■記事の構成について

 原文を文章ごとに分け、それぞれの文章を【韓国語原文】、【原文の直訳】、【現行の訳文】の3つに分けて記載しています。

 【現行の訳文】が直訳されていて変更箇所がない場合、【原文の直訳】を省略し、【原文の直訳】と【現行の訳文】が統合されて一つの文章になっています。

■み言の引用について

 『原理講論』の引用文は、2014年5月30日、光言社発行の第五版第一刷から引用したものです。また、聖句の引用は、日本聖書協会発行の『口語訳聖書』からの引用です。

 『口語訳聖書』は原語(旧約聖書はヘブライ語、新約聖書はギリシャ語)から翻訳し、欧米の各言語(特に英語)を参考として訳されているため、『口語訳聖書』からの引用箇所は、韓国語の聖句の直訳になっていないことに留意してください。

■韓国語の辞書について

 翻訳するさいに基準としている韓国語の辞書は、小学館の『韓日辞典』(旧『朝鮮語辞典』)です。『韓日辞典』にない場合は、こちらのNAVER「국어사전(国語辞典)」を使います。

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■本文‐創造原理 第三節 創造目的

236
【韓国語原文】
제3절 창조목적
【原文の直訳】
第三節 創造目的
【現行の訳文】

 

㈠被造世界を創造された目的

237
【韓国語原文】
Ⅰ.피조세계를 창조하신 목적
【原文の直訳】
㈠被造世界を創造された目的
【現行の訳文】

238
【韓国語原文】
피조물(被造物)의 창조가 끝날 때마다 그것이 하나님이 보시기에 선하였다고 기록되어 있는 창세기의 말씀을 보면(창 1 : 4∼31), 하나님은 스스로 창조하신 피조물이 선의 대상이 되기를 원하셨다는 것을 알 수 있다.
【原文の直訳】
被造物の創造が終わるごとに、神はそれを見て良しとされた、と記録されている創世記のみ言を見れば(創一・4〜31)、神は自ら創造された被造物が、善の対象となることを願われたことが分かる。
【現行の訳文】

239
【韓国語原文】
이처럼 피조물이 선의 대상이 되기를 원하신 것은 하나님이 그것을 보시고 기뻐하시기 위함이었다.
【原文の直訳】
このように被造物が善の対象になることを願われたのは、神がそれを見て喜ばれるためであった。
【現行の訳文】
このように被造物が善の対象になることを願われたのは、神がそれを見て喜ばれるためである。

240
【韓国語原文】
그러면 피조물이 어떻게 되어야만 하나님이 가장 기뻐하실 수 있을 것인가?
【原文の直訳】
それでは、被造物がどのようになれば、神が一番喜ばれるのであろうか。
【現行の訳文】
それでは、被造物がいかにすれば、神に一番喜ばれるのであろうか。

241
【韓国語原文】
하나님은 만물세계를 창조(創造)하신 후, 끝으로 자기의 성상(性相)과 형상(形狀)대로 희로애락(喜怒哀樂)의 감성을 가진 인간을 창조하시어 그를 보시고 즐기려 하셨던 것이다.
【原文の直訳】
神は万物世界を創造されたのち、最後に御自分の性相と形状のとおりに、喜怒哀楽の感性をもつ人間を創造され、それを見て楽しもうとされた。
【現行の訳文】

242
【韓国語原文】
그러므로 하나님이 아담과 해와를 창조하시고 나서, 생육하고 번식하여 만물세계를 주관하라(창 1 : 28)고 하신 3대 축복(三大祝福)의 말씀에 따라 인간이 하나님의 나라 즉 천국을 이루고 기뻐할 때에, 하나님도 그것을 보시고 가장 기뻐하실 것은 두말할 필요도 없다.
【原文の直訳】
そこで、神はアダムとエバを創造なさったのち、生育せよ、繁殖せよ、万物世界を主管せよ(創一・28)と言われた三大祝福のみ言に従って、人間が神の国、すなわち天国をつくって喜ぶときに、神もそれを御覧になって、最も喜ばれるということはいうまでもない。
【現行の訳文】
そこで、神はアダムとエバを創造なさったのち、生育せよ、繁殖せよ、万物世界を主管せよ(創一・28)と言われたのである。この三大祝福のみ言に従って、人間が神の国、すなわち天国をつくって喜ぶとき、神もそれを御覧になって、一層喜ばれるということはいうまでもない。

