■記事構成について

 原文を文章ごとに分け、それぞれの文章を【韓国語原文】、【原文の直訳】、【現行の訳文】の3つに分けて記載しています。

 【現行の訳文】が直訳されていて変更箇所がない場合、【原文の直訳】を省略し、【原文の直訳】と【現行の訳文】が統合されて一つの文章になっています。

 

■み言の引用について

 『原理講論』の引用文は、2014年5月30日、光言社発行の第五版第一刷から引用したものです。また、聖句の引用は、日本聖書協会発行の『口語訳聖書』からの引用です。

 『口語訳聖書』は原語(旧約聖書はヘブライ語、新約聖書はギリシャ語)から翻訳し、欧米の各言語(特に英語)を参考として訳されているため、『口語訳聖書』からの引用箇所は、韓国語の聖句の直訳になっていないことに留意してください。

■韓国語辞書について

 翻訳するさいに基準としている韓国語の辞書は、小学館の『韓日辞典』(旧『朝鮮語辞典』)です。『韓日辞典』にない場合は、こちらのNAVER「국어사전(国語辞典)」を使います。

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■本文‐創造原理 第二節 万有原力と授受作用および四位基台

92
【韓国語原文】
제2절 만유원력과 수수작용 및 사위기대
【原文の直訳】
第二節 万有原力と授受作用および四位基台
【現行の訳文】

㈠ 万有原力

93
【韓国語原文】
Ⅰ.만유원력
【原文の直訳】
㈠ 万有原力
【現行の訳文】
94
【韓国語原文】
하나님은 모든 존재의 창조주(創造主)로서 시간과 공간을 초월하여 영원히 자존(自存)하시는 절대자(絶對者)이시다.
【原文の直訳】
神はあらゆる存在の創造主として、時間と空間を超越して、永遠に自存する絶対者でいらっしゃる。
【現行の訳文】
神はあらゆる存在の創造主として、時間と空間を超越して、永遠に自存する絶対者である。
95
【韓国語原文】
그러므로 하나님이 이러한 존재로 계시기 위한 근본적인 힘도 영원히 자존하는 절대적인 것이며, 동시에 이것은 또 피조물이 존재하기 위한 모든 힘을 발생케 하는 힘의 근본이기도 하다.
【原文の直訳】
したがって、神がこのような存在としていらっしゃるための根本的な力も、永遠に自存する絶対的なものであり、同時にこれはまた、被造物が存在するためのすべての力を発生せしめる力の根本でもある。
【現行の訳文】
したがって、神がこのような存在としておられるための根本的な力も、永遠に自存する絶対的なものであり、同時にこれはまた、被造物が存在するためのすべての力を発生せしめる力の根本でもある。
96
【韓国語原文】
이러한 힘의 근본된 힘을 우리는 만유원력(萬有原力)이라고 한다.
【原文の直訳】
このような力の根本となる力を、我々は万有原力という。
【現行の訳文】
このようなすべての力の根本にある力を、我々は万有原力と呼ぶ。

㈡ 授受作用

97
【韓国語原文】
Ⅱ.수수작용
【原文の直訳】
㈡ 授受作用
【現行の訳文】

98
【韓国語原文】
모든 존재를 이루고 있는 주체(主體)와 대상(對象)이 만유원력에 의해 상대기준(相對基準)을 조성하여 잘 주고 잘 받으면, 여기에서 그 존재를 위한 모든 힘, 즉 생존과 번식과 작용 등을 위한 힘을 발생한다.
【原文の直訳】
あらゆる存在をつくっている主体と対象とが、万有原力により、相対基準を造成して、良く授け良く受ければ、ここにおいて、その存在のためのすべての力、すなわち、生存と繁殖と作用などのための力を発生するのである。
【現行の訳文】

99
【韓国語原文】
이러한 과정을 통하여 힘을 발생케 하는 작용을 수수작용(授受作用)이라고 한다.
【原文の直訳】
このような過程を通して、力を発生させる作用を授受作用という。
【現行の訳文】
このような過程を通して、力を発生せしめる作用のことを授受作用という。

100
【韓国語原文】
그러므로 만유원력과 수수작용의 힘은 각각 원인적인 것과 결과적인 것, 내적인 것과 외적인 것, 주체적인 것과 대상적인 것으로서의 상대적인 관계를 가지고 있다.
【原文の直訳】
ゆえに、万有原力と授受作用の力は、各々原因的なものと結果的なもの、内的なものと外的なもの、主体的なものと対象的なものとしての相対的な関係をもっている。
【現行の訳文】
ゆえに、万有原力と授受作用の力とは、各々原因的なものと結果的なもの、内的なものと外的なもの、主体的なものと対象的なものという、相対的な関係をもっている。

101
【韓国語原文】
따라서 만유원력은 종적(縱的)인 힘이요, 수수작용의 힘은 횡적(橫的)인 힘이라고 말할 수 있는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、万有原力は縦的な力であり、授受作用の力は横的な力であるといえるのである。
【現行の訳文】
したがって、万有原力は縦的な力であり、授受作用の力は横的な力であるともいえるのである。

102
【韓国語原文】
그러면 우리는 여기에서 만유원력과 수수작용을 중심하고 하나님과 피조물에 관한 것을 좀더 구체적으로 알아 보기로 하자.
【原文の直訳】
それでは、我々は、ここにおいて、万有原力と授受作用を中心として、神と被造物に関することを、更に具体的に調べてみることにしよう。
【現行の訳文】
我々は、ここにおいて、万有原力と授受作用を中心として、神と被造物に関することを、更に具体的に調べてみることにしよう。

103
【韓国語原文】
하나님은 그 자체 내에 영존(永存)하는 이성성상(二性性相)을 가지고 계셔서, 이것들이 만유원력에 의하여 상대기준을 이루어 영원한 수수작용을 하게 된다.
【原文の直訳】
神はそれ自体の内に永存する二性性相をもっておられるので、これらが万有原力により相対基準を成し、永遠の授受作用をするようになる。
【現行の訳文】
神はそれ自体の内に永存する二性性相をもっておられるので、これらが万有原力により相対基準を造成して、永遠の授受作用をするようになるのである。

104
【韓国語原文】
이 수수작용의 힘에 의하여 그 이성성상은 영원한 상대기대(相對基臺)를 조성하여, 하나님의 영원하신 존재기대를 이룸으로써 하나님은 영존하시며, 또한 피조세계를 창조하시기 위한 모든 힘을 발휘하시게 되는 것이다.
【原文の直訳】
この授受作用の力により、その二性性相は永遠の相対基台を造成し、神の永遠なる存在基台をつくることによって、神は永存し、また、被造世界を創造なさるためのすべての力を発揮するようになるのである。
【現行の訳文】

105
【韓国語原文】
한편 피조물(被造物)에 있어서도, 그 자체를 이루고 있는 이성성상(二性性相)이 만유원력에 의하여 상대기준을 이루어 가지고 수수작용을 하게 된다.
【原文の直訳】
一方、被造物においても、それ自体をつくっている二性性相が、万有原力により相対基準を成して、授受作用をするようになる。
【現行の訳文】
また、被造物においても、それ自体をつくっている二性性相が、万有原力により相対基準を造成して、授受作用をするようになる。

106
【韓国語原文】
그리고 이 수수작용의 힘에 의하여 그 2성(二性)은 상대기대(相對基臺)를 조성하여 그 개성체(個性體)의 존재기대(存在基臺)를 이룸으로써, 비로소 그 개성체는 하나님의 대상으로 서게 되며, 또 스스로가 존재하기 위한 모든 힘도 발휘하게 된다.
【原文の直訳】
そして、この授受作用の力により、その二性は相対基台を造成し、その個性体の存在基台をつくることによって初めて、その個性体は神の対象として立つようになり、また、自らが存在するためのすべての力も発揮するようになる。
【現行の訳文】
また、この授受作用の力により、その二性は相対基台を造成し、その個性体の存在基台をつくって初めて、その個性体は神の対象として立つことができるし、また、自らが存在するためのすべての力をも発揮できるようになるのである。

107
【韓国語原文】
이에 대한 예를 들면, 양자(陽子)와 전자(電子)의 수수작용에 의하여 원자(原子)가 존재하게 되고, 그의 융합작용 등을 일으킨다.
【原文の直訳】
これに対する例を挙げれば、陽子と電子の授受作用によって原子が存在するようになり、その融合作用などを起こすのである。
【現行の訳文】
これに対する例を挙げれば、陽子と電子の授受作用によって原子が存在できるし、またその融合作用などを起こすことができるのである。

108
【韓国語原文】
그리고 양(陽) 음(陰) 두 이온의 수수작용에 의하여 분자(分子)가 존재하게 되며, 또 화학작용이 일어나기도 한다.
【原文の直訳】
そして、陽陰二つのイオンの授受作用によって、分子が存在するようになり、また、化学作用が起きることもある。
【現行の訳文】
また、陽陰二つのイオンの授受作用によって、分子が存在するようになり、化学作用を起こすこともできる。

109
【韓国語原文】
한편 양전(陽電)과 음전(陰電)의 수수작용에 의하여 전기가 발생되며, 모든 전기작용이 일어나게 된다.
【原文の直訳】
一方、陽電気と陰電気の授受作用によって、電気が発生し、すべての電気作用が起こるようになる。
【現行の訳文】
また、陽電気と陰電気との授受作用によって、電気が発生し、すべての電気作用が起こるようになるのである。

110
【韓国語原文】
식물에 있어서도 도관(導管)과 사관(篩管)의 수수작용에 의하여 식물체의 기능이 유지되며, 그의 유기적인 성장을 하게 된다.
【原文の直訳】
植物においても、導管と師管の授受作用によって、植物体の機能が維持され、その有機的な成長をするようになる。
【現行の訳文】
植物においては、導管と師管の授受作用によって、植物体の機能を維持し、有機的な生長をするようになる。

