【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】
※【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】の詳細はこちら
https://unification-principle.com/category/upmcproject/hangleproject/
先日の2月25日木曜日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第22回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。
訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。
現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。
■第22回韓国語『原理講論』訓読会
日付:2021年2月25日木曜日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p301~315(アブラハム家庭~サタン屈服の典型路程)
■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧
(1)日本語『原理講論』p331の後ろから6行目
【日本語】
エサウとヤコブが、胎内で争ったというのは(創二五・22〜23)、彼らが、各々悪と善の表示体に分立されたカインとアベルと同様、相対立する立場に立ったからである。
【韓国語】
에서와 야곱이 태중(胎中)에서부터 싸운 것은(창 25 : 22~23) 이와 같이 그들이 각각 악과 선의 표시체로 분립되었던 가인과 아벨의 입장으로서 상충적인 입장에 있었기 때문이었다.
【韓国語原文の直訳】
エサウとヤコブが胎中から争ったのは(創二五・22〜23)、このように彼らが、各々悪と善の表示体に分立されたカインとアベルの立場として、相いれない立場にいたからであった。
(2)日本語『原理講論』p333の後ろから5行目
【日本語】
したがって、神が彼を憎んだと記録されているのは、ただ、彼が復帰摂理の蕩減条件を立てていく過程において、サタンの側であるカインの立場であったために、憎しみを受けるべきその立場にあったということをこう表現されたものにすぎない。
【韓国語】
따라서 하나님이 그를 미워하셨다고 기록되어 있는 것은, 다만 그가 복귀섭리의 탕감조건을 맞추어 나아가는 데 있어서 사탄편인 가인의 입장에 있었기 때문에 미움을 받을 수 있었던 그 입장을 두고 하신 말씀이었음을 알아야 한다.
【韓国語原文の直訳】
したがって、神が彼を憎んだと記録されているのは、ただ、彼が復帰摂理の蕩減条件に合わせていくにおいて、サタン側であるカインの立場にいたために、憎しみを受け得たその立場について語られたみ言だったことを知らなければならない。
(3)日本語『原理講論』p335の後ろから4行目
【日本語】
ゆえに、ヨセフは彼の兄たちによって、エジプトに売られ、三十歳でエジプトの総理大臣になったのち、彼が幼いとき、天から夢で予示されたとおりになった(創三七・5〜11)。というのは、まずヤコブのサタン側の妻レアが生んだ腹違いの兄たちが、彼のところに行って屈伏することにより、子女が先に入って、エジプト路程を歩み、つぎに、彼の父母が同じく、この路程の方に導かれた。このようにして、ヤコブの家庭は、将来、メシヤを迎えるための民族的蕩減路程を出発したのである。
【韓国語】
그러므로 요셉이 그의 형들에 의하여 애급으로 팔려 가서 30세에 애급의 총리대신이 된 후에 그가 어렸을 때 하늘에서 몽시로써 예시해 주셨던 대로(창 37 : 5~11), 먼저 야곱의 사탄편 처 레아의 소생인 이복형들이 그에게 가서 굴복함으로써 자녀들이 먼저 입애급노정을 걷게 되었고, 다음으로는 그의 부모가 같은 노정으로 인도되었었다. 그리하여 야곱가정은 장차 메시아를 민족적으로 맞기 위한 탕감노정을 출발하게 되었던 것이다.
【韓国語原文の直訳】
ゆえに、ヨセフが彼の兄たちによって、エジプトに売られ、三十歳でエジプトの総理大臣になったのちに、彼が幼いとき、天から夢で予示してくださったとおり(創三七・5〜11)、まずヤコブのサタン側の妻レアの実子である腹違いの兄たちが、彼のところに行って屈伏することにより、子女が先に入エジプト路程を歩むようになり、つぎには、彼の父母が同じ路程に導かれたのであった。このようにして、ヤコブの家庭は、将来、メシヤを民族的に迎えるための蕩減路程を出発するようになったのである。
(4)日本語『原理講論』p338の後ろから2行目
【日本語】
信仰生活は、自身を供え物の立場に立てておいて、善と悪に分立させ、神が喜ばれるいけにえの供え物としてささげる生活である。ゆえに、我々が常に、神のみ旨を中心として、自身を善と悪に分立させないときには、そこにサタンの侵入できる条件が成立するのである。
【韓国語】
신앙생활은 자신을 제물의 입장에 세워 놓고 선과 악으로 쪼개어 하나님이 기뻐하시는 생축의 제물로 바치는 생활이다. 그렇기 때문에 우리가 항상 하나님의 뜻을 중심하고 자신을 쪼개지 않을 때에는 거기에 사탄이 침범할 수 있는 조건이 성립되는 것이다.
【韓国語原文の直訳】
信仰生活は、自身を供え物の立場に立てておいて、善と悪に割き、神が喜ばれる生きた供え物としてささげる生活である。ゆえに、我々が常に、神のみ旨を中心として、自身を割かないときには、そこにサタンが侵入できる条件が成立するのである。
(5)日本語『原理講論』p342の後ろから1行目
【日本語】
ところが、神にも屈伏しなかったサタンが、人間祖先として来られるイエスと、その信徒たちに屈伏する理由はさらにないのである。それゆえに、神は人間を創造された原理的な責任を負われ、ヤコブを立てることによって、彼を通して、サタンを屈伏させる象徴路程を、表示路程として見せてくださったのである。
【韓国語】
그런데 하나님에게도 순종굴복하지 않았던 사탄이 인간 조상으로 오시는 예수님과 성도들에게 순종굴복할 리가 없다. 그러므로 하나님은 인간을 창조하신 원리적인 책임을 지시고 야곱을 세우심으로써, 그를 통하여 사탄을 굴복시키는 상징노정을 본보기로 보여 주셨던 것이다.
【韓国語原文の直訳】
ところが、神にも従順屈伏しなかったサタンが、人間祖先として来られるイエスと聖徒たちに従順屈伏するはずがない。それゆえに、神は人間を創造された原理的な責任を負われ、ヤコブを立てることによって、彼を通して、サタンを屈伏させる象徴路程を、典型路程として見せてくださったのである。
(6)日本語『原理講論』p345の3行目
【日本語】
それゆえに、ヤコブは、肉と霊とを象徴する、パンとレンズ豆のあつものを与えて、エサウから長子の嗣業(家督権)を奪うことによって、「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立て、アベルの立場を復帰しなければならなかったのである(創二五・34)。
【韓国語】
그러므로 야곱은 육과 영을 상징하는 떡과 팥죽을 주고 에서로부터 장자의 기업을 빼앗는 것으로써 ‘타락성을 벗기 위한 탕감조건’을 세우는 데 있어서의 아벨의 입장을 복귀하지 않으면 아니 되었던 것이다(창 25 : 34).
【韓国語原文の直訳】
それゆえに、ヤコブは、肉と霊を象徴する、パンとレンズ豆のあつものを与えて、エサウから長子の嗣業(家督権)を奪うことによって、「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立てるにおいてのアベルの立場を復帰しなければならなかったのである(創二五・34)。
■第23回韓国語『原理講論』訓読会の予定日
日付:2021年3月25日木曜日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p315~329(サタン屈服の典型路程~モーセ路程)
※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)