243
【韓国語原文】
그러면 하나님의 3대 축복은 어떻게 하여서 이루어지는 것인가?
【原文の直訳】
それでは、神の三大祝福は、いかにして成し遂げられるのだろうか。
【現行の訳文】
それでは、神の三大祝福は、いかにして完成されるのだろうか。

244
【韓国語原文】
그것은 창조의 근본 기대인 사위기대가 이루어진 터전 위에서만 이루어질 수 있는 것이다.
【原文の直訳】
それは、創造の根本基台である四位基台が成就された基盤の上でのみ成就され得るのである。
【現行の訳文】
それは、創造の根本基台である四位基台が成就された基盤の上でのみ成就されるのである。

245
【韓国語原文】
그러므로 하나님이 피조세계를 창조하신 목적은, 인간을 비롯한 모든 피조물이 하나님을 중심한 사위기대를 완성하고 3대 축복의 말씀을 이루어 천국을 이룩함으로써 선의 목적을 완성한 것을 보시고 기쁨을 누리시려는 데 있었던 것이다.
【原文の直訳】
それゆえに、神が被造世界を創造なさった目的は、人間をはじめ、すべての被造物が、神を中心として四位基台を完成し、三大祝福のみ言を成就して、天国をつくることにより、善の目的が完成されたのを見て、喜び、楽しまれるところにあったのである。
【現行の訳文】

246
【韓国語原文】
그러므로 인간을 중심한 피조세계(被造世界)가 존재하는 목적은 하나님에게 기쁨을 돌려드리는 데 있다.
【原文の直訳】
それゆえに、人間を中心とする被造世界が存在する目的は、神に喜びをお返しするところにある。
【現行の訳文】
それゆえに、人間を中心とする被造世界が存在する目的は、神を喜ばせることであった。

247
【韓国語原文】
그리고 모든 존재는 이중목적(二重目的)을 지닌 연체(聯體)인 것이다. 위에서 논술한 바와 같이 모든 존재의 중심에는 성상적인 것과 형상적인 것의 두 가지가 있기 때문에, 그 중심이 지향하는 목적에도 성상적인 것과 형상적인 것의 두 가지가 있어서, 그것들의 관계는 성상과 형상과의 관계와 같다.
【原文の直訳】
そして、すべての存在は二重目的をもつ連体である。既に述べたように、すべての存在の中心には、性相的なものと、形状的なものの二つがあるので、その中心が指向する目的にも、性相的なものと形状的なものの二つがあって、それらの関係は性相と形状との関係と同じである。
【現行の訳文】
また、すべての存在は二重目的をもつ連体である。既に述べたように、すべての存在の中心には、性相的なものと、形状的なものとの二つがあるので、その中心が指向する目的にも、性相的なものと形状的なものとの二つがあって、それらの関係は性相と形状との関係と同じである。

248
【韓国語原文】
그리고 성상적인 목적은 전체를 위한 것이고, 형상적인 목적은 그 자체를 위한 것이어서 전자와 후자는 원인적인 것과 결과적인 것, 내적인 것과 외적인 것, 주체적인 것과 대상적인 것의 관계를 가지고 있는 것이다.
【原文の直訳】
そして、性相的な目的は全体のためのものであり、形状的な目的はそれ自体のためのものなので、前者と後者は、原因的なものと結果的なもの、内的なものと外的なもの、主体的なものと対象的なものの関係をもっている。
【現行の訳文】
そして、性相的な目的は全体のためにあり、形状的な目的はそれ自体のためにあるもので、前者と後者は、原因的なものと結果的なもの、内的なものと外的なもの、主体的なものと対象的なものという関係をもっている。

249
【韓国語原文】
그러므로 전체적인 목적을 떠나서 개체적인 목적이 있을 수 없고, 개체적인 목적을 보장하지 않는 전체적인 목적도 있을 수 없다.
【原文の直訳】
それゆえに、全体的な目的を離れて個体的な目的はありえず、個体的な目的を保障しない全体的な目的もありえない。
【現行の訳文】
それゆえに、全体的な目的を離れて、個体的な目的があるはずはなく、個体的な目的を保障しない全体的な目的もあるはずがない。

250
【韓国語原文】
따라서 삼라만상의 피조물은 이러한 이중목적에 의하여 얽혀 있는 하나의 굉대(宏大)한 유기체(有機體)인 것이다.
【原文の直訳】
したがって、森羅万象の被造物は、このような二重目的によって絡み合っている一つの広大な有機体なのである。
【現行の訳文】
したがって、森羅万象の被造物は、このような二重目的によって連帯しあっている一つの広大な有機体なのである。