111
【韓国語原文】
그리고 암술과 수술의 수수작용에 의하여 번식을 하게 되는 것이다.
【原文の直訳】
そして、雄しべと雌しべの授受作用によって繁殖をするようになるのである。
【現行の訳文】
そして、雄しべと雌しべの授受作用によって繁殖するのである。

112
【韓国語原文】
동물도 수컷과 암컷의 수수작용에 의하여 그의 생(生)을 유지하며 또한 번식한다.
【原文の直訳】
動物も雄と雌の授受作用によって、その生を維持し、また繁殖する。
【現行の訳文】
動物も雄と雌の授受作用によって、その生体を維持し、また繁殖する。

113
【韓国語原文】
그리고 동식물간에 있어서도 산소와 탄산가스의 교환, 벌과 꽃의 수수작용 등에 의하여 그들은 공존(共存)하고 있다.
【原文の直訳】
そして動植物間においても、酸素と炭酸ガスの交換、蜜蜂と花の授受作用などによってそれらは共存している。
【現行の訳文】

114
【韓国語原文】
천체(天體)를 보아도 태양과 혹성(惑星)의 수수작용에 의하여 태양계(太陽系)가 존재하면서 우주형성을 위한 운행을 하고 있으며, 또 지구와 달도 서로의 수수작용에 의하여 일정한 궤도를 유지하면서 공전(公轉)과 자전(自轉)의 운행을 계속하고 있는 것이다.
【原文の直訳】
天体を見ても、太陽と惑星の授受作用によって、太陽系が存在すると同時に、宇宙形成のための運行をなしており、また、地球と月も、互いの授受作用によって一定の軌道を維持しながら、公転と自転の運行を継続しているのである。
【現行の訳文】
天体を見ても、太陽と惑星との授受作用によって、太陽系が存在すると同時に、宇宙形成のための運行をなしている。また、地球と月も、授受作用によって一定の軌道を維持しながら、公転と自転の運行を継続しているのである。

115
【韓国語原文】
인간의 육체는 동·정맥, 호흡작용, 교감신경과 부교감신경 등의 수수작용으로써 그 생을 유지하고 있고, 그 개성체는 몸과 마음의 수수작용에 의하여 존재하면서 그의 목적을 위한 활동을 한다.
【原文の直訳】
人間の肉体は、動静脈、呼吸作用、交感神経と副交感神経などの授受作用によって、その生を維持しており、その個性体は体と心の授受作用によって存在しながら、その目的のために活動している。
【現行の訳文】

116
【韓国語原文】
그리고 가정에 있어서는 남편과 아내가, 사회에 있어서는 인간과 인간이, 그리고 국가에 있어서는 정부와 백성이, 더 나아가서 세계에 있어서는 국가와 국가가 서로 수수작용을 하면서 공존하는 것이다.
【原文の直訳】
そして、家庭においては夫と妻が、社会においては人間と人間が、そして国家においては政府と国民が、さらに進んで世界においては国家と国家が、お互いに授受作用をしながら共存するのである。
【現行の訳文】
さらに、家庭においては夫と妻が、社会においては人間と人間が、国家においては政府と国民が、もっと広く世界においては国家と国家が、お互いに授受作用をしながら共存している。

117
【韓国語原文】
동서고금을 막론하고 아무리 악한 사람이라 할지라도 바른 것을 위하여 살려고 하는 그 양심(良心)의 힘만은 뚜렷이 그 내부에서 작용하고 있다.
【原文の直訳】
古今東西を問わず、いくら悪い人間であっても、正しいことのために生きようとするその良心の力だけは、はっきりとその内部で作用している。
【現行の訳文】

118
【韓国語原文】
이러한 힘은 누구도 막을 수 없는 것으로서, 자기도 모르게 강력히 작용하고 있기 때문에 악을 행할 때에는 즉각적으로 양심의 가책을 받게 되는 것이다.
【原文の直訳】
このような力は、だれも遮ることができないものであって、自分でも知らない間に強力に作用しているから、悪を行うときには、直ちに良心の呵責を受けるようになるのである。
【現行の訳文】
このような力は、だれも遮ることができないものであって、自分でも知らない間に強力な作用をなすものであるから、悪を行うときには、直ちに良心の呵責を受けるようになるのである。

119
【韓国語原文】
만일 타락인간에게 이러한 양심의 작용이 없다면 하나님의 복귀섭리(復歸攝理)는 불가능한 것이다.
【原文の直訳】
もしも、堕落人間にこのような良心の作用がないとすれば、神の復帰摂理は不可能である。
【現行の訳文】

120
【韓国語原文】
그러면 이러한 양심작용(良心作用)의 힘은 어떻게 되어 생기는 것인가?
【原文の直訳】
それでは、このような良心作用の力はいかにして生じるのであろうか。
【現行の訳文】
では、このような良心作用の力はいかにして生じるのであろうか。

121
【韓国語原文】
모든 힘이 수수작용(授受作用)에 의하여서만 생기는 것이라면, 양심도 역시 독자적으로 그 작용의 힘을 일으킬 수는 없는 것이다.
【原文の直訳】
あらゆる力が授受作用によってのみ生じるのだとすれば、良心もやはり独自的にその作用の力を起こすことはできないのである。
【現行の訳文】
あらゆる力が授受作用によってのみ生じることができるのだとすれば、良心もやはり独自的にその作用の力を起こすことはできない。

122
【韓国語原文】
즉 양심도 어떠한 주체에 대한 대상으로 서서 그와 상대기준(相對基準)을 조성하여 수수작용을 하기 때문에 그 힘을 발휘하게 되는 것이다.
【原文の直訳】
すなわち、良心も、ある主体に対する対象として立ち、それと相対基準を造成して授受作用をするために、その力を発揮するようになるのである。
【現行の訳文】
すなわち、良心もまた、ある主体に対する対象として立ち、その主体と相対基準を造成して授受作用をするからこそ、その力が発揮されるのである。

123
【韓国語原文】
이 양심의 주체를 우리는 하나님이라고 부른다.
【原文の直訳】
この良心の主体を、我々は神と呼ぶのである。
【現行の訳文】
我々は、この良心の主体を神と呼ぶのである。

124
【韓国語原文】
타락(墮落)이라고 하는 것은, 인간이 하나님과의 수수(授受)의 관계가 끊어짐으로써 서로 일체를 이루지 못하고, 사탄과 수수의 관계를 맺어 그와 일체를 이루게 된 것을 의미한다.
【原文の直訳】
堕落というのは、人間と神との授受の関係が切れることによって、互いに一体を成すことができず、サタンと授受の関係を結び、それと一体を成すようになったことを意味する。
【現行の訳文】
堕落というのは、人間と神との授受の関係が切れることによって一体となれず、サタンと授受の関係を結び、それと一体となったことを意味する。

125
【韓国語原文】
예수님은 하나님과 완전한 수수의 관계를 맺어 일체를 이룬 오직 한 분의 독생자로 오셨기 때문에, 타락한 인간이 그와 완전한 수수의 관계를 맺어 일체를 이루게 되면 창조본성을 복귀하여 하나님과도 수수작용을 하게 됨으로써 그와 일체를 이룰 수 있게 되는 것이다.
【原文の直訳】
イエス様は神と完全な授受の関係を結んで一体を成した、ただ一人のひとり子として来られたので、堕落した人間が、彼と完全な授受の関係を結んで一体を成すようになれば、創造本性を復帰して、神とも授受作用をするようになることによって、神と一体を成すことができるようになるのである。
【現行の訳文】
イエスは神と完全な授受の関係を結んで一体となられた、ただ一人のひとり子として来られたお方である。したがって、堕落した人間が、イエスと完全なる授受の関係を結んで一体となれば、創造本性を復帰して、神と授受作用をすることによって、神と一体となることができるのである。

126
【韓国語原文】
그렇기 때문에 예수님은 타락인간의 중보(仲保)가 되는 동시에 길이 되고 진리가 되며 또한 생명이 되는 것이다.
【原文の直訳】
それゆえに、イエス様は堕落人間の仲保になると同時に、道になり、真理になり、また命になるのである。
【現行の訳文】
それゆえに、イエスは堕落人間の仲保となられると同時に、道であり、真理であり、また命でもあるのである。

127
【韓国語原文】
따라서 예수님은 생명을 바쳐 사랑과 희생으로 모든 것을 주시려고 오신 분이기 때문에, 누구든지 그 앞에 믿음으로 돌려 드리기만 하면 멸망치 않고 영생을 얻게 되는 것이다(요 3 : 16).
【原文の直訳】
したがって、イエス様は命をささげ、愛と犠牲によって、すべてのものを与えるために来られたお方であるから、だれでも彼に信仰でお返ししさえすれば、滅びずに永生を得るようになるのである(ヨハネ三・16)。
【現行の訳文】
したがって、イエスは命をささげ、愛と犠牲によって、すべてのものを与えるために来られたお方であるから、だれでも彼に信仰をささげる者は滅びることのない永遠の命を得るのである(ヨハネ三・16)。

128
【韓国語原文】
기독교(基督敎)는 사랑과 희생에 의하여 예수님을 중심하고 인간 사이의 횡적인 수수(授受)의 회로(廻路)를 회복함으로써, 하나님과의 종적인 수수의 회로를 복귀시키려고 하는 사랑의 종교인 것이다.
【原文の直訳】
キリスト教は、愛と犠牲により、イエス様を中心に人間のあいだに横的な授受の回路を回復することによって、神との縦的な授受の回路を復帰させようとする愛の宗教である。
【現行の訳文】
キリスト教は、愛と犠牲により、イエスを中心として、人間同士がお互いに横的な授受の回路を回復させることによって、神との縦的な授受の回路を復帰させようとする愛の宗教である。

129
【韓国語原文】
그러므로 예수님의 교훈과 행적은 모두 이 목적을 위한 것이었다.
【原文の直訳】
それゆえに、イエス様の教訓と行跡は、みなこの目的のためのものであったのである。
【現行の訳文】
それゆえに、イエスの教訓と行跡とは、みなこの目的のためのものであったのである。

