【新約時代のメシヤ再降臨準備時代について
イスラエル民族は、バビロンの捕虜の立場から、エルサレムに戻ってのち、メシヤ降臨準備時代の四〇〇年を経て、イエスを迎えたのであった。ゆえに、これを蕩減復帰するためには、キリスト教信徒たちも、法王がアヴィニョン捕虜生活からローマに帰還してのち、メシヤ再降臨準備時代の四〇〇年を経て、初めて再臨なさるイエスを迎え得るようになっているのである。(『原理講論』p482)

 

今回は、新約時代のメシヤ再降臨準備時代400年を蕩減復帰する「真の家庭復活準備時代」について解説します。

「真の家庭復活準備時代」は、祝福家庭たちが内外の試練に遭遇するなかで過去の罪を悔い改め、成約時代の聖殿を再建しながら真の家庭復活のための基台を造成する時代です。

今現在、この時代の真っ只中にあるため、この章の後半部分は、今後の路程を予測したものであることをご理解のうえ、お読みください。

第1節 「真の家庭復活準備時代」の概要

最初に、メシヤ再降臨準備時代400年の原理的な意味を『原理講論』から確認してみましょう。

 バビロンの捕虜から解放されて、エルサレムに帰還したユダヤ民族が、預言者マラキを中心として政教の刷新を起こし、彼の預言により(マラキ四・5)、メシヤを迎えるための準備を始めてから、メシヤ降臨準備時代四〇〇年を過ぎたのちイエスを迎えた。
 それゆえに、この時代を蕩減復帰するため、復帰摂理延長時代においても、南仏アヴィニョンに幽閉された法王がローマに帰還したのち、西暦一五一七年、ルターを中心とする宗教改革が起こったときから、四〇〇年を過ぎて、初めて、再臨主を迎えることができるのである。
 ゆえに、この時代が、すなわち、メシヤ再降臨準備時代なのである。したがって、この時代は形象的同時性の時代のうち、メシヤ降臨準備時代四〇〇年を、実体的な同時性として蕩減復帰する時代に当たる。(『原理講論』p463)

 

このメシヤ再降臨準備時代400年を実体的に蕩減復帰するのが「真の家庭復活準備時代」です。

具体的な時期で言うと、文亨進様が聖霊の役事を始められた時(2018年9月~)から、文信俊様が相対者を迎えて家庭基盤を造成され真の家庭が再び顕現するまでの4年間を意味します。

そして、この時代は、メシヤ再降臨準備時代400年を100分の1の期間で蕩減復帰する路程で、これを三段階に区分すると次のようになります。

 西暦1517~1648年 ⇒ 西暦2018年9月~2019年12月(宗教改革期)
 西暦1648~1789年 ⇒ 西暦2020年1月~2021年4月(宗教および思想の闘争期)
 西暦1789~1918年 ⇒ 西暦2021年5月~2022年8月(政治、経済および思想の成熟期)