㈡神の喜びのための善の対象

 

251
【韓国語原文】
Ⅱ.하나님의 기쁨을 위한 선의 대상
【原文の直訳】
㈡神の喜びのための善の対象
【現行の訳文】

252
【韓国語原文】
하나님의 창조목적(創造目的)에 관한 문제를 더 상세히 알기 위하여는, 우리가 어떠한 상태에 있을 때에 기쁨이 생기느냐 하는 문제를 먼저 알아야 한다.
【原文の直訳】
神の創造目的に関する問題をより詳細に知るためには、我々がどんな状態にいるときに、喜びが生ずるかという問題を先に知らなければならない。
【現行の訳文】
神の創造目的に関する問題を詳細に知るためには、我々がどんな状態にいるときに、喜びが生ずるかという問題を先に知らなければならない。

253
【韓国語原文】
기쁨은 독자적으로는 생기지 않는다.
【原文の直訳】
喜びは独自的には生じない。
【現行の訳文】
喜びは独自的に生ずるものではない。

254
【韓国語原文】
무형이거나 실체거나 자기의 성상(性相)과 형상(形狀)대로 전개된 대상이 있어서, 그것으로부터 오는 자극으로 말미암아 자체의 성상과 형상을 상대적으로 느낄 때 비로소 기쁨이 생기는 것이다.
【原文の直訳】
無形であろうと、実体であろうと、自己の性相と形状のとおりに展開された対象があって、それからくる刺激によって自体の性相と形状を相対的に感ずるとき、初めて喜びが生ずるのである。
【現行の訳文】
無形のものであろうと、実体であろうと、自己の性相と形状のとおりに展開された対象があって、それからくる刺激によって自体の性相と形状とを相対的に感ずるとき、ここに初めて喜びが生ずるのである。

255
【韓国語原文】
하나의 예를 들면, 작가의 기쁨은 그가 가지고 있는 구상 자체가 대상이 되든가 혹은 그 구상이 회화(繪畵)나 조각 등의 작품으로 실체화하여 대상이 되었을 때, 그 대상으로부터 오는 자극으로 말미암아 자기의 성상(性相)과 형상(形狀)을 상대적으로 느낌으로써 비로소 생기게 된다.
【原文の直訳】
一つの例を挙げれば、作家の喜びは、彼がもっている構想自体が対象となるか、あるいはその構想が、絵画とか彫刻などの作品として実体化して対象となったとき、その対象からくる刺激によって、自己の性相と形状を相対的に感じることによって初めて生ずるようになる。
【現行の訳文】
一つの例を挙げれば、作家の喜びは、彼がもっている構想自体が対象となるか、あるいはその構想が、絵画とか彫刻などの作品として実体化して対象となったとき、その対象からくる刺激によって、自己の性相と形状とを相対的に感じて初めて生ずるようになる。

256
【韓国語原文】
이에 구상 자체가 대상으로 서게 될 때에는 그로부터 오는 자극이 실체적인 것이 아니기 때문에 그로 인한 기쁨도 실체적인 것이 될 수는 없는 것이다.
【原文の直訳】
よって、構想自体が対象として立つようになるときには、それからくる刺激は実体的なものではないために、それによる喜びも実体的なものとなることはできない。
【現行の訳文】
ここで、構想自体が対象として立つときには、それからくる刺激は実体的なものではないために、それによる喜びも実体的なものとなることはできない。

257
【韓国語原文】
인간의 이러한 성품은 모두 하나님을 닮은 것이다.
【原文の直訳】
人間のこのような性稟は、みな神に似たものである。
【現行の訳文】

258
【韓国語原文】
그러므로 하나님도 그의 실체대상으로부터 오는 자극으로 말미암아 자체의 본성상(本性相)과 본형상(本形狀)을 상대적으로 느낄 때 비로소 기쁨을 누리시게 된다는 것을 알 수 있다.
【原文の直訳】
ゆえに、神もその実体対象からくる刺激によって、自体の本性相と本形状を相対的に感ずるとき、初めて喜びを享受されるようになることを知ることができる。
【現行の訳文】
ゆえに、神もその実体対象からくる刺激によって、それ(神)自体の本性相と本形状を相対的に感ずるとき、初めて喜びに満たされるということを知ることができる。