130
【韓国語原文】
예를 들면, 예수님은 비판을 받지 아니하려거든 비판하지 말라 너희의 비판하는 그 비판으로 너희가 비판을 받을 것이요(마 7 : 1∼2)라고 말씀하셨고,
【原文の直訳】
例を挙げれば、イエス様は、「人をさばくな。自分がさばかれないためである。あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ、」(マタイ七・1、2)と言われ、
【現行の訳文】
例を挙げれば、イエスは、「人をさばくな。自分がさばかれないためである。あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ」るであろう(マタイ七・1、2)と言われた。

131
【韓国語原文】
무엇이든지 남에게 대접을 받고자 하는 대로 너희도 남을 대접하라(마 7 : 12)고도 하셨으며, 또 누구든지 사람 앞에서 나를 시인하면 나도 하늘에 계신 내 아버지 앞에서 저를 시인할 것이요(마 10 : 32)라고도 말씀하셨다.
【原文の直訳】
「何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ」(マタイ七・12)とも語られ、また、「だから人の前でわたしを受けいれる者を、わたしもまた、天にいますわたしの父の前で受けいれるであろう」(マタイ一〇・32)とも言われた。
【現行の訳文】
また、「何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ」(マタイ七・12)と語られ、「だから人の前でわたしを受けいれる者を、わたしもまた、天にいますわたしの父の前で受けいれるであろう」(マタイ一〇・32)とも言われた。

132
【韓国語原文】
그리고 또 예수님은 선지자의 이름으로 선지자를 영접하는 자는 선지자의 상을 받을 것이요 의인의 이름으로 의인을 영접하는 자는 의인의 상을 받을 것이요(마 10 : 41)라고 말씀하셨고, 누구든지 제자의 이름으로 이 소자 중 하나에게 냉수 한 그릇이라도 주는 자는 내가 진실로 너희에게 이르노니 그 사람이 결단코 상을 잃지 아니하리라(마 10 : 42)고도 말씀하셨던 것이다.
【原文の直訳】
そしてまた、イエス様は、「預言者の名のゆえに預言者を受けいれる者は、預言者の報いを受け、義人の名のゆえに義人を受けいれる者は、義人の報いを受けるであろう」(マタイ一〇・41)と言われ、「わたしの弟子であるという名のゆえに、この小さい者のひとりに冷たい水一杯でも飲ませてくれる者は、よく言っておくが、決してその報いからもれることはない」(マタイ一〇・42)とも言われたのである。
【現行の訳文】
また、イエスは、「預言者の名のゆえに預言者を受けいれる者は、預言者の報いを受け、義人の名のゆえに義人を受けいれる者は、義人の報いを受けるであろう」(マタイ一〇・41)と言われ、「わたしの弟子であるという名のゆえに、この小さい者のひとりに冷たい水一杯でも飲ませてくれる者は、よく言っておくが、決してその報いからもれることはない」(マタイ一〇・42)とも言われたのである。

㈢正分合作用による三対象目的を完成した四位基台

133
【韓国語原文】
Ⅲ.정분합작용에 의하여 삼대상목적을 이룬 사위기대
【原文の直訳】
㈢正分合作用による三対象目的を完成した四位基台
【現行の訳文】

134
【韓国語原文】
1.정분합작용
【原文の直訳】
⑴正分合作用
【現行の訳文】

135
【韓国語原文】
만유원력(萬有原力)으로 인하여 하나님 자체 내의 이성성상(二性性相)이 상대기준을 조성하여 수수작용을 하게 되면, 그 수수작용의 힘은 번식작용을 일으키어 하나님을 중심하고 이성성상의 실체대상으로 분립된다.
【原文の直訳】
万有原力によって、神自体内の二性性相が相対基準を造成して授受作用をするようになれば、その授受作用の力は繁殖作用を起こし、神を中心として二性性相の実体対象に分立される。
【現行の訳文】

136
【韓国語原文】
이와 같이 분립된 주체와 대상이 다시 만유원력에 의하여 상대기준을 조성함으로써 수수작용을 하면, 이것들은 다시 합성일체화(合性一體化)하여 하나님의 또 하나의 대상이 된다.
【原文の直訳】
このように分立された主体と対象が、再び万有原力により、相対基準を造成することによって授受作用をすれば、これらは再び、合性一体化して、神のまた一つの対象となる。
【現行の訳文】
このように分立された主体と対象が、再び万有原力により、相対基準を造成して授受作用をすれば、これらは再び、合性一体化して、神のまた一つの対象となる。

137
【韓国語原文】
이와 같이 하나님을 정(正)으로 하여 그로부터 분립(分立)되었다가 다시 합성일체화하는 작용을 정분합작용(正分合作用)이라고 한다.
【原文の直訳】
このように、神を正として、それより分立して、再び合性一体化する作用を正分合作用という。
【現行の訳文】
このように、神を正として、それより分立して、再び合性一体化する作用を正分合作用と称する。

138
【韓国語原文】
2.삼대상목적
【原文の直訳】
⑵三対象目的
【現行の訳文】

139
【韓国語原文】
이와 같이 정분합작용에 의하여 정(正)을 중심하고 2성(二性)의 실체대상으로 분립된 주체와 대상과 그리고 그의 합성체(合性體)가 제각기 주체의 입장을 취할 때에는 각각 나머지 다른 것들을 대상으로 세워 삼대상기준(三對象基準)을 조성한다.
【原文の直訳】
このように、正分合作用により、正を中心として二性の実体対象に分立された主体と対象と、そしてその合性体が、各自主体の立場をとるときには、各々残りの他のものを対象として立て、三対象基準を造成する。
【現行の訳文】
正分合作用により、正を中心として二性の実体対象に分立された主体と対象と、そしてその合性体が、各自主体の立場をとるときには、各々残りのものを対象として立たせて、三対象基準を造成する。

140
【韓国語原文】
그래 가지고 그것들이 서로 수수작용을 하게 되면 여기에서 그 주체들을 중심으로 각각 삼대상목적(三對象目的)을 완성하게 되는 것이다.
【原文の直訳】
そうして、それらがお互いに授受作用をするようになれば、ここで、その主体を中心として、各々三対象目的を完成するようになる。
【現行の訳文】

141
【韓国語原文】
3.사위기대
【原文の直訳】
⑶四位基台
【現行の訳文】

142
【韓国語原文】
이와 같이 정분합작용에 의하여 정(正)을 중심하고 2성의 실체대상으로 분립된 주체와 대상과 그리고 그의 합성체가 각각 삼대상목적을 완성하면 사위기대(四位基臺)를 조성하게 된다.
【原文の直訳】
このように、正分合作用により、正を中心として、二性の実体対象に分立された主体と対象と、そしてその合性体が各々三対象目的を完成すれば、四位基台を造成するようになる。
【現行の訳文】
このように、正分合作用により、正を中心として、二性の実体対象に立たされた主体と対象と、またその合性体が各々三対象目的を完成すれば、四位基台を造成するようになる。

143
【韓国語原文】
사위기대는 4수의 근본이며, 또 그것은 삼대상목적을 완성한 결과이므로 3수의 근본이기도 하다.
【原文の直訳】
四位基台は四数の根本であり、またそれは、三対象目的を完成した結果であるので、三数の根本でもある。
【現行の訳文】

144
【韓国語原文】
그리고 사위기대는 정분합작용에 의한 하나님, 부부, 자녀의 3단계로써 완성되므로 3단계 원칙의 근본이 된다. 사위기대는 그의 각 위(位)를 중심하고 각각 3대상이 되므로 이것들을 총합하면 12대상이 되기 때문에 12수의 근본이 되기도 하는 것이다.
【原文の直訳】
そして、四位基台は正分合作用による神、夫婦、子女の三段階で完成されるのであるから、三段階原則の根本となるのである。四位基台は、その各位を中心として、各々三対象となるので、これらを総合すれば十二対象となるがゆえに、十二数の根本ともなるのである。
【現行の訳文】
四位基台は正分合作用によって、神、夫婦、子女の三段階をもって完成されるのであるから、三段階原則の根本となるのである。四位基台は、その各位を中心として、各々三対象となるので、これらを総合すれば十二対象となる。ゆえに、十二数の根本ともなるのである。

145
【韓国語原文】
또 사위기대는 창조목적(創造目的)을 완성한 선(善)의 근본적인 기대이므로, 하나님이 운행하실 수 있는 모든 존재와 또 그것들이 존재하기 위한 모든 힘의 근본적인 기대가 된다.
【原文の直訳】
また、四位基台は、創造目的を完成した善の根本的な基台なので、神が運行されるすべての存在と、またそれらが存在するための、すべての力の根本的な基台となる。
【現行の訳文】
また、四位基台は、創造目的を完成した善の根本的な基台でもあるので、神が運行できるすべての存在と、またそれらが存在するための、すべての力の根本的な基台ともなる。

146
【韓国語原文】
따라서 사위기대는 하나님의 영원한 창조목적이 되는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、四位基台は、神の永遠なる創造目的となるのである。
【現行の訳文】

147
【韓国語原文】
4.사위기대의 존재양상
【原文の直訳】
⑷四位基台の存在様相
【現行の訳文】

148
【韓国語原文】
정분합작용에 의하여 삼대상목적을 이루어 사위기대(四位基臺)를 완성한 존재는 무엇이든지 원형(圓形) 또는 구형운동(球形運動)을 하여 입체로 존재한다.
【原文の直訳】
正分合作用により三対象目的を成し遂げて四位基台を完成した存在は、いかなるものでも、円形、または球形運動をして、立体として存在する。
【現行の訳文】
正分合作用により三対象目的をつくって四位基台を完成した存在は、いかなるものでも、円形、または球形運動をなして、立体として存在する。

