【原語で『原理講論』を読むプロジェクト活動報告】
 
※【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】の詳細はこちら
 
 
 
先日の6月24日木曜日、【原語で『原理講論』を読むプロジェクト】として、第26回目の韓国語『原理講論』訓読会を行いました。
 
訓読したみ言の中で、もう少し原文に近い日本語にしたほうが良いかもしれないと思われる箇所をピックアップしてみました。
 
現在の日本語訳と韓国語原文の直訳文とを比べて、意味やニュアンスの違いなどに注目してみてください。
 
 

■第26回韓国語『原理講論』訓読会

日付:2021年6月24日木曜日
場所:東京日暮里の某会議室
訓読:韓国語『原理講論』本文p357~71(モーセ路程~イエス路程)
 
 

■今回の訓読で確認した日本語『原理講論』の修正検討箇所一覧

(1)日本語『原理講論』p395の5行目

【日本語】
そして、モーセを導いていた杖によって紅海が分けられたように、ヨシュアを導いていた契約の箱がヨルダン河の水際に浸ると同時に、岸一面にあふれていたヨルダンの流れが分かれて(ヨシュア三・16)、ついてきたイスラエルの民は、陸地のように河を渡ったのである(ヨシュア三・17)。
 
【韓国語】
그리고 모세를 인도하던 지팡이에 의해서 홍해가 갈라졌듯이, 여호수아를 인도하던 법궤가 요단강의 물 위에 서자 언덕에 넘치던 요단강의 흐름이 갈라져서(수 3 : 16), 따라온 이스라엘은 육지와 같이 강을 건너게 되었다(수 3 : 17).
 
【韓国語原文の直訳】
そして、モーセを導いていた杖によって紅海が分けられたように、ヨシュアを導いていた契約の箱がヨルダン河の水の上に立つと、岸にあふれていたヨルダン河の流れが分かれて(ヨシュア三・16)、ついてきたイスラエルは、陸地のように河を渡るようになったのである(ヨシュア三・17)。
 
 

(2)日本語『原理講論』p397の6行目

【日本語】
かくて、土から産する穀物を食べはじめたとき、四十年間続けて頂いていたマナも、やんでしまったので、そのときからは人間が汗を流してつくった食糧をもって、生活しなければならなくなったし、また、サタンの都城の最後の関門を通りぬけるときにおいても、人間として果たすべきその責任を、全うしなければならなかったのである。
 
【韓国語】
땅의 소산을 먹기 시작하자 40년 간이나 내려 주시던 만나도 그쳤으므로 그때부터는 인간의 땀으로 된 곡식으로 생활해야만 되었으며, 사탄 도성의 최후의 관문을 뚫는 데 있어서도 인간으로서 할 책임을 다해야만 되었던 것이다.
 
【韓国語原文の直訳】
土が産みだすものを食べはじめると、四十年間も与えてくださっていたマナもやんだので、そのときからは人間の汗によってできた穀物で生活しなければならなくなり、サタンの都城の最後の関門を通りぬけるにおいても、人間として果たす責任を、全うしなければならなかったのである。
 
 

(3)日本語『原理講論』p399の後ろから6行目

【日本語】
ところが、既に後編第一章第三節(三)を通じて詳しく論じたように、そのとき既に、堕落人間たちが、サタンを中心として、エジプト王国などの強大な王国を建設し、天の側の復帰摂理と対決していたので、ヨシュアを中心として「メシヤのための民族的な基台」が立てられたといっても、その基台の上でサタンと対決することのできる天の側の王国が建設されるときまでは、メシヤは降臨なさることができなかったのである。ところで、カナンに入った内的イスラエルも、また不信に陥り、この摂理は、再び延長を重ねてイエスのときにまで至ったのである。

【韓国語】
그러나 이미 후편 제1장 제3절 Ⅲ에서 상론한 바와 같이, 그때는 이미 타락인간들이 사탄을 중심하고 애급왕국 등의 굳건한 왕국을 건설하여 하늘편의 복귀섭리에 대결하고 있었기 때문에, 여호수아를 중심하고 ‘메시아를 위한 민족적인 기대’는 세워졌을지라도 그 터전 위에 사탄에 대결할 수 있는 하늘편의 왕국이 건설되기까지는 메시아가 강림하실 수 없었던 것이다. 그러나 가나안으로 들어간 내적 이스라엘도 또다시 불신으로 흘러 이 섭리는 다시 연장을 거듭하여 예수님 때까지 밀려 나왔던 것이다.