それでは、文亨進様を中心とする成約時代の宗教改革と、今後、神様の復帰摂理がどのように展開していくのかを予測してみましょう。

第2節 新約時代の宗教改革と成約時代の宗教改革

(1)新約時代の宗教改革

まず、新約時代の宗教改革がどうして起きたのか、その背景や経緯について、『原理講論』と文鮮明先生のみ言から確認してみましょう。

 宗教改革運動は、十字軍戦争によって法王の権威が落ちたのち、十四世紀から既に英国で胎動しはじめ、十五世紀にはイタリアでもこの運動が起こったのであるが、それらはみな失敗に終わり、その中心人物たちは処刑されてしまったのである。
 その後一五一七年、法王レオ十世が、聖ペテロ寺院の建築基金を募集するために、死後に救いを受ける贖罪の札であると宣伝して免罪符を売るようになると、この弊害に対する反対運動が導火線となって、結局ドイツにおいてウィッテンベルク大学の神学教授であったマルティン・ルター(Martin Luther 1483~1546)を中心として宗教改革運動が爆発したのであった。
 この改革運動ののろしは次第に拡大され、フランスではカルヴィン(Calvin 1509~1564)、スイスではツウィングリ(Zwingli 1484~1531)を中心として活発に伸展し、イギリス、オランダなどの諸国へと拡大されていったのである。(『原理講論』p512)
 中世時代、社会は腐敗に満ちており、聖フランシスのような人々は、すべてを否定し、世界から隔絶していました。現世的目標を追求する代わりに、聖フランシスは、教会精神を復興しなければならないという彼のビジョンに忠実でした。
 彼は、クリスチャンたちに自分を呪縛しているすべてのものを捨てさせ、その目的に向かってすべてをささげさせる運動を始めました。現世的なものを克服することによって、彼は目覚ましく飛躍し、彼の目標を理解する人をみな導くこともできました。
 しかし、フランシスコ修道会でさえも、異なる意見に悩まされる組織となっていったのです。教会には、もっと深刻な改革が必要でした。それで、宗教改革が起こったのです。
 マルチン・ルターは、プロテスタントの改革を起こし、重要な改革家がカトリック教会の中からも出現しました。ヨーロッパ中の正しい人々は、旧式で腐敗した教義や儀式の制限から、自由を勝ち取る決意をしたのです。
 彼らは、現世的機関としての教会ではなく、神様とイエス様をあがめたかったのです。すべての信者が聖職者であるというのが、プロテスタント宣言でした。神様と直接対話することが、彼らの本当の願いでした。彼らは、神様がこの世界を徐々に最終的目的に近づけるよう協助したのです。(『文鮮明先生御言選集』69-102 1973.10.21)

 

新約時代の宗教改革は、堕落して腐敗した中世のキリスト教会とその形式的な儀式から信徒たちを解放し、信仰の自由を勝ち取るためのものでした。

(2)文亨進様による宗教改革運動

成約時代において、聖フランシスやマルチン・ルターなどの宗教改革運動の中心人物たちの蕩減復帰路程を歩まれているのが、文亨進様御夫妻と文国進様御夫妻です。

そして、新約時代の宗教改革運動と摂理的同時性の現象として起きたのが、2018年9月から始まった文亨進様による聖霊治癒礼拝です。

その1年前に行われた「天宙完成祝福聖婚式」(2017年9月23日)以降、文亨進様御夫妻と文国進様御夫妻を中心とする「世界平和統一聖殿」(サンクチュアリ教会)は、キリスト教の福音派との交流が始まっていきます。

そして、2018年8月、文亨進様と文国進様は、ペンテコステ派のハワード・ブラウン牧師の礼拝に参加されます。

これは、摂理的な観点から見ると、イエス様が洗礼ヨハネから水で洗礼を受けたことと同一の意味をもっていると考えることができます。

洗礼ヨハネがイエス様に行った水の洗礼儀式について『原理講論』では次のようにその意味を説明しています。

洗礼ヨハネは、自分でも知らずに行ったことではあったが、ヨルダン河でイエスにバプテスマを行ったということは(マタイ三・16)、自分が神のみ旨のために今まで築きあげてきたすべてのものを、イエスの前に引き渡すという一種の儀式だったのである。(『原理講論』p409)

 

このように、文亨進様と文国進様は、ハワード・ブラウン牧師からペンテコステ派の霊的基盤を相続した基台の上で、聖霊治癒礼拝をスタートされたのです。

(3)家庭連合はカソリック、「世界平和統一聖殿」はプロテスタント

文亨進様の聖霊治癒礼拝によって成約時代の宗教改革運動が始まり、「世界平和統一聖殿」(サンクチュアリ教会)は新約時代のプロテスタントと同じ立場に立つようになりました。