259
【韓国語原文】
사위기대(四位基臺)의 터전 위에서 3대 축복(三大祝福)에 의한 천국이 이루어지면, 이것이 바로 하나님이 기쁨을 느끼실 수 있는 선의 대상이 되는 것이라고 우리는 앞서 설명하였다.
【原文の直訳】
四位基台の基盤の上で、三大祝福による天国ができれば、これがすなわち、神が喜びを感ずることのできる善の対象となるものであると、我々は既に説明した。
【現行の訳文】
四位基台の基盤の上で、三大祝福による天国が実現すれば、これがすなわち、神が喜びを感ずることのできる善の対象となるものであるということを、既に我々は説明してきた。

260
【韓国語原文】
그러면 이것이 어떻게 되어 하나님의 기쁨을 위한 선의 대상이 되는가 하는 것을 알아보기로 하자.
【原文の直訳】
それでは、これがいかにして神の喜びのための善の対象となるかということを調べてみることにしよう。
【現行の訳文】
そこで、これがいかにして神の喜びのための善の対象となるかを調べてみることにしよう。

261
【韓国語原文】
하나님의 제1축복(第一祝福)은 개성을 완성하는 데 있다.
【原文の直訳】
神の第一祝福は個性を完成することにある。
【現行の訳文】

262
【韓国語原文】
인간이 개성을 완성하려면, 하나님의 이성성상(二性性相)의 대상으로 분립된 마음과 몸이 수수작용을 하여 합성일체화함으로써 그 자체에서 하나님을 중심한 개체적인 사위기대(四位基臺)를 이루어야 한다.
【原文の直訳】
人間が個性を完成しようとすれば、神の二性性相の対象として分立された心と体が、授受作用をして合性一体化することによって、それ自体において、神を中心として個体的な四位基台をつくらなければならない。
【現行の訳文】
人間が個性を完成しようとすれば、神の二性性相の対象として分立された心と体とが、授受作用によって、合性一体化して、それ自体において、神を中心として個体的な四位基台をつくらなければならない。

263
【韓国語原文】
하나님을 중심하고 마음과 몸이 창조본연의 사위기대를 이룬 인간은, 하나님의 성전(聖殿)이 되어(고전 3 : 16) 그와 일체를 이루기 때문에(요 14 : 20), 신성(神性)을 가지게 되어 하나님의 심정을 체휼함으로써 그의 뜻을 알고 그대로 생활하게 된다.
【原文の直訳】
神を中心として心と体が創造本然の四位基台を完成した人間は、神の宮となって(コリントⅠ三・16)、それと一体となるので(ヨハネ一四・20)、神性をもつようになり、神の心情を体恤することによってそのみ旨(※)を知り、そのとおりに生活するようになる。
【現行の訳文】
神を中心として心と体とが創造本然の四位基台を完成した人間は、神の宮となって(コリントⅠ三・16)、神と一体となるので(ヨハネ一四・20)、神性をもつようになり、神の心情を体恤することによって神のみ旨を知り、そのみ旨に従って生活をするようになる。

※「뜻」の本来の意味は「意志・志・意向・意味・意義」などであるが、「神のご意志、ご意向」を意味する場合は、慣例に従い「み旨」と訳すこととする。(以下同)

264
【韓国語原文】
이와 같이 개성을 완성한 인간은 하나님을 중심한 그 마음의 실체대상이 되고, 따라서 하나님의 실체대상이 된다.
【原文の直訳】
このように個性を完成した人間は、神を中心としたその心の実体対象となり、したがって、神の実体対象となる。
【現行の訳文】

265
【韓国語原文】
이에 그 마음이나 하나님은 이러한 실체대상으로부터 오는 자극으로 말미암아 그 자체의 성상과 형상을 상대적으로 느낄 수 있기 때문에 기쁨을 누리게 된다.
【原文の直訳】
よって、その心と神は、このような実体対象からくる刺激によって、それ自体の性相と形状を相対的に感ずることができるので、喜びを享受するようになるのである。
【現行の訳文】
ここで、その心と神は、このような実体対象からくる刺激によって、それ自体の性相と形状とを相対的に感ずることができるので、喜びに満ちることができるのである。

266
【韓国語原文】
그러므로 인간이 하나님의 제1축복을 이루면 그것은 하나님의 기쁨을 위한 선의 대상이 되는 것이다.
【原文の直訳】
それゆえに、人間が神の第一祝福を完成すれば、それは神の喜びのための善の対象となるのである。
【現行の訳文】

