
それゆえに、我々は地上で善なる生活をしなければならない。したがって、救いの摂理の第一次的な目的が地上で実現されなければならないので、イエスは天国の門の鍵を地上のペテロに授けて(マタイ一六・19)、地上でつなぐことは天でもみなつながれ、地上で解くことは、天でもみな解かれるであろうと言われたのである(マタイ一八・18)。

481
【韓国語原文】
천국이든 지옥이든 영인체가 그곳에 가는 것은 하나님이 정하시는 것이 아니라 영인체 자신이 정하는 것이다.
【原文の直訳】
天国でも地獄でも、霊人体がそこに行くのは、神が定められるのではなく、霊人体自身が決めるのである。
【現行の訳文】
天国でも地獄でも、霊人体がそこに行くのは、神が定めるのではなく、霊人体自身が決定するのである。

482
【韓国語原文】
인간은 원래 완성하면 하나님의 사랑을 완전히 호흡할 수 있도록 창조되었기 때문에, 범죄행위로 인하여 생긴 허물로 말미암아 이 사랑을 완전히 호흡할 수 없게 된 영인체는 완전한 사랑의 주체 되시는 하나님 앞에 서는 것이 도리어 고통이 되는 것이다.
【原文の直訳】
人間は元来、完成すれば、神の愛を完全に呼吸できるように創造されたので、犯罪行為によって生じた過ちのために、この愛を完全に呼吸することができなくなった霊人体は、完全な愛の主体である神の前に立つことが、かえって苦痛となるのである。
【現行の訳文】
人間は元来、完成すれば、神の愛を完全に呼吸できるように創造されたので、犯罪行為によってもたらされた過ちのために、この愛を完全に呼吸することができなくなった霊人体は、完全な愛の主体である神の前に立つことが、かえって苦痛となるのである。

483
【韓国語原文】
그렇기 때문에 이러한 영인체는 하나님의 사랑과 먼 거리에 있는 지옥을 자진하여 선택하게 되는 것이다.
【原文の直訳】
それゆえに、このような霊人体は、神の愛と遠い距離にある地獄を自ら進んで選択するようになる。
【現行の訳文】
それゆえに、このような霊人体は、神の愛とは遠い距離にある地獄を自ら選択するようになる。

484
【韓国語原文】
한편 영인체는 육신을 터로 하여서만 생장(生長)할 수 있도록 창조되었기 때문에, 영인체의 번식은 어디까지나 육신생활에 의한 육신의 번식과 함께 하게 되는 것이다.
【原文の直訳】
一方、霊人体は肉身を土台にしてのみ生長できるように創造されたので、霊人体の繁殖はどこまでも肉身生活による肉身の繁殖と共になされるようになる。
【現行の訳文】
また、霊人体は肉身を土台にしてのみ成長できるように創造されたので、霊人体の繁殖はどこまでも肉身生活による肉身の繁殖に伴ってなされる。

⑶生心と肉心との関係から見た人間の心

485
【韓国語原文】
3.생심과 육심과의 관계로 본 인간의 마음
【原文の直訳】
⑶生心と肉心との関係から見た人間の心
【現行の訳文】

486
【韓国語原文】
생심(生心)과 육심(肉心)과의 관계는 성상(性相)과 형상(形狀)과의 관계와 같아서, 그것들이 하나님을 중심하고 수수작용(授受作用)을 하여 합성일체화하면, 영인체와 육신을 합성일체화하게 하여 창조목적을 지향하게 하는 하나의 작용체를 이루는 것이니, 이것이 바로 인간의 마음이다.
【原文の直訳】
生心と肉心との関係は、性相と形状との関係と同じく、それらが神を中心として授受作用をして合性一体化すれば、霊人体と肉身を合性一体化させて、創造目的を指向させる一つの作用体をつくるのであるが、これが正に人間の心である。
【現行の訳文】
生心と肉心との関係は、性相と形状との関係と同じく、それらが神を中心として授受作用をして合性一体化すれば、霊人体と肉身を合性一体化させて、創造目的を指向させる一つの作用体をつくる。これが正に人間の心である。