したがって、新約時代のキリスト教がカソリックとプロテスタントに分かれたように、成約時代の統一教会は家庭連合と「世界平和統一聖殿」に分かれるようになったのです。

そして、家庭連合がカソリックの立場なのですが、その類似点をいくつか挙げてみましょう。

 

①家庭連合は韓鶴子オモニを崇拝し、カソリックは聖母マリアを崇拝している。

②家庭連合は韓鶴子オモニを無原罪とし、カソリックには、聖母マリアは無原罪と主張する「無原罪の御宿り」という教義がある。

③家庭連合では「最高委員会」を通して神様と真の父母様につながるとし、カソリックでは教会を通して神様とイエス様につながるとしている。

④家庭連合では韓鶴子オモニをメシヤとし、カソリックは法王を再臨のイエスとしている。

 

以上のように、聖フランシスからルターまでの宗教改革指導者たちの歩みを蕩減復帰されている文亨進様と文国進様により、成約時代の宗教改革が始まったのです。

第3節 新旧教の三十年戦争と成約時代の法廷闘争

(1)「世界平和統一聖殿」と家庭連合との法廷闘争

第5章「天地王権分立時代」で、文鮮明先生の勝利圏により宗教間における戦争が法廷闘争になったことをお伝えしました。

したがって、1648年のウェストファリア条約によって終結した新旧教による三十年戦争が、成約時代では「世界平和統一聖殿」(サンクチュアリ教会)と家庭連合との法廷闘争として展開されます。

現在、「世界平和統一聖殿」と家庭連合の間では、主に次の二つの法廷闘争が行われています。

①「統一マーク」の使用権問題(2018年7月30日家庭連合が世界平和統一聖殿を相手に提訴)

②統一教会の後継者問題(2019年2月22日世界平和統一聖殿が家庭連合を相手に提訴)

宗教改革から100年後の1618年に起きた三十年戦争以前にも、ドイツのシュマルカルデン戦争(1546~7)、フランスのユグノー戦争(1562~98)、さらに旧教国スペインから新教徒の国オランダが独立を求めて戦ったオランダ独立戦争(1568~1609)などの宗教戦争が起きていました。

成約時代の「世界平和統一聖殿」と家庭連合も、文亨進様の聖霊治癒礼拝を前後して、熾烈な法廷闘争が起きています。

(2)ウェストファリア条約と成約時代の法廷闘争の結果

ルターの宗教改革からウェストファリア条約までの宗教改革期について、『原理講論』には次のように記述されています。

新教運動を中心として起こった国際間の戦いは百余年間も継続してきたが、ドイツを中心として起こった三十年戦争が一六四八年ウェストファリア条約によってついに終結し、ここにおいて新旧両教徒間の戦いに一段落がついたのである。その結果、北欧はゲルマン民族を中心として新教が勝利を得、南欧はラテン民族を中心とする旧教の版図として残るようになったのである。(『原理講論』p518)

 

三十年戦争(1618~48)が起きた時期に該当するのが2019年9月から12月ですので、この法廷闘争は、2019年末までに内的には決着がついていることになります。

そのことが実際の現象として現われたのが、2020年4月1日に発表された韓鶴子オモニによる教団名称変更の発表です。

この発表により家庭連合は「天の父母様教団」に名称変更され(後に「天の父母様聖会」に再変更)ました。

「独生女論」によって信仰の対象が「真の母」となり、教典が「天一国三大経典」に変わり、そして教団の名称が変更されたことにより、家庭連合は文鮮明先生が創立した「世界基督教統一神霊協会」の系統とはまったく異なる別の宗教団体になりました。

これは「統一マーク」の使用権を放棄したことと同義であり、文鮮明先生のみ言と伝統を継承する「統一教会」の真の後継者は文亨進二代王様であることが明確になったのです。

新約時代では、ウェストファリア講和会議以降、北欧が新教の版図になり南欧が旧教の版図となったように、成約時代では、文鮮明先生を再臨主として信奉する「世界平和統一聖殿」と、韓鶴子オモニを再臨主として信奉する「天の父母様教団(後に「天の父母様聖会」)」として明確に分立されるようになりました。

