【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】

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https://unification-principle.com/category/upmcproject/hangleproject/

 

先日の11月25日木曜日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第31回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。

訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。

現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。

■第31回韓国語『原理講論』訓読会

日付:2021年11月25日木曜日
場所:東京足立小台「東京教会」
訓読:韓国語『原理講論』本文p427~441(摂理歴史と各時代とその年数の形成~摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代)

■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧

(1)日本語『原理講論』p462の4行目

【日本語】
復帰摂理時代における統一王国時代に、神殿が摂理のうちで建てられなかったので、この王国が南朝と北朝に分裂され、四〇〇年間の南北王朝分立時代がくるようになった。

【韓国語】
복귀섭리시대에 있어서의 통일왕국시대에 성전이 뜻 가운데 서지 못하게 되었을 때, 이 왕국이 남조와 북조로 분열되어 400년 간의 남북왕조분립시대가 왔었다.

【韓国語原文の直訳】
復帰摂理時代においての統一王国時代に、聖殿がみ旨のうちで立つことができなかったとき、この王国が南朝と北朝に分裂され、四〇〇年間の南北王朝分立時代が来た。

(2)日本語『原理講論』p465の後ろから5行目

【日本語】
したがって、「メシヤのための基台」を復帰するために、摂理路程の反復によって形成されてきたところの摂理的同時性の時代は、結局、先に言及した二つの献祭を蕩減復帰しようとして生じた一連の摂理的な史実を通じて、その同時性が形成されてきたのである。

【韓国語】
따라서 ‘메시아를 위한 기대’를 복귀하기 위한 섭리노정의 반복으로 형성되는 섭리적 동시성의 시대는, 결국 위에서 말한 두 헌제를 탕감복귀하려 했던 섭리적인 사실로써 그 동시성이 형성되었던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
したがって、「メシヤのための基台」を復帰するための摂理路程の反復によって形成される摂理的同時性の時代は、結局、先に言及した二つの献祭を蕩減復帰しようとしていた摂理的な史実によって、その同時性が形成されたのである。

(3)日本語『原理講論』p466の2行目

【日本語】
人類歴史は、数多くの民族史を連結するというかたちで発展してきた。

【韓国語】
인류역사는 수많은 민족사로써 연결되어 왔다.

【韓国語原文の直訳】
人類歴史は、数多くの民族史によって連結されてきた。

(4)日本語『原理講論』p466の10行目

【日本語】
それゆえに、このことを予知されたイエスは、ぶどう園の比喩でそれを暗示され、その結論として「神の国はあなたがたから取り上げられて、御国にふさわしい実を結ぶような異邦人に与えられるであろう」(マタイ二一・43)と語られたのである。

【韓国語】
그러므로 이것을 예견하신 예수님은 일찍이 포도원의 비유를 말씀하시고 그 결론으로 하나님의 나라를 너희는 빼앗기고 그 나라의 열매 맺는 백성이 받으리라(마 21 : 43)고 말씀하셨던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
それゆえに、このことを予見されたイエスは、かつてぶどう園の比喩を語られ、その結論として「神の国はあなたがたから取り上げられて、御国にふさわしい実を結ぶような異邦人に与えられるであろう」(マタイ二一・43)と語られたのである。

(5)日本語『原理講論』p467の後ろから4行目

【日本語】
上記の第一、第二、両イスラエルの歴史を中心として、同時性をもって展開せられた復帰摂理時代と、復帰摂理延長時代の内容をなしている各時代の性格を対照してみることによって、事実上、人類歴史は、生きて働いておられる神のみ手による、一貫した公式的な摂理によってつくられてきたということを、一層明白に理解することができるであろう。

【韓国語】
상기한 제1 제2, 두 이스라엘의 역사를 중심하고 동시성으로 이루어진 복귀섭리시대와 복귀섭리연장시대를 이루고 있는 각 시대의 성격을 대조하여 봄으로써, 사실상 인류역사는 살아 계신 하나님의 일관한 공식적인 섭리에 의하여 엮어져 왔다는 것을 더욱 명백히 이해할 수 있게 될 것이다.