【韓国語原文の直訳】
ところが、既に後編第一章第三節(三)で詳しく論じたように、そのときは既に、堕落人間たちが、サタンを中心として、エジプト王国などの堅固な王国を建設し、天の側の復帰摂理と対決していたので、ヨシュアを中心として「メシヤのための民族的な基台」は立てられたとしても、その基台の上でサタンと対決することのできる天の側の王国が建設されるまでは、メシヤが降臨なさることはできなかったのである。しかし、カナンに入った内的イスラエルも、また不信に流れ、この摂理は、再び延長を重ねてイエスのときまで押し出されてきたのである。

 

(4)日本語『原理講論』p400の2行目

【日本語】
モーセ以後今日に至るまで、悠久なる歴史路程を通じて神のみ旨を信奉してきた数多くの信徒たちが、モーセに関する聖書の記録を読んできた。しかし、それはただ、モーセ自身の歴史に関する記録であるとだけ考えてきたのであり、神が彼を通して、復帰摂理に関するある秘密を教えてくださろうとしたのだということを知る人は一人もいなかったのである。
 
【韓国語】
모세 이후 오늘에 이르기까지 유구한 역사노정에 있어서, 하늘 뜻을 받드는 수많은 성도들이 모세에 관한 성서의 기록을 읽어 왔다. 그러나 이것은 한낱 모세의 역사에 관한 기록인 줄만 알았고, 하나님이 그를 통하여 복귀섭리에 관한 어떠한 비밀을 가르쳐 주시려 하셨다는 사실을 안 사람은 하나도 없었다.
 
【韓国語原文の直訳】
モーセ以後今日に至るまで、悠久なる歴史路程において、天のみ旨に従う数多くの聖徒たちが、モーセに関する聖書の記録を読んできた。しかし、これは、単にモーセの歴史に関する記録であるとだけ考えたのであり、神が彼を通して、復帰摂理に関するある秘密を教えてくださろうとされたという事実を知った人は一人もいなかった。
 
 

(5)日本語『原理講論』p400の後ろから3行目

【日本語】
つぎに、モーセ路程は、人間がその責任分担を遂行することができるか否かによって、その人間を中心とする神の予定が成就されるか、されないかが決定されるということを、見せてくださったのである。
 
【韓国語】
다음으로 모세노정은 인간의 책임분담 수행 여부에 따라서, 그 인간을 중심한 하나님의 예정의 성사 여부가 결정된다는 사실을 보여 주었다.
 
【韓国語原文の直訳】
つぎに、モーセ路程は、人間の責任分担が遂行されるかどうかによって、その人間を中心とする神の予定が成就するかどうかが決定されるという事実を、見せてくださった。
 
 

(6)日本語『原理講論』p405の6行目

【日本語】
しかし、エリヤの全体的な使命は、全部が全部は成就できなかったので、この使命を完遂するために、彼は再臨しなければならなかったのである(マラキ四・5)。
 
【韓国語】
그러나 엘리야의 전체적인 사명이 다 이루어지지 않았기 때문에 이 사명을 완수하기 위하여 그는 재림해야 했던 것이다(말 4 : 5).
 
【韓国語原文の直訳】
しかし、エリヤの全体的な使命が全部は成就されなかったので、この使命を完遂するために、彼は再臨しなければならなかったのである(マラキ四・5)。
 
 

■第27回韓国語『原理講論』訓読会の予定日

日付:2021年7月22日木曜日
場所:東京日暮里
訓読:韓国語『原理講論』本文p371~85(イエス路程)
 
 
 
※韓国語『原理講論』は2006年2月20日発行の42刷標準横書きから引用
※日本語『原理講論』は2014年5月30日発行の第5版第1刷から引用
※韓国語原文の直訳文の文責は当ブログ管理者にあり、翻訳に際して使用した辞書は『朝鮮語辞典』(小学館)
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