267
【韓国語原文】
이와 같이 개성을 완성한 인간은 하나님의 희로애락을 곧 그 자체의 것으로서 느끼게 되어 하나님이 서러워하시는 범죄행위를 할 수 없기 때문에 절대로 타락할 수 없는 것이다.
【原文の直訳】
このように、個性を完成した人間は、神の喜怒哀楽を直ちにそれ自体のものとして感ずるようになり、神が悲しまれる犯罪行為をすることができないので、絶対に堕落することができない。
【現行の訳文】
このように、個性を完成した人間は、神の喜怒哀楽を直ちにそれ自体のものとして感ずるようになり、神が悲しむ犯罪行為をすることができなくなるので、絶対に堕落することがない。

268
【韓国語原文】
다음으로 하나님의 제2축복(第二祝福)을 이루기 위하여는, 하나님의 이성성상(二性性相)이 각각 개성을 완성한 실체대상(實體對象)으로 분립된 아담과 해와가 부부가 되어 합성일체화함으로써 자녀를 번식하여 하나님을 중심한 가정적인 사위기대를 이루어야 한다.
【原文の直訳】
つぎに、神の第二祝福を成就するためには、神の二性性相が各々、個性を完成した実体対象として分立されたアダムとエバが夫婦となり、合性一体化することによって子女を生み殖やし、神を中心として家庭的な四位基台をつくらなければならないのである。
【現行の訳文】
つぎに、神の第二祝福を成就するためには、神の二性性相が各々個性を完成した実体対象として分立されたアダムとエバが夫婦となり、合性一体化して子女を生み殖やし、神を中心として家庭的な四位基台をつくらなければならないのである。

269
【韓国語原文】
이와 같이 하나님을 중심하고 사위기대를 이룬 가정이나 사회는 개성을 완성한 사람 하나의 모양을 닮게 되므로, 이것은 하나님을 중심한 인간의 실체대상이요, 따라서 하나님의 실체대상이 된다.
【原文の直訳】
このように、神を中心として四位基台をつくった家庭や社会は、個性を完成した人間一人の容貌に似るようになるので、これは、神を中心とした人間の実体対象であり、したがって、神の実体対象になるのである。
【現行の訳文】
このように、神を中心として四位基台をつくった家庭や社会は、個性を完成した人間一人の容貌に似るようになるので、これは、神を中心とした人間の実体対象であり、したがって、また神の実体対象ともなるのである。

270
【韓国語原文】
그러므로 인간이나 하나님은 이러한 가정이나 사회로부터 그 자체의 성상(性相)과 형상(形狀)을 상대적으로 느끼게 되어 기쁨을 누리게 된다.
【原文の直訳】
それゆえに、人間や神は、このような家庭や社会から、それ自体の性相と形状を相対的に感ずるようになり、喜びを享受するようになる。
【現行の訳文】
それゆえに、人間や神は、このような家庭や社会から、それ自体の性相と形状とを相対的に感ずるようになり、喜びに満ちることができる。

271
【韓国語原文】
따라서 인간이 하나님의 제2축복을 이루면 그것도 또한 하나님의 기쁨을 위한 선의 대상이 되는 것이다.
【原文の直訳】
したがって、人間が神の第二祝福を完成すれば、それもまた神の喜びのための善の対象となるのである。
【現行の訳文】

272
【韓国語原文】
다음으로 인간이 하나님의 제3축복(第三祝福)을 이루게 되면 그것이 어찌하여 하나님의 기쁨을 위한 선의 대상이 되는가를 알아보기로 하자.
【原文の直訳】
つぎに、人間が神の第三祝福を完成すれば、それがどうして神の喜びのための善の対象となるかを調べてみることにしよう。
【現行の訳文】
そのつぎに、人間が神の第三祝福を完成すれば、それがどうして神の喜びのための善の対象となるかを調べてみることにしよう。

273
【韓国語原文】
이 문제를 해명하기 위하여는 먼저 성상과 형상으로 본 인간과 만물세계와의 관계를 알아야 한다.
【原文の直訳】
この問題を解明するためには、まず性相と形状から見た人間と万物世界との関係を知らなければならない。
【現行の訳文】
この問題を解明するためには、まず性相と形状とから見た人間と万物世界との関係を知らなければならない。

