「成約時代の摂理的同時性」の完結編として、「御国の福音は必ず成就する-成約時代の摂理的同時性Ⅱ-」が出版されました。

今回は、出版記念として第3章の一部を公開します。続きの内容にご興味のある方は冊子をお求めください。

 

第3章 黙示録に預言された再臨摂理

第1節 教会・封印・ラッパ・鉢の原理的意義と復帰摂理路程との対応関係

(1)『ヨハネの黙示録』に登場する七数

『ヨハネの黙示録』には、「七つの教会」を初め「七つの霊」や「七つの金の燭台」など、七数に関するものが数多く登場します。

その中で、七つそれぞれについて詳細に記録されているのは、「七つの教会」、次に「七つの封印」、次に「七つのラッパ」、次に「七つの鉢」です。

第1章で解説したように、これらは聖書の七数概念により、次のように展開しています。

それでは、「統一原理」から見たとき、教会・封印・ラッパ・鉢は、それぞれどのような意味があるのかを調べてみましょう。

(2)教会・封印・ラッパ・鉢の原理的意義

神様は、まず天使界をつくり、地上の万物世界をつくり、そして人類始祖のアダムとエバをつくられました。

その後、アダムとエバが三大祝福(「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ」創世記1章28節)を実現していくことが神様の創造理想でした。

『ヨハネの黙示録』に記録されている教会・封印・ラッパ・鉢は、このような神様の天地創造の過程と対応しています。

なぜなら、神様の復帰摂理歴史は、創造原理によって摂理される再創造の歴史なので、『ヨハネの黙示録』が預言書であるとすれば、当然、神様の天地創造過程と一致しているはずだからです。

このような観点から、それぞれの意味を原理的に考えると、次のような対応関係になっていると見ることができます。

 

 教会 ⇒ 天使界と万物世界の創造

 封印 ⇒ 第一祝福の個性完成

 ラッパ ⇒ 第二祝福の子女繁殖

 鉢 ⇒ 第三祝福の万物主管

 

教会は天使界と万物世界であるエデンの園を象徴し、封印されている巻物はみ言の完成実体を象徴し、ラッパはそのみ言を広く伝えるものということで子女繁殖を象徴し、鉢は器ですから万物主管を象徴していると考えることができます。

このように、教会は天使界と万物世界の創造、封印は人間の第一祝福(個性完成)、ラッパは第二祝福(子女繁殖)、鉢は第三祝福(万物主管)と対応しているのです。

それでは、次に摂理的な観点から、復帰摂理路程と教会・封印・ラッパ・鉢の対応関係を見てみましょう。

(3)復帰摂理路程と教会・封印・ラッパ・鉢の対応関係

成約時代は実体の真の父母(再臨主とその新婦)を中心として復帰摂理路程が展開する時代です。

この再臨主を中心とする復帰摂理路程は、モーセの民族的カナン復帰路程とイエス様の世界的カナン復帰路程の基台の上で展開される天宙的カナン復帰路程です。

モーセ路程とイエス路程がそうであったように、再臨主を中心とする天宙的カナン復帰路程も、結果的に三次にわたって延長されています。

 

第1次天宙的カナン復帰路程:文鮮明先生を中心とする摂理(1920~1960年)

第2次天宙的カナン復帰路程:実体の真の父母(文鮮明先生)を中心とする摂理(1960~2012年)

第3次天宙的カナン復帰路程:霊的真の父母と真のアベル・カイン(文鮮明先生と文亨進様・文国進様)を中心とする摂理(2012~2022年)

 

『ヨハネの黙示録』は、それが成立した1世紀から神様のみ旨が成就するまでが預言されています。

このことから、「成約時代の摂理的同時性」では、新約時代の第三次世界的カナン復帰路程と成約時代の三次の天宙的カナン復帰路程が、それぞれ以下のように教会、封印、ラッパ、鉢と対応して預言されていると見ています。

 

【新約時代】
第3次世界的カナン復帰路程⇒「七つの教会」

【成約時代】
第1次天宙的カナン復帰路程(1920~1960年)⇒「七つの封印」
第2次天宙的カナン復帰路程(1960~2012年)⇒「七つのラッパ」
第3次天宙的カナン復帰路程(2013~2022年)⇒「七つの鉢」

 

具体的な章構成で言えば、1章から3章までが新約時代の復帰摂理路程、4章から6章までが成約時代の第1次天宙的カナン復帰路程、7章から8章までが第2次天宙的カナン復帰路程、9章から18章までが第3次天宙的カナン復帰路程を預言している内容になります。

19章から最終章(22章)は、カナン復帰後に天上天国と地上天国が実現していく過程が預言されています。

もし第1次天宙的カナン復帰路程で勝利していれば、『ヨハネの黙示録』の預言は6章からそのまま19章へと預言が成就されていき、同じように第2次天宙的カナン復帰路程で勝利していれば、8章から19章へと預言が成就していたはずです。

実際には3次まで天宙的カナン復帰路程が延長されているので、現在は「三大王権完成準備時代」(2019~2022年)に該当する13章から18章の預言が成就している途上にあるのです。

 

それでは次に、このような時代区分の基準となる聖句について確認してみましょう。

~以降の内容~

第3章 黙示録に預言された再臨摂理

 第2節 『ヨハネの黙示録』が天宙的カナン復帰路程の預言である聖書的根拠
(1)三度にわたって預言されている聖句
(2)「14万4000人」の預言について

第4章 天宙的カナン復帰路程と千年王国

 第1節 第1次天宙的カナン復帰摂理(1920~60):「4~6章」
(1)「日帝および基督教迫害時代」
 1)再臨主降臨の預言(4章)
 2)再臨主による真理解明の預言(5章)
 3)再臨主に対する韓国キリスト教の不信の預言(6章)
(2)第1次天宙的カナン復帰路程の結果

 第2節 第2次天宙的カナン復帰路程(1960~2012年):「7~8章」
(1)「氏族メシヤ家庭教会時代」祝福家庭誕生の預言(7章)
(2)「天宙平和統一王国時代」
-「千年王国」の始まりと再臨主の苦難と十字架の預言(8章)
(3)第2次天宙的カナン復帰路程の結果

 第3節 第3次天宙的カナン復帰路程(2013~22年):「9~18章」
(1)「天地王権分立時代」真のアベル・カイン一体化の預言(9章~11章)
(2)「真の母捕虜および帰還時代」第三の真の父母の預言(12章)
(3)「三大王権完成準備時代」韓鶴子女史と清平に対する審判の預言(13章~18章)

第5章 強く、また雄々しくあれ!

 第1節 『ヨハネの黙示録』の預言と私たちの立場

 第2節 成約時代のヨシュアとカレブ-文亨進二代王様と文国進監察総監様
(1)成約時代のヨシュアとカレブに従う成約聖徒たちの使命
(2)成約時代のヨシュアとカレブに従う成約聖徒たちの信仰姿勢

 第3節 「強く、また雄々しくあれ」

~冊子の購入方法~

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