487
【韓国語原文】
인간은 타락되어 하나님을 모르게 됨에 따라 선(善)의 절대적인 기준도 알지 못하게 되었으나, 위와 같이 창조된 본성에 의하여 인간의 마음은 항상 자기가 선이라고 생각하는 것을 지향하는 것이니, 이것을 양심(良心)이라고 한다.
【原文の直訳】
人間は堕落し、神が分からなくなることによって、善の絶対的な基準も分からなくなったが、上述のように、創造された本性により、人間の心は、常に自分が善であると考えるものを指向するのであるが、これを良心という。
【現行の訳文】
人間は堕落し、神を知ることができなくなるに従って、善の絶対的な基準も分からなくなったが、上述のように、創造された本性により、人間の心は、常に自分が善であると考えるものを指向する。このような心を良心という。

488
【韓国語原文】
그런데 타락인간은 선의 절대적인 기준을 알지 못하여 양심의 절대적인 기준도 세울 수 없기 때문에, 선의 기준을 달리함에 따라서 양심의 기준도 달라지게 되어, 양심을 주장하는 사람들 사이에도 흔히 투쟁이 일어나게 된다.
【原文の直訳】
しかし、堕落人間は善の絶対的な基準が分からず、良心の絶対的な基準も立てることができないので、善の基準が異なることによって、良心の基準も異なるようになり、良心を主張する人たちの間にも、しばしば闘争が起こるようになる。
【現行の訳文】
しかし、堕落人間は善の絶対的な基準を知らず、良心の絶対的な基準をも立てることができないので、善の基準を異にするに従って、良心の基準も異なるものとなり、良心を主張する人たちの間にも、しばしば闘争が起こるようになる。

489
【韓国語原文】
선을 지향하는 마음의 성상적인 부분을 본심(本心)이라 하고, 그 형상적인 부분을 양심이라고 한다.
【原文の直訳】
善を指向する心の性相的な部分を本心といい、その形状的な部分を良心という。
【現行の訳文】

490
【韓国語原文】
그러므로 인간이 그 무지(無知)에 의하여 창조본연의 것과 그 기준을 달리한 선을 세우게 될 때에도 양심은 그 선을 지향하지만, 본심은 이에 반발하여 양심을 그 본심이 지향하는 곳으로 돌이키도록 작용한다.
【原文の直訳】
それゆえに、人間がその無知によって、創造本然のものとその基準を異にする善を立てるようになるときにも、良心はその善を指向するが、本心はこれに反発して、良心をその本心が指向する方へ戻すように作用する。
【現行の訳文】
それゆえに、人間がその無知によって、創造本然のものと基準を異にする善を立てるようになるときにも、良心はその善を指向するが、本心はこれに反発して、良心をその本心が指向する方へと引き戻す作用をする。

491
【韓国語原文】
사탄의 구애(拘碍)를 당하고 있는 생심과 육심이 수수작용을 하여 합성일체화하면, 인간으로 하여금 악을 지향하게 하는 또 하나의 작용체를 이루는 것이니, 이것을 우리는 사심(邪心)이라고 한다.
【原文の直訳】
サタンの拘束を受けている生心と肉心が授受作用をして合性一体化すれば、人間をして悪を指向させるまた一つの作用体をつくるが、これを我々は邪心という。
【現行の訳文】

492
【韓国語原文】
그러므로 인간의 본심이나 양심은 이 사심에 반발하여, 인간으로 하여금 사탄을 분립하고 하나님을 상대하게 함으로써, 악을 물리치고 선을 지향하게 하는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、人間の本心や良心はこの邪心に反発し、人間をして、サタンを分立して神と相対するようにすることによって、悪を退けて善を指向するようにさせるのである。
【現行の訳文】
人間の本心や良心は、この邪心に反発し、人間をしてサタンを分立させ、神と相対することによって、悪を退け善を指向するようにさせるのである。

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