【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】

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先日の7月30日木曜日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第15回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。

訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。

現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。

■第15回韓国語『原理講論』訓読会

日付:2020年7月30日木曜日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p200~214(復活論~予定論)

■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧

(1)日本語『原理講論』p227の2行目

【日本語】
これから推してみても、墓の中からよみがえったと記録されているその聖徒たちは、霊眼が開けた信徒たちだけが、しばらくの間だけ見ることのできた、霊人たちの現象であったことが分かるのである。

【韓国語】
이것으로 미루어 보아도 무덤에서 일어났다고 기록되어 있는 그 성도들은 영안이 열린 신도들만이 잠깐 동안 볼 수 있었던 영인들이었다는 것을 알 수 있다.

【韓国語原文の直訳】
これから推察してみても、墓から起き上がったと記録されているその聖徒たちは、霊眼が開けた信徒たちだけが、しばらくの間だけ見ることのできた、霊人たちだったことを知ることができる。

(2)日本語『原理講論』p227の後ろから5行目

【日本語】
このような摂理において見るとき、霊人たちが地上人たちを協助することはいうまでもなく、結果的に見て、地上人たちも霊人たちの復活摂理のために協助するのだということも、我々はまた理解することができる。

【韓国語】
이와 같은 섭리를 두고 볼 때에, 영인들이 지상인들을 협조하는 것은 말할 것도 없고 결과적으로 보아 지상인들도 영인들의 부활역사를 협조한다는 사실을 우리는 또한 알 수 있게 되는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
このような摂理について見るときに、霊人たちが地上人たちを協助することはいうまでもなく、結果的に見て、地上人たちも霊人たちの復活の役事を協助するという事実を、我々はまた理解できるようになるのである。

(3)日本語『原理講論』p228の6行目

【日本語】
このように霊人たちは地上の聖徒たちに再臨して、協助してこそ復活できるようになっている。ゆえに、マタイ福音書一六章19節で見るように、天国の門の鍵を、地上の聖徒たちの代表ペテロに授けて、彼をして天国の門を地上で開くようにされたのである。

【韓国語】
이와 같이 영인들은 지상의 성도들에게 재림하여서 그를 협조함으로써만 부활하도록 되어 있기 때문에, 마태복음 16장 19절에서 보는 바와 같이 천국문의 열쇠를 지상 성도들의 대표로 베드로에게 주시어 그로 하여금 천국문을 지상에서 열도록 하셨던 것이었다.

【韓国語原文の直訳】
このように霊人たちは地上の聖徒たちに再臨して、彼を協助することによってのみ復活するようになっているため、マタイ福音書一六章19節で見るように、天国の門の鍵を、地上の聖徒たちの代表としてペテロに授け、彼をして天国の門を地上で開くようにされたのであった。

(4)日本語『原理講論』p229の10行目

【日本語】
その業が、結果的に神の罰として、地上人の罪を清算させるような蕩減条件として立てられたときに、初めてその悪霊人たちは、再臨復活の恵沢を受けるようになるのである。

【韓国語】
그 역사가 결과적으로 하나님이 벌로써 지상인의 죄를 청산하려 하셨던 것에 대한 탕감조건으로 세워졌을 때 비로소 그 악영인들은 재림부활의 혜택을 받게 되는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
その業が、結果的に神が罰として地上人の罪を清算しようとされたことに対する蕩減条件として立てられたとき、初めてその悪霊人たちは、再臨復活の恵沢を受けるようになるのである。

(5)日本語『原理講論』p230の後ろから3行目

【日本語】
このようになれば、悪霊人の業は、天の代わりに地上人の罪に対する審判の行使をした結果になるのである。それゆえに、その業によって、この悪霊人も、その地上人と同様な恵沢を受け、新しい時代の恵沢圏に入ることができるのである。

【韓国語】
이렇게 되면 악영인들의 역사는 하늘을 대신하여 지상인의 죄에 대한 심판의 행사를 한 결과가 되기 때문에, 그 역사로 말미암아 이 악영인들도 그 지상인과 같은 혜택을 받아 새 시대의 혜택권으로 넘어가게 되는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
このようになれば、悪霊人たちの業は、天に代わって地上人の罪に対する審判の行使をした結果になるので、その業によって、この悪霊人たちも、その地上人と同じ恵沢を受け、新しい時代の恵沢圏に越えていくようになるのである。

(6)日本語『原理講論』p231の2行目

【日本語】
そして、人間がこの使命を継続的に彼と同一の型の個体へと伝承しながら、悠久なる歴史の期間を通じて、その分担された使命分野を漸次完遂するように導かれたのである。

【韓国語】
그리고 인간은 이 사명을 계속적으로 그와 동일한 형의 개체에로 전승하면서, 유구한 역사의 기간을 두고 그 분담된 사명 분야를 점차적으로 완수하여 내려왔던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
そして、人間は、この使命を継続的に彼と同一の型の個体へと伝承しながら、悠久なる歴史の期間をおき、その分担された使命分野を次第に完遂してきたのである。

