【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】

※【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】の詳細はこちら
https://unification-principle.com/category/upmcproject/hangleproject/

 

先日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第4回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。

訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。

現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。

■第4回韓国語『原理講論』訓読会

日付:2019年8月22日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p45~58(創造原理)

■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧

(1)日本語『原理講論』p67の5行目

【日本語】
このように、神を中心として四位基台をつくった家庭や社会は、個性を完成した人間一人の容貌に似るようになるので、これは、神を中心とした人間の実体対象であり、したがって、また神の実体対象ともなるのである。

【韓国語】
이와 같이 하나님을 중심하고 사위기대를 이룬 가정이나 사회는 개성을 완성한 사람 하나의 모양을 닮게 되므로, 이것은 하나님을 중심한 인간의 실체대상이요, 따라서 하나님의 실체대상이 된다.

【韓国語原文の直訳】
このように、神を中心として四位基台をつくった家庭や社会は、個性を完成した人間一人のに似るようになるので、これは、神を中心とした人間の実体対象であり、したがって、神の実体対象になるのである。

 

※若干の解説

容貌(ようぼう)とは人の顔立ちのことを意味する言葉です。この類義語に容姿(ようし)という言葉がありますが、こちらは顔立ちと体つきの双方を意味する言葉なので、どちらかというと、意訳するのであれば容姿(ようし)の方が適切かと思われます。

ただ、神を中心として四位基台をつくった家庭や社会が個性を完成した人間の顔に似ているわけではないので、この文章の意味するところから考えると、原文の「모양」をそのまま「形」と訳してまったく問題ないでしょう。

また、同様の箇所が日本語『原理講論』には2ヶ所ありますので、列挙しておきます。

・p68の5行目
すなわち、植物の葉はその容貌や機能から見て、人間の肺に該当する。

・p69の後ろから5行目
既に説明したすべての事実を総合してみると、天国は神の本性相と本形状のとおりに、個性を完成した人間一人の容貌に似た世界であるということを、我々は知ることができる。

この箇所の原文は、いずれも「모양」になっています。

(2)日本語『原理講論』p76の最後の行

【日本語】
このように、被造世界で起こるすべての現象は、必ずある程度の時間が経過したのち、初めてその結果が現れるようになる。これは被造物が創造されるとき、一定の成長期間を経て完成できるように創造されたからである。

【韓国語】
이처럼 피조세계에서 일어나는 모든 현상은 반드시 어느만큼의 시간이 경과한 후에야 그 결과를 가져오게 되는 것인 바, 이것은 피조물이 창조될 때 일정한 성장기간을 거쳐서 완성되도록 창조되었기 때문이다.

【韓国語原文の直訳】
このように、被造世界で起こるすべての現象は、必ずある程度の時間が経過したのち、初めてその結果をもたらすようになるのであるが、これは被造物が創造されるとき、一定の成長期間を経て完成するように創造されたからである。

(3)日本語『原理講論』p78の1行目

【日本語】
父、子、聖霊の三位

【韓国語】
성부(聖父)·성자(聖子)·성신(聖神)의 3위(三位)

【韓国語原文の直訳】
聖父、聖子、聖神の三位

 

※若干の解説

漢字表記は「聖父、聖子」ですが、読み方は「ちち、こ」と読むのが通例です。

『家庭盟誓』の第2節に出てくる「聖子」はここから来ていると思われます。

「天一国主人、私たちの家庭は真の愛を中心として、神様と真の父母様に侍り、天宙の代表的家庭になり、中心的家庭となって、家庭では孝子、国家では忠臣、世界では聖人、天宙では聖子の道理を完成することをお誓い致します。」

また、韓国語『原理講論』では、神様の霊を意味する場合は「성령」(聖霊)、女性神を意味する場合は「성신」(聖神)と区別して表記されていて、ここでは女性神を意味する「성신」(聖神)が使われています。

参考記事:『原理講論』の「聖霊」には二つの意味がある‐聖霊と聖神の違い

(4)日本語『原理講論』p78の最後の行

【日本語】
これは、人間始祖の堕落の前後の諸般の事情と、復帰摂理歴史の経緯が実証するもので、本書の前編と後編を研究することによって、そのことが明確に分かるようになるであろう。

【韓国語】
이것은 인간 시조의 타락을 전후한 제반 사정과 복귀섭리역사의 경위가 실증하는 바로서, 본서의 전후편을 두루 연구하는 데서 명확히 알게 될 것이다.

【韓国語原文の直訳】
これは、人間始祖の堕落を前後した諸般の事情と、復帰摂理歴史の経緯が実証するものであり、本書の前・後編をあまねく研究することで、明確に分かるようになるであろう。

■第5回韓国語『原理講論』訓読会の予定日

日付:2019年9月26日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p59~72(創造原理~堕落論)

 

※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)

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