274
【韓国語原文】
하나님은 인간을 지으시기 전에 앞으로 창조하시게 될 인간의 성상과 형상을 형상적으로 전개하여 만물세계를 창조하셨다.
【原文の直訳】
神は人間を造られる前に、未来において創造される人間の性相と形状を形象的に展開して、万物世界を創造された。
【現行の訳文】
神は人間を創造する前に、未来において創造される人間の性相と形状とを形象的に展開して、万物世界を創造された。

275
【韓国語原文】
그러므로 인간은 만물세계를 총합한 실체상이 되는 것이다.
【原文の直訳】
それゆえに、人間は万物世界を総合した実体相となるのである。
【現行の訳文】

276
【韓国語原文】
인간을 소우주(小宇宙)라고 하는 이유는 바로 여기에 있다.
【原文の直訳】
人間を小宇宙という理由は、すなわちここにある。
【現行の訳文】

277
【韓国語原文】
하나님은 하등동물에서부터 점차적으로 기능이 복잡한 고등동물들을 창조하시고, 마지막으로 최고급의 기능을 가진 존재로 인간을 창조하셨다.
【原文の直訳】
神は下等動物から、次第に機能の複雑な高等動物を創造されて、最後に、最高級の機能をもった存在として人間を創造された。
【現行の訳文】

278
【韓国語原文】
그러므로 인간에게는 어떠한 동물의 구조(構造)와 요소(要素)와 소성(素性)도 다 구비되어 있는 것이다.
【原文の直訳】
ゆえに、人間にはいかなる動物の構造と要素と素性も、すべて具備されているのである。
【現行の訳文】
ゆえに、人間にはすべての動物の構造と要素と素性とが、ことごとく備えられているのである。

279
【韓国語原文】
인간이 어떠한 동물의 소리도 다 낼 수 있다는 것은 곧 어떠한 동물의 발성기(發聲器)의 성능도 다 가지고 있다는 이야기가 되는 것이다.
【原文の直訳】
人間がいかなる動物の声もすべて出すことができるのは、すなわちいかなる動物の発声器の性能もすべてもっているという話になるのである。
【現行の訳文】
人間がいかなる動物の声でも出すことができるのは、いかなる動物の発声器の性能をも備えているということを立証するものである。

280
【韓国語原文】
그리고 인간은 어떠한 피조물의 형(形) 선(線)의 미(美)도 다 갖추고 있기 때문에 화가는 인간의 나체(裸體)를 모델로 하여 화법을 연마하는 것이다.
【原文の直訳】
そして、人間はいかなる被造物の形や線の美もみな備えているので、画家は人間の裸体をモデルとして画法を研磨するのである。
【現行の訳文】
また、人間はいかなる被造物の形や線の美もみな備えているので、画家は人間の裸体をモデルとして画法を研磨するのである。

281
【韓国語原文】
인간과 식물을 놓고 보더라도 그 구조와 기능에는 차이가 있으나 모두 세포로 되어 있다는 점에서는 동일하다.
【原文の直訳】
人間と植物について比べてみても、その構造と機能には差異があるが、すべて細胞からできている点においては同一である。
【現行の訳文】
人間と植物とを比べてみても、その構造と機能には差異があるが、しかしすべてが細胞からできている点においては同一である。

282
【韓国語原文】
그리고 인간에게는 식물의 구조와 요소와 그의 소성이 모두 구비되어 있다.
【原文の直訳】
そして、人間には植物の構造と要素とその素性が、ことごとく備えられている。
【現行の訳文】
それから、人間には植物の構造と要素とその素性とが、ことごとく備えられている。

283
【韓国語原文】
즉 식물의 잎은 그 모양이나 기능으로 보아 인간의 폐(肺)에 해당된다.
【原文の直訳】
すなわち、植物の葉はその容貌や機能から見て、人間の肺に該当する。
【現行の訳文】

284
【韓国語原文】
잎이 대기 중에서 탄산가스를 흡수하는 것같이 폐는 산소를 흡수한다.
【原文の直訳】
葉が大気中から炭酸ガスを吸収するように、肺も酸素を吸収する。
【現行の訳文】

285
【韓国語原文】
식물의 줄기와 가지는 인간의 심장(心臟)에 해당하는 것으로서 영양소를 전체에 공급한다.
【原文の直訳】
植物の幹と枝は人間の心臓に該当するもので、栄養素を全体に供給する。
【現行の訳文】