149
【韓国語原文】
이제 우리는 그 이유를 알아보기로 하자.
【原文の直訳】
今、我々はその理由を調べてみることにしよう。
【現行の訳文】

150
【韓国語原文】
정분합작용에 의하여 하나님의 이성성상이 각각 그의 실체대상으로 분립된 주체(主體)와 대상(對象)에 있어서, 그 대상이 주체에 대응하여 상대기준을 조성하면 그 대상은 주체를 중심으로 하고 서로 주는 힘(遠心力)과 받는 힘(求心力)으로써 수수작용을 하게 된다.
【原文の直訳】
正分合作用により神の二性性相が、各々その実体対象に分立された主体と対象において、その対象が主体に対応して相対基準を造成すれば、その対象は主体を中心としてお互いに授ける力(遠心力)と、受ける力(求心力)によって授受作用をするようになる。
【現行の訳文】
正分合作用により神の二性性相が、各々その実体対象に分立された主体と対象において、その対象が主体に対応して相対基準を造成すれば、その対象は主体を中心としてお互いに授ける力(遠心力)と、受ける力(求心力)とを交換しあって授受作用をするようになる。

151
【韓国語原文】
이와 같이 주체와 대상이 수수작용을 하게 되면, 그 대상은 주체를 중심하고 돌아서 원형운동(圓形運動)을 하게 됨으로써 합성일체화한다.
【原文の直訳】
このように、主体と対象が授受作用をするようになれば、その対象は主体を中心として回転して、円形運動をすることによって合性一体化する。
【現行の訳文】
このように、主体と対象とが授受作用をするようになれば、その対象は主体を中心として互いに回転して、円形運動をするようになるから合性一体化する。

152
【韓国語原文】
그런데 이와 동일한 원리에 의하여, 그 주체는 하나님의 대상이 되어 하나님을 중심하고 돌아서 그와 합성일체화하고, 또 그 대상이 그러한 주체와 합성일체화하게 될 때, 비로소 그 합성체는 하나님의 이성성상을 닮은 실체대상이 된다.
【原文の直訳】
それで、これと同一なる原理によって、その主体は神の対象となり、神を中心として回転して神と合性一体化し、また、その対象が、そのような主体と合性一体化するようになるとき、初めてその合性体は、神の二性性相に似た実体対象となる。
【現行の訳文】
また、これと同一なる原理によって、その主体は神の対象となり、神を中心として回転して神と合性一体化し、また、その対象が、このような主体と合性一体化するようになるとき、初めてその合性体は、神の二性性相に似た実体対象となる。

153
【韓国語原文】
이와 같이 그 대상은 그의 주체와 합성일체화함으로써 비로소 하나님의 대상이 될 수 있는 것이다.
【原文の直訳】
このように、その対象は、その主体と合性一体化することによって、初めて神の対象となることができるのである。
【現行の訳文】

154
【韓国語原文】
그리고 이 실체대상에 있어서의 주체와 대상도 역시 각각 이성성상으로 되어 있기 때문에, 그것들도 동일한 수수작용의 원리에 의하여 제각기 원형운동을 하고 있는 것이다.
【原文の直訳】
そして、この実体対象における主体と対象も、やはり、各々二性性相からできているので、それらも同一の授受作用の原理によって、各自円形運動をしているのである。
【現行の訳文】
そうして、この実体対象における主体と対象も、これまた、各々二性性相からできているので、それらも同一の授受作用の原理によって、各自円形運動をしているのである。

155
【韓国語原文】
그런데 이 실체대상은 이와 같이 제각기 부단한 운동을 하고 있는 주체와 대상의 수수작용에 의하여 원형운동을 하기 때문에, 그 원형운동은 이 운동을 일으키고 있는 그 주체와 대상 자체들의 특수한 운동양상에 따라서는 동일한 평면상의 궤도에서만 일어날 수도 있으나, 일반적으로는 그 주체를 중심하고 부단히 그 원형운동 궤도의 각도를 달리하면서 돌아가기 때문에, 이 원형운동은 드디어 구형운동(球形運動)을 일으키게 되는 것이다.
【原文の直訳】
それで、この実体対象は、このように、各自絶え間のない運動をしている主体と対象の授受作用によって、円形運動をするのであるから、その円形運動は、この運動を起こしているその主体と対象自体の特殊な運動様相によっては、同一の平面上の軌道でのみ起こることもあるが、一般的には、その主体を中心として、絶え間なくその円形運動の軌道の角度を異にしながら回転するので、この円形運動は、結局、球形運動を起こすようになるのである。
【現行の訳文】
この実体対象は、このように、各自絶え間のない運動をしている主体と対象の授受作用によって、円形運動をするのであるから、その円形運動は、この運動を起こしているその主体と対象自体の特殊な運動様相により、場合によっては、同一の平面上の軌道でのみ起こることもあるが、一般的には、その主体を中心として、絶え間なくその円形運動の軌道の角度を異にしながら回転するので、この運動はやがて球形運動を起こすようになるのである。

156
【韓国語原文】
따라서 사위기대를 완성한 존재는 모두 원형 또는 구형운동을 하게 되어 그 존재양상은 입체가 될 수밖에 없는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、四位基台を完成した存在は、みな円形、または球形運動をするようになり、その存在様相は立体とならざるを得ない。
【現行の訳文】
したがって、四位基台を完成した存在は、みな円形、または球形運動をするようになるので、その存在様相は立体とならざるを得ない。

157
【韓国語原文】
이에 대한 예로서 태양계(太陽系)를 들어 보기로 하자.
【原文の直訳】
これに対する例として、太陽系を挙げてみることにしよう。
【現行の訳文】

158
【韓国語原文】
태양을 주체로 한 모든 유성(遊星)들은 태양의 대상이 되어 그와 상대기준을 조성함으로써 태양을 중심하고 그에 대응하여 원심력과 구심력에 의한 수수작용을 하기 때문에, 그것들은 모두 공전(公轉)의 원형운동을 하게 된다.
【原文の直訳】
太陽を主体とするすべての惑星は、太陽の対象となり、それと相対基準を造成することによって、太陽を中心として、それと対応して、遠心力と求心力による授受作用をするがゆえに、それらはみな、公転の円形運動をするようになる。
【現行の訳文】
太陽を主体とするすべての惑星は、太陽の対象となり、それと相対基準を造成して、太陽を中心として、それと対応して、遠心力と求心力による授受作用をするがゆえに、それらはみな、公転の円形運動をするようになる。

159
【韓国語原文】
이와 같이 되어 원형운동을 하는 태양과 유성들은 합성일체화하여 태양계를 이룬다. 그런데 이성성상의 복합체인 지구가 자전(自轉)하고 있을 뿐 아니라, 태양이나 태양을 중심한 다른 유성들도 또한 이성성상의 복합체이기 때문에 부단히 자전하고 있다.
【原文の直訳】
このようにして円形運動をする太陽と惑星などは、合性一体化して太陽系をつくるのである。それで、二性性相の複合体である地球が自転しているだけでなく、太陽や、太陽を中心とした他の惑星なども、また二性性相の複合体であるので、絶え間なく自転している。
【現行の訳文】
このような円形運動をする太陽と惑星などは、合性一体化して太陽系をつくるのである。ここにおいて、二性性相の複合体である地球が自転するだけでなく、太陽や、太陽を中心とした他の惑星なども、また二性性相の複合体であるので、絶え間なく自転している。

160
【韓国語原文】
따라서 이와 같이 자전하고 있는 태양과 유성들의 수수작용에 의한 태양계의 원형운동은 항상 동일한 평면상의 궤도에서만 일어나는 것이 아니라, 태양을 중심하고 부단히 그 궤도의 각도를 달리하면서 돌아가기 때문에, 태양계는 구형운동을 하게 되어 입체로서 존재하게 된다.
【原文の直訳】
したがって、このように自転している太陽と惑星などの授受作用による太陽系の円形運動は、常に同一の平面上の軌道においてのみ起こるのではなく、太陽を中心として、絶えずその軌道の角度を変えながら回転するので、太陽系は球形運動をするようになり、立体として存在するようになるのである。
【現行の訳文】
したがって、このように自転している太陽と惑星などの授受作用による太陽系の円形運動は、常に同一の平面上の軌道においてのみ起こるのではなく、太陽を中心として、絶えずその軌道の角度を変えながら回転するので、太陽系は球形運動をするようになり、立体として存在するのである。

161
【韓国語原文】
이와 같이 되어 모든 천체(天體)는 원형 또는 구형운동에 의하여 입체로서 존재하며, 이와 같은 무수한 천체들이 서로 수수작용을 함으로써 합성일체화하여 이루어지는 우주(宇宙)도 역시 동일한 원리에 의하여 구형운동을 하게 됨으로써 입체로서 존재하는 것이다.
【原文の直訳】
このようにして、すべての天体は円形、または球形運動によって立体として存在し、このような無数の天体が互いに授受作用をすることによって、合性一体化してつくられる宇宙も、やはり同一の原理により球形運動をするようになることによって、立体として存在するのである。
【現行の訳文】
このように、すべての天体は円形、または球形運動によって立体として存在する。このような無数の天体が互いに授受作用をすることによって、合性一体化されてつくられる宇宙も、やはり同じ原理により球形運動をすることによって、立体として存在するのである。

162
【韓国語原文】
원자(原子)를 형성하고 있는 전자(電子)가 양자(陽子)와 상대기준을 조성하여 양자를 중심하고 수수작용을 하게 되면, 그것들은 원형운동을 함으로써 합성일체화하여 원자를 형성하게 된다.
【原文の直訳】
原子を形成している電子が、陽子と相対基準を造成して、陽子を中心として授受作用をするようになれば、それらは円形運動を起こすことにより合性一体化し、原子を形成するようになる。
【現行の訳文】

