【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】

※【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】の詳細はこちら
https://unification-principle.com/category/upmcproject/hangleproject/

 

先日の12月23日木曜日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第32回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。

訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。

現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。

■第32回韓国語『原理講論』訓読会

日付:2021年12月23日木曜日
場所:東京足立小台「東京教会」
訓読:韓国語『原理講論』本文p441~456(摂理歴史と各時代とその年数の形成~摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代)

■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧

(1)日本語『原理講論』p477の9行目

【日本語】
また、ソロモンの息子であるレハベアムを中心とした南朝ユダは、ダビデよりゼデキアに至るまで、正統一系を通しつづけ、三九四年間にわたる二十人の王の中には、善良な王が多かったのであるが、ヨシヤ王以後は、悪い王たちが続出し、北朝の影響を受けて偶像崇拝にふけるようになったので、これらもまた、バビロニアの捕虜となってしまったのである。
このように、南北王朝分立時代において、イスラエル民族が、神殿理想に相反する立場に立つたびに、神は、継続して、四大預言者と十二小預言者を遣わされて、彼らを励まし、内的な刷新運動を起こされたのである。

【韓国語】
한편 솔로몬의 아들인 르호보암을 중심한 남조 유대는 다윗으로부터 시드기야에 이르기까지 정통일계였으며, 394년 간에 걸친 20인의 왕 중에 선군이 많이 있었으나, 요시야왕 이후에는 악한 왕들이 속출하여 북조의 영향을 받음으로써 우상숭배에 빠지게 되어 이들도 역시 바빌로니아에게 포로가 되고 말았었다.
이와 같이 남북왕조분립시대에 있어서 이스라엘 민족이 성전이상에 배치되는 입장에 서게 될 때마다 하나님은 계속 4대선지와 12소선지를 보내시어 그들을 권고하여 내적 쇄신운동을 일으키셨다.

【韓国語原文の直訳】
一方、ソロモンの息子であるレハベアムを中心とした南朝ユダは、ダビデよりゼデキアに至るまで正統一系であり、三九四年間にわたる二十人の王の中に善君が多くいたのであるが、ヨシヤ王以後には、悪い王たちが続出し、北朝の影響を受けることによって偶像崇拝に陥るようになり、これらもまた、バビロニアの捕虜となってしまったのである。
このように、南北王朝分立時代において、イスラエル民族が、聖殿理想に反する立場に立つようになるたびに、神は、継続して、四大預言者と十二小預言者を遣わされて彼らに勧告し、内的刷新運動を起こされた。

(2)日本語『原理講論』p478の後ろから4行目

【日本語】
それだけでなく、封建社会を維持していた領主と騎士たちが、多く戦死してしまったので、彼らは政治的な基盤を失ってしまい、また、度重なる敗戦により、莫大な戦費が消耗されたので、彼らは甚だしい経済的困窮に陥ってしまったのである。

【韓国語】
그뿐 아니라 봉건사회를 유지하던 영주들과 기사들이 많이 전사하였기 때문에 그들은 정치적인 기반을 잃고 말았으며, 또 거듭되는 패전으로 인하여 막대한 전비를 소모하게 되어 그들은 여지없이 경제적인 곤궁에 빠지고 말았다.

【韓国語原文の直訳】
それだけでなく、封建社会を維持していた領主と騎士たちが、多く戦死したので、彼らは政治的な基盤を失ってしまい、また、度重なる敗戦により、莫大な戦費を消耗するようになり、彼らは余地なく経済的な困窮に陥ってしまった。

(3)日本語『原理講論』p479の2行目

【日本語】
ユダヤ民族は不信仰に陥って、一向に悔い改めなかったので、神殿理想を復帰することができず、その結果、神は再びこの目的を成就されるために、ちょうど、アブラハムの献祭失敗を蕩減復帰するために、イスラエルをして、サタン世界であるエジプトに入らせ、そこで苦役をするようにされたと同様に、ユダヤ民族も、サタン世界であるバビロンに捕虜として連れていかれ、苦役をするように摂理されたのである。

【韓国語】
유대민족이 불신으로 돌아가서 회개하지 않음으로 인하여 성전이상을 복귀할 수 없게 되었기 때문에, 하나님은 다시 이 뜻을 이루시기 위하여 마치 아브라함의 헌제실수를 탕감복귀케 하시려고 이스라엘 민족으로 하여금 사탄세계인 애급으로 들어가서 고역을 당하게 하셨던 것처럼, 유대민족도 사탄세계인 바빌론으로 포로 되어 가서 고역을 당하게 하셨던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
ユダヤ民族が不信に回って悔い改めないことによって、聖殿理想を復帰することができなくなったがゆえに、神は再びこのみ旨を成就されるため、ちょうど、アブラハムの献祭失敗を蕩減復帰されようと、イスラエル民族をして、サタン世界であるエジプトに入って苦役をするようにされたと同様に、ユダヤ民族も、サタン世界であるバビロンに捕虜として行き、苦役をするようにされたのである。

(4)日本語『原理講論』p481の6行目

【日本語】
ところが、法王は、会衆がこのように会議を牛耳るのを快く思わず、この会議に参席しなかったばかりでなく、それを流会させようとまでたくらんだのである。

【韓国語】
그러나 교황은 회중들의 이러한 주관성을 좋지 않게 생각하고 이 회의에 참석하지 않았을 뿐만 아니라, 그것을 유회시키려고까지 하였다.