286
【韓国語原文】
그리고 식물의 뿌리는 인간의 위장(胃腸)에 해당하는 것으로서 영양소를 섭취한다.
【原文の直訳】
そして植物の根は人間の胃腸に該当するもので、栄養素を摂取する。
【現行の訳文】

287
【韓国語原文】
더 나아가 식물의 사관(篩管)과 도관(導管)의 형태와 기능은 인간의 동맥과 정맥에 해당되는 것이다.
【原文の直訳】
さらにまた、植物の導管と師管の形態と機能とは、人間の動脈と静脈に該当するのである。
【現行の訳文】

288
【韓国語原文】
한편 인간은 물과 흙과 공기로 창조되었기 때문에 광물질(鑛物質)의 요소도 가지고 있다.
【原文の直訳】
一方、人間は水と土と空気で創造されたので、鉱物質の要素ももっている。
【現行の訳文】
また、人間は水と土と空気で創造されたので、鉱物質の要素をももっている。

289
【韓国語原文】
지구도 인체 구조의 표시체로 되어 있는 것이다.
【原文の直訳】
地球も人体構造の表示体になっている。
【現行の訳文】

290
【韓国語原文】
지구에는 식물로 덮인 지각(地殼)이 있고, 지층(地層) 속에는 지하천(地下泉)이 있으며, 그 밑에 암층(岩層)으로 둘러싸인 용암층(熔岩層)이 있는데, 이것은 마치 솜털로 덮인 피부가 있고, 근육 속에는 혈관이 있으며, 그 밑에 골격(骨格)과 골격으로 둘러싸인 골수(骨髓)가 있는 인체의 구성과 흡사하다.
【原文の直訳】
地球には植物に覆われた地殻があり、地層の中には地下泉があって、その下に岩層に取り囲まれた溶岩層があるが、これは、ちょうど、産毛で覆われた皮膚があって、筋肉の中には血管があり、その下には骨格と、骨格に取り囲まれた骨髄がある人体の構造と似ている。
【現行の訳文】
地球には植物に覆われた地殻があり、地層の中には地下泉があって、その下に岩層に覆われた溶岩層があるが、これは、ちょうど、産毛で覆われた皮膚があって、筋肉の中には血管があり、その下には骨格と、骨格に覆われた骨髄がある人間の構造とよく似ている。

291
【韓国語原文】
하나님의 제3축복(第三祝福)은 만물세계에 대한 인간의 주관성 완성을 의미한다.
【原文の直訳】
神の第三祝福は、万物世界に対する人間の主管性の完成を意味する。
【現行の訳文】

292
【韓国語原文】
인간이 이 축복을 이루기 위하여는, 하나님의 형상적 실체대상인 인간과 그의 상징적 실체대상인 피조세계가 사랑과 미(美)를 주고받아 합성일체화함으로써, 하나님을 중심한 주관적인 사위기대가 이루어져야 한다(본장 제5절 Ⅱ 3 참조).
【原文の直訳】
人間がこの祝福を成就するためには、神の形象的実体対象である人間と、その象徴的実体対象である被造世界が、愛と美を授け受けして合性一体化することにより、神を中心とする主管的な四位基台が完成されなければならない(本章第五節㈡⑶参照)。
【現行の訳文】
人間が祝福を成就するためには、神の形象的実体対象である人間と、その象徴的実体対象である万物世界とが、愛と美を授け受けして合性一体化することにより、神を中心とする主管的な四位基台が完成されなければならない(本章第五節㈡⑶参照)。

293
【韓国語原文】
위에서 논한 바와 같이, 만물세계는 어디까지나 인간의 성상(性相)과 형상(形狀)을 실체로 전개해 놓은 그 대상이다.
【原文の直訳】
既に論じたように、万物世界はどこまでも、人間の性相と形状とを実体として展開しておいたその対象である。
【現行の訳文】
既に論じたように、万物世界はどこまでも、人間の性相と形状を実体として展開したその対象である。

294
【韓国語原文】
그러므로 하나님을 중심한 인간은 그의 실체대상인 만물세계로부터 오는 자극으로 말미암아 자체의 성상과 형상을 상대적으로 느낄 수 있기 때문에 기쁨을 누리게 된다.
【原文の直訳】
それゆえに、神を中心とする人間は、その実体対象である万物世界からくる刺激によって、自体の性相と形状を相対的に感ずることができるために、喜びを享受するようになる。
【現行の訳文】
それゆえに、神を中心とする人間は、その実体対象である万物世界からくる刺激によって、自体の性相と形状とを相対的に感ずることができるために、喜ぶことができるのである。