163
【韓国語原文】
그런데 양자와 전자도 각각 이성성상으로 되어 있어서 제각기 부단한 운동을 하고 있기 때문에, 이러한 양자와 전자의 수수작용에 의한 원형운동도 역시 동일한 평면상의 궤도에서만 일어나는 것이 아니라, 양자를 중심하고 부단히 그 각도를 달리하면서 돌아가기 때문에 이 운동은 드디어 구형운동으로 화하게 된다.
【原文の直訳】
それで、陽子と電子も各々二性性相からなっていて、各自絶え間なく運動をしているので、このような陽子と電子の授受作用による円形運動も、やはり同一の平面上の軌道においてのみ起こるのではなく、陽子を中心として絶え間なくその角度を変えながら回転するので、この運動は結局、球形運動に変わるようになる。
【現行の訳文】
このように、陽子と電子も各々二性性相からなっていて、各自絶え間なく運動をしているので、このような陽子と電子の授受作用による円形運動も、やはり同一の平面上の軌道においてのみ起こるのではなく、陽子を中心として絶え間なくその角度を変えながら回転するので、この運動はやがて、球形運動に変わる。

164
【韓国語原文】
원자 역시 이렇듯 구형운동을 함으로써 입체로서 존재하게 되는 것이다.
【原文の直訳】
原子もやはりこのように球形運動をすることによって立体として存在するようになる。
【現行の訳文】
原子もまたこのように球形運動をすることによって立体として存在するようになる。

165
【韓国語原文】
전기에 의하여 양 음 두 극에 나타나는 자력선(磁力線)도 동일한 원리에 의하여 구형운동을 하게 된다.
【原文の直訳】
電気によって、陽陰二極に現れる磁力線も、同一の原理により、球形運動をするようになる。
【現行の訳文】
電気によって、陽陰二極に現れる磁力線も、同じ原理により、球形運動をするのである。

166
【韓国語原文】
다시 이러한 예를 인간을 두고 생각해 보기로 하자.
【原文の直訳】
再びこのような例を人間において考えてみることにしよう。
【現行の訳文】
また、このような例を人間において考えてみることにしよう。

167
【韓国語原文】
몸은 마음의 대상으로서 마음과 상대기준을 조성하여 수수작용(授受作用)을 하게 되면, 몸은 마음을 중심하고 원형운동을 함으로써 합성일체화(合性一體化)한다.
【原文の直訳】
体は心の対象として、心と相対基準を造成して授受作用をするようになれば、体は心を中心として円形運動をすることによって合性一体化する。
【現行の訳文】
体は心の対象として、心と相対基準をつくって授受作用をするようになれば、体は心を中心として円形運動をすることによって合性一体化する。

168
【韓国語原文】
그런데 마음이 하나님의 대상이 되어 하나님을 중심하고 돌아서 그와 합성일체화하고 몸이 이러한 마음과 합성일체화하게 되면, 그 개체는 비로소 하나님의 이성성상(二性性相)을 닮은 실체대상이 되어 창조목적(創造目的)을 완성한 인간이 되는 것이다.
【原文の直訳】
そこで、心が神の対象となり、神を中心として回転して、神と合性一体化し、体がこのような心と合性一体化するようになれば、その個体は初めて、神の二性性相に似た実体対象となり、創造目的を完成した人間となるのである。
【現行の訳文】
そうして、心が神の対象となり、神を中心として回転して、神と合性一体化し、体がこのような心と合性一体化するようになれば、その個体は初めて、神の二性性相に似た実体対象となり、創造目的を完成した人間となるのである。

169
【韓国語原文】
그런데 몸과 마음도 각각 이성성상으로 되어 있어서 그 자체들도 제각기 부단한 운동을 하고 있기 때문에 이러한 몸과 마음의 수수작용으로 인하여 일어나는 원형운동은 하나님을 중심하고 부단히 그 각도를 달리하면서 돌아가게 되어 구형운동으로 화하게 된다.
【原文の直訳】
それで、体と心も各々二性性相からできていて、それ自体も各自絶え間のない運動をしているので、このような体と心の授受作用によって起こる円形運動は、神を中心として、絶えずその角度を変えながら回転するようになり、球形運動に変わるようになる。
【現行の訳文】
さらには、体と心も各々二性性相からできていて、それ自体も各自絶え間のない運動をしているので、このような体と心の授受作用によって起こる円形運動は、神を中心として、絶えずその角度を変えながら回転するようになり、球形運動に変わる。

170
【韓国語原文】
그러므로 창조목적을 완성한 인간은 하나님을 중심하고 항상 구형운동의 생활을 하는 입체적인 존재이기 때문에 결국 무형세계(無形世界)까지도 주관하게 되는 것이다(본장 제6절 참조).
【原文の直訳】
それゆえに、創造目的を完成した人間は、神を中心として、常に球形運動の生活をする立体的な存在であるので、結局、無形世界までも主管するようになるのである(本章第六節参照)。
【現行の訳文】

171
【韓国語原文】
이와 같이 주체와 대상이 주고받는 평면적인 회로에 의한 원형운동이 다시 입체적인 회로에 의한 구형운동으로 화하는 데서 창조의 조화는 벌어지는 것이다.
【原文の直訳】
このように、主体と対象がやりとりする平面的な回路による円形運動が、再び立体的な回路によって球形運動に変わるところで、創造の造化は繰り広げられるのである。
【現行の訳文】
このように、主体と対象が授受作用をする平面的な回路による円形運動が、再び立体的な回路によって球形運動に変わることによって、創造の造化の妙味が展開されるのである。

172
【韓国語原文】
즉 그 회로의 거리와 모양과 상태와 방향과 각도와 그리고 그들이 각각 주고받는 힘의 속도 등의 차이에 의하여 천태만상의 조화의 미(美)가 벌어지게 되는 것이다.
【原文の直訳】
すなわち、その回路の距離と形体と状態と方向と角度と、そしてそれらが各々やりとりする力の速度などの差異によって、千態万象の造化の美が展開されるようになるのである。
【現行の訳文】
すなわち、その回路の距離、様相、状態、方向、角度、また、それらが各々授受する力の速度などの差異によって、千態万象の造化の美が展開されるようになるのである。

173
【韓国語原文】
모든 존재는 성상(性相)과 형상(形狀)을 갖추고 있기 때문에 그것들의 구형운동(球形運動)에도 성상적인 것과 형상적인 것의 두 가지가 있다.
【原文の直訳】
すべての存在は、性相と形状を備えているので、それらの球形運動にも、性相的なものと形状的なものの二つがある。
【現行の訳文】
すべての存在は、性相と形状を備えているので、それらの球形運動にも、性相的なものと形状的なものとの二つがある。

174
【韓国語原文】
따라서 그 운동의 중심에도 성상적인 중심과 형상적인 중심이 있는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、その運動の中心にも、性相的な中心と形状的な中心がある。
【現行の訳文】
したがって、その運動の中心にも、性相的な中心と形状的な中心とがある。

175
【韓国語原文】
그리하여 전자(前者)와 후자(後者)는 성상과 형상의 관계와 동일한 관계를 가지고 있다.
【原文の直訳】
そうして、前者と後者は、性相と形状の関係と同一の関係をもっている。
【現行の訳文】
そうして、前者と後者は、性相と形状の関係と、同じ関係をもっている。

176
【韓国語原文】
그러면 이 구형운동의 궁극적인 중심은 무엇일 것인가?
【原文の直訳】
それでは、この球形運動の究極的な中心は何であろうか。
【現行の訳文】
それでは、この球形運動の究極的な中心はいったい何であろうか。

177
【韓国語原文】
하나님의 이성성상의 상징적 실체대상으로 창조된 피조물의 중심은 인간이고, 그의 형상적 실체대상으로 창조된 인간의 중심은 하나님이시므로, 피조세계의 구형운동의 궁극적인 중심은 하나님이시다.
【原文の直訳】
神の二性性相の象徴的実体対象として創造された被造物の中心は、人間であり、神の形象的実体対象として創造された人間の中心は神なので、被造世界の球形運動の究極的な中心は神であられる。
【現行の訳文】
神の二性性相の象徴的実体対象として創造された被造物の中心は、人間であり、神の形象的実体対象として創造された人間の中心は神なので、結局、被造世界の球形運動の究極的な中心は神であられる。

178
【韓国語原文】
우리는 이제 이에 관한 것을 좀더 구체적으로 알아보기로 하자.
【原文の直訳】
我々は今、これに関することをもっと具体的に調べてみることにしよう。
【現行の訳文】
我々は、これに関することを、もっと具体的に調べてみることにしよう。

179
【韓国語原文】
하나님의 모든 실체대상(實體對象)에 갖추어진 주체(主體)와 대상(對象)에 있어서, 그 대상의 중심이 그의 주체에 있으므로, 주체와 대상의 합성체(合性體)의 중심도 역시 그 주체에 있는 것이다.
【原文の直訳】
神のすべての実体対象に備えられた主体と対象において、その対象の中心がその主体にあるので、主体と対象の合性体の中心も、やはりその主体にある。
【現行の訳文】
神のすべての実体対象に備えられている主体と対象において、その対象の中心がその主体にあるので、主体と対象の合性体の中心も、やはりその主体にある。

180
【韓国語原文】
그런데 그 주체의 궁극적인 중심이 하나님이시므로, 그 합성체의 궁극적인 중심도 하나님이시다.
【原文の直訳】
それで、その主体の究極的な中心が神であるので、その合性体の究極的な中心もまた神であられる。
【現行の訳文】
さらには、その主体の究極的な中心は神であるので、その合性体の究極的な中心もまた神である。

181
【韓国語原文】
그러므로 하나님의 3대상이 상대기준(相對基準)을 조성하여 그것들의 3중심이 하나님을 중심하고 하나되어 수수작용(授受作用)을 함으로써 삼대상목적(三對象目的)을 완성할 때 비로소 사위기대(四位基臺)가 완성되는 것이다.
【原文の直訳】
それゆえに、神の三対象が相対基準を造成して、それらの三つの中心が神を中心として一つになり、授受作用をすることによって、三対象目的を完成するとき、初めて、四位基台が完成するのである。
【現行の訳文】
それゆえに、神の三対象が相対基準を造成して、それらの三つの中心が神を中心として一つになり、授受作用をすることによって、三対象目的を完成するとき、初めて、四位基台が完成できるのである。

