【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】

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https://unification-principle.com/category/upmcproject/hangleproject/

 

先日の1月21日木曜日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第21回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。

訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。

現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。

■第21回韓国語『原理講論』訓読会

日付:2021年1月21日木曜日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p286~301(第1章復帰基台摂理時代‐アブラハム家庭)

■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧

(1)日本語『原理講論』p317の8行目

【日本語】
神は、このようなアブラハムの路程によって、将来、ヤコブとモーセがサタンの世界であるハランとエジプトから、各々、妻子と財物を取り、困難な環境を押しのけて、カナンの地へ復帰する際に必須のものとなる典型的な路程を指し示してくださったのである。
 
【韓国語】
그리하여 하나님은 이러한 아브라함의 노정으로써, 장차 야곱과 모세가 사탄세계인 하란과 애급에서 각각 그 처자를 데리고 재물을 취하여, 그 어려운 환경을 박차고 떠나 가나안으로 복귀해야 할 전형노정으로 삼게 하셨던 것이다.
 
【韓国語原文の直訳】
そうして神は、このようなアブラハムの路程によって、将来、ヤコブとモーセがサタン世界であるハランとエジプトから、各々、その妻子を連れて財物を取り、その困難な環境を退けて離れ、カナンへ復帰しなければならない典型路程とするようにされたのである。
 

(2)日本語『原理講論』p318の4行目

【日本語】
しかし、創世記六章9節に、ノアはその時代における義人(正しく全き人)であったと記録されているところからして、彼が箱舟をつくる命令を受けるにふさわしい義人となるまでには、必ず何らかの信仰を立てていたに相違ない。事実、復帰摂理は、このように、「信仰に始まり信仰に至らせる」道を必ず通るのである(ロマ一・17)。

【韓国語】
그러나 창세기 6장 9절에 노아가 당세의 의인이었다고 기록되어 있는 것으로 보아, 그가 방주를 지으라시는 명령을 받기에 합당한 의인이 되기까지에는 필시 어떠한 믿음을 세웠음에 틀림없다. 기실 복귀섭리는 이와 같이 믿음에서 믿음을 세워 나아가게 하는 것이었다(롬 1 : 17).

【韓国語原文の直訳】
しかし、創世記六章9節に、ノアはその時代の義人であったと記録されていることからみて、彼が箱舟をつくりなさいという命令を受けるにふさわしい義人となるまでには、必ず何らかの信仰を立てたに相違ない。実際のところ、復帰摂理は、このように「信仰に始まり信仰に至らせる」ものであった(ロマ一・17)。

(3)日本語『原理講論』p320の後ろから6行目

【日本語】
士師記一四章18節を見れば、サムソンがなぞの問題を出したとき、ペリシテびとたちは、サムソンの妻を誘ってサムソンをだまさせ、その内容を探りだすことによって、その問題を解いたことがあるが、そのとき、サムソンは、「わたしの若い雌牛で耕さなかったなら、わたしのなぞは解けなかった」と言った。

【韓国語】
사사기 14장 18절을 보면, 삼손이 수수께끼의 문제를 냈을 때 블레셋 사람들은 삼손의 아내로 하여금 삼손을 꼬여 그 내용을 탐지해 내게 함으로써 그것을 푼 일이 있었는데, 그때 삼손은 너희가 내 암송아지로 밭갈지 아니하였더라면 내 수수께끼를 능히 풀지 못하였으리라고 말하였다.

【韓国語原文の直訳】
士師記一四章18節を見れば、サムソンがなぞの問題を出したとき、ペリシテびとたちは、サムソンの妻をしてサムソンを惑わし、その内容を探りだすようにすることによって、それを解いたことがあったが、そのとき、サムソンは、「わたしの若い雌牛で耕さなかったなら、わたしのなぞは解けなかった」と言った。

(4)日本語『原理講論』p321の後ろから7行目

【日本語】
また、蘇生、長成、完成の三段階を象徴する鳩と羊と雌牛とを、一つの祭壇に載せて献祭したのは、ちょうどアダムの一代で、三段階の成長期間を完成しようとしたのと同様に、アダムの立場であるアブラハムを中心として蘇生のアダム、長成のノア、完成のアブラハムというように、み旨から見て三代にわたって蕩減復帰しようとした縦的な摂理を、一時に、横的に完成するためであった。したがって、この献祭は、サタンが侵入した三数に表示されるすべての条件を、一時に、蕩減復帰して、全復帰摂理を一度に完成させようというみ意を象徴的に表示されたのである。

【韓国語】
그리고 또 소생·장성·완성의 3단계를 상징하는 비둘기와 양과 암소를 한 제단에 벌여 놓고 헌제한 것은, 마치 아담의 당대에서 3단계의 성장기간을 완성하려 했던 것과 같이 아담의 입장인 아브라함을 중심하고 소생 아담, 장성 노아, 완성 아브라함의, 뜻으로 본 3대에 걸쳐서 탕감복귀하시려던 종적인 섭리를 일시에 횡적으로 이루기 위한 것이었다. 따라서 이 헌제는 사탄이 침범하였던 3수로 표시된 모든 조건들을 일시에 탕감복귀함으로써, 전복귀섭리를 단번에 이루시려는 뜻을 상징적으로 표시한 것이었다.

