【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】
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先日の8月26日木曜日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第28回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。
訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。
現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。
■第28回韓国語『原理講論』訓読会
日付:2021年8月26日木曜日
場所:東京足立小台「東京教会」
訓読:韓国語『原理講論』本文p385~98(イエス路程)
■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧
(1)日本語『原理講論』p421の4行目
【日本語】
そうして二〇〇〇年間信仰を続けているうちに、あたかもヨシュアがモーセの使命を継承して、第三次民族的カナン復帰を完成したように、イエスは、再臨されることによって、初臨のときの使命を継承され、第三次世界的カナン復帰路程を、霊肉併せて完成されるようになるのである。
我々は、このような復帰摂理路程を見ても、イエスが、初臨のときと同じく、肉体をもって再臨されなければ、初臨のときに成就なさろうとされた復帰摂理の目的を受け継いで、完遂することができないということが分かってくるのである。
【韓国語】
그러다가 마치 여호수아가 모세의 사명을 계승하여 제3차 민족적 가나안 복귀를 완성하였던 것과 같이, 예수님은 재림하셔서 초림때의 사명을 계승하시어 제3차 세계적 가나안 복귀노정을 영육 아울러 완성하게 되는 것이다.
우리는 이러한 복귀섭리노정을 보더라도 예수님께서 초림 때와 같이 육신을 쓰시고 재림하시지 않으면, 초림 때에 이루려 하셨던 복귀섭리의 목적을 계승 완수하실 수 없다는 사실을 알 수 있는 것이다.
【韓国語原文の直訳】
そうして、あたかもヨシュアがモーセの使命を継承し、第三次民族的カナン復帰を完成したように、イエスは、再臨して初臨のときの使命を継承され、第三次世界的カナン復帰路程を、霊肉併せて完成するようになるのである。
我々は、このような復帰摂理路程を見ても、イエスが、初臨のときと同じく、肉体をもって再臨されなければ、初臨のときに成就なさろうとされた復帰摂理の目的を継承、完遂することができないという事実が分かるのである。
(2)日本語『原理講論』p422の8行目
【日本語】
その理由は、神の四〇〇〇年復帰摂理の第一目的が、メシヤ一人を立てようとするところにあったので、サタンはそのメシヤを殺すことによって、神の全摂理の目的を破綻に導くことができると考えたからである。こうなると、神は、イエスに反対してサタンの側に行ってしまった、ユダヤ民族をはじめとする全人類を救うためには、その蕩減条件としてイエスをサタンに引き渡さざるを得なかったのである。
【韓国語】
그 이유는 하나님의 4천년 복귀섭리의 제1목적이 메시아 한 분을 세우시려는 데 있었으므로, 사탄은 그 메시아를 죽임으로써 하나님의 전섭리의 목적을 파탄케 할 수 있다고 생각하였기 때문이다. 이와 같이 되어 하나님은 예수님을 반대하고 사탄편으로 돌아간 유대민족을 비롯한 전인류를 구원하시기 위하여, 그 탕감조건으로 예수님을 사탄에게 내주시게 되었다.
【韓国語原文の直訳】
その理由は、神の四〇〇〇年復帰摂理の第一目的が、メシヤ一人を立てようとするところにあったので、サタンはそのメシヤを殺すことによって、神の全摂理の目的を破綻させることができると考えたからである。このようになり、神は、イエスに反対してサタン側に戻っていったユダヤ民族をはじめとする全人類を救うために、その蕩減条件としてイエスをサタンに引き渡されるようになったのである。
(3)日本語『原理講論』p424の6行目
【日本語】
しかし、復活されたイエスは、ガリラヤに四散していた弟子たちを呼び集められて、自身が石板と幕屋と契約の箱との霊的な実体となられ、弟子たちに一切の奇跡の権威を授けられることによって(マタイニ八・16-18)、「出発のための摂理」をされたのである。
【韓国語】
그러나 부활하신 예수님은 갈릴리에 흩어졌던 제자들을 거두어 모으시고, 자신이 석판과 성막과 법궤의 영적인 실체가 되어 제자들에게 기사와 이적의 권능을 주심으로써(마 28 : 16~18) ‘출발을 위한 섭리’를 하셨던 것이다.
【韓国語原文の直訳】
しかし、復活されたイエスは、ガリラヤに散り散りになっていた弟子たちを呼び集められ、自身が石板と幕屋と契約の箱の霊的な実体となり、弟子たちに奇跡のしるしの権能を授けられることによって(マタイニ八・16-18)、「出発のための摂理」をされたのである。
(4)日本語『原理講論』p425の後ろから8行目
【日本語】
堕落人間は、キリストを信ずることによって、彼と一体となるとしても、キリスト自身がそうであったと同様に、その肉身はサタンの侵入した立場におかれているので、肉的救いは依然として全うされずに、そのまま残るようになったのである。
【韓国語】
타락인간은 예수님을 믿음으로써 그와 하나가 되어도 예수님과 마찬가지로 그의 몸은 여전히 사탄의 침범을 당한 처지에 놓여 있기 때문에, 육적 구원은 의연히 이루어지지 않은 채로 남아 있게 된다.