182
【韓国語原文】
따라서 사위기대의 궁극적인 중심은 하나님이시다.
【原文の直訳】
したがって、四位基台の究極的な中心は神でいらっしゃる。
【現行の訳文】
したがって、四位基台の究極的な中心は神である。

183
【韓国語原文】
이와 같이 사위기대를 완성한 각개 피조물을 개성진리체(個性眞理體)라고 한다.
【原文の直訳】
このように、四位基台を完成した各個の被造物を個性真理体という。
【現行の訳文】

184
【韓国語原文】
그런데 위에서 이미 언급한 바와 같이, 개성진리체는 형상적 개성진리체(인간)와 상징적 개성진리체(인간 이외의 피조물)로 대별된다.
【原文の直訳】
ところで、すでに言及したように、個性真理体は、形象的個性真理体(人間)と象徴的個性真理体(人間以外の被造物)に大別される。
【現行の訳文】
ところで、上述したように、この個性真理体は、形象的個性真理体(人間)と、象徴的個性真理体(人間以外の被造物)とに大別される。

185
【韓国語原文】
그리고 피조세계는 무수한 개성진리체로 구성되어 있는데, 그 저급한 것으로부터 고급한 것에 이르기까지 단계적으로 질서정연하게 연결되어 있으며, 그중 인간은 그 최고급의 개성진리체로 존재하고 있는 것이다.
【原文の直訳】
そして、被造世界は無数の個性真理体によって構成されているが、その低級なものから高級なものに至るまで、段階的に秩序整然と連結され、その中で人間は、その最高級の個性真理体として存在しているのである。
【現行の訳文】
被造世界は無数の個性真理体によって構成されているが、その低級なものから高級なものに至るまで、段階的に秩序整然として連結されている。その中で人間は、最高級の個性真理体として存在している。

186
【韓国語原文】
그리고 개성진리체는 모두 구형운동을 하고 있는데, 저급한 개성진리체는 보다 고급한 개성진리체의 대상이 되므로, 이 대상의 구형운동의 중심은 보다 고급위(高級位)에서 그의 주체가 되어 있는 개성진리체인 것이다.
【原文の直訳】
そして個性真理体はすべて球形運動をしているが、低級な個性真理体は、より高級な個性真理体の対象となるので、この対象の球形運動の中心は、より高級位でその主体となっている個性真理体なのである。
【現行の訳文】
そうして個性真理体はすべて球形運動をしており、低級な個性真理体は、より高級な個性真理体の対象となるので、この対象の球形運動の中心は、いま一つ高級位にあってその主体となっている個性真理体なのである。

187
【韓国語原文】
이와 같이 수많은 상징적 개성진리체의 중심들은 저급한 것으로부터 보다 고급한 것에로 연결되어 올라가 그 최종적인 중심은 형상적 개성진리체인 인간이 되는 것이다.
【原文の直訳】
このように、数多くの象徴的個性真理体の中心は、低級なものから、より高級なものへと連結されて上がっていき、その最終的な中心は、形象的個性真理体である人間となるのである。
【現行の訳文】
このように、数多くの象徴的個性真理体の中心は、低級なものから、より高級なものへと、だんだん上位に連結され、その最終的な中心は、形象的個性真理体である人間となるのである。

188
【韓国語原文】
이것을 좀더 상고(詳考)해 보기로 하자.
【原文の直訳】
これをもう少し詳しく考えてみることにしよう。
【現行の訳文】
このことについてもう少し詳しく考えてみることにしよう。

189
【韓国語原文】
오늘의 과학은 물질의 최소단위를 소립자(素粒子)로 보고 있는데, 소립자는 에너지로 되어 있다고 말한다.
【原文の直訳】
今日の科学は、物質の最小単位を素粒子とみなしているが、素粒子はエネルギーからなっているという。
【現行の訳文】
今日の科学は、物質の最低単位を素粒子とみなしているが、素粒子はエネルギーからなっている。

190
【韓国語原文】
여기에서 물질세계를 구성하고 있는 각 단계의 개성진리체(個性眞理體)들의 존재목적을 차원적으로 살펴보면, 에너지는 소립자의 형성을 위하여, 소립자는 원자(原子)의 구성을 위하여, 원자는 분자(分子)의 구성을 위하여, 분자는 물질의 형성을 위하여, 모든 물질은 우주 삼라만상의 개체들을 구성하기 위하여 각각 존재하는 것임을 알 수 있다.
【原文の直訳】
ここにおいて、物質世界を構成している各段階の個性真理体の存在目的を、次元的に探ってみると、エネルギーは素粒子の形成のために、素粒子は原子の構成のために、原子は分子の構成のために、分子は物質の形成のために、すべての物質は宇宙森羅万象の個体を構成するために、各々存在していることを知ることができる。
【現行の訳文】
ここにおいて、物質世界を構成している各段階の個性真理体の存在目的を、次元的に観察してみると、エネルギーは素粒子の形成のために、素粒子は原子の構成のために、原子は分子の構成のために、分子は物質の形成のために、すべての物質は宇宙森羅万象の個体を構成するために、各々存在していることを知ることができる。

191
【韓国語原文】
그렇기 때문에 에너지의 운동의 목적은 소립자에, 소립자의 목적은 원자에, 원자의 목적은 분자에, 분자의 목적은 물질에, 모든 물질의 목적은 우주 형성에 있는 것이다.
【原文の直訳】
それゆえに、エネルギーの運動の目的は素粒子に、素粒子の目的は原子に、原子の目的は分子に、分子の目的は物質に、すべての物質の目的は宇宙形成にあるのである。
【現行の訳文】

192
【韓国語原文】
그러면 우주(宇宙)는 무엇을 위하여 있으며, 그의 중심은 무엇일 것인가?
【原文の直訳】
それでは、宇宙は何のためにあるのであり、その中心は何であるのだろうか。
【現行の訳文】

193
【韓国語原文】
그것은 바로 인간인 것이다.
【原文の直訳】
それは、まさしく人間である。
【現行の訳文】

194
【韓国語原文】
그러므로 하나님은 인간을 창조하시고 나서 피조세계를 주관하라고 말씀하셨다(창 1 : 28).
【原文の直訳】
ゆえに、神は人間を創造されたのち、被造世界を主管せよと言われた(創一・28)。
【現行の訳文】
ゆえに、神は人間を創造されたのち、被造世界を主管せよ(創一・28)と言われた。

195
【韓国語原文】
만일 피조세계에 인간이 존재하지 않는다면, 그 피조세계는 마치 보아 줄 사람이 없는 박물관에 비할 수 있을 것이다.
【原文の直訳】
もしも、被造世界に人間が存在しないならば、その被造世界は、ちょうど、見てくれる人がいない博物館と比べることができるであろう。
【現行の訳文】
もしも、被造世界に人間が存在しないならば、その被造世界は、まるで、見物者のいない博物館のようなものとなってしまう。

196
【韓国語原文】
박물관의 모든 진열품들은, 그것들을 감상하고 사랑하며 기뻐해 줄 수 있는 인간이 있음으로써 비로소 역사적인 유물로서 존재할 수 있는 인연적인 관계가 그것들 사이에 성립되어, 각각 그 존재의 가치를 나타내게 되는 것이다.
【原文の直訳】
博物館のすべての陳列品は、それらを鑑賞し、愛し、喜んでくれる人間がいることによって初めて、歴史的な遺物として存在し得る因縁的な関係が、それらの間に成立し、各々その存在の価値を表すようになるのである。
【現行の訳文】
つまり、博物館のすべての陳列品は、それらを鑑賞し、愛し、喜んでくれる人間がいて初めて、歴史的な遺物として存在し得るところの因縁的な関係が、それらの間で結ばれ、各々その存在の価値を表すことができるのである。

197
【韓国語原文】
만일 거기에 그 중심 되는 인간이 없다면 그것들이 무슨 존재 의의를 가질 수 있을 것인가?
【原文の直訳】
もしもそこに、その中心となる人間が存在しなければ、それらは何の存在意義をもつことができるであろうか。
【現行の訳文】
もしも、そこに、その中心となる人間が存在しないとすれば、それらはいったいいかなる存在意義をもつであろうか。

198
【韓国語原文】
인간을 위주로 한 피조세계의 경우도 이와 조금도 다름이 없다.
【原文の直訳】
人間を中心とする被造世界の場合も、これと少しも異なるところがない。
【現行の訳文】
人間を中心とする被造世界の場合も、これと少しも変わるところはない。

199
【韓国語原文】
즉 인간이 있어 가지고 피조물을 형성하고 있는 모든 물질의 근본과 그 성격을 밝히고 분류함으로써 비로소 그것들이 상호간에 합목적적인 관계를 맺을 수 있고, 나아가서는 인간이 있어야만 동식물이나 수륙만상(水陸萬象)이나 우주를 형성하고 있는 모든 성좌(星座)들의 정체가 구분되어 그것들이 인간을 중심하고 합목적적인 관계를 가질 수 있게 되는 것이다.
【原文の直訳】
すなわち、人間が存在して、被造物を形成しているすべての物質の根本とその性格を明らかにし、分類することによって初めて、それらが相互間に、合目的的な関係を結ぶことができ、さらには、人間が存在することによって、動植物や水陸万象や宇宙を形成しているすべての星座などの正体が区別でき、それらが人間を中心として、合目的的な関係をもつことができるようになるのである。
【現行の訳文】
すなわち、人間が存在して、被造物を形成しているすべての物質の根本とその性格を明らかにし、分類することによって初めて、それらはお互いに、合目的的な関係を結ぶことができるのである。さらにまた、人間が存在することによって初めて、動植物や水陸万象や宇宙を形成しているすべての星座などの正体が区別でき、それらが人間を中心として、合目的的な関係をもつことができるのである。