【韓国語原文の直訳】
そして、蘇生、長成、完成の三段階を象徴する鳩と羊と雌牛を、一つの祭壇に並べておいて献祭したのは、ちょうどアダムの一代で、三段階の成長期間を完成しようとしていたのと同様に、アダムの立場であるアブラハムを中心として蘇生のアダム、長成のノア、完成のアブラハムの、み旨から見て三代にわたって蕩減復帰しようとした縦的な摂理を、一時に、横的に完成するためであった。したがって、この献祭は、サタンが侵入していた三数で表示されたすべての条件を、一時に、蕩減復帰することによって、全復帰摂理を一度に成し遂げようとされるみ旨を象徴的に表示したものであった。

(5)日本語『原理講論』p323の後ろから3行目

【日本語】
したがって、この象徴献祭は、みなサタンにささげたという、結果に戻ってしまったので、鳩を裂かないことが罪となったのである。
 また、象徴的供え物に荒い鳥が降りたということは(創一五・11)、何を意味するかを調べてみよう。

【韓国語】
따라서 이 상징제물은 모두 사탄에게 바친 결과로 돌아가 버렸기 때문에 비둘기를 쪼개지 않은 것이 범죄가 된 것이다.
그러면 다음에는 상징제물에 솔개가 내렸다는 것은(창 15 : 11) 무엇을 의미하는가를 알아보기로 하겠다.

【韓国語原文の直訳】
したがって、この象徴祭物は、みなサタンにささげた結果に戻ってしまったので、鳩を裂かないことが犯罪となったのである。
 それでは、次に、象徴祭物に荒い鳥が降りたということは(創一五・11)、何を意味するかを調べてみることにしよう。

(6)日本語『原理講論』p329の後ろから8行目

【日本語】
しかし彼が燔祭の薪を背負って行ったばかりでなく(創二二・6)、燔祭の小羊がないのを心配げに、それがどこにあるかと、彼の父親に尋ねてみているところから(創二二・7)推測すると、彼は既にみ旨が理解できる年齢になっていたことは明らかである。

【韓国語】
그러나 그가 번제에 쓸 나무를 지고 갔을 뿐만 아니라(창 22 : 6), 번제에 쓰일 양이 없는 것을 염려하여 그것이 어디에 있는가 하고 그의 부친에게 물어 봤던 것(창 22 : 7)으로 미루어 보아, 그는 이미 뜻을 이해할 수 있는 연령에 도달해 있었던 것이 분명하다.

【韓国語原文の直訳】
しかし彼が燔祭に使う薪を背負って行ったばかりでなく(創二二・6)、燔祭に使う羊がないのを心配して、それがどこにあるかと、彼の父親に尋ねてみているところから(創二二・7)推測すると、彼は既にみ旨が理解できる年齢に達していたことは明らかである。

(7)日本語『原理講論』p329の後ろから4行目

【日本語】
このように、み旨に対して物事の道理が分別できる程度の年齢になっていたイサクが、もしも、燔祭のために自分を殺そうとする父親に反抗したならば、神はそのイサク献祭を受けたはずがないのである。ゆえに、アブラハムの忠誠と、それに劣らないイサクの忠誠とが合致して、イサク献祭に成功し、サタンを分立することができたと見なければならない。

【韓国語】
이와 같이 뜻에 대한 사리를 분별할 수 있을 정도의 상당한 연령에 도달해 있었던 이삭이, 만일 번제를 위하여 자기를 죽이려는 부친에게 반항하였다면 하나님이 그 이삭 헌제를 받으셨을 리가 없는 것이다. 그러므로 아브라함의 충성과 그에 못지않은 이삭의 충성이 합동하여 이삭 헌제에 성공함으로써 사탄을 분립할 수 있게 되었던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
このように、み旨に対して物事の道理が分別できる程度のかなりの年齢に達していたイサクが、もしも、燔祭のために自分を殺そうとする父親に反抗したならば、神はそのイサク献祭を受けられたはずがないのである。ゆえに、アブラハムの忠誠と、それに劣らないイサクの忠誠が合同してイサク献祭に成功することによって、サタンを分立できるようになったのである。

■第22回韓国語『原理講論』訓読会の予定日

日付:2021年2月25日木曜日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p301~315(アブラハム家庭~サタン屈服の典型路程)

 

※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)

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