【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】

※【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】の詳細はこちら
https://unification-principle.com/category/upmcproject/hangleproject/

 

先日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第6回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。

訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。

現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。

■第6回韓国語『原理講論』訓読会

日付:2019年10月17日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p72~86(堕落論)

■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧

(1)日本語『原理講論』p95の後ろから3行目

【日本語】
それゆえに、箴言一三章12節に記されている旧約時代の聖徒たちが期待していた生命の木とは、まさしくこの初臨のイエスであったということを、我々は知ることができるのである。

【韓国語】
그러므로 잠언 13장 12절에 의하면, 구약시대의 성도들이 고대하였던 ‘생명나무’는 바로 초림예수님이었다는 것을 알 수 있다.

【韓国語原文の直訳】
それゆえに、箴言一三章12節によれば、旧約時代の聖徒たちが待ち望んでいた「命の木」は、まさしく初臨のイエス様であったということを知ることができる。

(2)日本語『原理講論』p97の後ろから3行目

【日本語】
エバを誘惑して、罪を犯させたものは蛇であったと聖書に記録されている。

【韓国語】
해와를 꼬여서 범죄케 한 것은 뱀이었다고 성서에 기록되어 있다.

【韓国語原文の直訳】
エバを誘惑して、罪を犯すようにしたのは蛇であったと聖書に記録されている。

 

※「범죄케 한」について

原文の「범죄케 한」の「케」は「하게」(~するように)の縮約形です。原文が「범죄시킨 것은」であれば修正する必要はありませんが、この訳だとニュアンスが違ってくると思います。

(3)日本語『原理講論』p98の7行目

【日本語】
しかも、この蛇が天より落とされたと記されているのを見ると、天にいたその古い蛇とは、霊的存在物でなくて何であろうか。

【韓国語】
그런데 이 뱀이 하늘로부터 내쫓겼다고 하였으니, 하늘에 있었던 그 옛 뱀이 영물이 아니고 무엇이겠는가?

【韓国語原文の直訳】
そこで、この蛇が天より投げ落とされたとあるので、天にいたその古い蛇が霊的存在でなくて何であろうか。

 

※「投げ落とされた」について
原文の「내쫓겼다」をそのまま訳せば「追い出された」になりますが、日本語の聖書(新共同訳)の黙示録12章9節では「投げ落とされた」となっているので、聖書からの引用は同じ表記にするという原則に従っています。

(4)日本語『原理講論』p98の9行目

【日本語】
このサタンは人間の堕落以後今日に至るまで、常に人間の心を悪の方向に引きずってきたものであるがゆえに、まさしくこれは霊的存在でなくてはならないのである。

【韓国語】
이 사탄은 인간이 타락된 이후 오늘에 이르기까지 항상 인간의 마음을 악의 방향으로 이끌어 나온 것이 사실이니 그것은 영물이 아닐 수 없는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
このサタンは、人間が堕落して以後、今日に至るまで、常に人間の心を悪の方向に率いてきたことは事実なので、これは霊物でないはずがないのである。

 

※補足
・「이끌다」に「引きずる」という意味はありません。
・「霊物」の意味:霊妙不可思議なもの。神秘的なはたらきをするもの。また、神霊や死霊。(国語大辞典 小学館)

(5)日本語『原理講論』p99の後ろから6行目

【日本語】
このみ言は、天使こそが人間を誘惑して罪を犯させたその蛇の正体であるという事実を、決定的に立証しているのである。

【韓国語】
이 말씀은 천사가 바로 인간을 꼬여 가지고 범죄하였던 뱀의 정체라는 사실을 결정적으로 입증하여 주고 있는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
このみ言は、天使が正に人間を誘惑して罪を犯していた蛇の正体であるという事実を、決定的に立証してくれているのである。

(6)日本語『原理講論』p101の後ろから3行目

【日本語】
人間が堕落する以前の世界において、死ぬということを明確に知っていながら、しかも、それを乗り越えることのできる行動とは、いったい何であったのだろうか。それは、愛以外の何ものでもない。

【韓国語】
인간이 타락하기 전의 세계에 있어, 뻔히 죽을 줄 알면서 저지를 수도 있었던 행동은 무엇이었을 것인가? 그것은 사랑 이외에 다른 것이 있을 수 없는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
人間が堕落する前の世界において、死ぬことを十分に知っていながらも、してしまうことのできた行動とは何であったのだろうか。それは、愛以外に他のものはありえないのである。

(7)日本語『原理講論』p102の1行目

【日本語】
しかし、それにもかかわらず、人間は歴史的に愛の行動を、何か卑しいもののように見なしてきたというのも、それが、堕落の原因となっているからである。

【韓国語】
그럼에도 불구하고 인간들이 역사적으로 사랑의 행동을 천시하여 온 것은 그것이 바로 타락의 원인이 되었었기 때문이다.

