【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】

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https://unification-principle.com/category/upmcproject/hangleproject/

 

先日の8月25日木曜日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第40回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。

訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。

現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。

■第40回韓国語『原理講論』訓読会

日付:2022年8月25日木曜日
場所:東京足立小台「東京教会」
訓読:韓国語『原理講論』本文p554~568(再臨論)

■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧

(1)日本語『原理講論』p591の後ろから7行目

【日本語】
神の一線であり、またサタンの一線である韓国で、永遠の命と死とが衝突するようになるので、はげたかで象徴されるサタンが死の群れを探し求めてこの土地に集まると同時に、命の群れを探し求めるイエスも、またこの土地に来られるようになるのである。

【韓国語】
하나님의 일선이요 또한 사탄의 일선인 한국에서 영원한 생명과 영원한 사망이 맞부딪치게 되므로, 사망의 무리를 찾아서 독수리로 상징된 사탄이 이 땅으로 모이는 동시에 생명의 무리를 찾는 주님도 이 땅으로 오시게 되는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
神の一線であり、またサタンの一線である韓国で、永遠の命と永遠の死亡がぶつかり合うようになるので、死亡の群れを探し求めてはげたかで象徴されるサタンがこの地に集まると同時に、命の群れを探し求める主もこの地に来られるようになるのである。

(2)日本語『原理講論』p591の最後の行

【日本語】
そればかりでなく、神は、天に反逆する人間たちを救うために、愛する子女たちを宿敵サタンに犠牲として支払われたのであり、ついにはひとり子イエスまで十字架に引き渡さなければならないその悲しみを味わわれたのであった。それゆえに、神は、人間が堕落してから今日に至るまで、一日として悲しみの晴れるいとまもなく、そのため、神のみ旨を代表してサタン世界と戦う個人と家庭と民族とは、常に血と汗と涙の道を免れることがなかったのである。

【韓国語】
그뿐 아니라 하나님은 하늘을 반역하는 인간들을 구원하시기 위하여 사랑하는 자녀들을 원수 사탄에게 희생시켰으며, 나중에는 독생자 예수님까지 십자가에 내주시는 설움을 당하셨던 것이다. 그러므로 하나님은 인간이 타락된 이후 오늘에 이르도록 하루같이 서러워하셨으며, 하나님의 뜻을 대신하여 사탄세계와 싸우는 개인이나 가정이나 민족은 피와 땀과 눈물의 길을 면할 수 없었던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
そればかりでなく、神は、天に反逆する人間たちを救われるために、愛する子女たちを怨讐サタンに犠牲にさせたのであり、ついにはひとり子イエスまで十字架に引き渡される悲しみを被られたのであった。それゆえに、神は、人間が堕落して以降、今日に至るまで、長い歳月を変わりなく悲しまれたのであり、神のみ旨を代表してサタン世界と戦う個人や家庭や民族は、血と汗と涙の道を免れることができなかったのである。

(3)日本語『原理講論』p595の8行目

【日本語】
これは、あたかも、イエス当時において、東方の博士や羊飼いたちは、啓示によって、メシヤ降臨に関する消息を聞き知っていたにもかかわらず、むしろだれよりも先にこのことを知らなければならなかった祭司長たちや、律法学者たちが、霊的な無知によって、このことを全く知らなかったのと軌を一にするといわなければなるまい。

【韓国語】
이것은 마치 예수님 당시에 점성술자들과 목자들은 계시에 의하여 메시아 강림에 관한 소식을 알고 있었던 반면에, 누구보다도 먼저 이것을 알았어야 할 제사장들과 교법사들은 영적인 무지로 인하여 전혀 모르고 있었던 것과 같은 것이다.

【韓国語原文の直訳】
これは、あたかも、イエス当時において、占星術の学者たちや羊飼いたちは、啓示によって、メシヤ降臨に関する消息を知っていた反面で、だれよりも先にこれを知っていなければならなかった祭司長たちや、律法学者たちは、霊的な無知によって全く知らなかったのと同じである。

(4)日本語『原理講論』p596の2行目

【日本語】
あたかもかつての祭司長や律法学者たちがそうであったように、今日の多くのキリスト教指導者たちは、聖書の文字を解く知識のみを誇り、多くの信者たちから仰がれることを好み、その職権の行使に満足するだけで、終末に対する神の摂理に関しては、全く知らないままでいるのである。このような痛ましい事実がまたとあろうか。

【韓国語】
마치 제사장과 교법사들이 그러했듯이 오늘의 많은 기독교 지도자들은 성서의 문자를 풀이하는 지식을 자랑하고, 많은 신도들로부터 추앙을 받는 것으로 낙을 삼으며, 그 직권행사에 만족하고 있을 뿐, 끝날에 대한 하나님의 섭리는 전혀 모르고 있으니 실로 이보다 더 통탄스러운 일이 어디에 있을 것인가?

