【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】

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先日の5月20日木曜日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第25回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。

訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。

現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。

■第25回韓国語『原理講論』訓読会

日付:2021年5月20日木曜日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p343~57(モーセ路程)

■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧

(1)日本語『原理講論』p378の3行目

【日本語】
ところで、偶像をつくって踊り狂っているイスラエルの民を見るや否や、烈火のごとく 憤ったモーセは、手に持っていた石板を山の下に投げつけて、壊してしまった(出エ三二・19)。

【韓国語】
그런데 우상을 만들어 놓고 춤을 추는 백성들을 보자마자 대로한 모세는 손에 들었던 두 석판을 산 아래로 던져서 깨뜨렸다(출 32 : 19).

【韓国語原文の直訳】
ところで、偶像をつくって踊っている民たちを見るや否や、激怒したモーセは、手に持っていた二つの石板を山の下に投げて壊した(出エ三二・19)。

(2)日本語『原理講論』p378の後ろから5行目

【日本語】
したがって、「幕屋のための基台」をつくろうとされた摂理は、打ち続くイスラエルの不信仰により、二次から更に三次にまで延長されてきたのであった。

【韓国語】
따라서 ‘성막을 위한 기대’를 이루시려는 섭리는 계속되는 이스라엘의 불신으로 말미암아 2차 또는 3차까지 연장되어 나아갔던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
したがって、「幕屋のための基台」をつくろうとされる摂理は、継続するイスラエルの不信によって、二次または三次まで延長されていったのである。

(3)日本語『原理講論』p380の3行目

【日本語】
ところが、彼らは再び不信仰に陥り、モーセを恨んだので、主は怒りを発せられ、火をもって彼らの宿営の端を焼かれたのである(民数一一・1)。イスラエルの民はそれでもなお悔い改めず、泣き叫びながら、マナのほかには、魚もきゅうりもすいかもないとモーセに恨み言を言いつつ、エジプトの地を慕ったのであった(民数一一・4-6)。

【韓国語】
그러나 그들은 다시 불신으로 흘러 모세를 원망하였으므로, 여호와께서는 진노하시어 불로써 진 끝을 사르기도 하셨다(민 11 : 1). 이스라엘 민족은 그래도 깨닫지 못하고 통곡하며, 만나 외에는 생선도 외도 수박도 없다고 모세를 원망하며 애급 땅을 그리워하였다(민 11 : 4~6).

【韓国語原文の直訳】
ところが、彼らは再び不信に流れ、モーセを恨んだので、主はお怒りになり、火をもって宿営の端を焼かれたのである(民数一一・1)。イスラエルの民はそれでも悟ることができずに痛哭し、マナのほかには、魚もきゅうりもすいかもないとモーセを恨み、エジプトの地を慕ったのである(民数一一・4-6)。

(4)日本語『原理講論』p380の6行目

【日本語】
したがって、イスラエル民族が立てていかなければならなかった「幕屋のための基台」は、再びサタンの侵入を受ける結果となってしまったので、この基台を復帰しようとした摂理は、またも、第三次の延長を余儀なくされたのであった。

【韓国語】
따라서 이스라엘 민족이 세우고 나아가야 할 ‘성막을 위한 기대’는 또다시 사탄의 침범을 당한 결과로 돌아가게 되어, 이 기대를 복귀하려는 섭리는 다시 제3차로의 연장을 보게 되었던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
したがって、イスラエル民族が立てていかなければならない「幕屋のための基台」は、またもやサタンの侵入を受けた結果となっていくようになり、この基台を復帰しようとする摂理は、再び第三次への延長を迎えるようになったのであった。

(5)日本語『原理講論』p385の8行目

【日本語】
もしモーセが、杖で磐石を一度だけ打ち、水を出して飲ませることにより、イスラエル民族が神の権能に対して認識を新たにし、彼を中心として一つになったならば、彼らはモーセと共に「幕屋のための基台」の上に立ち、磐石を中心とする「出発のための摂理」を成就したはずであったのである。

【韓国語】
만일 모세가 지팡이로 반석을 한 번 쳐서 샘물을 내어 먹임으로써 이스라엘 민족이 하나님의 권능을 새로이 깨달아 그를 중심하고 하나가 되었더라면, 그들은 모세와 함께 ‘성막을 위한 기대’ 위에 서서 반석을 중심한 ‘출발을 위한 섭리’를 이루었을 것이다.

【韓国語原文の直訳】
もしモーセが、杖で磐石を一度打ち、わき水を出して飲ませることにより、イスラエル民族が神の権能を新たに悟り、彼を中心として一つになったならば、彼らはモーセと共に「幕屋のための基台」の上に立ち、磐石を中心とする「出発のための摂理」を成就したはずであった。

(6)日本語『原理講論』p385の後ろから5行目

【日本語】
ところがモーセは、水がないといって不平を言い、つぶやいている民を見たとき、憤激のあまり、燃えあがる血気を抑えることができず、杖をもって磐石を二度打ったので、神は「あなたがたはわたしを信じないで、イスラエルの人々の前にわたしの聖なることを現さなかったから、この会衆をわたしが彼らに与えた地に導き入れることができないであろう」(民数二〇・12)と言われたのである。