【韓国語原文の直訳】
ところが、法王は、会衆のこのような主管性をよくないと考え、この会議に参席しなかったばかりでなく、それを流会させようとまでした。

(5)日本語『原理講論』p483の10行目

【日本語】
復帰摂理時代は、律法と祭典などの外的な条件をもって、神に対する信仰を立ててきた時代であったので、メシヤ降臨準備時代における第一イスラエルは、ペルシャ、ギリシャ、エジプト、シリヤ、ローマなどの異邦の属国とされて、外的な苦難の道を歩まなければならなかった。

【韓国語】
복귀섭리시대는 율법과 제사 등의 외적인 조건으로 하나님에 대한 신앙을 세워 내려오던 시대였으므로, 메시아 강림준비시대에 있어서의 제1 이스라엘은 페르시아, 희랍, 애급, 시리아, 로마 등의 이방에 속방되어 외적인 고난의 길을 밟았던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
復帰摂理時代は、律法と祭祀などの外的な条件をもって、神に対する信仰を立ててきた時代であったので、メシヤ降臨準備時代における第一イスラエルは、ペルシャ、ギリシャ、エジプト、シリヤ、ローマなどの異邦の属国となり、外的な苦難の道を歩んだのであった。

(6)日本語『原理講論』p484の後ろから5行目

【日本語】
それゆえに、イエスはこのように準備された基台の上に来られ、キリスト教を中心としてユダヤ教(Hebraism)を整理し、ギリシャ文化(Hellenism)、および、仏教(Buddhism)と儒教(Confucianism)などの宗教を包摂することによって、その宗教と文化の全域を、一つのキリスト教文化圏内に統合しようとされたのである。

【韓国語】
그러므로 예수님은 이와 같이 준비된 터 위에 오셔서 기독교를 중심하고 유대교(Hebraism)를 수습하고 헬라문화(Hellenism) 및 불교(Buddhism) 유교(Confucianism) 등의 종교를 포섭함으로써, 그 종교와 문화의 전역을 하나의 기독교문화권 내에 통합하려 하셨던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
それゆえに、イエスはこのように準備された基台の上に来られ、キリスト教を中心としてユダヤ教(Hebraism)を収拾し、ギリシャ文化(Hellenism)、および、仏教(Buddhism)と儒教(Confucianism)などの宗教を包摂することによって、その宗教と文化の全域を、一つのキリスト教文化圏内に統合しようとされたのである。

(7)日本語『原理講論』p486の後ろから6行目

【日本語】
このように闘争によってもつれあっている社会生活が、時間の流れとともに、縦的に変転してきたのが、人類の歴史なので、この歴史は、必然的に闘争と戦争とをもって連係されるものとならざるを得ないのである。

【韓国語】
이와 같이 투쟁으로 얽히어진 사회생활이 시간의 흐름을 따라 종적으로 변전하여 내려온 것이 바로 인류역사이므로, 이 역사는 필연적으로 투쟁과 전쟁으로 엮어지는 것이 되지 않을 수 없는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
このように闘争によってもつれあっている社会生活が、時間の流れとともに、縦的に変転してきたのが、正に人類歴史なので、この歴史は、必然的に闘争と戦争によって編成されるものとならざるを得ないのである。

(8)日本語『原理講論』p487の後ろから2行目

【日本語】
キリストに先立って、偽キリストが現れるということを預言された聖書のみ言は、このような原理によってのみ理解することができるのである。

【韓国語】
그리스도에 앞서 적그리스도가 나타날 것을 예언하신 성서의 말씀은 이러한 원리로써만 해명될 수 있는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
キリストに先立って、偽キリストが現れることを預言された聖書のみ言は、このような原理によってのみ解明され得るのである。

(9)日本語『原理講論』p488の2行目

【日本語】
この社会は、サタンを中心としてお互いに足らないものを補いあう社会のことで、これは元来、神が完成した人間を中心としてつくろうとなさった共生共栄共義主義社会を、サタンが先立って非原理的につくったものであった。

【韓国語】
이 사회는 사탄을 중심하고 서로가 유무상통하던 사회로서, 원래 하나님이 완성한 인간을 중심하고 이루려 하셨던 공생공영공의주의사회를 사탄이 앞질러 비원리적으로 이루어 놓은 것이었다.

【韓国語原文の直訳】
この社会は、サタンを中心としてお互いに有無相通じていた社会であり、元来、神が完成した人間を中心としてつくろうとなさった共生共栄共義主義社会を、サタンが先立って非原理的につくっておいたものであった。

■第33回韓国語『原理講論』訓読会の予定日

日付:2022年1月27日木曜日
場所:東京足立小台「東京教会」
訓読:韓国語『原理講論』本文p456~470(摂理歴史と各時代とその年数の形成~摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代)

 

※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)

Print Friendly, PDF & Email