【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】

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先日の10月29日木曜日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第18回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。

訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。

現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。

■第18回韓国語『原理講論』訓読会

日付:2020年10月29日木曜日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p245~259(緒論)

■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧

(1)日本語『原理講論』p276の2行目

【日本語】
例えば、イスラエルの選民たちは、イエスを憎んで、彼を十字架につけたために罰を受けるようになったが、彼らがそのような立場から再び救いを受けて、選民の立場を復帰するためには、以前とは反対にイエスを愛し、彼のために自ら十字架を負うてついていくというところまで進まなければならないのである(ルカ一四・27)。

【韓国語】
예를 들면, 이스라엘 선민들이 예수님을 미워하여 그를 십자가에 내줌으로써 벌을 받게 되었기 때문에, 그들이 그 입장으로부터 다시 구원을 받아 선민의 입장으로 복귀하기 위하여는, 앞서와는 반대로 예수님을 사랑하고 그를 위하여 스스로 십자가를 지는 자리에 나아가지 않으면 안 된다(눅 14 : 27).

【韓国語原文の直訳】
例えば、イスラエルの選民がイエスを憎み、彼を十字架にかけることによって罰を受けるようになったため、彼らがその立場から再び救いを受けて選民の立場を復帰するためには、以前とは反対にイエスを愛し、彼のために自ら十字架を負う立場に進まなければならない(ルカ一四・27)。

(2)日本語『原理講論』p276の後ろから6行目

【日本語】
このような角度から見れば、国家の刑法も、罪を犯した人間たちに罰を与え、その国家の安寧と秩序とを原状どおりに維持するための蕩減条件を立てる、一つの方法であるということができるのである。

【韓国語】
이러한 각도에서 보면, 한 국가의 형법도 죄를 지은 사람에게 벌을 주어서 그 국가의 안녕과 질서를 원상대로 유지하게 하기 위한 탕감조건을 세우는 법이라고 할 수 있는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
このような角度から見れば、一つの国家の刑法も、罪を犯した人間に罰を与え、その国家の安寧と秩序を原状どおりに維持するようにするための蕩減条件を立てる方法であるということができるのである。

 

(3)日本語『原理講論』p277の後ろから4行目

【日本語】
その第一条件は「信仰基台」を造成することであったが、ここにおいては、もちろんアダムが「信仰基台」を造成する人物にならなければならなかったのである。その「信仰基台」を造成するための条件として、彼は善悪の果を食べてはならないと言われた神のみ言を守るべきであり、さらに、この信仰条件を立てて、その責任分担を完遂するところの成長期間を経なければならなかった。

【韓国語】
첫째는 ‘믿음의 기대’를 조성하는 것이었는데, 물론 아담이 ‘믿음의 기대’를 조성하는 인물이 되어야 했었고, 그 ‘믿음의 기대’를 조성하기 위한 조건으로 선악과를 따먹지 말라 하신 하나님의 말씀을 지켜야 했던 것이다. 그리고 아담은 이 믿음의 조건을 세우는 것으로서 그의 책임분담을 수행하기 위한 성장기간을 거쳐야만 했었다.

【韓国語原文の直訳】
第一は「信仰の基台」を造成することであったが、もちろんアダムが「信仰の基台」を造成する人物にならなければならなかったのであり、その「信仰の基台」を造成するための条件として、善悪の果を取って食べてはならないと言われた神のみ言を守らなければならなかったのである。そして、アダムは、この信仰の条件を立てることによって、その責任分担を遂行するための成長期間を経なければならなかった。

(4)日本語『原理講論』p278の1行目

【日本語】
そうして、この成長期間は数によって決定づけられていくものであるがゆえに、結局この期間は、数を完成する期間であるということもできるのである。

【韓国語】
그런데 이 성장기간은 수로써 된 것이므로 결국 이 기간은 수를 완성하는 기간이라고도 말할 수 있는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
ところで、この成長期間は数によってできたものであるため、結局この期間は、数を完成する期間であるとも言うことができるのである。

 

(5)日本語『原理講論』p282の1行目

【日本語】
それゆえに、メシヤを迎えるための信仰の父を探し求めてきたアダム家庭からの二〇〇〇年の期間は、いったんサタンに奪われるほかはなかった。

【韓国語】
이에 메시아를 맞기 위한 믿음의 조상을 찾아 내려왔던 아담가정으로부터의 2천년 기간은 일단 사탄에게 내줄 수밖에 없었다.

【韓国語原文の直訳】
ゆえに、メシヤを迎えるための信仰の祖を探し求めてきたアダム家庭からの二〇〇〇年期間は、いったんサタンに渡すほかなかった。

(6)日本語『原理講論』p288の3行目

【日本語】
そうでなければ、復帰摂理の目的を完成した個体として立つことはできない。

【韓国語】
그러지 않고서는 복귀섭리의 목적을 완수한 개체가 될 수 없는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
そうでなければ、復帰摂理の目的を完遂した個体になることはできないのである。

(7)日本語『原理講論』p288の6行目

【日本語】
しかし、堕落人間においては、自分一人でこのような立場に立ち得る人間は一人もいない。

【韓国語】
그러나 타락인간은 그 자신으로서 이러한 입장에 설 수 있는 사람은 하나도 없는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
しかし、堕落人間は、それ自身としてこのような立場に立ち得る人間は一人もいないのである

(8)日本語『原理講論』p288の後ろから3行目

【日本語】
そればかりでなく、我々は彼らがだれも歩み得ず、取り残した道までも、全部歩まなければならないのである。

【韓国語】
뿐만 아니라, 우리는 그들이 다 걷지 못하고 남기고 간 길까지도 모두 걸어야 한다.

【韓国語原文の直訳】
そればかりでなく、我々は彼らがすべてを歩み得ず、残していった道までも、全部歩まなければならない。

■第19回韓国語『原理講論』訓読会の予定日

日付:2020年12月3日木曜日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p260~273(第1章復帰基台摂理時代‐アダム家庭)

 

※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)

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