(7)日本語『原理講論』p231の後ろから6行目

【日本語】
このときに、その協助を受ける地上人は、自分自身の使命を果たすと同時に、自分を協助する霊人の使命までも代理に成し遂げるのである。ゆえに、この使命を中心として見れば、その地上人の肉身は、彼を協助する霊人の肉身ともなるのである。

【韓国語】
이때에 그 협조를 받는 지상인은 자기 자신의 사명도 이루어 나아가는 동시에 자신을 협조하는 영인의 사명까지도 대신 이루어 주는 것이 되기 때문에, 사명을 중심하고 보면 그 지상인의 육신은 그를 협조하는 영인의 육신이 되기도 하는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
このときに、その協助を受ける地上人は、自分自身の使命も成し遂げていくと同時に、自分を協助する霊人の使命までも代わりに成し遂げてあげることになるため、この使命を中心として見れば、その地上人の肉身は、彼を協助する霊人の肉身ともなるのである。

(8)日本語『原理講論』p231の最後の1行目

【日本語】
聖書でこれに関する例を挙げてみれば、洗礼ヨハネはエリヤの協助を受けて、彼の目的を立てていったので、彼はエリヤが地上にいるとき完成できなかった使命まで、みな完遂してやらなければならなかった。

【韓国語】
성서에서 이에 관한 예를 들어 보면, 세례 요한은 엘리야의 협조를 받아서 그의 뜻을 세워 나아갔기 때문에, 그는 엘리야가 지상에 있을 때에 다하지 못하였던 사명까지 다해 주어야만 했었다.

【韓国語原文の直訳】
聖書でこれに関する例を挙げてみれば、洗礼ヨハネはエリヤの協助を受けて、彼の志を立てていったので、彼はエリヤが地上にいるときに果たせなかった使命まで、みな果たしてあげなければならなかった。

(9)日本語『原理講論』p235の後ろから5行目

【日本語】
堕落人間においても、その一人の子女でも不幸になれば、決して幸福になることができないのが、父母の心情である。まして、天の父母なる神が幸福になり給うことができようか。

【韓国語】
타락인간에 있어서도 그 어느 한 자녀라도 불행하게 되면 결코 행복해질 수 없는 것이 그 부모의 심정이거늘, 하물며 하늘 부모로 계신 하나님에 있어서랴.

【韓国語原文の直訳】
堕落人間においても、誰か一人の子女でも不幸になれば、決して幸福になることができないのがその父母の心情であるとすれば、まして、天の父母としていらっしゃる神がなりえようか。

(10)日本語『原理講論』p239の1行目

【日本語】
従来の予定説をそのまま認めれば、祈祷とか、伝道とか、慈善行為など人間のすべての努力は、神の復帰摂理にとって何らの助けにもならないし、全く無意味なことといわなければなるまい。なぜならば、絶対者たる神が予定されたことであれば、それもやはり、絶対的であるがゆえに、人間の努力によっては、変更できないからである。

【韓国語】
종래의 예정설을 그대로 인정한다면, 기도나 전도나 자선 행위 등 인간의 모든 노력은 하나님의 복귀섭리에 아무 도움도 될 수 없고 전혀 무의미한 것으로 돌아갈 수밖에 없는 것이다. 왜냐하면 절대자 하나님이 예정하신 것이라면 그것도 역시 절대적일 것이므로, 인간의 노력으로 변경될 수는 없기 때문이다.

【韓国語原文の直訳】
従来の予定説をそのまま認めれば、祈祷や伝道や慈善行為など、人間のすべての努力は、神の復帰摂理に何らの助けにもなり得ず、全く無意味なことにならざるを得ないのである。なぜならば、絶対者の神が予定されたことであれば、それもやはり、絶対的であるがゆえに、人間の努力によって変更することはできないからである。

(11)日本語『原理講論』p240の後ろから4行目

【日本語】
ゆえに、神は創造目的を成し遂げるのにそれに対して反対になるとか、障害となるものを予定なさることはできない。そういうわけで、人間の堕落とか、堕落人間に対する審判とか、あるいは、宇宙の滅亡などを予定なさることは全くできないのである。

【韓国語】
그러므로 하나님은 창조목적을 이루시는 데 반대되거나 장애가 되는 것을 예정하실 수는 없기 때문에 인간의 타락이나 타락인간에 대한 심판이나 혹은 우주의 멸망 등을 예정하실 수는 없는 것이다.

【韓国語原文の直訳】
ゆえに、神は創造目的を成し遂げるのにそれに対して反対になるとか、障害となるものを予定なさることはできないため、人間の堕落や、堕落人間に対する審判や、あるいは、宇宙の滅亡などを予定なさることはできないのである。

■第16回韓国語『原理講論』訓読会の予定日

日付:2020年8月20日木曜日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p215~228(予定論~キリスト論)

 

※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)

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