200
【韓国語原文】
그리하여 물질은 인간의 육체에 흡수되어 그의 생리적인 기능을 유지하게 하는 요소가 되며, 삼라만상은 인간의 안락한 생활환경을 만들어 주는 자료가 되는 것이다.
【原文の直訳】
そうして物質は人間の肉体に吸収されて、その生理的な機能を維持させる要素となり、森羅万象は人間の安楽な生活環境をつくってくれる資材となるのである。
【現行の訳文】
それから物質は人間の肉体に吸収されて、その生理的な機能を維持させる要素となり、森羅万象は人間の安楽な生活環境をつくるための材料となるのである。

201
【韓国語原文】
이것들은 모두 인간의 피조세계에 대한 형상적인 중심으로서의 관계이지만, 이밖에 또 성상적인 중심으로서의 관계가 있다.
【原文の直訳】
これらはみな、人間の被造世界に対する形状的な中心としての関係であるが、これ以外にも、また、性相的な中心としての関係がある。
【現行の訳文】

202
【韓国語原文】
전자를 육적인 관계라고 하면, 후자는 정신적 또는 영적인 관계인 것이다.
【原文の直訳】
前者を肉的な関係であるというならば、後者は精神的、または霊的な関係である。
【現行の訳文】

203
【韓国語原文】
물질로 형성된 인간의 생리적 기능이 마음의 지(知)·정(情)·의(意)에 완전히 공명되는 것은, 물질도 역시 지·정·의에 공명될 수 있는 요소를 가지고 있다는 사실을 입증하는 것이다.
【原文の直訳】
物質から形成された人間の生理的機能が、心の知情意に完全に共鳴するのは、物質もやはり、知情意に共鳴できる要素をもっているという事実を立証するものである。
【現行の訳文】
物質から形成された人間の生理的機能が、心の知情意に完全に共鳴するのは、物質もやはり、知情意に共鳴できる要素をもっているという事実を立証するものにほかならない。

204
【韓国語原文】
이러한 요소들이 물질의 성상을 이루고 있기 때문에 삼라만상은 각각 그 정도의 차는 있으나 모두 지·정·의의 감응체인 것이다.
【原文の直訳】
このような要素が、物質の性相を形成しているために、森羅万象は、各々その程度の差こそあれ、すべてが知情意の感応体なのである。
【現行の訳文】
このような要素が、物質の性相を形成しているために、森羅万象は、各々その程度の差こそあれ、すべてが知情意の感応体となっている。

205
【韓国語原文】
우리가 자연계의 미(美)에 도취하여 그와의 혼연일체의 신비경(神秘境)을 체험하게 되는 것은, 인간은 피조물의 이러한 성상의 중심도 되는 것이기 때문이다.
【原文の直訳】
我々が自然界の美に陶酔して、それらと渾然一体の神秘境を体験するようになるのは、人間が被造物のこのような性相の中心ともなるからである。
【現行の訳文】
我々が自然界の美に陶酔して、それらと渾然一体の神秘境を体験できるのは、人間が被造物のこのような性相の中心ともなるからである。

206
【韓国語原文】
인간은 이와 같이 피조세계의 중심으로 창조되었기 때문에 하나님과 인간이 합성일체화한 자리가 바로 천주의 중심이 되는 자리인 것이다.
【原文の直訳】
人間は、このように、被造世界の中心として創造されたために、神と人間が合性一体化した位置が、まさしく天宙の中心となる位置なのである。
【現行の訳文】

207
【韓国語原文】
우리는 또 다른 면에서 인간이 천주의 중심이 되는 것을 논하여 보자.
【原文の直訳】
我々はまた、他の面において、人間が天宙の中心となることを論じてみよう。
【現行の訳文】
我々はまた、他の面において、人間が天宙の中心となるということについて論じてみることにしよう。

208
【韓国語原文】
상세한 것은 제6절에서 논하겠지만, 무형 유형 두 세계를 총칭하여 천주라고 하는데, 인간은 이 천주를 총합한 실체상이다.
【原文の直訳】
詳細なことは第六節で述べるけれども、無形と有形の二つの世界を総称して天宙というが、人間はこの天宙を総合した実体相である。
【現行の訳文】

209
【韓国語原文】
그런데 우리가 이미 위에서 논한 바에 의하여, 천주를 이루고 있는 모든 피조물은 주체와 대상으로 양별(兩別)된다는 사실을 알았다.
【原文の直訳】
それゆえ、我々が既に述べたように、天宙を形成しているすべての被造物は、主体と対象に分けられるという事実を知った。
【現行の訳文】
それゆえ、既に述べたように、天宙を形成しているすべての被造物は、主体と対象とに分けられることが分かるのである。

210
【韓国語原文】
여기에서 우리는, 인간 시조로 창조되었던 아담이 완성되었더라면 그는 피조물(被造物)의 모든 존재가 갖추고 있는 주체들을 총합한 실체상이 되고, 해와가 완성되었다면 그는 또 피조물의 모든 존재가 갖추고 있는 대상들을 총합한 실체상이 되었으리라는 결론을 바로 얻을 수 있는 것이다.
【原文の直訳】
ここにおいて、我々は、人間始祖として創造されたアダムが完成していたならば、彼は被造物のすべての存在が備えている主体を総合した実体相となり、エバが完成したならば、彼女はまた被造物のすべての存在が備えている対象を総合した実体相になっていただろうという結論を、直ちに得ることができる。
【現行の訳文】
ここにおいて、我々は、人間始祖として創造されたアダムがもし完成したならば、彼は被造物のすべての存在が備えている主体的なものを総合した実体相となり、エバが完成したならば、彼女は被造物すべての存在が備えている対象的なるものを総合した実体相となるという結論を、直ちに得ることができる。

211
【韓国語原文】
그리고 하나님은 피조세계를 주관하도록 인간을 창조하셨기 때문에, 아담과 해와가 다 함께 성장하여서 아담은 피조물의 모든 주체의 주관주(主管主)로서 완성되고, 또 해와는 모든 대상의 주관주로서 완성되어 그들이 부부를 이루어 일체가 되었더라면, 그것이 바로 주체와 대상으로 구성되어 있는 온 피조세계를 주관하는 중심체였을 것이다.
【原文の直訳】
そして、神は被造世界を主管するように人間を創造されたので、アダムとエバが共に成長して、アダムは被造物のすべての主体の主管主として完成し、またエバはすべての対象の主管主として完成して、彼らが夫婦となって一体になったならば、それがまさしく、主体と対象で構成されている全被造世界を主管する中心体だったのである。
【現行の訳文】
神は被造世界を主管するように人間を創造されたので、アダムとエバが共に成長して、アダムは被造物のすべての主体の主管主として完成し、またエバはすべての対象の主管主として完成され、彼らが夫婦となって一体となったならば、それがまさしく、主体と対象とに構成されている被造世界の全体を主管する中心体となるべきであったのである。

212
【韓国語原文】
또 인간은 천주의 화동(和動)의 중심으로 창조되었기 때문에, 모든 피조물의 이성성상의 실체적인 중심체인 아담과 해와가 완성되어 부부를 이루어 가지고 그들이 서로 화동하여 일체를 이룰 때 비로소 이성성상으로 창조된 온 천주도 화동하게 되는 것이다.
【原文の直訳】
また、人間は天宙の和動の中心として創造されたので、すべての被造物の二性性相の実体的な中心体であるアダムとエバが、完成して夫婦となり、彼らがお互いに和動して一体となるとき、初めて二性性相として創造された全天宙も和動するようになるのである。
【現行の訳文】
また、人間は天宙の和動の中心として創造されたので、すべての被造物の二性性相の実体的な中心体であるところのアダムとエバが、完成されて夫婦になってから、彼らがお互いに和動して一体となったときに、初めて二性性相として創造された全天宙と和動することができるのである。

213
【韓国語原文】
이와 같이 아담과 해와가 완성된 부부로서 일체를 이룬 그 자리가 바로 사랑의 주체이신 하나님과 미(美)의 대상인 인간이 일체화하여 창조목적을 완성한 선(善)의 중심이 되는 자리이다.
【原文の直訳】
このように、アダムとエバが完成された夫婦として一体となったその位置が、正に愛の主体であられる神と、美の対象である人間が一体化して、創造目的を完成した善の中心となる位置なのである。
【現行の訳文】
このように、アダムとエバが完成された夫婦として一体となったその位置が、正に愛の主体であられる神と、美の対象である人間とが一体化して、創造目的を完成した善の中心となる位置なのである。

214
【韓国語原文】
여기에서 비로소 부모 되신 하나님은 자녀로 완성된 인간에게 임재하시어 영원히 안식하시게 된다.
【原文の直訳】
ここにおいて、初めて父母なる神は、子女として完成された人間に臨在されて、永遠に安息されるようになるのである。
【現行の訳文】

215
【韓国語原文】
이 때의 이 중심은 하나님의 영원한 사랑의 대상이므로, 이것으로 말미암아 하나님은 영원히 자극적인 기쁨을 느끼시게 되는 것이다.
【原文の直訳】
このときのこの中心は、神の永遠なる愛の対象であるために、これによって、神は永遠に刺激的な喜びを感じられるようになる。
【現行の訳文】
このときこの中心は、神の永遠なる愛の対象であるために、これによって、神は永遠に刺激的な喜びを感ずるようになる。

216
【韓国語原文】
그리고 여기에서 비로소 하나님의 말씀이 실체로 이루어지기 때문에, 여기가 바로 진리의 중심이 되어 모든 인간으로 하여금 창조목적을 지향하도록 이끌어 주는 본심의 중심도 되는 것이다.
【原文の直訳】
そして、ここにおいて初めて、神のみ言が実体として成し遂げられるようになるので、ここが正に真理の中心となり、すべての人間をして創造目的を指向するように導いてくれる本心の中心ともなるのである。
【現行の訳文】
また、ここにおいて初めて、神のみ言が実体として完成するので、これが正に真理の中心となり、すべての人間をして創造目的を指向するように導いてくれる本心の中心ともなるのである。

