【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】

※【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】の詳細はこちら
https://unification-principle.com/category/upmcproject/hangleproject/

 

先日の2月24日木曜日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第34回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。

訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。

現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。

■第34回韓国語『原理講論』訓読会

日付:2022年2月24日木曜日
場所:東京足立小台「東京教会」
訓読:韓国語『原理講論』本文p470~485(摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代~メシヤ再降臨準備時代)

■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧

(1)日本語『原理講論』p506の後ろから7行目

【日本語】
人間は、このような理想をもって創造されたので、その理想を復帰し得る摂理歴史の終末期に至り、民主主義的な自由を獲得し、人間の本性を探し求めていくならば、結局、だれもがこのような社会主義的な生活体制を要求せざるを得ないようになるのである。

【韓国語】
인간은 이러한 이상으로써 창조되었기 때문에, 그 이상을 복귀할 수 있는 섭리역사의 종말기에 이르러 민주주의적인 자유를 찾아 인간의 본성을 더듬어 나아가게 되면, 결국 누구나 이러한 사회주의적인 생활체제를 요구하지 않을 수 없게 되는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
人間は、このような理想によって創造されたので、その理想を復帰し得る摂理歴史の終末期に至り、民主主義的な自由を取り戻し、人間の本性をたどって進んでいくならば、結局、だれもがこのような社会主義的な生活体制を要求せざるを得なくなるのである。

(2)日本語『原理講論』p507の4行目

【日本語】
神の復帰摂理の時代的な恵沢は、サタンの侵入によって発揮することができなかった人間の創造本性を啓発していく。人間は、このような本性の欲求によって、我知らず神の創造理想の世界を憧憬し、それを探し求めていくようになるのである。

【韓国語】
하나님의 복귀섭리의 시대적인 혜택은 사탄의 침범으로 말미암아 발휘할 수 없게 되었던 인간의 창조본성을 계발하여 나아가므로, 인간은 이와 같은 창조본성의 욕구에 의하여 자기도 모르게 하나님의 창조이상의 세계를 동경하고 그것을 찾아 나아가게 되는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
神の復帰摂理の時代的な恵沢は、サタンの侵入によって発揮することができなくなった人間の創造本性を啓発していくため、人間は、このような創造本性の欲求によって、我知らず神の創造理想の世界を憧憬し、それを探し求めていくようになるのである。

(3)日本語『原理講論』p515の4行目

【日本語】
中世社会の人々の本性から生ずる外的な追求は、ヘレニズムの復古運動を起こし、この運動によって文芸復興が勃興してきたことについては既に論述した。

【韓国語】
중세 사회인들의 본성의 외적인 추구에 의하여 헬라사상의 복고운동이 제기되었고, 이 운동으로 말미암아 문예부흥이 일어났다는 것은 이미 위에서 논술한 바이다.

【韓国語原文の直訳】
中世社会の人々の本性の外的な追求によりヘレニズム思想の復古運動が提起され、この運動によって文芸復興が起こったことは既に論述したところである。

(4)日本語『原理講論』p516の7行目

【日本語】
この人本主義運動は、初めは中世の人々をギリシャの古代に帰らせ、その精神を模倣させようとする運動から始まったが、それが進むにつれて、この運動は古典文化を再生し、中世的社会生活に対しての改革運動に変わり、また、これは単に文化の方面だけにとどまったのではなく、政治、経済、宗教など、社会全般にわたる革新運動へと拡大され、事実上、近代社会を形成する外的な原動力となったのである。

【韓国語】
이 인본주의운동은 처음에는 중세인으로 하여금 그리스의 고대로 돌아가 그 정신을 모방케 하려는 운동으로 시작되었었으나, 더 나아가 이 운동은 그 고전문화를 재생하여 중세적인 사회생활에 대한 개혁운동으로 옮겨지게 되었고, 또 이것은 비단 문화에만 그친 것이 아니라 정치, 경제, 종교 등 사회 전반에 걸친 혁신운동으로 확대되어 사실상 근대사회를 형성하는 외적인 원동력이 되었던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
この人本主義運動は、初めは中世人をしてギリシャの古代に帰らせ、その精神を模倣させようとする運動として始まったが、さらに進んで、この運動はその古典文化を再生し、中世的な社会生活に対する改革運動に移されていくようになり、また、これは単に文化にだけとどまったのではなく、政治、経済、宗教など、社会全般にわたる革新運動へ拡大され、事実上、近代社会を形成する外的な原動力となったのである。

(5)日本語『原理講論』p517の9行目

【日本語】
そうして、十四世紀に、英国のオックスフォード大学の神学教授ウィクリフ(Wycliffe 1324~1384)は聖書を英訳して、信仰の基準を法王や僧侶におくべきでなく、聖書自体におくべきであると主張すると同時に、教会の制度や儀式や規範は聖書に何らの根拠をおくものでもないことを証言して、僧侶の淪落と、その民衆に対する搾取および権力の濫用を痛撃した。

【韓国語】
그리하여 14세기에 영국 옥스포드대학의 신학교수 위클리프(Wycliffe 1324~1384)는 성서를 영역하여, 신앙의 기준을 교황이나 승려에게 둘 것이 아니고 성서 자체에다 둬야 한다고 주장하는 동시에, 교회의 제도나 의식이나 규범은 성경에 아무런 근거도 없는 것이라고 증언하면서 승려의 윤락과 그들의 민중에 대한 착취 및 권력 남용을 통박하였다.

【韓国語原文の直訳】
そうして、十四世紀に、英国のオックスフォード大学の神学教授ウィクリフ(Wycliffe 1324~1384)は聖書を英訳して、信仰の基準を法王や僧侶におくのではなく、聖書自体におくべきであると主張すると同時に、教会の制度や儀式や規範は聖書に何の根拠もないものだと証言しながら、僧侶の淪落と、彼らの民衆に対する搾取および権力の濫用を激しく反駁した。

■第35回韓国語『原理講論』訓読会の予定日

日付:2022年3月24日木曜日
場所:東京足立小台「東京教会」
訓読:韓国語『原理講論』本文p485~498(メシヤ再降臨準備時代)

 

※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)

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