【韓国語原文の直訳】
あたかも祭司長と律法学者たちがそうであったように、今日の多くのキリスト教指導者たちは、聖書の文字を解く知識を誇り、多くの信徒たちから仰がれることを楽しみとし、その職権行使に満足しているだけで、終末に対する神の摂理は、全く知らずにいるのであるから、実にこれよりさらに痛ましい事がどこにあるだろうか?

(5)日本語『原理講論』p600の後ろから3行目

【日本語】
すなわち、初臨のときに、神はメシヤが来られたという知らせを、祭司長や律法学者たちに与えられず、異邦の占星学者や純真な羊飼いたちに与えられたのであるが、これはあたかも、真の実子が無知であるために、やむを得ず、血統的なつながりをもたない義理の子に相談するというかたちとよく似ているといえよう。

【韓国語】
초림 때에 있어 하나님은 메시아가 오셨다는 소식을 제사장이나 교법사들에게는 주시지 않고 이방의 점성술자와 순진한 목자들에게 주셨던 것이니, 마치 친자식이 무지하기 때문에 의붓자식에게 통정한 것과 같은 격이다.

【韓国語原文の直訳】
初臨のときにおいて、神はメシヤが来られたという知らせを、祭司長や律法学者たちに与えられず、異邦の占星学者や純真な羊飼いたちに与えられたのであるが、あたかも真の子が無知であるために、義理の子に事情を訴えるのと同じかたちである。

(6)日本語『原理講論』p601の後ろから4行目

【日本語】
そしてまた、主に罪人や取税人、そして遊女らの卑しい人々と応接するようになったのであった。そしてついに、祭司長や律法学者たちが、イエスを殺害するまでにことが至ったのである。これによって彼らは、神に対する逆賊を処刑したものと信じ、余生を聖職のために奉仕し、経文を暗唱しながら、所得の十分の一を神にささげ、祭典を行って、天国の道へと進んでいったのである。

【韓国語】
또한 주로 죄인과 세리와 창녀 등 미천한 사람들을 대하셨다. 그리하여 마침내 제사장과 교법사들은 예수님을 살해하는 데까지 나아갔다. 그리고 그들은 하나님의 역적을 처단한 줄로만 알고 여생을 성직에 충성하여 경문을 외우고 십일조를 바치며 제사를 드려 곧장 천국에의 길로 달렸다.

【韓国語原文の直訳】
また、主に罪人と取税人と遊女らの卑しい人々と対された。そしてついに、祭司長や律法学者たちは、イエスを殺害するまでに至った。そして彼らは、神の逆賊を処断したものばかり考え、余生を聖職に忠誠を尽くし、経文を唱えて十分の一献金をささげ、祭事をささげてまっすぐに天国への道を進んだ。

(7)日本語『原理講論』p602の3行目

【日本語】
このような現象が、終末においてもそのとおりに起こるということを知るにつけ、我々はだれしも、もう一度自分自身を深く反省せざるを得ないのである。今日の多くのキリスト教信徒たちは、各々、天国の道へと邁進している。しかし、一歩誤れば、その道は地獄へ通ずる道となってしまうのである。

【韓国語】
이러한 일들이 끝날에도 그대로 일어날 현상이라는 사실을 알게 될 때에, 우리는 누구나 다시 한 번 자기 스스로를 심각히 되살펴 보지 않을 수 없게 된다. 오늘날의 많은 기독교 신도들은 저마다 천국에의 길을 달리고 있다. 그러나 잘못하면 그 길이 바로 지옥으로 통하는 길이 되고 말 것이다.

【韓国語原文の直訳】
このようなことは終末にもそのとおりに起こる現象だという事実を知るようになるとき、我々はだれしも、もう一度自分自身を深刻にふり返って見ざるを得なくなる。今日の多くのキリスト教信徒たちは、各々、天国への道を進んでいる。しかし誤れば、その道が地獄へ通ずる道となってしまうのである。

■韓国語『原理講論』読了

今回の第40回訓読会をもって韓国語『原理講論』を無事に読了しました。

日本の地に原語による「み言の柱」を立て、天運がこの地に留まり、日本と朝鮮半島が一つになることを願って始めた訓読会でした。

ハナニムとアボニムの守りと導きにより、無事に40回を終えることができたことを感謝申し上げます。

 

 

※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)

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