217
【韓国語原文】
그러므로 피조세계는 이와 같이 인간이 완성되어 하나님을 중심하고 부부를 이룸으로써 이루어진 사위기대(四位基臺)를 중심하고 합목적적인 구형운동을 하게 된다.
【原文の直訳】
それゆえに、被造世界は、このように人間が完成して、神を中心に夫婦となることによって成し遂げられた四位基台を中心に、合目的的な球形運動をするようになる。
【現行の訳文】
それゆえに、被造世界は、このように人間が完成されて、神を中心として夫婦となることによってつくられる四位基台を中心に、合目的的な球形運動をするようになる。

218
【韓国語原文】
그런데 피조세계(被造世界)는 인간이 타락됨으로 말미암아 이 중심을 잃어버렸기 때문에, 만물도 탄식하면서 하늘의 뭇 아들들 즉 창조본성(創造本性)을 복귀한 인간들이 나타나서 그의 중심이 되어 줄 날을 고대한다고 하였다(롬 8 : 19∼22).
【原文の直訳】
ところが、被造世界は人間が堕落することによってこの中心を失ってしまったので、万物も嘆息しながら、多くの神の子たち、すなわち創造本性を復帰した人間たちが出現して、その中心となってくれる日を待ち望んでいるのである(ロマ八・19─22)。
【現行の訳文】
ところが、被造世界は人間の堕落によってこの中心を失ったので、万物も実に切なる思いで、神の子たち、すなわち創造本性を復帰した人間たちが出現して、その中心となってくれる日を待ち望んでいるのである(ロマ八・19─22)。

㈣神の遍在性

219
【韓国語原文】
Ⅳ.하나님의 편재성
【原文の直訳】
㈣神の遍在性
【現行の訳文】

220
【韓国語原文】
위에서 우리는, 정분합작용(正分合作用)에 의하여 삼대상목적을 완성한 사위기대는 하나님을 중심한 구형운동을 일으키어 하나님과 일체를 이루게 되기 때문에, 그것은 하나님이 운행하실 수 있는 모든 존재의, 그리고 그 존재를 위한 모든 힘의 근본적인 기대가 된다는 것을 알았다.
【原文の直訳】
上述のように我々は、正分合作用によって三対象目的を完成した四位基台は、神を中心として球形運動を起こし、神と一体をなすようになるので、それは、神が運行なさることのできるすべての存在の、そして、その存在のためのすべての力の根本的な基台となることを知った。
【現行の訳文】
上述のように、正分合作用によって三対象目的を完成した四位基台は、神を中心として球形運動を起こし、神と一体となるので、それは、神が運行できるすべての存在の、また、その存在のためのすべての力の根本的な基台となるということを我々は知った。

221
【韓国語原文】
그런데 창조목적을 완성한 세계에 있어서는, 하나님의 본성상(本性相)과 본형상(本形狀)의 실체로 되어 있는 피조물의 모든 개성체가 다 이와 같이 구형운동을 일으키어 하나님이 운행하실 수 있는 근본적인 기대를 조성하게 되어 있다.
【原文の直訳】
ところで、創造目的を完成した世界においては、神の本性相と本形状の実体となっている被造物のすべての個性体が、みな、このように球形運動を起こし、神が運行なさることのできる根本的な基台を造成するようになっている。
【現行の訳文】
ところで、創造目的を完成した世界においては、神の本性相と本形状の実体となっているすべての個性体は、みな、このように球形運動を起こし、神が運行できる根本的な基台を造成するようになっている。

222
【韓国語原文】
이와 같이 되어 하나님은 일체의 피조물 가운데 편재(遍在)하시게 된 것이다.
【原文の直訳】
このようにして、神は一切の被造物の中に遍在されるようになったのである。
【現行の訳文】
このようにして、神は一切の被造物の中に遍在されるようになるのである。

㈤生理体の繁殖

223
【韓国語原文】
Ⅴ.생리체의 번식
【原文の直訳】
㈤生理体の繁殖
【現行の訳文】

224
【韓国語原文】
생리체(生理體)가 존속하기 위하여는 번식해야 하며, 그 번식은 수수작용(授受作用)에 의한 정분합작용으로 인하여 되어진다.
【原文の直訳】
生理体が存続するためには、繁殖しなければならないし、その繁殖は授受作用による正分合作用によってなされる。
【現行の訳文】

225
【韓国語原文】
이에 대한 예를 들면, 식물은 꽃씨로부터 꽃의 수술과 암술이 생기고, 그 수술과 암술의 수수작용으로 인하여 다시 많은 씨를 맺어서 번식한다.
【原文の直訳】
これに対する例を挙げれば、植物は花の種子から花の雄しべと雌しべができ、その雄しべと雌しべの授受作用によって、再び多くの種子を結んで繁殖する。
【現行の訳文】

226
【韓国語原文】
동물에 있어서는 그 수컷과 암컷이 성장하여 서로 수수작용을 하면 새끼를 낳아 번식하게 된다.
【原文の直訳】
動物においてはその雄と雌が成長して、お互いに授受作用をすれば、子を産んで繁殖するようになる。
【現行の訳文】
動物においてはその雄と雌が成長して、お互いに授受作用をして子を産むことによって繁殖する。

227
【韓国語原文】
그리고 동식물의 모든 세포분열도 수수작용으로 말미암아 일어나게 되는 것이다.
【原文の直訳】
そして、動植物のすべての細胞分裂も授受作用によって起こるようになる。
【現行の訳文】
また、動植物のすべての細胞分裂も授受作用によって起こるようになる。

228
【韓国語原文】
어떠한 목적을 세워 놓고 마음이 원하는 대로 몸이 실천하여 몸과 마음이 수수작용을 하게 되면 동지가 생기고, 동지들이 서로 잘 주고 잘 받으면 더 많은 동지를 번식하게 되는 것이다. 이러한 면에서 보면, 피조세계(被造世界)는 무형의 하나님의 본성상(本性相)과 본형상(本形狀)이 그 창조목적을 중심하고 수수작용을 함으로써 그것이 실체적으로 전개되어 번식한 것이라고 볼 수 있는 것이다.
【原文の直訳】
ある目的を立てて、心が望むとおりに体が実践して、体と心とが授受作用をするようになれば、同志ができ、同志たちがお互いに良く授け、良く受ければ、もっと多くの同志を繁殖するようになる。このような面から見れば、被造世界は、無形の神の本性相と本形状が、その創造目的を中心として、授受作用をすることによって、それが実体的に展開されて繁殖したものであると見ることができる。
【現行の訳文】
ある目的を立てて、心が望むとおりに体が実践して、体と心とが授受作用をするようになれば、同志ができ、同志たちがお互いに良く授け、良く受ければ、もっと多くの同志を繁殖する。このような面から見れば、被造世界は、無形の神の本性相と本形状が、その創造目的を中心として、授受作用をすることによって、それが実体的に展開されて繁殖したものであると見ることができる。

㈥すべての存在が二性性相になっている理由

229
【韓国語原文】
Ⅵ.모든 존재가 이성성상으로 되어 있는 이유
【原文の直訳】
㈥すべての存在が二性性相になっている理由
【現行の訳文】

230
【韓国語原文】
무엇이든지 존재하기 위하여는 반드시 어떠한 힘을 요하게 되는데, 그 힘은 수수작용(授受作用)에 의하여서만 생긴다.
【原文の直訳】
いかなるものでも、存在するためには、必ずある力を必要とするようになるが、その力は授受作用によってのみ起こる。
【現行の訳文】

231
【韓国語原文】
그런데 무엇이나 단독적으로는 주고받을 수 없기 때문에, 그가 존재하기 위한 힘을 일으키기 위하여는 반드시 수수작용을 할 수 있는 주체(主體)와 대상(對象)의 이성성상으로 존재하지 않으면 아니 되는 것이다.
【原文の直訳】
けれども、いかなるものも単独で授受することはできないので、それが存在するための力を起こすには、必ず授受作用ができる主体と対象の二性性相として存在しなければならない。
【現行の訳文】
けれども、いかなるものも単独で授受することはできないので、それが存在するための力を起こすには、必ず授受作用ができる主体と対象との二性性相として存在しなければならない。

232
【韓国語原文】
그리고 직선상의 운동에는 어느 때고 끝이 올 수밖에 없는 것이기 때문에, 그러한 직선운동을 하고 있는 존재는 영원성을 가질 수 없는 것이다.
【原文の直訳】
そして、直線上の運動にはいつか終わりが来ざるを得ないので、そのような直線運動をしている存在は永遠性をもつことができない。
【現行の訳文】
また直線上の運動においてはいつかは終わりがこなければならないので、このような直線運動をしている存在は永遠性をもつことができない。

233
【韓国語原文】
그러므로 무엇이든지 영원성을 가지기 위하여는 돌지 않으면 안 되고, 돌기 위하여는 주체와 대상이 수수작용을 하지 않으면 아니 된다.
【原文の直訳】
それゆえに、いかなるものでも、永遠性をもつためには回転しなければならないし、回転するためには主体と対象が授受作用をしなければならない。
【現行の訳文】

234
【韓国語原文】
그렇기 때문에 하나님도 영원성을 가지기 위하여 이성성상(二性性相)으로 계시는 것이며, 하나님의 영원한 대상인 피조물도 영원성을 가지기 위하여는 하나님을 닮아서 이성성상으로 존재하지 않으면 아니 되는 것이다.
【原文の直訳】
それゆえに、神も永遠性をもつために、二性性相としていまし給うのであるし、神の永遠なる対象である被造物も永遠性をもつためには、神に似た二性性相として存在しなければならない。
【現行の訳文】

235
【韓国語原文】
그리하여 시간도 주기적인 윤회(輪廻)에 의하여 영원성을 유지하고 있는 것이다.
【原文の直訳】
そして、時間も周期的な輪廻によって、永遠性を維持しているのである。
【現行の訳文】