【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】
※【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】の詳細はこちら
https://unification-principle.com/category/upmcproject/hangleproject/
先日の5月26日木曜日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第37回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。
訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。
現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。
■第37回韓国語『原理講論』訓読会
日付:2022年5月26日木曜日
場所:東京足立小台「東京教会」
訓読:韓国語『原理講論』本文p513~525(世界大戦)
■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧
(1)日本語『原理講論』p552の1行目
【日本語】
これに従って、あらゆる既成宗教は一層混乱し分裂して世俗的に流れ、宗教的生命を失うようになる。これは、最終的な新しい真理により、すべての宗教を一つに統一するための終局的な摂理によって生ずる一つの終末的な現象なのである。
【韓国語】
이에 따라서 모든 기성종교는 더욱 혼돈되고 분열됨으로써 세속적으로 흘러 종교적인 생명을 잃어버리게 되는 것이니, 이것은 최종적인 새 진리에 의하여 모든 종교를 하나로 통일하기 위한 하나님의 종국적인 섭리로 말미암아 일어나는 하나의 말세적인 현상인 것이다.
【韓国語原文の直訳】
これに従って、あらゆる既成宗教は一層混乱し分裂することによって世俗的に流れ、宗教的な生命を失うようになるため、これは最終的な新しい真理により、すべての宗教を一つに統一するための神の終局的な摂理によって生ずる一つの末世的な現象なのである。
(2)日本語『原理講論』p552の6行目
【日本語】
神は、元来、人間始祖を創造されて、彼に世界を主管せよと祝福されたので(創一・28)、サタンが堕落した人間を中心として先にこの祝福を完成した型の非原理世界をつくっていくのを許さなければならなかった。その反面、神は復帰摂理によってそのあとについていきながら、それを天の側へ奪ってくる摂理をしてこられたことは、我々がよく知っている事実である。
【韓国語】
하나님은 원래 인간 시조를 창조하시고 그에게 세계를 주관하라고 축복하셨기 때문에(창 1 : 28), 사탄이 타락인간을 앞세워 가지고 먼저 이 축복을 완성한 형의 비원리세계를 이루어 나아가는 것을 허락하시지 않을 수 없었으며, 그 반면에 하나님은 복귀섭리에 의하여 그 뒤를 따라 나오시면서 그것을 하늘편으로 빼앗아 넘기는 역사를 해오셨다는 것은 우리가 익히 알고 있는 사실이다.
【韓国語原文の直訳】
神は、元来、人間始祖を創造されて、彼に世界を主管せよと祝福されたので(創一・28)、サタンが堕落人間を前面に立て、先にこの祝福を完成した型の非原理世界を成し遂げていくのを許諾せざるを得なかったのであり、その反面、神は復帰摂理によってそのあとについてこられながら、それを天の側へ奪い返してくる役事をしてこられたことは、我々がよく知っている事実である。
(3)日本語『原理講論』p554の7行目
【日本語】
このような唯物論の立場から神は存在しないということを証拠立てようとしたが、結果的にはサタン自身も存在しないという論理を自らも被らざるを得ず、自繩自縛となり自滅の境地に自ら落ちこんでしまったのである。なお、サタンは歴史の終末をよく知っているので自分が滅亡することもよく知っている。
【韓国語】
이러한 유물론의 입장은 신이 없다는 것을 증거하려 하다가 결과적으로 사탄 자신도 없다는 논리를 스스로 뒤집어쓰지 않을 수 없는 자멸의 경지에 빠지고 말았다. 더욱이 사탄은 역사의 종말을 알고 있으므로 자신이 멸망할 것도 잘 알고 있다.
【韓国語原文の直訳】
このような唯物論の立場は、神が存在しないということを証拠立てようとしたが、結果的にサタン自身も存在しないという論理を自らも被らざるを得ない自滅の境地に陥ってしまった。さらに、サタンは歴史の終末を知っているので自分が滅亡することもよく知っている。
(4)日本語『原理講論』p557の6行目
【日本語】
最初に人間始祖は、サタンの誘惑の言葉に引きずられていったことにより、神に対する心情を失うようになった。このようにして人間は、内的な霊的堕落と外的な肉的堕落によりサタンの血統を受け継いだのである。
【韓国語】
태초에 인간 조상은 사탄의 유혹의 말에 끌려 넘어감으로써 하나님에 대한 심정을 잃어버리게 되었고, 그로 인한 내적인 영적 타락과 외적인 육적 타락으로 말미암아 사탄의 혈통을 이어받았던 것이다.
【韓国語原文の直訳】
太初に人間始祖は、サタンの誘惑の言葉に騙されて引かれていくことによって神に対する心情を失うようになり、それによる内的な霊的堕落と外的な肉的堕落によってサタンの血統を受け継いだのである。
■第38回韓国語『原理講論』訓読会の予定日
日付:2022年6月30日木曜日
場所:東京足立小台「東京教会」
訓読:韓国語『原理講論』本文p526~539(再臨論)
※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)