【韓国語原文の直訳】
それにもかかわらず、人間たちが歴史的に愛の行動を蔑視してきたのは、それが正に堕落の原因となっていたからである。

(8)日本語『原理講論』p102の6行目

【日本語】
被造世界においては、霊的存在であって、お互いにある情的関係を結ぶことのできる存在とは、人間と天使以外にはないという事実などを結びつけてみるとき、人間と天使との間に淫行関係が成り立ったであろうということは、容易にうなずくことができるのである。

【韓国語】
피조세계에 있어서 영적인 존재로서 서로 어떠한 정적인 관계를 맺을 수 있는 존재는 인간과 천사 외에 아무것도 없다는 사실 등을 결부하여 볼 때, 인간과 천사와의 사이에 행음관계가 성립되었으리라는 것은 쉽게 긍정할 수 있는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
被造世界において、霊的な存在として、お互いにある情的な関係を結ぶことのできる存在は人間と天使の他には何もないという事実などを結びつけてみるとき、人間と天使との間に淫行関係が成り立ったであろうということは、容易に肯定できるのである。

(9)日本語『原理講論』p103の本文6行目

【日本語】
では、善悪の果とは何をいうのであろうか。すなわち、それはエバの愛を意味するのである。

【韓国語】
그러면 또 선악과는 무엇을 말하는 것인가? 그것은 해와의 사랑을 의미하는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
それではまた、善悪の果は何をいうのであろうか。それはエバの愛を意味するのである。

(10)日本語『原理講論』p105の後ろから4行目

【日本語】
したがって、人間社会から、この犯罪を根こそぎ取り除くことができない限り、決して理想世界を期待することはできないのである。

【韓国語】
그러므로 인간사회에서 이 범죄를 발본색원할 수 없는 한 결코 이상세계는 기약할 수 없는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
したがって、人間社会から、この犯罪を抜本塞源できない限り、決して理想世界は期することはできないのである。

 

※「抜本塞源」について

「抜本塞源」の意味:弊害の根本原因を抜き去り、源をふさぐこと。[広辞苑 第七版]

(11)日本語『原理講論』p106の後ろから4行目

【日本語】
これは今日まで多くの神学者たちが解釈してきたような三位神の立場から、そのように言われたのではなく、人間よりも先に創造されていた天使たちを考慮において、それらを含めた立場から言われたみ言であったことを知らなければならない。

【韓国語】
이것은 지금까지의 많은 신학자들의 해석대로 삼위신의 입장이었기 때문에 그렇게 말씀하신 것이 아니고, 인간보다도 먼저 창조되어 있었던 천사들을 놓고 그들을 포함시킨 입장에서 하신 말씀이었음을 알아야 한다.

【韓国語原文の直訳】
これは今日までの多くの神学者たちの解釈どおり、三位神の立場だったためにそのように言われたのではなく、人間よりも先に創造されていた天使たちについて、彼らを含めた立場から言われたみ言であったことを知らなければならない。

(12)日本語『原理講論』p109の3行目

【日本語】
このような立場で愛の減少感を感ずるようになったルーシェルは、自分が天使世界において占めていた愛の位置と同一の位置を、人間世界に対してもそのまま保ちたいというところから、エバを誘惑するようになったのである。これがすなわち、霊的堕落の動機であった。

【韓国語】
이러한 입장에서 사랑의 감소감을 느끼게 된 누시엘은, 자기가 천사세계에서 가졌던 사랑의 위치와 동일한 것을 인간세계에 대하여서도 그대로 가져 보고자 해와를 유인하게 되었던 것이니, 이것이 곧 영적 타락의 동기였다.

【韓国語原文の直訳】
このような立場で愛の減少感を感ずるようになったルーシェルは、自分が天使世界でもっていた愛の位置と同一のものを、人間世界に対してもそのままもとうとエバを誘引するようになったのであるが、これがすなわち霊的堕落の動機であった。

 

■第7回韓国語『原理講論』訓読会の予定日

日付:2019年11月14日木曜日
場所:東京神田の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p87~100(堕落論)

 

※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)

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