【韓国語】
그러나 모세는 물이 없다고 불평을 하고 원망을 하는 백성을 보자 격분하여 치밀어 오르는 혈기를 누르지 못하고 지팡이로 반석을 두 번 쳤기 때문에, 하나님께서 너희가 나를 믿지 아니하고 이스라엘 자손의 목전에 나의 거룩함을 나타내지 아니한 고로 너희는 이 총회를 내가 그들에게 준 땅으로 인도하여 들이지 못하리라(민 20 : 12)고 말씀하셨던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
ところがモーセは、水がないといって不平を言って恨む民を見て憤激し、激しくこみあげる血気を抑えることができず、杖をもって磐石を二度打ったので、神は「あなたがたはわたしを信じないで、イスラエルの人々の前にわたしの聖なることを現さなかったから、この会衆をわたしが彼らに与えた地に導き入れることができないであろう」(民数二〇・12)と言われたのである。

(7)日本語『原理講論』p388の7行目

【日本語】
ところが、イスラエル民族がアロンに金の子牛をつくらせたので(出エ三二・4)、アロンの信仰が壊れるや、石板もまた、壊れてしまったのである。

【韓国語】
그런데 이스라엘 민족이 아론을 시켜 금송아지를 만들었기 때문에(출 32 : 4), 아론이 깨어짐에 따라 석판도 깨어지게 되었었다.

【韓国語原文の直訳】
ところが、イスラエル民族がアロンをして金の子牛をつくったので(出エ三二・4)、アロンが壊れるにしたがって、石板も壊れるようになったのである。

(8)日本語『原理講論』p388の後ろから1行目

【日本語】
このように、モーセが磐石を二度打った外的な行動は、サタンの行動になってしまったが、内的な情状においては、その磐石から水を出して、イスラエルの民に飲ませ、彼らを生かしたのであった。

【韓国語】
이렇듯 모세가 반석을 두 번 친 외적인 행동은 사탄의 행동으로 돌아갔으나, 내적인 실제에 있어서는 그 반석에서 샘물을 내어 이스라엘을 먹여 살렸던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
このように、モーセが磐石を二度打った外的な行動は、サタンの行動になってしまったが、内的な実状においては、その磐石からわき水を出して、イスラエルに飲ませ、生かしたのであった。

(9)日本語『原理講論』p389の6行目

【日本語】
モーセが、磐石を二度打った行動が、サタンの侵入を受ける結果をもたらしたとすれば、その磐石からは水が出るということはあり得ないはずであったのである。

【韓国語】
모세가 반석을 두 번 친 행동이 사탄이 침범할 수 있는 결과를 가져왔다면, 그 반석에서는 샘물이 나올 수 없었을 것이었다.

【韓国語原文の直訳】
モーセが、磐石を二度打った行動が、サタンが侵入できる結果をもたらしたとすれば、その磐石からはわき水が出てくることはできなかったはずであった。

(10)日本語『原理講論』p389の後ろから6行目

【日本語】
その後、このモーセまでが、不信の立場に陥ってしまったのであるが、神に対する彼の心情は変わらなかったし、また、ヨシュアが、彼の偵察四十日をもって立てた「幕屋のための基台」の上で、不変の信仰をもって、石板と幕屋と契約の箱を信奉していたので、レピデムで立てられた磐石の水の基台も、ヨシュアを中心としてそのまま残っていたのである。

【韓国語】
그 후에 모세마저 불신의 입장으로 돌아갔지만 하늘을 대한 그의 심정은 불변이었고, 또 여호수아가 그의 정탐 40일로써 세운 ‘성막을 위한 기대’ 위에서 불변의 신앙으로 석판과 성막과 법궤를 모시고 있었기 때문에, 르비딤에서 세웠던 반석샘물의 터전도 여호수아를 중심하고 그대로 남아졌었던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
その後、このモーセまで、不信の立場になっていったが、天に対する彼の心情は不変だったのであり、またヨシュアが、彼の偵察四十日をもって立てた「幕屋のための基台」の上で、不変の信仰によって、石板と幕屋と契約の箱を信奉していたので、レピデムで立てた磐石のわき水の基台も、ヨシュアを中心としてそのまま残されていたのである。

(11)日本語『原理講論』p389の後ろから2行目

【日本語】
このように、モーセの外的な不信の行動によって、第二次の磐石が外的にはサタンの侵入を受けるようになったのであるが、彼の内的なる不変の心情と、ヨシュアの信仰と忠誠とによって、それが、内的には、水を出して飲み得るという条件となったのであった。

【韓国語】
이와 같이 모세의 외적인 불신의 행동으로 말미암아 제2차 반석이 외적으로는 사탄의 침범을 당하게 되었으나, 그의 내적인 불변의 심정과 여호수아의 믿음과 충성으로 말미암아 그것이 내적으로는 샘물을 내어 마시게 할 수 있었던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
このように、モーセの外的な不信の行動によって、第二次の磐石が外的にはサタンの侵犯を受けるようになったが、彼の内的な不変の心情と、ヨシュアの信仰と忠誠によって、それが、内的には、わき水を出して飲ませるようにできたのである。

■第26回韓国語『原理講論』訓読会の予定日

日付:2021年6月24日木曜日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p357~71(モーセ路程~イエス路程)

 

※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)

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