【韓国語原文の直訳】
上記の第一、第二、二つのイスラエルの歴史を中心として、同時性を構成した復帰摂理時代と、復帰摂理延長時代をなしている各時代の性格を対照してみることによって、事実上、人類歴史は、生きておられる神の一貫した公式的な摂理によってつくられてきたということを、一層明白に理解できるようになるであろう。

(6)日本語『原理講論』p468の後ろから3行目

【日本語】
それゆえに、ローマ帝国迫害時代にも、第二イスラエル選民たちは、聖餐式と洗礼を施し、信徒自身をいけにえの供え物としてささげ、安息日を守ることにより、イエスを十字架に引き渡すことによって侵入したサタンを分立する生活をしなければならなかったのである。

【韓国語】
그러므로 로마제국 박해시대에도 제2 이스라엘 선민들이 성만찬과 세례를 베풀고, 성도 자신들을 생축의 제물로 드리며, 안식일을 지키는 것으로써 예수님을 십자가에 내줌으로 인하여 침범한 사탄을 분립하는 생활을 하지 않으면 아니 되었던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
それゆえに、ローマ帝国迫害時代にも、第二イスラエル選民たちは、聖餐式と洗礼を施し、聖徒自身を生きた供え物としてささげ、安息日を守ることにより、イエスを十字架に引き渡すことによって侵犯したサタンを分立する生活をしなければならなかったのである。

(7)日本語『原理講論』p469の2行目

【日本語】
同様に、ローマ帝国迫害時代においても、第二イスラエルの選民たちに対する四世紀間の迫害が終わったのち、イエスは、心霊的な奇跡と権威とをもって、数多くの信徒たちを呼び起こされ、また、コンスタンチヌス大帝を感化させて、三一三年には、キリスト教を公認せしめ、つづいて、三九二年、テオドシウス一世のときに至っては、かくも甚だしく迫害してきたキリスト教を、国教として制定せしめられたのである。

【韓国語】
이와 같이 로마제국 박해시대에 있어서도, 제2 이스라엘 선민들에 대한 4세기 동안의 박해가 끝난 후에 예수님은 심령적인 기적과 권능으로써 많은 신도를 불러일으키셨고, 더 나아가 콘스탄티누스대제를 감화시켜서 313년에 기독교를 공인하게 하셨으며, 392년 테오도시우스 1세에 이르러서는 그처럼 극심한 박해를 하던 기독교를 국교로 제정하게 하셨었다.

【韓国語原文の直訳】
このように、ローマ帝国迫害時代においても、第二イスラエル選民たちに対する四世紀間の迫害が終わったのちに、イエスは、心霊的な奇跡と権能によって、数多くの信徒を呼び起こされ、さらに、コンスタンチヌス大帝を感化させて、三一三年に、キリスト教を公認するようにされ、三九二年、テオドシウス一世に至っては、かくも甚だしく迫害してきたキリスト教を、国教として制定するようにされたのである。

(8)日本語『原理講論』p474の3行目

【日本語】
サウル王が、士師四〇〇年の基台の上で、彼の在位四十年を、神のみ旨にかなうように立てられたならば、彼は、エジプト苦役四〇〇年とモーセのパロ宮中四十年とを、共に蕩減復帰した立場に立つことができ、したがって彼は、「四十日サタン分立基台」の上で、「信仰基台」を立てることができたはずであった。

【韓国語】
사울왕이 사사시대 400년 기대 위에서 그의 재위 40년을 뜻맞게 세웠더라면, 그는 애급고역 400년과 모세의 바로궁중 40년을 탕감복귀한 입장에 설 수 있었기 때문에, 그는 ‘40일 사탄 분립기대’ 위에서 ‘믿음의 기대’를 세울 수 있었을 것이었다.

【韓国語原文の直訳】
サウル王が、士師時代四〇〇年の基台の上で、彼の在位四十年を、み旨にかなうように立てていたならば、彼は、エジプト苦役四〇〇年とモーセのパロ宮中四十年を蕩減復帰した立場に立つことができたため、彼は「四十日サタン分立基台」の上で、「信仰基台」を立てることができたはずであった。

(9)日本語『原理講論』p475の2行目

【日本語】
キリスト王国時代においては、統一王国時代のすべてのものを、実体的な同時性をもって蕩減復帰しなければならなかったので、この時代の「信仰基台」を蕩減復帰する中心人物は、修道院と法王とのキリスト教理念を実現しなければならない国王であった。

【韓国語】
기독왕국시대에 있어서는 통일왕국시대의 모든 것을 실체적인 동시성으로 탕감복귀해야 되었기 때문에, 이 시대의 ‘믿음의 기대’를 탕감복귀하는 중심인물은 수도원이나 교황의 기독이상을 실현시켜야 할 국왕이었다.

【韓国語原文の直訳】
キリスト王国時代においては、統一王国時代のすべてのものを、実体的な同時性をもって蕩減復帰しなければならなかったので、この時代の「信仰基台」を蕩減復帰する中心人物は、修道院や法王のキリスト理想を実現させなければならない国王であった。

■第32回韓国語『原理講論』訓読会の予定日

日付:2021年12月23日木曜日
場所:東京足立小台「東京教会」
訓読:韓国語『原理講論』本文p441~456(摂理歴史と各時代とその年数の形成~摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代)

 

※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)

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