295
【韓国語原文】
그리고 하나님은 위와 같이 인간과 만물세계가 합성일체화하여 하나님의 제3대상이 된 피조세계(被造世界)로 말미암아 하나님 자체의 본성상(本性相)과 본형상(本形狀)에 대한 자극적인 감성을 상대적으로 느끼심으로써 기쁨을 누리시게 되는 것이다.
【原文の直訳】
そして、神はこのように、人間と万物世界が合性一体化し、神の第三対象となった被造世界によって、神自体の本性相と本形状に対する刺激的な感性を相対的に感じられることによって、喜びを享受されるようになるのである。
【現行の訳文】
そして、神はこのように、人間と万物世界とが合性一体化することによって、神の第三対象である被造世界によって、神自体の本性相と本形状に対する刺激的な感性を相対的に感じて、喜びに浸ることができる。

296
【韓国語原文】
인간이 이렇듯 하나님의 제3축복(第三祝福)을 이루면, 그것도 하나님의 기쁨을 위한 또 하나의 선(善)의 대상이 되는 것이다.
【原文の直訳】
人間がこのような神の第三祝福を完成すれば、それも神の喜びのための、また一つの善の対象となるのである。
【現行の訳文】

297
【韓国語原文】
이와 같이 하나님의 창조목적(創造目的)이 이루어졌더라면 죄의 그림자조차도 찾아볼 수 없는 그러한 이상세계가 지상에 이루어졌을 것이니, 이러한 세계를 말하여 우리는 지상천국(地上天國)이라고 하는 것이다.
【原文の直訳】
このように神の創造目的が完成されたならば、罪の影さえも見出せない、そのような理想世界が地上につくられたはずであって、このような世界を称して、我々は地上天国という。
【現行の訳文】
このように神の創造目的が完成されたならば、罪の影さえも見えない理想世界が地上に実現されたはずであって、このような世界を称して、我々は地上天国という。

298
【韓国語原文】
차후에 상세히 설명하겠지만, 원래 인간은 지상천국에서 생활을 하다가 육신을 벗으면 그와 동시에 영계에 가서 자동적으로 천상천국(天上天國)의 생활을 하도록 창조된 것이었다.
【原文の直訳】
のちに詳細に説明するが、元来、人間は地上天国で生活して、肉身を脱げば、それと同時に霊界に行き、自動的に天上天国の生活をするように創造されたのである。
【現行の訳文】
のちに詳細に説明するが、元来、人間は地上天国で生活して、肉体を脱ぐと同時に、霊界で自動的に天上天国の生活をするように創造されているのである。

299
【韓国語原文】
위에서 설명한 바 모든 사실들을 종합하여 볼 때, 천국은 하나님의 본성상과 본형상대로 개성을 완성한 인간 하나의 모양을 닮은 세계를 말한다는 것을 우리는 알 수 있게 된다.
【原文の直訳】
既に説明したすべての事実を総合してみるとき、天国は神の本性相と本形状のとおりに、個性を完成した人間一人の容貌に似た世界を意味することを、我々は知ることができるようになる。
【現行の訳文】
既に説明したすべての事実を総合してみると、天国は神の本性相と本形状のとおりに、個性を完成した人間一人の容貌に似た世界であるということを、我々は知ることができる。

300
【韓国語原文】
인간에게 있어서 그 마음의 명령이 중추신경(中樞神經)을 통하여 그의 사지백체(四肢百體)에 전달됨으로써 그 인체가 하나의 목적을 지향하여 동(動)하고 정(靜)하는 것과 같이, 천국에 있어서는 하나님의 명령이 인류의 참부모를 통하여 모든 자녀들에게 전달됨으로써 모두 하나의 목적을 향하여 동하고 정하게 되는 것이다.
【原文の直訳】
人間において、その心の命令が中枢神経を通じて、その四肢五体に伝達されることにより、その人体が一つの目的を指向して動じ静ずるように、天国においては、神の命令が人類の真の父母を通して、すべての子女たちに伝達されることにより、みな一つの目的に向かって動じ静ずるようになるのである。
【現行の訳文】
人間において、その心の命令が中枢神経を通じて、その四肢五体に伝達されることにより、その人体が一つの目的を指向して動じ静ずるように、天国においては、神の命令が人類の真の父母を通して、すべての子女たちに伝達されることにより、みな一つの目的に向かって動じ静ずるようになるのである。

 

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