残念ながら、
第2期の群れが逃居してしまったようですね。

今回は、第2期を迎えるまでの経緯と、
逃居の原因と思われる「蜂児出し」について
Y・H氏にまとめてもらいました。

 

第2期の群れを迎えるまでの経緯

2020年1月に待ち箱を3セット購入し、
3つのうち一つでも入居してくれたら良いと思い、
暖かくなる春を待ちました。

3月末から5月初旬までが
待ち箱を設置するのに良いと予想を立てました。

予想は立てたものの、今年は3月に入って暖かく、
20度を超える日が多かったので、設置を早めることにしました。

3月17日に設置して24日目の4月9日に
第1期の一群が来てくれました。

定着してくれることを期待し、
ミツバチは5日間くらい巣門を出入りしていたのですが、
この間、大雨が降った影響なのか
残念ながらいなくなってしまいました。

あきらめず待っていると、
待ち箱設置41日目の4月26日に
第2期の一群が入居してくれました。

ニホンミツバチの逃居

7/1(水)残念ながら
二ホンミツバチの一群が逃居してしまいました。

4/26に待ち箱へ入居してくれた一群でしたから、
67日目に逃居したことになります。

逃居の原因は、
一群の蜂児(幼虫)の健康状態が悪くなり、
6/28から蜂児出しが始まったことが考えられます。

巣から出された蜂児

 

蜂児出しとは、発育の良くない蜂児を
働き蜂がくわえて巣から離れたところまで
引きずり出すことを言います。

 

蜂児出しが3日間続いて、
4日目の7/1に一群の判断で
逃居したと思われます。

 

調べると二ホンミツバチの逃居には
いろんなケースがあります。

①スムシに巣を食い荒らされた
②蟻の攻撃を受けた
③日当たりが良すぎた(暑い)
④近くで農薬が撒かれた
⑤巣が落ちてしまった
⑥スズメバチの攻撃を受けた
⑦病気にかかった
⑧その他

今回観察した限りでは、
蜂児が何か病気になった可能性が考えられます。

 

蜂児出しは、ニホンミツバチには見られて
西洋ミツバチには見られない習性のようです。
(ネット情報のみなので、実際にはあるかも)

ニホンミツバチの方が、
環境の変化を敏感に感じ取るのかもしれません。

西洋ミツバチは、
蜂児がふそ病という病気にかかっても、
そのまんまらしいです。

 

4ヶ月に渡り観察してきた二ホンミツバチです。

いなくなってしまい残念ですが、
逃居した一群が新しい住居を見つけて
新たに活動を始めて欲しいですね。

そして更に別の一群が来てくれるよう準備して行きます。

 

■記事作成:埼玉県在住 Y・H

採蜜までできたことは大きな前進

ミツバチの逃居は今回で2度目ですね。

第2期が終了したわけですが、
第1期ではできなかった採蜜ができたことは大きな進展です。

 

ニホンミツバチはよく逃居するようですが、
西洋ミツバチは定着型なので、
事業として本格的に養蜂をやる場合は、
西洋ミツバチの方が安定して運営できるそうです。

ただ、ハチミツの味は
ニホンミツバチの方が断然おいしいみたいですよ。

 

UPMC(「統一原理」マスタークラブ)
中村仁史

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