第4節 アメリカ独立と2020年アメリカ大統領選挙

(1)アベル・カインの対立が顕在化する長成期

新約時代のメシヤ再降臨準備時代(1517年~1918年)において、その長成期にあたるのが「宗教および思想の闘争期」(1648年~1789年)です。

この期間の背景と特徴について、『原理講論』には次のように説明されています。

 復帰摂理は、長い歴史の期間を通じて、個人から世界に至るまでカインとアベルの二つの型の分立摂理によって成し遂げられてきた。したがって、歴史の終末においても、この堕落世界は、カイン型の共産主義世界と、アベル型の民主主義世界に分立されるのである。(中略)
 このように、カインとアベルの二つの型の世界が成り立つには、そのための二つの型の人生観が確立されなければならないが、この二つの型の人生観は、実にこの期間に確立されたのであった。(『原理講論』p519)

 

このように「宗教および思想の闘争期」は、文芸復興と宗教改革による神学および教理の分裂と哲学の戦いがさらに激しくなり、アベル・カインの二つの型の人生観が確立される時期です。

この時代と摂理的同時性の時期になるのが、「真の家庭復活準備時代」の長成期にあたる2020年1月から2021年4月までの16ヵ月間です。

そのため、この期間は、ミクロでは「世界平和統一聖殿」と「天の父母様聖会」の対立関係、マクロではアメリカを中心とする自由民主主義と中共を中心とする共産主義の対立関係が顕著化します。

(2)ジョージ・ワシントン初代大統領とトランプ大統領

神側のアベル型人生観を中心とする民主主義世界形成のために重要な史実の一つに、1783年のアメリカ独立があります。

1776年にイギリスからの独立を宣言したアメリカは、1783年にパリ条約が結ばれ「アメリカ合衆国」として正式に独立します。

その後、1787年9月17日に「合衆国憲法」が制定され、1789年3月4日に発効、同年に初代大統領としてジョージ・ワシントンが就任しました。

ジョージ・ワシントン初代大統領は、「宗教および思想の闘争期」の最後の年に就任しています。

これらのアメリカ独立宣言から初代大統領就任までの史実と同時性の現象となるのが、2020年11月3日のアメリカ大統領選挙から翌年1月20日の大統領就任式となります。

アメリカ大統領には「蜜月の100日」と呼ばれる期間があり、1月20日から100日後の2021年4月は、「真の家庭復活準備時代」の長成期が終わる時期と一致します。

したがって、2020年のアメリカ大統領選挙において、神側のトランプ大統領が再選すれば、摂理的同時性の観点から見たとき、彼はアメリカ初代大統領と同じ立場に立ち、アベル型人生観を中心とする民主主義世界形成の中心人物となるでしょう。

第5節 弁証法的唯物論と独生女論

(1)成約聖徒たちが受ける言語に絶する内的試練とは?

「真の家庭復活準備時代」は「メシヤ再降臨準備時代」を蕩減復帰する時代ですが、新約時代のキリスト教信徒たちがどのような路程を歩んだのか『原理講論』で確認してみましょう。

