■日本ミツバチの継ぎ箱について

日本ミツバチを育ててみて分かることとして、とても神経質な生き物だということです。

西洋ミツバチより温厚で穏やかでありながら、何かしらの事由が生じるとすぐに逃げてしまうという、そういう神経質な面も兼ね備えている生き物だということがわかります。

また、これまで3年間の管理で巣箱についてわかったこともあります。

人によって7~8段まで高くして管理する方もいらっしゃいますが、実際にやってみると、6段まで伸ばしてしまうと、継ぎ箱するときに、巣箱が重たくて1人では絶対に持ち上げられず(おそらく20kgくらい)、大変苦労することになります。

そのため、5段を一つのめどとし、まずは一番上の蜜を切り取り、少し軽くなったところで、巣箱全体を持ち上げて一番下に継箱をする、という方法がやりやすいということです。

それで今回、5段まで伸びてきたので、6段目を継ぎ箱しなければならない状況で一番上の採蜜も同時にできると判断し、採蜜と継ぎ箱を行ったわけです。

 

■継ぎ箱の手順

最上段の養生テープを外します。最上段に養生テープを貼る理由は、木の繋ぎ目からミツバチのにおいがあまり拡散しないようにするためです。(対西洋ミツバチ、対スズメバチ)

 

養生テープを外したら天板を止めているネジを回し、天板を外します。指さしの場所を今回切り取ります。

 

天板を取るとその下に簀子があり、次にこれを外します。

 

簀子を外したら、次に重箱の1段目に切り込みを入れ、これを外します。

 

最上段の重箱を切り取った状況。良い蜜が貯められています。

 

元の重箱のてっぺんに先程外した簀子をセットします。

 

指差しの場所に小さいネジがあります。この小さいネジ4本で重箱に簀子がセットされています。

 

天板をセットします。

 

重箱を1番下に継箱します。

 

継ぎ箱作業終了後のようす

 

 

by Y.H