【韓国語原文の直訳】
堕落人間は、イエスを信ずることによって、彼と一つになるとしても、イエスと同様に、その体は変わることなくサタンの侵犯を受けた状態におかれているので、肉的救いは依然として全うされないまま残るようになる。
(5)日本語『原理講論』p426の8行目
【日本語】
それゆえに、神のみ言が語られるその贖罪所においては人間始祖が堕落したのち、その前をふさいでいたケルビムを左右に分かち、契約の箱の中に入っている生命の木であられるイエスを迎えて、神が下さるマナを食べ、芽を出したアロンの杖でもってそのしるしを見せてくださった神の権威を現すようになるのである(ヘブル九・4、5)。このようにイエスの十字架とその再臨は、モーセの路程を通じてみても、決して、それが既に決まった摂理ではなかったということが分かるのである。
【韓国語】
그리하여 하나님의 말씀이 나타나는 그 속죄소에서, 인간 시조가 타락된 후에 그 앞을 가로막았던 그룹을 좌우로 갈라 세우고 법궤 안으로 들어가 생명나무 되신 예수님을 맞이하여, 하나님이 주시는 만나를 먹고 아론의 싹난 지팡이로 보여 주셨던 하나님의 권능을 나타내게 되는 것이다(히 9 : 4~5). 이와 같이 예수님의 십자가와 그의 재림은 모세노정을 통하여 보더라도 그것이 기정적(旣定的)인 섭리가 아니었음을 알 수 있다.
【韓国語原文の直訳】
そうして、神のみ言が現れるその贖罪所で、人間始祖が堕落したのちに、その前をふさいでいたケルビムを左右に分かち、契約の箱の中に入っている命の木であられるイエスを迎え、神が下さるマナを食べ、芽を出したアロンの杖でそのしるしを見せてくださった神の権能を現すようになるのである(ヘブル九・4、5)。このようにイエスの十字架とその再臨は、モーセ路程を通じてみても、それが規定的な摂理ではなかったことが分かる。
(6)日本語『原理講論』p430の後ろから2行目
【日本語】
イエスは、原罪のない、神の血統を受けた直系のひとり子として来られ、堕落したすべての人類を彼に接がせて一体となることにより、彼らが原罪を脱いで神の直系の血統的子女として復帰することができるように摂理しようとしてこられたのである。
【韓国語】
예수님은 하나님의 혈통적 직계의 원죄없는 독생자로 오셔서, 타락한 온 인류를 그에게 접붙이어 한 몸이 되게 하심으로써 그들로 하여금 원죄를 벗고 하나님 직계의 혈통적 자녀로 복귀케 하시기 위하여 오셨던 것이다.
【韓国語原文の直訳】
イエスは、神の血統的直系の原罪のないひとり子として来られ、堕落したすべての人類を彼に接がせて一体となるようにされることによって、彼らをして原罪を脱がせ、神の直系の血統的子女として復帰させるためにこられたのである。
(7)日本語『原理講論』p432の後ろから3行目
【日本語】
神は、将来、イエスが誕生されて、天国建設の目的をいちはやく成就させるために、第一イスラエル選民を立てることによってその土台を準備されたのであったが、彼らがそれに逆らったので、キリスト教信徒たちを第二イスラエルとして立てられたように、もしも、再臨イエスの天国建設の理想のために第二イスラエルとして立たせられたキリスト教信徒たちが、またもや彼に背くならば、神はやむを得ず、その第二イスラエル選民をも捨てて新しく、第三イスラエル選民を選ばれるほか、致し方はないのである。
それゆえに、終末に処しているキリスト教信徒たちは、イエスの初臨当時のユダヤ民族と同じく、最も幸福な環境の中におりながらも、また一方においては、最も不幸な立場に陥るかもしれない運命の岐路に立たされているとも考えられるのである。
【韓国語】
하나님은 장차 예수님이 탄생하시어 천국 건설의 목적을 빨리 이루게 하시기 위하여 제1 이스라엘 선민을 세우심으로써 그 터전을 예비하셨었으나 그들이 배반함으로 인하여 기독교 신도들을 제2 이스라엘로 세우셨던 것과 같이, 만일 재림 예수님의 천국 건설 이상을 위하여 제2 이스라엘로 세워진 기독교 신도들이 또 그를 배반하면 하나님은 부득이 그 제2 이스라엘 선민을 버리시고 새로이 제3 이스라엘 선민을 택하실 수밖에 없는 것이다.
그러므로 말세에 처한 기독교 신도들은 예수님 초림당시의 유대민족들과 같이 가장 행복한 환경 가운데 있으면서도 한편 가장 불행하게 될 수 있는 처지에 놓여 있다고도 볼 수 있는 것이다.
【韓国語原文の直訳】
神は、将来、イエスが誕生されて、天国建設の目的をいちはやく成就させるために、第一イスラエル選民を立てることによってその土台を準備されたのであったが、彼らがそれに背くことにより、キリスト教信徒たちを第二イスラエルとして立てられたように、もし、再臨イエスの天国建設の理想のために第二イスラエルとして立てられたキリスト教信徒たちが、再び彼に背けば、神はやむを得ず、その第二イスラエル選民を捨て、新しく第三イスラエル選民を選ばざるを得ないのである。
それゆえに、終末に処しているキリスト教信徒たちは、イエスの初臨当時のユダヤ民族と同じく、最も幸福な環境の中にいながらも、一方においては、最も不幸になり得る立場に置かれているとも見ることができるのである。
■第29回韓国語『原理講論』訓読会の予定日
日付:2021年9月23日木曜日
場所:東京足立小台「東京教会」
訓読:韓国語『原理講論』本文p399~412(イエス路程~摂理歴史と各時代とその年数の形成)
※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)