 ヤコブがハランからカナンに帰還し、エジプトに入るまでの約四十年の準備期間を、形象的な同時性をもって蕩減復帰する時代が、メシヤ降臨準備時代であった。そして、この時代を再び実体的な同時性をもって蕩減復帰する時代が、メシヤ再降臨準備時代となるのである。
 したがって、この時代のすべてのキリスト教信徒たちは、あたかも、エジプトでヨセフに会うときまでのヤコブの家庭、または、イエスを迎えるときまでのイスラエル民族のように、あらゆる波乱と苦難の道を歩まなければならないのである。
 復帰摂理時代は、律法と祭典などの外的な条件をもって、神に対する信仰を立ててきた時代であったので、メシヤ降臨準備時代における第一イスラエルは、ペルシャ、ギリシャ、エジプト、シリヤ、ローマなどの異邦の属国とされて、外的な苦難の道を歩まなければならなかった。
 しかし、復帰摂理延長時代はイエスのみ言を中心として、祈りと信仰の内的条件をもって、神に対する信仰を立ててきた時代であるがゆえに、メシヤ再降臨準備時代における第二イスラエルは、内的な受難の道を歩まなければならないのである。
 すなわち、この時代においては、文芸復興の主導理念である人文主義と、これに続いて起こる啓蒙思想、そして、宗教改革によって叫ばれるようになった、信仰の自由などによる影響のために、宗教と思想に一大混乱をきたすようになり、キリスト教信徒たちは、言語に絶するほどの内的な試練を受けるようになるのである。(『原理講論』p483~4)

 

このように、「メシヤ再降臨準備時代」のキリスト教信徒たちは、言語に絶するほどのみ言と信仰の内的な試練を受けたとあります。

それでは、この時代を蕩減復帰する路程を歩む成約時代の聖徒たちは、どのような試練を受けるようになるのでしょうか?

文鮮明先生のみ言には「み言の目的は実体であり、実体の目的は心情である」(み旨の道「心情」)とあります。

このみ言から考えると、み言と信仰よりもさらに内的な実体と心情の試練を成約時代の聖徒たちが受けることが予想されます。

実体の試練とは、心身の健康問題と衣食住などの経済問題の試練である可能性が高いでしょう。

実際に「真の家庭復活準備時代」の長成期に入った2020年1月から、世界的に中共武漢ウイルスの感染が蔓延し、それに伴う経済不況の問題が起きています。

また心情の試練とは、エバが天使長から誘惑されたときに心情的に混沌となったように、どこに神様の摂理の中心があり、何を信じてよいのか分からなくなるといった試練になると思われます。

そのためにサタン勢力が現代の成約聖徒たちに提示してきたのが、正に「独生女論」です。

(2)「独生女論」は現代の共産主義思想

サタンを中心とする世界観が「弁証法的唯物論」であり、サタンを中心とする歴史観が「唯物史観」ですが、この「弁証法的唯物論」について『原理講論』では次のように言及されています。

サタンは歴史の終末をよく知っているので自分が滅亡することもよく知っている。したがって、結局はサタン自身も尊ばれないときが必ずくることを想定していながら、自分の犠牲を覚悟して神を否定したのがすなわち弁証法的唯物論なのである。(『原理講論』p554)

 

これと同様に、神様と再臨主を否定し、独生女を中心とする世界観、独生女を中心とする歴史観を成約聖徒たちに提示してきたのが「独生女論」です。

この理論は共産主義思想と同じように“恨み”から発生しており、自らの破滅をも覚悟して再臨のメシヤとそのみ言を否定、破壊しようとするものです。

共産主義は「メシヤ再降臨準備時代」の完成期(1789~1918年)に成熟し、国家を形成しました。

今後、「独生女論」の世界観と歴史観を神側で提示しなければ、ますますその版図を拡大してしまうでしょう。

「成約時代の摂理的同時性」を公開する理由がここにあります。

 

第6節 メシヤの再降臨と「真の家庭復活」

(1)「真の家庭復活」について

成約時代の摂理的同時性では、メシヤ再降臨の同時性となる現象が「真の家庭の復活」と考えています。

「真の家庭」は、「天一国時代」(2001年~2013年)まで存在していましたが、韓鶴子オモニの不信により「真の家庭」にサタンが侵入しました。

「真の家庭復活」とは、その「真の家庭」が「真の家庭復活準備時代」を経て再び地上に顕現するようになることを意味します。

それでは、『原理講論』から、人間に対する神様の直接主管の意味について書かれたところを引用します。

人間に対する神の直接主管とは、具体的にどのようなことをいうのだろうか。神を中心として、アダムとエバが完成して合性一体化し、家庭的な四位基台を造成することによって、神と心情において一体となり、神を中心としたアダムの意のままに、お互いに愛と美を完全に授受する善の生活をするようになるとき、これを神の直接主管という。(『原理講論』p81)

 

このように、神様の人間に対する直接主管は、人間が個体的四位基台ではなく、家庭的四位基台を造成することによって実現されます。

ですから、神様がメシヤを地上に送る目的は、神様を中心とする真の家庭をこの地上に顕現させ、神様ご自身が人間を直接主管されることにあるのです。

そして、家庭的四位基台は、子女が責任分担を果たして自ら完成し、父母と同じ立場に立つことによって完成されます。

2022年8月以降、文信俊様が相対者を迎えて家庭基盤を造成されることにより、文亨進様を中心として地上に真の家庭が復活するので、ここから神様の人間に対する直接主管が始まると予想されます。

天の摂理が「真の家庭の復活」に向かって進んでいくなか、世界の情勢も、1920年に再臨主が降臨した当時の状況が再現されていくことになります。

そして、復活した「真の家庭」を中心として、東洋においては、日本の朝鮮半島統治の失敗を蕩減復帰できるときを迎え、西洋においては、再臨主とキリスト教が一つになれなかったことを蕩減復帰できるときを迎えることになるのです。

(2)「真の家庭復活のための基台」復帰路程を歩む成約聖徒

メシヤ降臨のためにイスラエル民族とキリスト教信徒たちが歩んだ路程について、『原理講論』では次のように言及されています。

 バビロンの捕虜生活から帰還してきたイスラエル民族は、ネブカデネザル王によって破壊された神殿を新築し、また、マラキ預言者の指導によって、邪神を崇拝してきた過去の罪を悔い改めながら、律法を研究し、信仰の刷新運動を起こすことによって「信仰基台」を復帰してきたのである。
 これと同じく、法王がローマに帰還したのちの中世におけるキリスト教信徒たちは、ルターなどを中心として、宗教の改革運動を起こし、中世暗黒時代の暗雲を貫いて、新しい福音の光に従い、信仰の新しい道を開拓することによって、「信仰基台」を復帰してきたのであった。(『原理講論』p482)

 

このように罪の悔い改めとみ言の研究、そして信仰の刷新をしながら、失った「信仰基台」を復帰していったわけです。

成約聖徒たちも、実体と心情の試練を受けながら旧約時代のイスラエル民族、そして新約時代のキリスト教信徒たちが歩んだ路程を蕩減復帰し、真の家庭を迎えるための「信仰基台」を復帰する路程を歩んでいるのです。

そして、旧約時代のエリヤと洗礼ヨハネが果たせなかった三番目の使命(バアルに屈しない7000人を探し出すこと)を、文亨進様を中心とする「世界平和統一聖殿」がバアルに屈しない7000家庭として蕩減復帰し、「実体基台」を復帰することになるでしょう。

 

まとめ

 

【真の家庭復活準備時代】(2018年9月~2022年8月)※陽暦

真の父の正統後継者を中心にアベル圏の祝福家庭たちが、過去の罪を悔い改め、成約時代の聖殿を再建しながら真の家庭復活のための基台を造成する時代です。

 

【メシヤ再降臨準備時代と真の家庭復活準備時代の同時性的現象(予測)】

①マルチン・ルターの宗教改革 ⇒ 文亨進二代王様の聖霊役事

②三十年戦争 ⇒ 法廷闘争

③アメリカ独立 ⇒ 2020年アメリカ大統領選挙

④み言と信仰の試練 ⇒ 実体と心情の試練

⑤共産主義思想 ⇒ 独生女論

⑥メシヤの再降臨 ⇒ 真の家庭の復活

 

以上で「真の家庭復活準備時代」の解説を終わります。次回は、文鮮明先生が聖和されたあとの10年路程(2012年9月~2022年8月)について、また別の角度から解説します。

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